仮藻録 in April, 2005

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2005年4月1日(金)

アニメ版「ネギま」で監督交代&設定もマイナーチェンジ(赤松健 AI Love Network 3/31)

18話からなんで今更と言う気もしますが、夕映の活躍する修学旅行編がその頃に放送されるといいなぁ。

ああっ女神さまっ #SP 「ああっ女神さまっとの交換日記っ」

特に変わり映えの無いありがちな総集編でした。
(★★★)

脚本: 渡辺陽, 演出: 合田浩章・石山章太

舞-HiME #26 「Shining☆Days」

シリーズ後半はドラマチックな展開が続いている割には、悲劇のための悲劇。ドラマのためのドラマに終始していて、楽しかった前半と比べてどうも心惹かれるところが無かった。
それでも最終回が良ければこれまで真剣に見ていなかったことを大いに後悔しそうだったけど、この終わり方ならナナメ見で十分。なんだか、感動の大安売りになっていた作品末期の車田漫画や男塾を思い出してしまう。
(★★★)

脚本: 吉野弘幸, 絵コンテ: 小原正和, 演出: 太田雅彦

機動戦士Zガンダム #25 「コロニーの落ちる日」

†あらすじ
このところ失策続きのジャマイカンは、月面都市グラナダへのコロニー落としと言う一大作戦で名誉挽回を図る。シロッコの流した情報でそれを知ったエゥーゴは、ブライトのアーガマととヘンケンのラーディッシュによる阻止作戦を敢行。戦艦アレキサンドリアとの激しい艦隊戦が起こる。

†「私は丸腰よ。怖いの」
キャラが多すぎて少々淡白なところもありますがZガンダムは群集劇として見ても面白いです。まずはサラが良かった。生意気な小娘ながら芯の強さみたいなものを感じさせてくれるあたり存在感を見せつけた、この頃から水谷優子さんは名声優の片鱗を見せていたのね。そのサラにあっさりと手玉に取られるカツ。ガキの頃はバカで〜とか思って見ていたけど、明日は我が身。「あの女…あの女、あいつめ…」(^^;

†「フハハハハ、落ちろ!」
エマに対しては子供のように純情なヘンケン艦長とか、戦闘時の興奮と高揚感が伝わってくるヤザンとか、脇役がほんといい味を出してる。さらに今回はトミ〜ノ絵コンテ回だったので戦闘のカットも文句なの出来で充実の30分でした。今回から OP は、森口博子の「水の星へ愛をこめて」に変わり、80年代のアニソンながらも名曲だと言うことを実感。北爪氏の原画もこれまたいいんだ。
(★★★★)

脚本: 鈴木裕美子, ストーリーボード: 斧谷稔, 演出: 平林淳

GIRLSブラボー second season #10 「晴れた日の午後はブラボー!」

えっと、相変わらず内容が無いなぁ。とりあえずクライマックスに向かって、ミハルの額にある聖痕が重要だと言うことは伝わったし、ちょっと陰のあるこよみの家族構成なんかはわかったものの、今回の父親探しのオチはあんまりだろう…。
せめてもの救いが、妄想ネタとは言え露出度が高めだったことで、ホントに裸しか見せ場のない作品だ。
(★★)

脚本: 渡辺陽, 絵コンテ: 小林一三, 演出: 西山明樹彦

Blog 化先送り

4/1 スタートを決めたかったのに、時間不足&スキル不足で導入予定の Blosxom の設定がうまく決まらず、変更は先送り。中継ぎとして、nDiary のフィルター版 RSS で、rss を出力するようにしてみました。

Blosxom は動的生成のために、無料サーバに加えてエントリ数が多くなると cgi が悲鳴をあげそうな予感なので、先人の方法を参考にしてキャッシュ化したりしてみます。

その RSS リーダーは必要か――ユーザーの8割が「登録サイトは5つ未満(Japan internet.com)

一昨年から去年にかけての Blog ブームで騒がれていた割にはあまり使われていないのね。
アニメ感想サイトから特定の番組の感想だけを羅列して見るような使い方をするにはぴったりだと言うことに今頃になって気づいたわけで、使い方次第。


2005年4月2日(土)

魔法言語ルビま!(日本 Ruby の会)

地味ですが、今年のエイプリルフールネタ?ではこれが良かった。

ふたご星の☆ふたご姫 #01 「とびきりスマイル☆ふたごのプリンセス」

OP のツボをついた演出に一気に期待度が高まる。しかし本編の方は出来の良さを感じつつも、「クレヨン王国」のように自分のシュミとはどこか外れた作品だった。
コメットさんみたいに、地上のヨゴれた世界を訪問して、悩み苦しむ、地に足がついた作品だと良かったのに…。
(★★★)

総監督: 佐藤順一, 監督: 河本昇悟, シリーズ構成: 中瀬理香, 制作: ハルフィルムメーカー

こいこい7 #01 「花弁満開! 恋の華咲くこいこい7です〜」

†人生不可解
ロケットランチャーを抱えて、ビームサーベルを持った女子高生が攻撃ヘリを叩き落すと言う世界観にいきなり置いてけぼり。もりしげ氏原作の花右京メイド隊は面白かった。ふじもと監督のぴっちも面白かった。トライネットの φなる&WWishは面白かった。なのにこの作品はどうしてここまで面白くないだろーか?

†ジャンルは、ドキドキ・ラブラブ戦闘アニメなんだって。
焼物、煮物、揚物とバランスよく揃えた幕の内弁当のように、女子高生、巨大ロボ、軍用メカ、お嬢様、眼鏡のダメ男、下宿で女の子たちと同居生活、学校で主人公以外全員女性とこの手の作品の要素を一通り揃えた美少女アニメ。自分はB級萌えアニメ好きだと思っていたんだけど、なんつーかぜんぜん面白くない。萌えアニメを楽しむ"才能"が枯渇してしまったのではと、危機感を感じてしまったくらいだ。(^^;

†サイバーコミックが続いていたら、こんな作品ばかりかも
それにしても全方位ミサイルもパロディにしてはショボすぎだし、バカの一つ覚えみたいなガンダムパロディは頼むからもうやめてくれ。羽ヒロインとか綾波互換キャラとか,
いつの作品なんだ?
まぁ回を重ねてもこれ以上評価が落ちるとは思えないので、金髪リボンのつぶやきキャラに期待を感じつつ見ていこうかと。
(★)

脚本: 水越保, 絵コンテ・演出: 藤本義孝
監督: 藤本義孝, シリーズ構成: 水越保, 制作: スタジオフラッグ

ピーチガール #13 「衝撃! 元カノ乱入!?」

ももが岡安と付き合うようになって2ヶ月が経過したそうで、このところ展開が早いな。平穏無事に終わるはずもなく、今回は岡安の元彼女がヨリを戻しに押しかけてきたり、何やら弟の彼女に手を出した前科がある岡安の兄が登場したりと、さえがいなくても波乱要素はたんまり。
それにしても心を鬼にして身を引いたとーじはどこへ…?
(★★)

