外から見ていると撤退するブランド(最近ではちぇりーそふと)が目につく一方で、上位陣の売上の方は、上向き傾向と言うのが意外な結果でした。
昨日の夜くらいから世間を騒がしている Winny で広がるワーム型のウィルス。被害を受けた人はたまったもんじゃないですが、画面をキャプチャーしてばらまく機能ってのは嫌がらせ的に素直に関心してしまった。
はっぴい!ぱらだいす!(3/17)より。
長文系を目指しているので、あとで読んでおきます。
Web とは関係ないですが、舞城王太郎の文章が、改行無し区点無しなのにあれだけ読みやすいと言うのを考えると、文章自体が重要か…などと思う今日この頃。
特撮ヒロインの名前を組み合わせていると言う説。特撮自体に疎いのでさっぱり分からないですが一応メモ。
今回のお当番は玖里子さん。話の方は「ゆうれいの巻〜した」の「照らす月明かり」を大きくアレンジして、後先考えない破壊神夕菜が発動せずに、シリアスパートで盛り上げるなどかなり良くなってました。
もっとも前半はちと唐突気味な展開。「互いの心が通じなければ灰は返せない」と言う、玖里子が灰を返せない理由なんてものが突然出て来たりして戸惑ったのが大きい。ただしパーティーで玖里子と二人になってからは画面に集中できて、クライマックスはふるふると心を動かされる場面に仕上がってました。まぶらほのくせにっ。
和樹がゆうれい化して遺伝子獲得と言う目的を失った事で「ゆうれいの巻」ではさっぱり精彩が無かった玖里子さんだけど、原作では「ふっかつの巻・とうなん」で彼女の過去が語られて、繊細な内面や辛い過去などに触れられた事で萌えキャラとしてのレベルアップを見せてくれます。ここらへんがアニメでは見られそうにないのが残念。
それにしても取って付けたような「灰が全て戻った時に、それまでの記憶が全て失われる」と言う設定が恥ずかしい。原作を読んでからもう一度この話題を目にすると二度恥ずかしい。
脚本: 白根秀樹, 絵コンテ・演出: 柳伸亮
おいてけぼりにシリアスな展開。前半に見られたすっとぼけたような味は既に感じられず、古くさい物語だけが残ってしまったような気がする。据膳食わぬは男の恥の祐司はどっ白けだし、唯一萌えキャラの真弥は全身包帯を巻いて入院。一部にコアなファンのいる包帯属性を満足させてくれるようなカットは見られず、感じたのは痛々しさだけ。
より強く、より従順な、警察上層部に都合のいい特殊警察隊員を作るために、人体をいじって、他のメンバーのデータを移植した改造人間を作り出した警視庁。…なんてシリーズの最後までこんな古めかしい設定を持ち出さなくてもいいのに。
脚本: 植竹須美男, 絵コンテ: 殿勝秀樹, 演出: 信田ユウ
まずはこのヤバい物語を途中までとは言え忠実に再現してくれたスタッフに感謝。小学校乱入、ナイフで両親殺害、鮮血、凶悪ないじめ(これは地上波では一部カットされたか)などテレビ東京じゃかなりの確立でカットされそうなシーンもしっかり描かれていて、原作を読んでいた時の感覚をそのままトレースする事が出来ました。
†「シーナのお父さんはシーナのためには生きていない方がいいのよ」
何度か語られた「なるたる哲学」は、頭がいいがどこか報われない子供に竜の子と言う凶悪な武器が与えられ、両親と言う篭から出て殺人と言う通過儀礼を経ることで、理想社会を作るための一員となると言うのがあり、今回の話でシイナ、明、ひろ子ともにきっちりと幼年時代を卒業。明が父親を殺した理由はアニメでも原作でも(*1)ほとんど語られないままで、少ない材料から考えるしかないんだけど、須藤からデートに誘われて胸を膨らませたり、保健室でクラスメイトを誘惑したりと、何を考えているのかよく分からないのが正直なところ。もっとも子供たちのわけわからん精神状態もなるたるの魅力か。(^^;
