これまでに Bulknewsなどが記事をパースして RSS を作ってましたが自ら配信することに。願わくは、記事のリザーブをもう少し〜せめて1年くらい〜長くして欲しい。
Ultimo Spalpeen の DAILY WAFFLE 3/1にて。
やっぱり御大は、Vガンダムがお嫌いなようで。
今回はミステリ風味。ピエロ姿の連続殺人犯、犯人から届く予告メッセージ、頭の硬い警察幹部と言った探偵ものの要素がてんこ盛りで、無かった事にしようと思った前回と比べると、見違えるようによくまとまった話でした。
ただし土日引きこもって清涼院流水の怪作「コズミック」を読み耽っていたので、ミステリはお腹いっぱい、連続殺人には食傷気味。欲しいのは本を読みすぎて痛くなった腰を癒してくれるミクラちゃんのやたら効きそうな足踏みマッサージ。細かいシナリオ運びよりも、彼女が魅せてくれるウルトラCのスーパーアクショをもう一度!
脚本: 吉岡たかを, 絵コンテ: しまづ聡行, 演出: 嵯峨敏
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絶海の孤島で起こる連続密室殺人事件。ミステリ嫌いの自分からすれば、この手のコテコテの展開は見る前からウンザリで、世間での評判はさておき長らく無視していたんだけど、「きみとぼくの壊れた世界」で感じたものは本格ミステリと言う衣装をまとった青春小説そのもので、上遠野浩平や滝本竜彦と言った作家と背中合わせの存在だった。
2年前の人気作品と言うことでさんざん言及されているので、例によって個人的なシュミで雑感。まずは強烈な個性を持ったキャラクターたちに圧倒された。天才がずらりと登場するだけあってライトノベル……と言うより漫画のような浮き世離れしたキャラが顔を合わせる。
中でも魅力的なのは表紙で描かれて主人公の"ぼく"が介添人として仕える計算機畑の天才技術者・玖渚友。自分のことを"僕様ちゃん"と呼び、小学生のメンタリティのまま大きくなったような天真爛漫な性格。うにうに言う口ぐせともども萌えキャラとして十分すぎる程キャラが立ってました。ぎゅっと抱き付いて「じゅーでーんちゅう」が可愛かった。D.C.ダカーポのさくらもやってたこれの元ネタはどこなんだろう?
他にも生活感皆無で、風呂が嫌いだとか、階段を昇り降り出来ないとか、引きこもりとかあって、いーちゃんじゃなくてもお世話したくなるよ。
ニヒリストを気取りつつも流されるままに生きていく主人公が語り部と言うことで、物語全体に虚無感が暗い影を落としてますが、エキセントリックなキャラたちのがいろ鮮やかに作品を染め上げ、ラストのどんでん返しに驚かされたりと、やたらと爽やかな読了感でした。まだまだ読むよ〜。
SYOSYOで紹介されていたまなちゃん日記 2/24に、フジテレビで放送されている R.O.D-THE TV- は、20話まで、クロノクルセイドは18話で終了なんて話が出ていた。ソースは番組誌らしい。
そんなばかな?いや冷静に考えれば今月に普通に放送すればそのくらいで終わってしまうわけで、正式発表じゃないので詳細は変わるかも知れませんが、寂しい現実を素直に受け止めるしか無いようだ。半端は駄目だよフジテレビさん…。
毎回コンスタントに作画・演出ともに水準以上なのに、自分にとってみれば心に残るシーンがほとんど無い小手先だけの作品に終わってしまったのは残念。神は細部に宿ると言う言葉がありますが、時間的制約で枝葉に当たるエピソードが少なかったのもキャラに思い入れを抱けなかった原因だと思う。
15分x8話と言うジャンプの10周打ち切り漫画みたいなフォーマットに期待していたのが間違っていたのだろうか?
脚本: 村山桂, 絵コンテ: 高橋丈夫, 演出: 宍戸淳
実に長かった…。ようやく面白いと作品だと自信を持って言える(*1)作品になってきました。(^^;
京都修学旅行の後編は、テンションの高さとナンセンスな展開が面白かった前回に続いて今回もまたテンポ良く話が進み、肌色度300%アップ(当社費)に久々の新アイキャッチとエロ強化のてこ入れも効果的でした。
†「どうして皆さんまで和樹さんに抱き付いちゃうんですか?」
エロ無しエロアニメらしく、いかにもな内容が盛り沢山。その中でも、着やせするタイプだったり、浴衣をはだけすぎだったり、顔を赤らめたりと凜が素晴らしすぎだよっ。
脚本: 佐藤勝一, 絵コンテ・演出: 伊藤真朱
ありえない。21世紀に作られたとは思えない化石シナリオ。超脚本、超アニメの歴史がまた一ページ。
デート商法、新興宗教、スリなど男運の悪い利緒とストーキングする二人が登場した冒頭は良かったのに、その後に展開される宇宙人ネタがアホすぎる。80年代のアニメや漫画みたいなダサさがこの作品の味とは言え、あまりにくだらなすぎる。引きつった笑いで疲れた。自分にとっては見慣れた一昔前の新宿西口〜南口周辺が登場したのがせめてもの救いでした。
脚本: 植竹須美男, 絵コンテ・演出: 南康宏
かーずSPより
8ビットパソコン全盛期の頃に発売されたナウシカを題材にしたゲームの紹介。
無理矢理ボードゲームの世界に話を移すと、大昔にツクダから発売されたゲームが強烈で、手ユニット足ユニットがある剣闘ゲームは初めて見た。ナウシカが戦闘マシーンとしか描かれていないこのゲームを関係者が見たら複雑な気持ちだろうなぁ。
†「私はセカイが悪いと思います」
学校では同級生から執拗ないじめに合い、家では両親とうまくいかず次第に精神的に追い込まれていく少女二人。アニメ版なるたるのラストの3話を飾るのは 6巻で描かれていた話で今回は導入部。
いじめに関しては容赦の無い描写が続いて、明はクラスでは何度も「学校来なくていい」の罵声を浴びせられるし、ひろ子の飲まされたみみずジュースも衝撃的。保健室エッチはエロゲーみたいな展開なんだけど、生理が来ているのに見境なく誘ったりするところは、明の半分壊れた心の裏返しなんでしょうか?