脚本: 江夏由結, 絵コンテ・演出: 渕上真

「晴れ渡る青空の下でもう一度」 海月一史 [白泉社My文庫]

amazon / bk1 / 旭屋 / 紀伊國屋 / 楽天

日本神話をベースにした「和風オカルティック・サスペンス」だそうで、高校一年生の主人公が"鬼"に襲われて意識不明になった幼馴染みを助けるために立ち上がる。

マイナーレーベルに加え一冊で消えてしまった?作家の作品と言うことで、予想通りに筆力の方は今ひとつ。タイトルはセンスがいいんだけどね。

ただし露骨な設定ゆえに想像力を刺激する作品にはなっていて、高校一年の時二つ年上で巫女さんで許婚の婚約者がいたらいいなぁ…とか、その妹の無愛想で捨て猫のような12歳の少女巫女を連れ回して神社巡りの旅をしてみたいよ…とか、そういうささやかな望みをかなえてくれる作品には仕上がってました。(^^;
(★★)


2005年4月3日(日)

ソフ倫ロリ規制強化?(スカベン)

カトゆー家戯れ言より
対ロリ包囲網を前にじわじわと戦術的撤退を繰り返すソフ倫。真性ロリじゃないので良く分からないけど、漫画チックな頭身が低めのキャラよりも、肋骨が浮き出ているようなリアルタッチのキャラの方が、三次元の代用品みたいでヤバい気がするんだけどね。

英國戀物語エマ #01 「贈り物」

ヴィクトリア朝時代のロンドンを舞台に、中流階級のお坊ちゃんと別の家で働くメイドさんが身分違いの恋に悩み身を焦がす…と言う話でいいのかな?

ストレートなテーマや、日本ではマイナーな舞台設定はひたすら地味なんだけど、背景美術に相当気合が入っていたので、すんなりと作品世界に入り込むことが出来ました。キャラの演技もきめ細かく、エマが、蝋燭を照明にした薄汚れたメイド部屋で、髪をとかしながら鏡を見つめるシーンなんかは絶品でした。

このアニメはメイドアニメと言うよりも、眼鏡っ娘アニメだった。眼鏡を単に記号としてしか扱っていない作品とは違って、「眼鏡は心だ!」って叫びたくなるようなエピソードを見られたのもポイント高いです。
(★★★)

監督: 小林常夫, シリーズ構成: 池田眞美子, 制作: studioぴえろ
脚本: 池田眞美子, 絵コンテ・演出: 小林常夫

IZUMO 猛き剣の閃記 #01 「夢の呼び声」

†トライネットは強まった鯖に変更しる!
今頃になって修羅の刻がアニメ化するんだから都築和彦先生の作品がアニメ化されても別におかしくはないと思っていたら全然別の作品だった。原作は Studio e.go! の18禁ゲームで、そういえば4〜5年程前のエロゲーで、ちょっとした和風ファンタジーブームがあったのを思い出す。

†小林多加志氏のキャラデザが良かった。
今回はキャラ紹介が中心と言うことで、これと言って大きな展開も無くあっさりと終了。ギャルゲー的な世界観(*1)が好きな自分的には、けっこうそそられる作品でした。
ストーリーには期待してないので、和服の女の子いっぱいの清く正しい美少女伝奇ロマンを見せて欲しいです。(^^;
(★★★)

監督: 冨永恒雄, シリーズ構成: 川上修, 制作: スタジオ九魔
シナリオ: 川上修, 絵コンテ: 福本潔, 演出: 中川聡, 作監: 小林多加志・渡辺伸弘

おねがいマイメロディ #01 「バイオリンが弾けたらイイナ!」

†皆の大好きな中学生恋愛ものだっ!
全く期待していなかったこともあり、意外な面白さに不意をつかれはまり中。
実際のところ、サトジュンのふたご姫なんかと比べると全然洗練されていなかったりするんだけど、そこらへんが90年代のマイナーな魔法少女もの(えり子とかミラクルガールズとか姫ちゃんとか…)を思い出して、かえって愛着を感じます。

モテ系のキザな先輩に、皆が夢中と言う古き良き少女漫画のような世界観もいい感じだし、夢野家の友達のような関係の美少女三姉妹も捨てがたいし、どこかヘタれな主人公の CV もこれまた愛着を感じるところ。

版権ものなのにサンリオキャラが今ひとつ可愛くないような気もしますが、シリーズ構成のクビを切られない程度に頑張って、夢野家メインで日常メインの話を見せて欲しいですねー。
(★★★★)

脚本: 山野辺一記, 絵コンテ: 森脇真琴, 演出: 政木伸一, 作監: 興村忠美
監督: 森脇真琴, シリーズ構成: 夢ヶ丘中学校文芸部, 制作: スタジオコメット

メルヘブン #01 「開け!異世界への扉」

コロコロ原作かと思ったら少年サンデーなのね…。主人公は小学生かと思っていたら、中学二年生だったのね…。

内容は、典型的な異世界ファンタジー召還もの。現実逃避意欲満々で、将来の夢はゲーム雑誌編集者!みたいな主人公にヤバさを感じたものの、長森佳容作監の女の子が滅茶苦茶可愛いくて、これまた見続けねばと言う義務感を感じてしまった。(^^;

全ては女の子。全ては作画次第。あと最近は若本規夫氏の独断場だけど、銀河万丈のオヤジボイスの忘れちゃいけないと言うことでこっちも期待しておこう。
(★★★★)

脚本: 武上純希, 絵コンテ: 奥脇雅晴, 演出: 小高義規, 作監: 長森佳容
監督: 奥脇雅晴, シリーズ構成: 武上純希, 制作: シナジー・ジャパン

ローゼンメイデン・トロイメントは地上波も無ければ水銀燈の出番も無いらしい(夜鯖の無職な日々)

独り言以外の何かより。
悲しいけど予想通りの結末。DVD で揃えているシリーズなんで、最悪の場合は DVD 待ちでもいいや。何事も無かったかのように水銀燈が登場したら、それこそ某-HiME だからね。

*1: 朝から幼馴染みと妹の二人の女の子に起こされたり、行く先々で別々の女の子と出会って話し込んだりするような

2005年4月4日(月)

Sound Horizonアルバム発売特設サイト(アニメイトインターネット)

音質は悪いものの試聴もあり。自分はと言うと相変わらずChronicle 2ndにはまっていて、飽きずに毎日聞いてます。あらまりさんの聖女のような声に加え、じまんぐ氏の癖のある声質に麻薬のようなものを感じてしまう今日この頃。

幽霊探知機能付きUSBメモリを試す(PC Watch)