毎回不満を感じるアニメの演出も今回は充実していて、ひろ子の首を締めるのにシンクロして鳴り響く電話機の呼び出し音や、ひろ子の涙から明の涙に画面が切り替わる場面は好感触。あと最後と言うことで OP をじっくり眺めていると、ひろ子がいじめっ子に拉致されたりと、別作品のような雰囲気ながらしっかりと本編の内容を反映していたことに今更ながら感心させられました。
†「やさしさだけじゃ全ての人を助ける事なんて出来ないよ」
ラストは、7巻で登場するシイナの万朶学園制服姿。ホシ丸を介して殺してしまったひろ子の意志を継ぐように、猛勉強のシイナが特待生として万朶学園に進学して、他のキャラたちもそれぞれの目標を目指して新しい生活を始めるのが7巻からの展開で、行方不明が続いている小森や父親を殺してしまった明のその後、涅見子の役どころなどが明かになり、最終巻はなかなかの盛り上がりを見せるものの、見ないと後悔、見ても後悔と言うぶっとんだ物語でした。養殖もののセカイ系は面白くないと言う話があったけど、その点なるたるはマジもんの天然モノ。天使のように純粋さと子供のように残酷な心が無いとこんな作品は描けない。
脚本: 小中千昭, 絵コンテ: そーとめこういちろう, 演出: 宮田亮
面白そうな考察があったのでメモ。定義をめぐって延々と堂々巡りをしていることもありこの話題には深く立ち入らないつもりだけど、なるたる、西尾維新氏、佐藤友哉氏らの作品を購入したのもこの「セカイ系」と言うあやしげなジャンルに定義されていたからだったりと、それなりに影響されているのかな。(^^;
ネタスレの方は、アレですが、ここに引用されている2ch映画作品・映画人板の「耳をすませば」スレからの斬新すぎる考察は面白い。
聖さん16歳の頃の封印された思い出が今明かに。こういった耽美な世界で描かれた純愛ものは久々で、作品の雰囲気に酔わされました。いい仕事しているなぁ。
礼拝堂での栞との出会い、真夏の太陽のように激しく燃える恋心、夕立ちの薔薇温室、雪降る深夜のプラットホームと、アルバムに納められた写真を見ているような印象深い絵を続けざまに見せてくれたりと雰囲気的には二重丸。薔薇温室で雨宿りする時に指をからめあったり、二人の髪を編むシーンで感じられる間接的なエロ描写はキスよりもインパクトありました。姫カットの栞はビジュアル的に際立っているので脇役にはもったいない。
聖のモノローグで物語が展開するので、描写的にはくどかったりしますが、分かりやすいと言う点ではこれくらいの方がいいのかな?
クライマックスは、ハッピーバースディなクリスマス。冬至はもともと太陽が死んで生まれ変わる日(ミトラ信仰)と言うことで、彼女の再出発にはふさわしい日であり、聖と言う名前の由来も誕生日にあったのね。(原作未読なので多分)
脚本: 吉田玲子, 絵コンテ: 古橋一浩, 演出: 吉田俊司
フジテレビでは最終回。正直ストーリーには魅力を感じなくなってきたこともあるので悲しみよさようなら。
それでもキャラクターの方は相変わらず魅力的で、今回は読子さんの見せる歴戦の紙使いらしい鮮やかな戦いぶりにささやかな感動。ヘリコプターを紙飛行機で追いかけるバカバカしさも好きだ。
これが最後と言うことでいつも以上に読子さん萌え。艶やかな黒髪、ふくよかな胸、舌っ足らずな口調と全てが愛くるしい。二人で一緒にだらだらと本を読むだけの生活を続けたいよ。
脚本: 倉田英之, 絵コンテ: 深井蒼, 演出: 湖山禎崇
明が父を殺害した理由が9巻で明かになっていると言うことで読み直してみる。母親の口から直接言及されていた。理解できるものの原作でもアニメでも伏線はほとんど無かったので、直前にどういった会話が繰り広げられていたのか想像で補うしかないようです。
自分的にはうる星やつらを支えたいた役者の一人みたいな感じで、極端なパースで描かれる疾走シーンの数々はそれだけでも見応えがありました。「まぶらほ」でこの人に夕菜の暴走を描いて欲しかったなぁ。