†「こんな世界、全てなくなってもいいかも」
そして現実から逃げるように、明とひろ子はシイナのアパートの前で出会って二人して意気投合。めらめらと暗き炎を燃やしつつ次回へ。漫画に手を出してしまったので、展開は分かっているとは言え、次回、そしてこの事件の解決と衝撃の事件が次々と起こるのでどこまで描写してくれるのか期待と言うことで。
脚本: 吉村元希, 絵コンテ・演出: 古川政美
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舞台は京都。普通の大学生として新たな生活をスタートさせたぼくは、大学の級友の招きで誕生会に出席したりと普通の生活を送るものの、殺人事件に巻き込まれていく中で、哀川潤との再会、殺人鬼との出会いと言ったヤバい世界に首を突っ込んでしまう。
「ひっでえ……、お前ってえげつないのな」
「殺人鬼に言われたくない」
「うるさい傍観者」
傍観者のような形で登場した前作では、戯言使いらしく嘘のとシニカルな性格を除いては人畜無害な感じだったのに今回は"ぼく"のドス黒い性格が如何なく発揮されて、犯人を問い詰めるシーンではド迫力を出してました。ニヒリズムを気取るキャラは多くてもここまで徹底した思想で塗りかためられているキャラはそう見かけないです。欠陥人間とか人間失格とか言われる彼だけど、彼のぶち切れた性格を通して、自分の中に潜んでいる直視したくない部分をチクチクと刺激されて、青春エンタメ(つーか暗黒青春もの)としても十分に合格点。最後の一言もキツかった。
人生の意味や生と死の問題、友達について、人を殺す事の倫理観と言った厨房哲学(*1)が長々と繰り返されるので、ミステリ読みはそこらへんで降り落とされる人が多いかも。もちろん自分からすれば、そういうライトノベル的な青臭さは大歓迎。
魅力的なキャラは今回も健在で、「だよっ」や「ねっ」と言った語尾が特徴的の葵井巫女子(あおいいみここ)は、学食での出会いからキャラ立ちまくりで、ギャルゲーの正ヒロインみたいな裏表の無い性格が素敵。殺人鬼の零崎人識も単なる殺戮マシーンのくせに気のいいにーちゃんみたいな性格で、気の合うところを魅せるなど主人公の相方としては理想的じゃないだろーか? 命が薄っぺらなこの作品。死なないでくれよと、珍しく心配してしまったキャラです。(^^;
読了後、表紙を眺めるとなるほどねー。前巻では裏表紙に騙されたので今回は完全にノーマークでした。イラスト担当の竹氏が手がけるポップ&キュートなキャラ絵は今回も健在。
新たなる放送チャンネルは、千葉テレビ&テレビ埼玉。数少ないギャルゲー原作ものと言うことで期待しています。
毎回の出来にバラツキがあるものの今回は面白かったです。果たして10回の壁を乗り切る事が出来るんだろうか。(^^;
祥子さんの過去、そして祐巳との絆の強さを第三者の視点で語る話。「彼女は、祥子さんにはふさわしくない」とアバンタイトルで登場した美冬さんは何かやってくれそうな雰囲気、盗撮写真どっさりの美冬の部屋からは危険な香りが漂っていたのに、自己完結して一人で敗北宣言と、ひっそりと消えていくのであった。
ストライクゾーンから遠いので、園児萌え〜みたいなドス黒い感情は抱かなかったものん、この頃からお嬢様の中のお嬢様だった祥子さん。スゴいよあんたな。
比較的地味な話だったのにもかかわらず作画は良好。特にラストの聖と志摩子の会話で表情の作り方なんかは鬼気迫る程の徹底ぶりで、ただの会話シーンの1カットに原画何枚使ってんだよ〜。ここだけは必見。
脚本: 真部千晶, 絵コンテ: 古橋一渚, 演出: 則座誠, 作監: 秋山由樹子
逃走劇の中の間奏曲。ジュニアとの和解に始まり彼の過去と未来、そして大英図書館延焼事件の説明。長々と説明セリフが続くので絵的には特筆すべきところはなかった。
本来なら、縁台で折り鶴にシャボン玉と、のどかな田園風景的な休息を楽しむ場面が見せ場だったんだろうけど、作画的にも息抜き状態なんで、心を惹かれるまでもなくさっくりと終了。
昔は良かった……、一話完結で日常編とミッション編を交互に並べてメリハリのあったシリーズ前半と比べると、長編が描かれる後半は鬱展開がだらだらと続く。フジテレビで放送されるのは残り2話(予定)と言うこともあり、テンションも下がり気味だよ。
脚本: 倉田英之, 絵コンテ: 福田道生, 演出: 高島大輔