ネタアイテムにしては高いし、ウケも悪そうだけど、変なセンサーは好きなのでメモ。

エルフェンリート #01 「邂逅」

†あらすじ
ヘルメットを被っただけの全裸の超能力少女が警備員を殺戮しながら研究所を脱出。記憶を失っていたところを、通りすがりの大学生の男女に保護される。

去年放送されたDVD発売直前スペシャルと同じような話だったので特に新鮮な発見は無し。地上波バージョンと言うこともあり残虐描写はかなり抑えられているようだけど、自分的にはこれくらいが適度のバイオレンス描写なので特に不満は無いです。
これも能登アニメなんで、じっくりと見ていこうかと。
(★★★)

監督: 神戸守, シリーズ構成: 吉岡たかを, 制作: ARMS
脚本: 吉岡たかを, 絵コンテ・演出: 神戸守, 作監: 武藤技闇

まほらば #13 「鳴滝荘のタカラモノ」

†あらすじ
夏の昼下がり、数多くの骨董が眠る物置部屋で宝の地図を発見した住人一同は、一攫千金を夢見て、鳴滝荘に眠る財宝を探索する。

物語自体はちょいとインパクトに欠けますが、これまた「まほらぼ」らしいいい話で、宝に込められた思いが、えいえんはあるよと語りかけてくるかのようだ。

今回もまた雰囲気は最高。梢と白鳥の初々しいカップルが、住人たちからからかわれつつも暖かく励まされるようなところが実に心地いいです。
(★★★★)

脚本: 山田靖智, 絵コンテ・演出: 長井龍雪, 作監: 佐野英敏


2005年4月5日(火)

「出ましたっ!パワパフガールズZ(仮)」プロモ紹介

http://ppgcom.gooside.com/ppgz/ (Read Me! GIRLS!)

カトゆー家断絶より。
カメラ撮影のキャプ付きの充実した紹介記事。
「スポンサー募集開始!」と言う一言に不安を感じつつも、キャラデザが好みなんでクビを長くして待とう。

しぶとく生き残るテキスト版RPGの魅力(上)

http://hotwired.goo.ne.jp/news/culture/story/20050405203.html (HotWired)

日本ではなじみの薄い MUD の簡単な紹介。個人的に NetHack や Angband系のローグの末裔たちは、忘れた頃にやりだしたりと、未だに好きだったりします。

創聖のアクエリオン #01 「天翅の記憶」

嘘?気持ちいぃ〜〜
大作ロボットアニメを久々に堪能した。一流のスタッフ陣、濃ゆいキャラデザ、重厚な CG による目が覚めるようなメカアクションと、ロボットアニメが苦手な自分でも十分すぎるほど楽い作品でした。

制作は、少なくとも第一話(だけ)の完成度には毎回定評があるサテライト。京都に京都アニメーションがあるように、北海道にはサテライトがある(かもしれない)。
地球少女アルジュナでどこか遠い場所に行ってしまったかのような河森正治監督も今回はメッセージ色は少なそうで何より。手裏剣でビルを叩き斬ったり、ビル壁に矢をぶっ刺すド派手なアクションは爽快だし、航空機の質量感が伝わってくるような迫力ある飛行シーンは凄いの一言。

キャラ的には、黒髪ショートの麗花さんが気に入ったんだけど、まさか一話で廃人ってことはないよなぁ?

監督: 河森正治, シリーズ構成: 大野木寛・河森正治, 制作: サテライト
脚本・絵コンテ: 河森正治, 演出: ところともかず, 作監: 入江篤・藤川太

こみっくパーティー Revolution #01 「この本、売れて欲しいですの!」

前作は…
脚本に横手美智子さんと山口宏氏と言うアニメ業界のビッグネームを起用した前アニメシリーズは、冒頭こそ絵柄に違和感を感じたものの、ふたを開ければ青年が自分の進路に悩み苦しむ典型的な青春ものに仕上がっていて、屈託した雰囲気も好きでした。

でもって本作は…
仕切りなおしの新シリーズ。OVA で発売されたものの再編集バージョンだそうで、予想していたように原作ファン向けの追加エピソード。

あと自分はどうもすばるが苦手で、こみっくパーティービジュアルファンブックに掲載されたライターのコメントに、

(御影すばるは)DC版移植に合わせて新キャラをつくることになりました。
すばるは対こみパ最終兵器として開発されました。こみパ全ヒロインと戦っても負けない(色々な意味で)よう、インパクト重視に考え、あれやこれやと要素を負荷。少女趣味の外見に格闘家、超必殺技も使う、なんでもありなハイブリッドヒロインに仕上げました。

なんてものがあって、PC 版しかプレイしたいない自分にとってすばるは別世界の住人。いい意味でも悪い意味でも存在感が強すぎるのを感じます。さらにテンポ良く展開されう物語やテンションが高くなったキャラクターたちにどこか違和感を感じてしまい、こっちの作品世界に慣れるまではもう少し時間がかかりそう。

脚本: 月永ヒデヲ, 絵コンテ・演出:坂田純一
監督: 坂田純一, 脚本: 月永ヒデヲ, 制作: カオスプロジェクト


2005年4月6日(水)

「ドラマCD 秋桜の空に」全巻購入特典なのに、なぜか宣伝ドラマ発表!?

http://www.clubhobi.jp/top/hbr/hbr_kossp.html

好き好き大好きっより。
前から思っていたんだけど、これってシュミで作っていたんだろうか? それにしてもドラマ CD が7作品と言うのは凄いし、毎回毎回宣伝ドラマにも手を抜かないところも流石だ。気がつくと消えていたスニーカー文庫の作品が再登場するのはいつの日か…。

じわり「エロい」志向 「かわいい」から一歩成熟 小物も車もドリンクも(朝日新聞)

http://www.asahi.com/culture/fashion/TKY200504060227.html

少し前の朝日新聞に掲載された記事。

エロカワイイ in はてな Diaryなんてのも。

ブレイクしたのはエロカワイイだけど、エロ可愛いと言う言葉は、もう少し前から漠然と使われていたような気がする。

ガラスの仮面 #01 「千の仮面をもつ少女」

なぜか原作漫画も派生作品も見てなかったんだよね。ふと調べると連載開始は1976年からだそうで、当時のお約束だったスポ根もののフォーマットが時代を感じさせてしまう。90年代くらいから「巨人の星」のさまざまなエピソードもギャグとして語られているように、出前をさぼって映画を見たり、劇場のチケットを追いかけて真冬の横浜港に飛び込んだりするのは、自分みたいな凡人の域を超えた役者馬鹿一代を見ているかのようだ。

時代設定は現代のようで、70年代の少女漫画風のキャラとしつこいほどに挿入される横浜港周辺の景色がこれまたミスマッチ感覚。「ああっ女神様」と言う、素直に原作そのままの時代設定の方が違和感が無かった。

まぁ文句を言いつつも物語の方は定評があるし、大仰なナレーションが良かったりと、はまりそうな要素は十分。1年の長期シリーズということなのでじっくりと見ていこうかと。