どこか違和感を感じた OP。次週で最後と言うのにしっかりとリニューアルしたエィナに修正しているのね。ここらへんのこだわりはいいなぁ…などと感心していたら本編の作画は低空飛行。レイブンやぱよ、小麦ちゃんの中の人はさておき、フェイの作画が悪いと気分はずぶずぶと沈んでしまう。
永久新陳代謝機能を捨ててサンドマン様ご出陣。結局グラントルーパーは雑魚の掃討、ソルグラヴィオンは露払いで、ゴッドシグマグラヴィオンを駆るサンドマンのサンドマンによるサンドマンのための物語になってしまうわけね。
脚本: 吉村清子, 画コンテ: 大籠之仁, 演出: 大籠之仁
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意識の流れを日本語ラップで矢継ぎ早に繰り出してくるような文体に圧倒されながらも、ライトノベル読者としてはまずはキャラクター造形の良さに目がいく。
政治家秘書として政治家を目指す長男、兄弟一の天才問題児されど行方不明の次男、ミステリ作家の三男(彼の物語は続編の「暗闇の中で子供」が詳しい)、そして今回主人公のサンディエゴの総合病院で医者として勤務する四男。さらに政治家の父親が加わって、それぞれ違って生き様を見せつつもやはり血のつながった兄弟としか言えないような相似点を見せてくれるのが面白くキャラ立ちからして一級品でした。
北斗の拳の北斗四兄弟、創竜伝の竜堂四兄弟、そして痕の柏木四姉妹と、兄弟二人ので育った自分からすると四人の兄弟姉妹てのはひどく魅力的で、何とも言えない力強さを感じてしまいます。「奈津川家血族物語」と言うコピーそのままに物語の半分は彼らの少年時代の荒れた家庭環境によって占められる。考えるよりも先に手が出る奈津川一族、父も子も暴力暴行乱暴の嵐、嵐、嵐。憎しみが深い分だけ愛もより深いわけで間接的に描かれる家族愛は心に浸みてくる。キッチリと収束するラストにより読んだ後の余韻も格別。
話はそれるが「映画や小説と現実の犯罪に関連性はない」なんて嘘だ。それは単に感受性の鈍くなった大人が出来の悪い屑作品を見ているだけの事で、本物は魂を震わす、悪の戦慄が脳内に木霊する。舞城王太郎作品を読んでひどく暴力的になった自分が今ここにいるわけで、「ふるえるぞハート!燃えつきるほどヒート!!」と読み終えてもなお血湧き肉踊る状態が続いていたりします。(^^;
清涼院流水超先生の作品で感じたアナグラムやトリックのくだらなさはさらにパワーアップされていて、ミステリを読まない自分からするとどう突っ込んでいいのかよく分からないのが正直なところ。ミステリファンはああいったものに知性のきらめきやセンスを感じるのだろーか?
まいじゃー推進委員会!より。
長らく発売未定でしたが、ようやく待っていた甲斐があった。最近ホットな「ファウスト系作家」と言うで期待大。
うぱーのお茶会より。
5日程前の記事で微妙に古かったりしますが、質・量ともに充実していたのでチェック。風俗チラシに登場するギャルゲー・アニメキャラたち。80年代はパチンコ屋ののぼりで使われて初めて一人前と言われていた(言われてねーよ)わけで、厨房だった私は以下略。
風俗チラシの方は、意外と似合っているのが恐い…。地元だと、ほんの2〜3か月前にナデシコのユリカを使ったチラシを見かけたりと、確実に流行から取り残されている事を実感します。
エロチック街道より。
http://youkan.s31.xrea.com/d/ → http://tinyurl.com/248ze と、ほとんど変わらないしセマンティックが無いのが辛い。Wiki の日本語文字コードがエンコードされた URL なんかで使ってみようかな。
http://www.yomiuri.co.jp/net/news/20040316ij21.htm
BLOG@NO/ON3/17 より。