BRAINSTORM より。
うっはー、何度か話題になっていたけど絶対にネタかと思ってました。(^^;
テレビシリーズで変なアレンジをされるよりは劇場版で切れ味のいい構成を見せて欲しいところ。作品的に微妙に賞味期限切れと言う気もしますが、あの夏の雰囲気は忘れられない。「鳥の歌」と「夏影」は今になって聞いても心を揺さぶる名曲でした。
今のところネットの映画評ほとんど評価されていない(特に映画の宣伝担当者から)が、次第に発言力が強まりつつあると言う話。
「映画の興行収入に関して、オンライン映画評が与える影響は映画会社が考えているよりずっと大きいことは確か」と結んでいる、このあたりを、誰かきちんとリサーチしてくれないかな…。
カレイドスターのロゼッタ担当大臣、和田高明さんについて。第一話でそらが見せた追跡アクションから始まって、本当にいい演技を見せてくれました。こういう人を見ると、原画マン=芝居の役者と言う喩えが実感できます。
3月と言えば卒業そして別れの季節。星の数ほどある個人ニュースサイトの中でもっとも気に入っていたのがこの「CUTTING EDGE」で、コメント無しのシンプルな体裁、見やすくジャンル分けされた構成、そして猫ニュースの多さもあり何かと重宝したニュースサイトです。最後に一通りコンテンツを見渡して、プロフィールによると管理人が女性の方だったのが最大最後のニュースだったかも。
[追記]その後復活。
王道の面白さ。期待していない(スマン)と言うのもありますが、ロボットアニメパワーアップ回独特の盛り上がりで後半は見ているだけでyやたらと気分が昂ぶります。(^^;
ただしもうちょっと作画頑張れっ。ヒロインのアップではいちいち顔を赤らめたりとサービスカットっぽいものを多用する一方で斗牙のひきつった顔などバラツキが大きいのが難点。
斗牙とフェイが姉弟と言う予想は見事に外れ、サンドマンがスポンサーの孤児院で育てられたと言う設定なのね。姉弟の争いと言うネタを期待していたのに…。いや待て、北斗の拳のみたいに本当の兄弟だけど養子と言う設定もあるんで、まだ完全に外れたと言うわけじゃないぞ。それにサテオキ、幼女フェイは可愛かった。
そのフェイさんがボロボロにやられて自信喪失と言う展開を期待していた私ですが、こっちも予想は外れ、物量作戦でじわじわと痛めつけられるぬるい展開。ひょっとしてトルーパー部隊を最後まで引っ張るつもりなんだろうか? キャラも無駄に立ってきた感じで、ルナより目立ってます。
怒涛の後半も終わり、ラストは「あんた誰よ?」てな感じで謎のキャラが登場して次回へ。大張監督はロボットが腕組みすしる決めポーズが好きなようで…。あと関係ないけど、DVD 2巻のジャケットイラストはインパクトありすぎ。
脚本: 志茂文彦, 画コンテ: とよますたかひろ, 演出: 斎藤良成
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哀川潤に拉致されたように連れ出され、強引に依頼されたのは、名門進学女子校の澄百合学園に潜入して女の子を連れ出す事。セーラー服を着せられて悟り切った人みたいに女装したぼくは、首吊学園と呼ばれるその学校に足を踏み入れた。
傑作の続いたこのシリーズも今回は凡作。手に取った時の「薄い」と言う第一印象そのままに読後感も薄い!と言うのが素直な感想。自分は今回大活躍の赤い人はあんまり好きじゃないんだよねー。
1冊目をミステリ、2冊目を青春小説とするなら、ぼくが<策師>や<闇突>と言う異名を持った敵たちと対峙する今回の話は、ライトノベルの学園アクションものと言ったところ。あっと驚かされる構成や、締めつけられるような思いは無かったものの、キャラ立ちの良さ(絵との相乗効果も強いですが)や会話の面白さ今回も楽しめました。あとは、江口寿史や夢幻紳士などちょい古めの漫画ネタをさらりと使うところが好きだ。
天使の技習得に向けてそらの苦闘が続く一方で、同じくクライマックスに向けてひた進むカレイドスターの面々を描いていた今回の話。今更だけど開始当初は準主役と思えたミアとアンナがあんなに地味な役どころになってしまったのが悲しい。そして天使を育てるのは悪魔と自覚していたはずなのに、今回の話のためにヘタレキャラになってしまったレオンもまた悲しい。