脚本: 佐伯俊道, 絵コンテ・演出: 浜津守, 作監: 平山智
監督: 浜津守, シリーズ構成: 佐伯俊道, 制作: 東京ムービー

いちご100% #01-02 「幻のいちごパンツ / 誤解それともカン違い?」

♪ダバダ〜ダバダバダ〜
桂正和先生にしろまつもと泉先生にしろ、ジャンプで長期連載される恋愛ものはどうにも垢抜けない作品が多かったわけだけど、この作品もそういった部類のようで、何やら女の子の肉感的なところがやたらと強調されていたのには見ていてこっ恥ずかしい。少女漫画のラブコメと比べると即物的と言うか、ストレートに肉欲重視なのね。

面白さはさておき、「スクールランブル」が少年漫画の次世代ラブコメと思えるほどに新鮮だったのに比べると、涙が出てくるほどに古典的で、眼鏡に三つ編の冴えない女の子が眼鏡を取ると美少女みたいな話はまだあったのか。(^^;

ただし文句を言いつつも、今季最高の能登アニメになりそうなので、正座して拝聴しなくてはならない。相変わらず朴訥な女の子の役をやらせるとぴったりだし、喋るときの息遣いだけでも満足してしまうよ。ホントに。

監督: 関田修, シリーズ構成: 浦畑達彦, 総作監: 中原清隆, 制作: マッドハウス, 制作協力: スタジオマトリックス、DR TOKYO
(A)脚本: 浦畑達彦, コンテ・演出: 関田修, 作監: 松下純子
(B)脚本: 筆安一幸, コンテ: 小島多実子, 演出: 宍戸淳, 作監: 李時(日文)

甲虫王者ムシキング 〜森の民の伝説〜 #01 「ポポの旅立ち」

母親を助けるために冒険に旅立つと言う、70年代の児童向けアニメみたいな生真面目なストーリーが少々重苦しかったものの、いわゆるライト系の RPG っぽさを感じさせない丁寧な作りには期待できそう。
何か物足りないと思っていたら萌えキャラが出ていないのね。次回予告で登場する美少女のパムは、CV :宍戸留美さんと言うことで、見続けるかどうかは彼女次第。

ジャンプやサンデーの原作作品と比べると、毒が無い、癖も無く、無臭性で、 DQN 度の低めの作品と言うことで今時の男の子に受けるかどうかは疑問に感じてしまう。

脚本: 吉田玲子, 絵コンテ・演出: 山内重保, 作監: 依田正彦
監督: 山内重保, シリーズ構成: 吉田玲子, 制作協力: アクタス


2005年4月7日(木)

恋はエナジー!夢は戦い!「舞-HiME」ネクストステージ始動決定!

http://d.hatena.ne.jp/moonphase/20050407(MOON PHASE 雑記)

今月発売するアニメージュとアニメディアに記事があるそうで、こういうのを見ると、あの最終回を選択した制作スタッフにも同情してしまう。

ゲーム語りと思春期病

http://gmk.9bit.org/note05q2/050406-shisyunki.htm(9bit confusion)

ARTIFACT@ハテナ系より。
一神教同士の熾烈な宗教戦争のようなゲーム業界と比べると、アニメ方面は、多神教的なのどかさがありますが、「否定的な発言をした連中を誰一人として許さないタイプの人」ってのはどの世界にもいるわけで、そういう人を意識しすぎて、歯に衣を着せすぎた発言ばかりだと世の中が息苦しくなってくると言うのは激しく同意ですね。

魔法先生ネギま! #14 「Amicitiae nostrae memoriam spero sempiternam fore」

ようやくやってきた木乃香の主役回は、良好な作画に恵まれて全編楽しかったです。普段は、明日菜の影に隠れて優等生みたいにこじんまりとした印象だったのに、今回はいきなりビーカーから酒…じゃなくて魔法薬を飲み、酔っ払って和服半脱ぎで抱きついてきたり、普段見られない彼女の姿を見せてくれて一気に好感度アップです。

メインの原宿デートも、チアリーディンブ部の三人は最後まで脇役だったものの、委員長がツッコミキャラとしていい感じになってきたし、木乃香との甘いひと時も Good。

年甲斐も無く、女の子に甘えたい〜甘えたい〜と言うほのかな欲求を満足させてくれる話だったと思う。最後はちょっといい話で奇麗にまとまっていて、ストーリー的にもアニメ版で1,2を争う好エピソードでした。
(★★★★)

脚本: 大河内一楼, 絵コンテ・演出: 中津環, 作監: 吉田誠・本橋秀之

極上生徒会 #01 「拝啓、ミスター・ポピット」

岩崎監督と黒田先生のファンとしては、無条件に極上な作品に思えてくる。岩崎コンテおなじみの太陽光線の表現や、キャラ紹介の背景カットなどそれだけでも嬉しいです。

今回は第一話という事で、宮神学園に転向してきた主人公が生徒会に迎えられるまでを、やや散漫にキャラ紹介を入れながら描く普通の話だったので、黒田脚本の良さは出ていなかったものの、いわくありげな主人公の過去とかこれからの展開が期待は出来そう。

特徴的なキャラデザも自分的には特に不満はなく、TLS(1,2) や Sense Off で、この手の面長なキャラクターに対する免疫が出来てます。フレッシュで清潔感漂うところはかえって好みだったりします。
(★★★★)

脚本: 黒田洋介, 絵コンテ・演出: 岩崎良明, 演出: 高島大輔
監督: 岩崎良明, シリーズ構成: 黒田洋介, 制作: J.C.STAFF

LOVELESS #01 「BREATHLESS」

まずは原作が高河ゆん先生と言うのにびっくり。かってのコミケの女王も最近はメジャー誌で見かけないと思っていたんだけど、相変わらずの作品を送り出していたのね。(^^;

能登麻美子さんが、眼鏡の猫耳女教師!と言うだけでこれは見るしかないでしょ。さらに、監督にはアニメ業界の光と闇の魔術師(と勝手に呼んでいる)紅優さんで、おなじみの光の揺らめくような演出が素敵でした。この手のイメージ重視の作品にはぴったりのようで、この先が楽しみ。「戦闘機」とかの設定は感覚的に味わうもので、理詰めで考えたら負けだろうな…。

この手の作品特有の、シリの穴がむず痒くなるよーな嫌悪感はなんとか許容範囲。前半の猫耳学園ものみたいなパートが多くなりますように。
それにしても最近はこの手の作品が多くなった。オタクな夫にウンザリ(大手小町 WOMAN)なんてネタがあったけど、近いうちに、オタクな妻にウンザリ…みたいな話もありそう。
(★★★)

監督: 紅優, シリーズ構成: 河原ゆうじ, 総作監: 中山由美, アニメーション制作: J.C.STAFF
脚本: 河原ゆうじ, 絵コンテ・演出: 紅優


2005年4月9日(土)

ノーマッドがローゼンメイデンの設定資料の一部公開

http://www.nomad-inc.co.jp/creat/rozen_top.html(Nomad)