アマゾン・ジャパンの配送センターのちょっとした紹介記事。千葉だと金曜日の夜に注文してほぼ日曜日の午前中に届くので早いと思っていたら、市川市から配送していたのか。
†「風よ、海よ、もっと吹き荒れろ!」
感動的な前回と比べると今週はイマイチ。期待のダークラヴァーズはパワーアップして登場したことで、そこそこの活躍を期待したんだけど、海斗の叫びでさっくりと消滅。これで終わりかよ。わざわざピアノを運んできたユーリさんの苦労は一体…。
†「恋なんてまやかしに過ぎない」
でもってガイトの切札的存在の沙羅が活躍する今回の話は、ビジュアル的に沙羅の迫力が無いのでどうも盛り上がりに欠けていた。ちゃっかり e-kara愛用の沙羅によるお経のようなリズムの変な歌、「命なんて惜しくないの?それじゃ望み通りにしてあげる」と言いながら、マイクを口元に寄せる間抜けな絵でどうにも笑ってしまうような場面が多かった。
†「これで思い残す事は何もない」
試合に勝って勝負に負けた、波音大暴走と言う意外なオチもなく、ガイトがぶち切れて最終回へ。マリア、エリル、イズール、ユーリをはべらすだけで我慢しておけば良かったものを…。
脚本: 中瀬理香, 絵コンテ・演出: 松本マサユキ
事実上のクライマックスとも言えるそらとレイラの直接対決。パパッと感想系サイトを巡回するとどこも評価は高め。
確かに脚本・構成・演出・音楽と実に丁寧で、感動を呼び起こすような作りを感じるものの、皮膚を突き刺すだけでどうも心が動かない。
そらの「天使の技」の凄さを見せるのに、「みんなの天使の心を呼び起こす」と言う観客たちが代弁する間接的な形で見せていたので、言葉では分かっても心に伝わらなかったのが正直なところ。みんな饒舌すぎるよ〜。
それでもただ一瞬 、全身を電気が駆け抜けたのは、波打つ光が天使の羽に見える場面で、この瞬間だけでも4クール目に入ってから見直した価値はありました。天使の存在を確信しました。このシーンを繋ぐ挿入歌の使い方も良かった。
ラストのレイラさんのセリフがまた長い。自分としては観客の立場で純粋にそらのステージだけで感動したかったのに、どうも皆さん解説とか心情の説明がくどいよなぁ。ここらへんは脚本家の個性なんだろうか?
脚本:吉田玲子 演出:平池芳正 絵コンテ:水瀬たむら・佐藤順一
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ホントニスゴイヨコノヒトハー。
リズミカルな文章は今回も健在。作者描き下ろしイラストもいい味出していて、前巻の渦巻の続きの「絵」は爆笑してしまった。今回もまた次々と発生する事件は唐突で異常で狂気じみたところを見せ次第にエスカレート。うーむ同じ人物が違う手口で殺されているんだけど気のせいか…と思いながら中盤以降は虚構と現実の混在した子供の夢みたいな馬鹿馬鹿しい展開に突入し、ありえない、ありえないと叫びながら深夜に読了。ベッドの中でもきっちり悪夢を見た。(←子供かよ、自分)
主人公は前巻の主人公四郎の兄三郎。「ある種の真実は嘘でしか語れないのだ〜(中略)そこでは嘘をつかないと、本当らしさが生まれてこないのだ」と今回の主人公、元純文学で元ミステリ作家の三郎の口から物語論が語られたり、メタ的な視点で進むのは覚悟していたけど、混沌を叩きつけられたような終盤は未だに理解も整理も出来ない。自分は普通の奈津川家血族サーガが読みたかったのに。
あっ、キャラクター小説としては今回もなかなかイケてます。殺伐とした武闘派の一族の中でもっとも芸術家肌で血の気が少ない三郎は、心身ともに弱いところなど感情移入しやすいし、彼の魂の遍歴と言う物語仕立ても Good。彼から見ると四郎はミニチュア版の二郎みたいな性格で、三郎視点で語られる四兄弟の少年時代も新鮮だった。前巻を読み直したら新たな発見があるかも。その前に「ルンババ12」の物語に Go!
†ミオとスズカは電気ウナギの夢を見るか?