主役は四人。まだ見ぬ争いの無いステージを目指すそら、死んだ妹の夢を実現させるためにそらの夢を助けるレオン、更なる高みを目指すためそらの一歩先を目指すレイラ、そして今回終始にぎにぎしていたロゼッタ。ラストステージでそれぞれの役どころは見えているのに、ロゼッタがどうからんでくるのかがどうも見えてこない。そこらへんを期待して、残り3話?のうち彼女の活躍する話があるのを期待しながら見ていこう。
どこか勢いが落ちてしまった本編よりも、「私の夢になってよ BOX」の CM の方が印象的でした。(^^;
脚本: 平見瞳, コンテ: 水瀬たむら, 演出: 唐戸光博・神崎貴臣
F-ZERO みたいな水上ホバーカーレース。事故で乗れなくなった正規のドライバーの代わりにマイヤが乗り込む事に…。今回も厳しい作画レベル。「炸裂する水着アクション」なんだからもうちょっと絵に力を入れてよ。
それでもゆうが男をノシて病院送りにする場面、マイヤが喜んで壁に頭をぶつける場面で、ナチュラルなおかしさがあるし、爆弾まるごと狙撃するワイルドすぎる解決方法に驚かされたりと、ついつい見てしまう心憎い作品。
タイトルの元ネタは、キューブリックの「現金に体を張れ」。一昔前の映画のタイトルをもじってサブタイトルに仕立てるのは、レトロな感覚とトホホ感のある内容ともども、言い意味でも悪い意味でも「BURN-UP スクランブル」のライバル。ゲロを吐くヒロインはともかく、そのうち夢オチあたりがかぶりそうな気がする。
脚本: 山川靖智, 絵コンテ: 池端隆史, 演出: 浅見松雄
alternativ-liveより。
総作監の藤井昌宏さん描き下ろしのイラストは、まぶらほらしく 4P。夕菜の露出度が低いのがちょっと物足りないかな。
好きなサボテンネタにミッションの目的は受粉とかなり期待していた話なのに、話の大半はアニメでよく目にする食虫植物とのドタバタに終始し。期待が大き過ぎたのかあまり残るものは無かったです。
脚本: 藤田伸三, 絵コンテ・演出: 鎌倉美
倒されたピーサードに代わって巨漢のゲキドラーゴが前線指揮官に昇格。あんたヤミ帽のガルガンチュアの部下で出てなかったっけ?この頭の悪すぎる敵役に合わせてか、「だってやってられないじゃん」な頭の悪そうな脚本でディテールなんてあったもんじゃない。
せめてもの救いがネタ的に豊富だった事。二人はプリクマとか、ほのかがさりげなく三船久蔵十段の奥義空気投げを炸裂させたり、なぎさが実はカナヅチだったことが判明した事。なぎさちんピンチですよ。
脚本: 川崎良, 演出: 小村敏明
原作だと人探しに始まり謎が謎を呼ぶミステリ風の展開が面白かったこの話ですが、アニメでは丙午と言うキーワードが消え、モダンホラー(公式サイトによると、羨望とのっとりの心理サスペンス)風の展開。謎の無い物足りなさも尺的には仕方ないか。
自らは地獄に落ちても他人を幸せにはさせないと言う逆怨みは、損益で動く自分からすると理解不能のもので人一倍恐ろしくもあります。
偽白菊こと龍田は生き残り、原作には登場しない京極亭の立場もよく分からないままに次回はプレクライマックスとも言える四国の船幽霊。あれを1話でまとめるなんて正直ありえない。
脚本: 神原裕, 絵コンテ: 奥脇雅晴, 演出: 上野史博
こっちはキャラアニ.com の通販コーナーの商品紹介なんだけど、
…と、キャッチが凄いぞ。
CAXの日記より。
一見散漫なデータも統計にまとめると何かが見えてくる(かもしれない)と言うことで、再利用出来るかもと思いつつメモメモ。
呪われたミイラを運搬するいつもの三人。
前に見た気の抜けたカーチェイスに比べるとずいぶんまともになったようだけど、その割に話自体がありがちっつーか凡庸。宇宙人に幽霊とミイラがそのまま動き出してもおかしくないような世界観を何度も見せていたので、仕込まれたネタの方がやたらと地味に見えてくる。麺類にこだわる黒川とかメインの三人は立っているのに、どうも代行業の仕事がチープすぎて、役不足の本来の意味がぴったり。
脚本: 吉岡たかを, 絵コンテ: 田中孝弘, 演出: 草川啓造
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「君は玖渚友のことが本当は嫌いなんじゃないのかな?」
かってチームの一員であり友の過去を知る数少ない人物、兎吊木垓輔によるねちねちくどくどした喋りがいかにも西尾維新の世界と言う感覚で、冒頭からいきなりイシンパワー全開。