楽画喜堂より。
アニメスタジオのノーマッドが、アニメ・ローゼンメイデンの設定資料を一部公開してくれました。監督のコメントで、5話の「階段」で登場した崩し絵の翠星石は設定まで用意したのでかえって手間がかかったと言う話があったけどこれもありました。

TVアニメーション『これが私のご主人様』第1話を緊急配信中!!(animate.tv)

心に余裕が出てきたら見てみます。今日は夕方からぶっ続けで録画番組の消化に追われて疲労困憊。

RSSの要約配信はさらに加速する(ITmedia)

今ひとつ使い道の分からなかった RSS も今頃になって便利だと思うようになってきたので、この日記ツールも RSS 対応のものに移行する予定。つーか移行中。

ああっ女神さまっ #13 「ああっお姉さまっは誰のモノっ?」

皆の大好きなスクルドさま降臨。
大量発生したバグの原因となった姉・ベルダンディーを心配してスクルドが地上界にやってきて、大切なお姉ちゃんへの独占欲から螢一に対抗意識を燃やす。

†「お兄ちゃんとか、えへへとかうにゅ〜とか言っていればいいんだもん。…楽よね妹キャラ」(C)みなも
連載当時スクルドは、「妹キャラ」としてかなり強烈な魅力を放っていた気がするわけだけど、巷にあまねく妹キャラたちと比べると型落ちしたような感じで、久川綾さんの年齢を感じさせない演技をもってしても無邪気な可愛さと言う要素が欠けているのは厳しい。
(★★★)

脚本: 花田十輝, 絵コンテ: 遠藤広隆, 演出: 遠藤広隆, 作監: 原修一

機動戦士Zガンダム #26 「ジオンの亡霊」

†あらすじ
コロニー落としに失敗したジャマイカンは、目標をアーガマに移してヤザンのギャプランを出撃させる。しかしジャマイカンに反感を抱いていたヤザンは、偶然を装いながら敵の砲火をおびき寄せてアレキサンドリアの艦橋で指揮をしていたジャマイカン抹殺に成功する。

長々と MS バトルが続く。戦うパイロットや MS に目新しさはなかったのに加え、前回の富野絵コンテが良かったこともありり、今回はやや散漫な印象。さらにカツを見ていると、フラストレーションたまりまくり。これだけ苛つかされるガンダムキャラは他にいないよなぁ。
(★★)

脚本: 遠藤明吾, ストーリーボード: 井上秀治, 演出: 本橋鷹王

こいこい7 #02 「少女万歳(ガールズブラボー)!揺れて流れて!逆襲のミヤ様です〜」

「この子たちって、全員フツーの子じゃないんだ…」
ダメな作品の多い萌えアニメの中でも、計測を超えるぶっちぎりの駄目な作品だった第一話に比べると、評価は激アップで、普通につまらないくらいの作品になってました。(^^;

寒いロボットバトルや、無駄なパンチラや、不自然な乳揺れや、あからさまな局部アップなど、この手のアニメの駄目なところを120%濃縮還元しているかのような内容で、素面で見るには辛いものがありました。…あ、一般人としてさりげなく登場した眼鏡っ娘(スクール水着)は良かったかも。異常なキャラが多い中で一服の清涼剤。

あと気になるのがヒロインたちの表情や感情描写に乏しいことで、オトメの朝食シーンで出てきた電源コードはどこから延びているの?まさかメイド隊のマリエルと同じパターンなの?
(★★)

脚本: 杜綾, 絵コンテ: 根室大, 演出: 米田和博, 作監: 岡村正弘

ピーチガール #13 「嵐を呼ぶ男」

大方の予想通り岡安兄(CV: 速水奨)がももの前に登場。プレイボーイなのは覚悟していたけど、「人のモノを奪うのに命をかけている」男版のさえと言うのはさすがに読めなかった。(^^; ももの周りってこんなキャラばかりかよ〜。

†「ももちゃん、抱きしめさせてくれないか?」
でもって、今回もあっさりだまさるもも。ここぞという瞬間に鉢合わせさせて話を展開させる手法もまたかよと言う感じだだ。それでも岡安兄の涼とさえの組み合わせは面白かったので、何気に見ていて飽きない。あざとい引きも相変わらずだ。
(★★)

脚本: 江夏由結, 絵コンテ: 小滝礼, 演出: 石川敏浩

フタコイ オルタナティブ #01 「コロッケとヘリと地下ボクシングと私」

†正体不明の作品はタランティーノばりのアクションアニメだった
同じ時系列で進行する複数のエピソードを、同時進行で描きながら、その物語が収束していく妙を見せると言う構成は、ちと濫用されすぎて駄作が目立つような気もしますが、正直今回は傑作だった。アクションの切れ味は言うまでもないし、ニコタマを舞台に一大アクションを繰り広げた後に、三人で会話する穏やかなシーンがいい。
「奇跡なんてものは、自分で起こすもんなのよ!」「マジでやめれ〜」「私たち二人だけど、三人だったらもっと気持ちいいよね…」などなど、台詞も印象に残る。

†アクションはやる気満々
スノーボードで空中を飛ぶシーンがそう思わせたのかもしれないが、ふと思い出したのが DAICON (3,4) OPA に影響されて次々に作られてた 80年代の大学サークルによる自主制作アニメ。僕たち ufotable はこういうアニメを見たいんだ!こういうアクションを見せたいんだ!と言う心の叫びが伝わってくるようで、その志だけでも頭が下がる思いがする。
ufotable 作品定番の クレイアニメで作られた ED も健在で手抜きは無し。今回も最後まで完成度の高い作品を見せてくれそうだ。
(★★★★★)

脚本: 金月龍之介, 絵コンテ・演出: 平尾隆之
総監督: 逢瀬祭, シリーズ構成: 金月龍之介, 制作: ufotable


2005年4月10日(日)

ツバサ・クロニクル #01 「必然のデアイ」

永井豪の「バイオレンス・ジャック」や水島新司の「大甲子園」のように、過去の作品に登場したキャラを剣と魔法のヒロイックファンタジーの世界にまとめて投げ込んで再度活躍させる話なのね。

お話自体はこれからなんだけど、アニメの C.C.さくら第一話で、これでもかというくらいにさくらの魅力を出していたのに比べると、こっちのさくらは原作からしてそうなのか、ちょっと大人になってこざっぱりとして、ソフ倫の頭身規制後のエロゲーキャラみたいになってしまい、ちっとも魅力的じゃない。オレのさくらたんを返せ〜。さくら亜流キャラの柊ちはや(渡辺明夫版)の方が圧倒的に可愛かったりする。知世も以下同文。

音楽に梶原由記氏、監督に真下耕一氏、アニメを作るのビィートレインのいつもの人たちと言うことで、映像面も目新しさは無し。ED の手を握り合うカットは何度見てきたことか。
(★★★)

脚本: 川崎ヒロユキ, 絵コンテ・演出: 守岡博, 作監: 芝美奈子
監督: 真下耕一, シリーズ構成: 川崎ヒロユキ, 制作: ビィートレイン

おねがいマイメロディ #02 「勉強ができたらイイナ!」

「タイガース日本一は?」「…ムリ」
サンリオの版権ものと言うことで、清き正しいお子様のためのアニメ、キャラクターも無垢な可愛さ100%と言うのを予想していたのに、いい意味で外されました。マイメロはおっとりしていると言うよりも天然風味で、周囲の状況おかまいなしにマイペースなところがいい味出してます。寝ぼけたウタに弾き飛ばされ後頭部を痛打し、気絶して白目をむいたまま30分経過って、そういうキャラなのか?