ついにファイナルミッション。内容はおいといて後悔しないように、ミオとスズカだけじっくり見つめる。…。いつも通りなんだけどね。
ただしスズカちん飼い慣らされているなぁとか細々としたシーンを除いて全体的に低調。清く正しい学習アニメでした。
脚本: 富田祐弘, 絵コンテ: 藤原良二, 演出: 渡辺正
東映アニメーションの方針なのか、どれみ〜ナージャ〜プリキュアと続くこの番組枠は2か月に1度くらいびっくりする程クオリティの高い話を作ってくれる。ちょうど今回はその強化週間だろう。
描き込まれた作画はもちろん、凝った立体感のあるレイアウトや、丁寧なデジタル仕上げ、背景美術も綺麗で、内容的にも何気ないセリフやしぐさから伝わってくる二人の感情描写も冴えに冴えていた。
クライマックスも印象的だった。関係の変化を呼称の変化と言う目に見える形で表現するおなじみのパターンも、二人の日記を通しての会話で焦らされるので適度にカタルシスが発散される。
萌え描写的には、なぎさのプロレス技が炸裂したり私室の場面が多くて個人的には満足。あとは、真正面を向いたなぎさのつり目気味の瞳が萌え萌え。キミは獅堂光の生まれ変わりだと声をかけたくなる。オタクだからこそ二次元キャラを守りますっ。
脚本:清水東 演出:五十嵐卓哉
1か月前に原作を読んだはずなのに、何が何だかよくわからん…と言うのが正直なところ。ラストは小説版とかかなり違ったオチになるそうなので、来週までに情報を整理して気合いを入れて見てみますか…。
脚本: 高橋洋, 絵コンテ: 殿勝秀樹・名村英敏, 演出: のがみかずお
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福井在住の主人公と「煙か土か食い物」で三郎の友人として登場した名探偵ルンババ12こと番場潤二郎、隣通しで住んでいた二人の12歳から19歳までの多感な少年時代を描いたほろ苦い青春小説。雰囲気的にはキングの「スタンド・バイ・ミー」が近く、青臭い夢と希望、ガキの会話、叙情的な田園風景…と全てが心地よい。奈津川血族サーガのように暴力そして暴力のパルプノワール風世界とは無縁ですが、相変わらずの無差別連続殺人事件やオブジェのように扱われる死体と言った悪趣味はついてまわるのが舞城作品。ぶっとんだセンスの密室事件が癖になる。
なんていってもラストシーンの清々しさは格別。19歳の頃の馬鹿なことをして遊んでいた友人たちの顔、水平線のように広がっていた希望がどっと頭に浮かんできた。快作。
しつこく黒川を狙う暗殺者の和外。この対決が緊張感の無いシーンの連続。マンネリ化しすぎて間一髪でかわすのが繰り返しギャグみたいに感じてしまう。殺すならさっさと殺せよな。あと音楽をあまり使わないのは監督の趣味か?
ラストの倉庫で黒川&原田が和外と対決する場面はなかなか良かった。ただしようやく動き出したメインプロットがどうにも行き当たりばったりな印象。黒幕なら黒幕らしく慎重に動いて欲しいよ。
ちなみにあさみちゃん萌えだと評価は50%アップだと思う。どうも彼女に萌えないので彼女の活躍も余計に感じてしまう。実は精巧なアンドロイドかと思っていた予想は外れてしまったようで、高校生原田の伏線はどこに?
脚本: 吉岡たかを, 絵コンテ・演出: 近藤隆史
アニメもいつかこんな日がくるのかなぁと、暗い将来を思い描きながら、現在の萌えアニメの繁栄(虚栄?)を満喫。
ご退院おめでとうございます。確かに1週間以上たまった番組を見るのは辛いし、病院はパソコンを持ち込み禁止ってのはもっと辛い。何かあった時のために少しだけ心の整理が出来ました。(^^;
凜ちゃん最後のお当番回。やっぱり大和撫子はいいっ。凜に一目惚れで原作を揃えアニメに期待してきた自分としては最後の希望。ただし結論から言うと今ひとつの出来でした。(^^;
前半はやたらとアップテンポなノリで、玖里子と夕菜の口喧嘩などいい感じ。この作品は心気くさいシリアス描写よりもお馬鹿なドタバタラブコメの方が似合ってる。そんな中、最初から和樹の秘密を知っている凜のノリが悪かったので、せっかくのゲーセンでのデートイベントの数々も今ひとつ盛り上がらなかった。お色気も不足気味でがっくり。