どこか雰囲気が違い番外編みたいな前回の話と比べると、今回は友がレギュラーで登場し、彼女との出会いや主人公が留学して ER プログラムを教育されていた過去の話が語られるなどシリーズのつながりが強く感じられ、過去のエピソードが回想されるたびにファンとしては嬉しくなってくる。出番こそないものの姫ちゃんも見事復活。
今回のテーマは天才に知性。例によって長々と戯言が続くのでプロット的にはややテンポが悪いですが、このシリーズはぼくによる愚痴っぽくどこか自虐的な…それでいてどこか前向きな感じのする喋りに耳を傾けているのが一番面白い(*1)ので、長ければ長い程読み応えを感じます。
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主人公が密室事件に巻き込まれて、素人探偵として事件を解決しなければならないような状況に追い込まれる…とミステリっぽい骨格で進むものの、体育会系ミステリと言う言葉が本編で出て来るように推理ものとしては弱いです。まぁそれでも後日談のサプライズには衝撃を受けたので良しとしますか…。
もちろん推理が薄い分だけ、このシリーズのお楽しみであるいーちゃんの戯言や会話の量は充実していて、キャラに関しては、ちゃんと男性も描き分け出来るイラストとの相乗効果で、新規登場キャラもやたらと存在感を感じて今回も大満足。「ねえ、お友達」が口ぐせの三つ編み眼鏡っ子石丸小唄がかっこよかったり、ぼくの恩師である心視先生が出番は少ないのに憎めないキャラに仕上がってました。
†「ぼくみたいな奴は、どこにでもいるんだよ……」
それにしても主人公の行動が読めない。キレる子供と言う側面もがますます強調されて、突然異常行動をとるので心配してしまう。あとは太宰治の作品じゃないけど、いーちゃんの語りのあちこちに死が色濃く見えていて、新青春エンタと言うコピーが皮肉に見える程に暗い影を落としていたりと、ますます人を選ぶ作品になってきているのが気になるところ。
それでも主人公のイタさを我が身の痛さみたいに感じるあたり、自分自身が作品に入れ込んでいるのを実感します。
後日談に登場する死の快走船」が実在するミステリ作品と言うのはあとで知ったんだけど、所々でミステリとの決別宣言のように読み取れる部分が目につく。使い古された本格フォーマットよりも、萌えミステリの新境地を驀進して欲しいところ。
ピアノ・ファイアより。
作品を評価する時に作品だけを語るのかそれとも作者や社会などバックボーンを含めて語るべきかと言う私的な問題。感想と言うよりたわごとレベルの雑文を書いている自分も、それなりに考えているものはあるわけで、考える上でヒントになるかな…。
うはぁ…。臓器移植問題はサテオキ、献血で図書券の配布が出来なくなった代わりに、秋葉原やらコミケ会場周辺で記念品として萌えグッズを配ればそこそこの効果はあると思うのだが…。
カトゆー家断絶より。
面白かったものを紹介していこうと言うのがスタンスの自分としては、ここらへんは実に大きなジレンマだったりする。感情だけじゃなく理論に訴えかけるような文章が書けるといいんだけど出来れば苦労しない。
あと自分が感想を書いていてひっかかるのが、面白い作品に限って細かい不満を長々と書いてしまいネガティブな感想になりがちで、逆にどうでもいい作品に限ってちょっとでもいいところがあればベタ褒めしてしまうと言うねじれ現象。話半分と思って読んでくれれば幸いです。
OtakuTalkerの記録
流行っているようでよく見かける絵で、解説を読むと思っていた以上に奥が深かった。ただし解説は一部の絵だけ。「顧客への請求金額」が今ひとつ直感的じゃないんで具体的な解釈が欲しかった。
テレビ業界ネタ。主人公はちんまい系眼鏡っ子25歳。年上おねーさん属性のぷにキャラとキャラ設定的にはかなり「来る!」ものを感じました。
しかしなごめたのは一瞬。いきなりアシスタントプロデューサーに抜擢されるという夢のありそうなストーリーながら、ヒロインはしっかり東大卒、同僚のおっとり系の女の子も東大と、どこかナマナマしいところを感じてしまうのはコンプレックスゆえだろーか?
あとは前作の「コス∞プレイヤー」が劇中劇で展開されるあたりメタフィクション的な面白さを期待できそう。どこか見たような名前(*1)が多いのは気のせいか?