「夢防衛少女ウタ!
サンリオ王国?もどこか狂っていて、テレビに毒されたぞうの王様は「美少女ウサギ戦士マイメロ」「地球防衛ウサギマイメロ」と一人アニオタモードで、一人マイメロに責任を押し付けたりとこの国の行く末が心配だよ。

「お前らも一回再起動してみろよ」
クロミの力で勉強が出来るようになりたいと言う願いをかなえた谷口くんのドタバタもテンションが高くて言うこと無し。散りばめられたパソコンネタが面白かった。ちなみに脚本はどれみでおなじみの山田隆司氏で、学級コメディは板についてますね。自分的には姫ちゃんのシリーズ構成の人で、夢野家の美人三姉妹はこの人のアイデアかと思ってます。
(★★★★)

脚本: 山田隆司, 絵コンテ: 森脇真琴, 演出: 高林久弥

英國戀物語エマ #02 「二つの世界」

ハイクオリティなアニメとして凄いと思いつつも、ヒロインのエマが地味で野暮ったいところが、作品自体の印象も淡く大量の新番組に埋もれつつありました。
しかし今回は羽根帽子をかぶった、主人公の妹キャラや、キャンベル家の令嬢のミス・エレノアが登場して、くすぶった色の19世紀のロンドンの街をぐっと華やかに見せてくれた。
心をつかまれたのは今回が舞踏会デビューとなるエレノアで、つり目がちなところが好みなのに加えて、顔を赤らめる初々しい表情が実にすばらしかった。

そういえば今回は第一話以上に作画密度が高かったわけだけど、絵コンテには Wolf's Rain などでおなじみの岡村天斎氏と言うビッグネームだったので素直に納得。通りすがりの馬車の細かい動きやガス灯に火を入れるところには頭が下がる。

小道具に日傘を使った奇麗なシナリオ運びは原作譲りなんだろう。この作品も一度原作をチェックしなくては…。
(★★★★)

脚本: 池田眞美子, 絵コンテ: 岡村天斎, 演出: 林有紀

『ひぐらしのなく頃に』コンシューマ移植決定!(電撃オンライン)

http://www.dengekionline.com/g-net/news/200504/10/gn20050410_alchemist.htm

そういえば体験版も途中で休止したままで、AVG をプレイするリズムを忘れてしまうと、どうも文章を読むのがだるい。作者自ら執筆して小説化してくれると助かるんだけどね。


2005年4月11日(月)

エルフェンリート #02 「掃討」

凄腕の特殊部隊隊員として描かれた坂東だが、にゅうことルーシーの前には赤子も同然で、通常の戦力では通用しないことが強調される。

前回謎だった彼女の武器は、肩口から伸びる透明の見えざる手。これが弾丸を弾いたりしていたようだ。一方で期待していたにゅうとコウタとの関係は今ひとつ描写が少なくて、今回は雨に塗れた彼女の服を着せ替えるシーンが数少ない収穫。とは言え、パンツのあたりでカットされたのかされないのかどうでもいいところが気になって、本筋に集中できない。(^^;
(★★★)

脚本: 吉岡たかを, 絵コンテ・演出: 渡辺純央

まほらば #14 「夏の終わりに」

作画的には谷間ながらも、穏やかな日常シーンの数々がことごとくツボをつき、ささくれ立ったココロを潤してくれた。だらけた夏の昼下がり、縁台にテーブルを囲んで皆でアイスを食べたり、全員で素麺パーティー、ちょっとしたものでも心から喜んでくれる黒崎母娘はみているだけでこっちまで幸せになってくる。水羊羹ならいくらでも食べさせてあげますよ〜。

白鳥の自作絵本の妄想世界を中心にメルヘンチックな話が続いた後は、梢ちゃんのお部屋訪問。「私、可愛いぬいぐるみを見つけるとつい買ってしまって〜」と厄除けの魔人形。たくさんの梅干の瓶以外にも、蜂蜜入り薄塩仕立ての紀州南高梅と彼女のへんてこなシュミに混じり、3年前に父母をなくしていたことが明らかになり、終盤は、白鳥の話す喪失感たっぷりの物語を聞いた梢にスイッチが入って、前回海で出会った少女の面影?の別人格に変身。

次回は、梢の心の闇を明らかにしてくれるのだろうか?
(★★★★)

脚本: 新宅純一, 絵コンテ・演出: 西村博昭


2005年4月12日(火)

リアルとリアリティ〜的を射ると的を得る〜

http://www.onyx.dti.ne.jp/~sultan/colum120.html(Heaven's Mirror)

かーずSPより。
言葉は難しい。
有名な「役不足」も平成14年の文化庁の調査では、正しい意味を知っていた人は 27.6% で 62.8% は逆の意味にとっていたそうで、うかつに使うと正反対に誤解される。

あと最近知ったのは「汚名挽回」でこれもよくツッこまれる表現だけど、陳舜臣の小説にも出てきたので調べてみると、二つの意味が交じり合って出来た「混交表現」と言うもので、単純な誤用ではないそうだ。(「日本語誤用・慣用小事典」(国広哲弥)より)
言葉は難しい。

高橋メソッド

http://www.rubycolor.org/takahashi/

独特のプレゼンテーション手法。流行りモノということでチェック。

日本動画協会のアニメーション感想文コンテスト結果公表

http://anime.blogzine.jp/animeanime/2005/04/post_f360.html(アニメ!アニメ!)