脚本: 荒川稔久, 絵コンテ: 高橋丈夫, 演出: 迫井政行
監督: 高橋丈夫, シリーズ構成: 荒川稔久, アニメ制作: IMAGIN・スタジオライブ
面白かった京都編に作画パワーを前倒ししていたようで今回は総集編半分の時期的にも内容的にも中途半端な回でした。せっかく盛り上がってきたと言うのに。
それでも夕菜のシャーならぬ某掲示板経由で広がったキシャーの叫びが登場したり、オリジナル設定の管理人さんが紫乃の知り合いと言うアニメならではの展開が見られたりと、これから面白くなりそうな可能性を信じて次回へGO。
一緒に弁当を食べるのが学園恋愛もののキホン…と言うわけじゃないですが、ラストのああいったベタなシーンは好きなんだな…これが。
脚本: 上江洲誠, 絵コンテ: 江上潔, 演出: 土屋日
豪華客船を舞台にヒロインがずらりと水着姿で登場。水着の露出度はまずまずだし、終盤は真弥がお色気アクションを見せてくれたりとサービスシーンは充実していたのにどうも面白くないのはやぼったいキャラデザが原因だろう。まぁここらへんのダサダサなところが好きだったりするんだけどね。(^^;
でもって普通のアニメだと、今回登場する目がでかくスカートも短い少女暗殺者は、ワンポイントのように光る萌えキャラにするんだろうけど、ヤク中と言う強烈すぎる属性(あるのか?)により萌えないゴミ逝き。なんでこう外すんだろうか…。
脚本: 花田十輝, 絵コンテ: 上野史博, 演出: 上野史博
4/5 から地上デジタル放送やBSデジタル放送にも導入されるコピーワンスに関して、現状とその対策。
アニメたれ感日記より。
はてなダイアリーから直接 Amazon の書影が使えるようになったと言う話。
楽天の書影画像があまりに醜かったので、(ブリーダーに登録して)bk1の書影を使わせてもらってますが、公式には画像リンク禁止、しかし裏ではマーケティングディレクター担当の人が MT 用の書影プラグインを配布するなど灰色の世界だったり。
あれ程この作品に対する興味は高かったのに、漫画版を読み終えた時点でそれを丁寧になぞったアニメに対する興味は著しく落ち込んでしまいました。存在すら知らなかった自分にこの作品を紹介してくれたと言う点で、アニメの存在意義も大きかったんですが…。
キッズステーションでは原作を踏襲して、ひろ子がクラスメイトからのセクシャルバイオレンスないじめに直面する場面が描かれていたはずなのに、TBS 版ではそのシーンだけばっさりカット。この判断は間違っていないような気もしますが、全くフォローが無いので、「シーナには言わないで」と言う重要なセリフが意味わからん。父親殺しが動機的に弱くなってしまったし、水島君の存在も意味不明。ただでさえ極悪な復讐劇を見せるんだから、それ相応の動機を見せて欲しかった。
シイナ家で父親を挟んでの穏やかな団樂から一転、夜の学校と言うおどろおどろしい雰囲気には期待させるものがあったんだけどねー。
脚本: 小中千昭, 絵コンテ: 遠藤克巳, 演出: 山内東生雄
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これで現在刊行されている戯言シリーズはラスト。一陣の寂しさを感じながら読み始る。気が付くとぼくの骨董アパートに、紫木一姫が加わって、さらに春日井春日も居候を決め込んだりと、年上から幼女まで女の子がよりどりみどり。剣士がいるあたりさながらひなた荘の様相を呈してきた。
相変わらずキャラの立たせ方はズバ抜けて上手い。一姫とのどこか日本語のかみ合わないちぐはぐな喋りが激萌えなのは「クビツリ」を読んでいれば分かると思いますがホントいい子だよね。本編では登場しない<策士>子荻や、巫女子のキャラも魅力的に描かれていたりと、こちらもポイント高いです。
さらにさらに「あたし、匂宮理澄だもん」と登場するドジっ子名探偵のリズムちゃんが「鍵系の萌えキャラ」好きの自分の琴線にふれまくりで、ノリツッコミの文章が多い物語前半は、あゆあゆの登場する Kanon さながらの破壊力で、ゴロゴロと畳を転がったりアヒャアヒャと狂気乱舞したりして一気に読んでしまいました。
え?ベタ褒めしすぎると引く?まぁいいじゃん。読み終えた直後高揚感を少しでも長続きさせようと思っているんだからさ。例によって、奇人変人大集合なんで読む人は選ぶよ。
あまり思い出したくない物語中盤からは、戯言シリーズおなじみの乾いた文体に戻り、いーちゃんの醒めた内面とご体面。衝撃が後を引く後半はうわの空で読んでました。(^^;
ミステリ的な構成はますます薄くなり。ぶっちゃけ泣きゲーみたいな作品構成だったりするわけだけど、それがまたいい!今回はいつも以上に作品世界が語られ、キャラ萌えに満たされ、バトルの描写に酔わされ…と右脳を心地よく刺激してくれました。黒髪黒マントの眼鏡っ子が表紙を飾るリバーシブルのカバーは、読んでからカバーを透かしてみると仕掛けが見えてきたりとここらへんの遊び心も○。
R.O.D The TV のフジテレビでの放送が来週で終わることの正式発表。おかげで見る気力が無くなってしまったよ…。
Books by MAYA/MEMOより。
自分の読んできた小論文の書き方を教えてくれる本では、出題意図を読む事や、構成や文体など使い古された小手先のテクニックに重点が置かれてますが、 山田ズーニーさんの文章からは、そんなレベルとはスケールの違う「文章道」を実感させるものがあり心打たれる。新書の方も買ってみますか。
アバンタイトルは、白薔薇様の封印された記憶。一冊の本をきっかけに学園ではタブーとなっている彼女の秘められた過去が今明らかになる。
程よく謎が提示された今回の話。本の作者ではないと否定しながらもどこか思い当たる節のあるような白薔薇様。そして転校したしおりさん、ナイスミドルな(元)お嬢様の小説作者と三人の関係が明かされるであろう後編は高まっていく。
決して自分には手の届かない高みにあるマリみて世界に、学食ラーメンとか缶入りしること言った庶民アイテムが登場するとそれだけでも新鮮。女の子がラーメンを食べる何気ないシーンに萌えたのは、東鳩の綾香お嬢様以来かも。
それにしても、くりくりした瞳でまっすぐ見つめる、由乃が可愛いのぉ。英国紳士探偵風のコスプレを着せてあげたい。島津由乃十六歳、名探偵だねっ!
脚本: 吉田玲子, 絵コンテ: あべたつや, 演出: 筑紫大介
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「───それでは零崎をはじめよう」
零崎一族の長兄・零崎双識を主人公にした戯言シリーズの番外編。西尾ワールドを貫く「兄妹愛」プラス、ブギーポップやジョジョなんかを彷彿とさせる、手八丁口八丁の超人バトルが充実していた一方で「ヒトクイマジカル」で炸裂していたキャラ萌え要素は薄め。
「ぎゃははははっ!」の匂宮兄、「傑作だな」の零崎人識、さらには兎吊木垓輔と、常人とは違った逝っちゃったような主義主張で動く男性キャラが好きな自分的には、今回の零崎双識も同列に並ぶくらいに気に入りました。一般人よりも犯罪者、人殺しの方が魅力的なのが西尾氏の作品の嫌らしい点で、双識の殺人鬼哲学に満悦。ただし彼の活躍が尻すぼみなのが読了後の印象を悪くしているかな…。
今回は、リズムとか韻を重視した詩的な文章が多めになっていて、これはこれで楽しんですが、いーちゃんが登場しない分だけ物足りなさも多く、戯言シリーズは主人公の語りかけてくるような独白が魅力的だった事を再認識。早く新刊が読みたい。いーちゃんまだー?
カトゆー家断絶より。
DVD 全巻購入者特典の縮小版 320x240。JASRAC がらみで音楽は無いのは残念ですが、その分じっくりと映像美を堪能。CG を使って光と空間を効果的に見せる最近流行りの演出で、センスの良さを感じました。
†「富士をバックに二大スーパーロボットががっちり握手!あとは頼んだぜダブルグラヴィオン!」
突如聞き慣れない警告音とともに始まったTVK 地震情報に初めて遭遇。震源地はチバだすまんかった。
前回颯爽と登場したソル・グラヴィオンのパイロットの正体の正体が露見。あぅあぅあー、このパターンはあんま好きじゃないんだよなぁ。前回までは物語とシンクロして一挙手一足投にワクワクしていたはずなのに、ここにきて歯車が狂ってしまった。巨大ロボットもの終盤のお約束がてんこ盛りなんでツボは抑えているし、喪失感は満たされたはずなのにどこか空しさを感じる。
ぶち切れの兄者は巨大ホログラフで出現して「人類の駆除を開始するよ〜ん」といかにもな安っぽい展開。さらに作り手(監督?)のおもちゃのロボットを買ってもらった子供のようなはしゃぎっぷりが鼻について自分としてはおいてけぼりの気分。
巨大ロボに魅力を感じない分、今回の見所はマスク着用でもやたらと艶っぽくなったレイブンと、お色気担当のフェイ。本筋に不満を感じつつも、フェイの落ち込みと復活劇が見られればそれでいいや。
脚本: ほそのゆうじ, 画コンテ: 大張正己・大塚健, 演出: 椛島洋介
楽画喜堂より。
ストリーム配信なんですいている時にでも見てみます。
†「あ〜ゾクゾクしちゃう」
気が付くと最終決戦モードに突入し、盛り上がっていたぴちぴちピッチ。作画の方も最終進化形と言っていいくらい美麗に描かれ、さらに後半では珍しく切れのいいアクションが見られたりと、まるで別のアニメのような素晴らしさ。
†「ホントだよね〜」
前回 BBS の二人が退場したことで、今回は俄然やる気を見せていたダークラバーズの面々もいい感じ。「戦力を分散させるには好都合だ」と、素敵な策士っぷり。今回は何かやってくれそう…と思っていたら何もしなかった。次回が見せ場だ!