日本動画協会に PDF で優秀作が読めるようになってます。期待していたものの、外在批評が苦手な自分はどうもシュミが合わなかった。

創聖のアクエリオン #02「闇の獣」

の二つの感想に圧倒されて書く気をなくした…。
しかし他力本願も何なので、犬も食わない萌え感想をだらだらと書いてみることに。

†「心と体と魂を一つに合わせ、少年たちの聖なる戦いが始まった」
予想の遥か上をひた走るストーリー展開、「考えるな、感じるんだ」とばかりのテンションの高さ、「収穫獣」「過去生」「合体指数」「感応フィードバック」「テレポートチェンジ」「魂の転送曲」「神話的復活」「宇宙を生み出す創生の光」などなど、頭の悪そうな独自用語の数々の、わけわからん感に身をゆだねるドライブ感が実にいい。馬鹿作品を力強い映像で説得力を持たせると言うこの手の作品の鏡のようでした。

†合体!
北斗の南の時代から、合体はセックスを隠喩するような使われ方をしていた。ヴァンドレッドでは、ギャルゲーのような類型的なヒロインをずらりと並べ毎回のように「私と合体して〜」ヒロインから迫られるハーレムアニメに仕上げていたけど、どうにも媚びすぎた感じだった。
アクエリオンでは今のところシリウスがいい味を出していて、「あの少年との合体は…恐ろしい!、あのような合体はただの野蛮な暴力!」など、思わせぶりで芝居がかった台詞がいちいち楽しい。

†彼女の心が見る世界は…
今回注目の萌えキャラは、車椅子に盲目のゴスロリ美少女、リーナ・ビジョン(11歳)、どこぞの理事長にもこんなキャラいたなぁ…と第一印象はイマイチでしたけど、彼女の心の目・リーナビジョンが、外見にふさわしいミュシャの絵画みたいな絵ではなく、幼稚園児の描いた絵というギャップにやられてしまった。(^^;
なんなのこの人は…。さらにいきなり明らかになった彼女の正体がまた予想外でした。

期待の麗花さんは今回もまた合体前に恐怖に襲われて合体指数低下。果たして麗花さん(15歳)が初合体出来る日は来るんでしょうか?
(★★★★)

脚本: 河森正治, 絵コンテ: 赤根和樹, 演出: 菊地康仁

こみっくパーティー Revolution #02 「ふみゅ〜ん、私を海に連れてって!」

彼女の魅力と言えば、老成した天才同人作家のプライドを持つ一方で、自分の感情を表現するのに不器用で、幼くもへっぽこな私生活のアンバランスところ…。
こみパが好きな理由の半分は、ちゃん様こと大庭詠美の魅力にやられた自分的には今回の話は久々に詠美の姿を見られただけでも、彼女のわがままな言動や、駄々をこねているところを聞いているだけでも楽しかった。

†「私を海に連れてって〜」
とまぁ、ちゃん様ファン的には好意的に見られたものの、OVA としてはもう少し何とかならないのかねー。内容ゼロの上にオチはつまらんし、流行ネタは廃れるのも早いし、クオリティ的にも深夜アニメ相当。期待していた由宇とのマンザイも物足りなかった。
Air を見たことで目が肥えてしまっただろうか?
(★★★)

脚本: 月永ヒデヲ, 絵コンテ・演出: 林宏樹


2005年4月13日(水)

Sound Horizonメジャー第2弾「Elysion 楽園幻想物語組」発売(アキバ Blog)

http://blog.livedoor.jp/geek/archives/18796563.html

買ったよ〜。一通り聞いてみた感じでは聞きなれた Ark を除いてどこか違和感あるんだけど、聞きなれていくうちに少しずつ物語が紐解かれていく感覚が Sound Horizon の魅力でもあるので、しばらく BGM にしておこう。じまんぐ氏メインボーカルの曲はなかったのがちと残念。

IEでもFirefoxでも崩れないレイアウト(TextOcean)

http://textocean.com/article/7/iefirefox

カトゆー家断絶より。
有名な IE の Box バグなど。
CSS の理想と現実と言うか、無邪気に一般的な解説本だけ読んでスタイルシートを作ると、互換性に苦労の連続で、『CSSバグ辞典スレッド』の要約で報告されている大量のバグを目にすると、途方にくれてしまう。

ガラスの仮面 #02 「ビビの仮面」

†「私がビビなら陽気になんてなれない!」
さすが名作と言うべきか、興味のないジャンルでも見ているうちにぐいぐい引き込まれているようで、次回の学園祭の本番でマヤはどのようなビビを演じてくれるのだろうか?母親との関係はどうなるのか?と物語の筋を追いかけていくだけでも十分に楽しいです。例の白目演出も地味ながらインパクトのある映像になってました。恐ろしい子っ。

†「恐ろしい…恐ろしい子よ、北島マヤは」
芝居を一度見ただけで台詞も振り付けも丸暗記って、アニメ感想を書くのに欲しい能力だ。(^^; まぁちょい前でも、スターウォーズのドラマレコードの台詞や、魔法の天使クリィミーマミの最終話を全て暗記した恐ろしいオタクもぞろぞろといたので、やる気次第か?
春の新番組ラッシュでアニメ番組を浴びるようにように見ているので、最近は自分が書いたことすら覚えてない始末。参った…。
(★★★★)

脚本: 佐伯俊道, 絵コンテ: 浜津守, 演出: のがみかずお

いちご100% #03-04 「揺れる恋愛勉強会 / 幻の美少女ふたたび!?」

受験勉強に高校受験と中学生活は早くも終盤。15分1話構成もあってやたらと展開が早い。
能登麻美子さんの親近感のある声を聞いて、それだけで天にも昇る心地よさを味わえると思っていたのに、男友達キャラがやたらとうざいのに加えて、主人公の独り言がひどく苦痛。ぐふふふ…じゃねーよ。

結局のところ萌えアニメじゃなくて、ちょっとエッチなラブコメ(それも少年漫画の)なんだろうね。金をかけない安っぽい作画と、今じゃアニオタでも聞かないような古臭いユーロビートが、「この程度でも原作ファンなら買うだろう」と言う志の低さを感じてしまった。
(★★)

(A)脚本: 筆安一幸, コンテ・演出: 五月女有作, 作監: 宇都木勇
(B)脚本: 浦畑達彦, コンテ・演出: 五月女有作, 作監: 宇都木勇

バジリスク 〜甲賀忍法帖〜 #01 「相思相殺」

†これも GONZO クオリティ?
原作の小説はもちろん、アニメの直接の原作である漫画の方も傑作。新しく始まったアニメのほうは、ファンドばかり注目されて内容の方はノーチェックだったのに、ふたを開けてみると豪華なスタッフ・キャストに支えられた大作でした。とにかく濃ゆいキャラクターたち。迫力のある老人アップの作画、動き回りの忍者アクションと、期待を裏切らない出来です。

†フリークス忍者たちの壮絶なバトル
ただしストーリーの方は、天正九年の信長による伊賀攻めが長々と描かれるなど寄り道が多く、分かりにくかったのに加えて、原作の良さと言われていたサクサクと展開するスピード感があまり感じられないのが残念。ふと調べると全24話という長さなのね。能力者同士のチームバトルと言うシンプルな構成の作品としてはダレてきそうな予感。ここらへん GONZO のシリーズ構成能力に期待するしかないのか…。

動物好きのおかっぱの美少女である蛍火が個人的には萌えキャラだったので、本編でも原作以上に活躍して欲しいところ。ただ OP を見るとやたらと怖いのは気のせいか。(^^;
(★★★★)