†「みんなでニコラのシチュー食べようね」
リナと波音のスペシャルデュエットは、どこがスペシャルかと思ったら新作作画がスペシャルなのね。さらに二人より三人、三人より四人と増殖していった人魚ライブはとうとう6人の大世帯になって、救出されたノエルさんココさんを交えての壮快ライブ。
「心の闇」を見せられるようなかれんの壮絶な歌声は過去の話。新作の絵が入るとやたらと新鮮で長めの歌のシーンもしっかり楽しめました。早く7人揃った完全版を見たいところ。
先週分は、ぴちぴち日記 3/10のキャプ&紹介が面白すぎたので、ビデオを回して見てしまった。ヒッポの正体がユーリにばれたりと進展があったのか…。それにしても神獣形態弱すぎっ。
脚本: 高橋ナツコ, 絵コンテ: 後信治・後信治
最終奥義を極めんがために猛特訓を重ねるそら、そして彼女のひたむきさに心を打たれる元ライバルたち。スポ根漫画ならではの王道の展開は、作画の良さも加わって舌鼓を打つわけだけど、ストーリー的に順風満帆〜レイラの挑戦も予定調和みたいで驚きが少ないのが残念。予想不可能な波乱要素が欲しい。
この点「満月をさがして」のラストステージに向かっての盛り上げ方は、先が読めず実に楽しかった…なんて思い出す。もう1年も前の話なのね。カムバック・フルムーン。
にぎにぎロゼットは、タンクトップ姿が似合っていたりと心を癒してくれる。最終回に向かって個々のキャラを群衆劇みたいに描いているので、そのパーツの一つになってしまったのが物足りないですが、準主役と扱いは良くなってきたので我慢我慢。
脚本: 土屋理敬, コンテ: 河本昇悟, 演出: 福多潤, 奥野耕太
かーずSP戯れ言より。
文体模写ネタとかでいろいろな作家バージョンがあると面白いかも。
天然素材からシャボン玉を作ると言う話。ネタ的にそんなの知るかよーと言うようなマニアックなものが多くて今ひとつ乗れなかった。
泡遊びプレイで GO!GO!GO! と妄想プレイ。…なんて出来るのもあと2話を残すのみかー、寂しい。
脚本: 福嶋幸典, 絵コンテ: 小林一三, 演出: 広嶋秀樹
何気に期待していた三角関係ネタだったんだけど、やっぱりいらねー。二人だけの世界〜純粋百合作品の道を驀進して欲しいところ。何にせよ「幼なじみ」と言うオチに騙されてはいけない。「私のお兄ちゃんみたいな人」って、今の時代じゃもあやしさ大爆発なんですけど。
ラクロスのシーンは普通かな…。個人的に盛り上がったのは、夜中にベランダで傷心を癒しているなぎさの部屋に弟が入り込むシーンだったり。こんなところで最近、姉×弟ものばかり読んでいる反動が〜。(^^;
脚本: 川崎良, 演出: 岡佳広
†「この人、お知り合いですか?」
長耳さんのプロフィールが登場するが生きていたら200歳だそーで、原作と比べて遥かに人間離れしていた又市たちは冥府魔道の人間として設定されているようだ。
原作と比較するのはいい加減不毛になったきたんだけど、しつこく書くよ〜。
今回もまた細かいディテールはばっさりカットされ、ホラー描写&おぎんさんのお色気描写がパワーアップ。「続」の中でこの話が一番好きだったのに、遍路姿に身を変えて四国八十八箇所霊場を旅しながら川久保村を目指すシーンはばっさりカットされたのが痛かった。
見所は飛火槍発射シーンだろう。原作だと弾ではなく火薬を飛ばす兵器で、平家の落ち人たちの手によって代々受け継がれてきたもの。せいぜい山崩れを起こして村を1つ破壊する程度で、黒船来航直前の時代にはちょっと弱いかなと思ってましたが、アニメだと禁断の黒魔法メテオみたいなド派手な究極兵器になっていてスケールが大きくなっていたのは好感触。
脚本: 神原裕, 絵コンテ: 奥脇雅晴, 演出: 上野史博
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欠点は多い。どこかで見た設定、薄っぺらな人間描写に背景描写、文章的にも思想的にも稚拙さが目立つ。それを若い感性と言う儚くも危うい糸で紡いだのがこの作品だと思う。作者は1980年生まれ。21歳のデビュー作。
それなのにどこか魅力を感じるのはどうしてだろう。主人公の妹を集団レイプされたことがきっかけで、加害者たちの娘や孫を拉致監禁すると言う馬鹿げた行動を笑い飛ばせないのはどうしてなんだろう。狂った世界を、「今の時代こんなものさ」と素直に受け止めてしまうのはどうしてなんだろう。主人公の背中を通して作者の事をを分かった気になって、親近感を感じてしまうのはどうしてなんだろう。
ちょっと壊れたイタイ人達によるイタい小説が好きな自分に気付かされる。
巷では、CCさくらとか東鳩などサブカル描写の多さが特徴的と言われてますが、滝本作品なんか比べるとどこか薄味で、2007年なのにCCさくらやマルチの同人誌を作っているなんて嘘っぽい設定はやめてくれ。
例年以上にバリエーションが広すぎてリメイクも多すぎて、どれを見ていいのか悩むところ。去年春スタートの掘り出しものだった「D.N.Angel」みたいな学園恋愛ものは無いのだろーか?
正体不明の暗殺者「ファントム」からの予告状、音もなく忍び寄り殺し屋とミステリタッチでまとめられた本作。危険代行業らしく、暗殺ターゲットとして身代りの仕事を依頼された黒川を、マジカルてな海空来ちゃんは守る事が出来るのか?
事態が二転三転したり、ミスディレクションが効果的だったりと物語的には佳作と言ったところ。ただし名探偵原田の推理がビシりと決まるので過程を楽しむ暇もなく終わってしまったと言うのが正直なところ。ラストは近いと言うのに大きな事件もなく、単発ネタが続くのも作品を地味に見せている。
脚本: 吉岡たかを, 絵コンテ・演出: 大西景介