監督: 木ア文智, シリーズ構成: むとうやすゆき, 制作: GONZO
脚本: むとうやすゆき, コンテ・演出: 木文智, 作監: 千葉道徳


2005年4月14日(木)

mixi非公式ニュースサイト

http://d.hatena.ne.jp/mixi_love/

かーずSPより。
最近はあまり mixi を利用しなくなってしまったんですが、この手の特化型ニュースサイトは便利なのでメモ。

『月姫』までの長い途─ぼくらのリアルと美少女ゲーム─ (更科修一郎氏)

http://www.ann.hi-ho.ne.jp/cuteplus/ncp/coco01.html

かーずSPより。
トップページから辿れますが、カラフルPureGirl で連載していた18禁ゲームのコラムなどを Web で公開してくれているありがたい人。
アニメの Air のヒットを受けてアニメ雑誌でもやや場違いな18禁ゲームの小史を最近よく目にする。単に作品の列挙だったりと正直物足りない内容が多い中で、作品と受け手に対して考察しているこの文章は読み応えありました。初出は COCO 2002/7 月号。

魔法先生ネギま! #15 「Amicus certus in re incerta cernitur」

いいんちょこと雪広あやかの貴重なメイン回。ネギ先生に向けて並々ならぬ愛情を注ぐ彼女の隠された過去が分かり、あやかに対する好感度もアップと言うのは狙い通りだと思う。

ただし原作だとあやかの家に家庭訪問するのはねぎ先生の他に明日菜と木乃香だけで、ドタバタも最小限なのに、アニメではこのあたりが過剰すぎて見ていて疲れてくる類のドタバタに感じました。弟を死産で失うと言うしんみりした場面の前に、プールでミサイル乱射とか、バーサーカーモードで分子レベルまで破壊とかやられてもね…。
(★★★)

脚本: 大河内一楼, 絵コンテ: えんどうてつや, 演出: 浦田保則, 作監: 足立慎吾

極上生徒会 #02 「ほとばしる青春」

今期期待の作品でした。想像力を刺激するプレーンなキャラクターデザインや、親近感を感じる地味なキャラの性格づけなど、かなり期待度が高かったのに、極上生徒会の説明あたりから微妙になってきた…。

まずは生徒会の設立目的とそれを率いる会長の設定が強力すぎること。ここらへんが極上たる由縁なんだろうけど、これでは非常にラフな話…何でもありの大味なドタバタな話しか想像できない。

早くも今回の終盤から、原子力空母に青春砲?と予想以上にぶっとんだ展開の連続で、敵は学外以外には考えられないと言うこともあり今回みたいな話がひた続くかと思うと頭が痛いです。これでは人間関係をきちんと描いてくれる、普通の学園ものにはなりそうにないなぁ…。

ジャンル的には、舞-HiME やマリみてと重なりそうだと思っていたのに、どうもこいこい7の良きライバルと言う感じになってきたようで、寮の管理人が11歳だったりと、ぶっとんだ世界観を楽しむ作品なんでしょうか?
(★★★)

脚本: 黒田洋介, 絵コンテ: 岩崎良明, 演出: 友田政晴, 作監: 氏家嘉宏・北村友幸


2005年4月15日(金)


□木村カエラへのオタク人気は「ぬいぐるみと話す女子」だから(さて次の企画は)

http://d.hatena.ne.jp/otokinoki/20050415#p1

至高回路より。
ぬいぐるみと話す女子萌えの分析。正直自分は極上生徒会の蘭堂のりにもプッチャンにも苛立ちの方が強くて、どこが楽しいのかさっぱり分らないんだけど、最近の身長の低いヒロインみたいにちょっとした流行りになるのも考えられるのでメモ。

TVアニメ『姫ちゃんのリボン』DVD-BOX化(CD Journal.com)

http://www.cdjournal.com/main/news/news.php?nno=8688

言うまでもなく傑作で、自分の90年代の萌えキャラを5人挙げると姫子は必ず入ってくる。DVD の方は全61話と言うことでさすがに高いなぁ。少し安くなってから買おうか…。

ハチミツとクローバー #01 「……人が恋に落ちる瞬間を初めて見てしまった。まいったな……」

木曜深夜は見るアニメが多過ぎる!

フジテレビが新たにお送りする新感覚アニメーション。
今までのテレビアニメの常識をひっくり返す
フジテレビの新しい挑戦!まるで連ドラのようなアニメ!

と言う公式サイトのコピーに、出来ればゴミのような駄作でありますようにと、ひっそり願っていたわけだけど、予想を反してなかなかの傑作。原作は YOUNG YOU の連載漫画だそうで、乱獲されて小粒な作品ばかりの既存のジャンル(少年漫画、ライトノベル、ゲーム)と比べて生きのいい作品がごろごろしてそうだ。

話の方はキャラの顔見せ中心で、たいした物語はなかったものの、前半描かれたオンボロアパートの生活感あふれる日常描写と、木々に囲まれたキャンパスの風景が切なくも懐かしく、それだけでこの作品が気に入ってしまった。

コロボックルと言うかミクロ系のヒロインは、可愛い外見とは裏腹にアニメ的な萌えとは無縁みたいでちょっと残念。それよりも上田祐司の演じる大学六年のヘンな先輩キャラがなんともいい味を出していて気に入ってしまった。
このアニメではどのような三角関係を見せてくれるか期待大。
(★★★★)

脚本: 黒田洋介, 絵コンテ・演出: カサヰケンイチ, 作監: 都築祐佳子
監督: カサヰケンイチ, 脚本: 黒田洋介, 制作: J.C.STAFF

フタコイ オルタナティブ #02 「ノーネーム・デイ」

†「沙羅ちゃん。相変わらずって、何が相変わらず?」
ダイハードな一日だった第一話とうって変わって、長閑な二子魂川の街並みを背景に穏やかでどこにでもありそうな〜しかしこんなアニメを見ているようじゃ絶対に見つけられない〜日常が描かれていた。双子姉妹を両手に抱えてベッドでまどろむ光景…これって二人だけだと中途半端なんだろうけど、三人だと奇妙な安定感を感じます。

†すのこワールド
ナレーションの恋太郎の語り口調。思い付いた事を話しかけてくるような語りが、かなり好きだったりする。過去・未来とせわしなく行き来して断片的なエピソードを語るいい加減な感じだけど、シリーズを通してみればパズルのピースは埋まるのだろうか? 今回は初対面の頃の白鐘姉妹が気になった。どういう過程で今の激甘な関係を構築したのか?

†神は天に居まし すべて世はこともなし
UFO と見間違えたるるとららのパラシュートが二子魂川に降下することで話は新展開。前回みたいな派手なアクションも今回みたいな落ち着いた日常譚もどちらも上々で甲乙付けがたい。相変わらず ufotable は期待を裏切らない。
(★★★★★)

脚本: 金月龍之介, 絵コンテ: 阿部雅司, 演出: 阿部雅司・鎌仲史陽, 作監: 下川寿士



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