後半の見せ場もあと一歩。二人だけの約束を馬鹿正直に信じる誠実さは、里村某シナリオで涙した自分からすれば感動できそうなシチュエーションなのに、どうにも強引すぎて話から浮いてしまっているのが残念。「笑顔」を求めるところも白々しすぎて感動できなかった。もう少しなんだけどね〜。
笑顔を取り戻した凜にはささやかな感動。しかし感動を噛みしめる間もなく、すぐに次のイベントが始まってしまうので、余韻も感じられずに終了。うぐぅ。まぁそれでも、凜は凛として玖里子はエロエロで夕菜はウザウザと、ラス前になっていい感じにキャラが洗練されてきたので、気分を転換して残りの話に集中したいところ。
脚本: 佐藤勝一, 絵コンテ・演出: 鎌仲史陽
スゲー分かりやすい構図。ファミコンの横スクロール・アクションゲームのシナリオぐらい単純化されているんだけど、そこらへんは、まぁいいや。
ウォーリアーズの新旧対決が繰り広げられた今回は、冒頭から終盤までたっぷりとアクションシーンの連続で、一昔前の OVA 並に良く動いていたと思う。自分の意志で戦う展開の方が燃えると言うのをつくづく実感します。
キャラの持ち味も十分発揮されていて、リオの鉄骨投げやキン肉マンの殺人技みたいな決め技が爽快感あったりと、久々(北海道以来か?)の満足感。
脚本: 植竹須美男, 絵コンテ: 石平信司, 演出: 谷田部勝義
リンク集を作っている人間からするとありがたい判決。最高裁までもつれそうな気もしますが、とりあえず一安心と言ったところか。
いつ終わるのか目が離せないまま、早くも11回目。今回は目茶苦茶テンション高くて冒頭からエンジン全開。ネタ的にも新鮮で面白かったです。アニメネタ的には Air か…。
かーずSPより。
広く浅いシリーズものらしく、今ひとつ突っ込んだ離しは無かったのが残念。もう少し憂鬱な世界としては、、これがアニメ業界の真実だ!とか、ソリッドウェブが切実な話をしてました。
雪花乱舞より。
ヒートガイジェイが米国の MTV で放送開始と言う話。サテライトが北海道の会社と言うのは初めて知りました。
第一話のインパクトと言う点では、あの MEZZO の第一話以上で、CG と手書きが融合した次世代アニメーションに興奮させられたんだよね。やっぱり後が続かなかったけど。
ラスト2話は三組の姉妹の街中でのデートを描いた前後編2部構成、三奈子&蔦子も大活躍する…とまぁシチュエーション的には良かったのに、冒頭からローテーションの谷間のような作画が続いて、たんたん耽美な雰囲気の前回と比べると見る気力は半減。アップを見るのが辛い。
ただし由乃に限っては、漫画チックな絵柄でころころ表情を変えてくれた方が面白かったりするので、見せ場が多かったのがせめてもの救い。「いいえ、わたくし興味がありませんから」と、猫をかぶったところが可愛いよなぁ。
リリアン学園の外に舞台を移したわけだけど、服装的にもキャラの精神的にも、20世紀乙女のバイブル「星の瞳のシルエット」とほとんど変わらない、時代から取り残されたようなセンスを感じてしまう。ほとんど80年代。キャラが激写なんて言ってる。失われなかった郊外。
ここらへんがファンの年齢層が広い原因なんだろうか?自分的には経験を伴わないノスタルジーを感じるよ。
脚本: 高橋ナツコ, 絵コンテ: 夏月洸, 演出: 黒須稔
ロボットアニメ嫌いの自分を最後まで誘ってくれたグラヴィオンもついに見納め。作画はまずまずなんだけど、燃えも無ければ萌えもない。サンドマン様の過去話あたりから面白くなくなってきたのかなぁ?話が拡散しすぎてどうにも話が散漫になってしまった印象。フェイの成長劇とかリィルの父娘ネタとか面白そうな話がいっぱいありそうなのに!
それでも1話のドンジャラ、2話のピクニック、3話の温泉旅館までのノリの良さは絶品で心から面白かったと言う思いは変わる事はない。あのヒヨコ売りは一体?
脚本: 志茂文彦, 画コンテ: 鈴木信吾・大張正己・大籠之仁, 演出: 大張正己
†「私たちはどうなってもかまいません」
うわぁぁあぁぁぁ、ダークラヴァーズの4人が深海魚の姿に…。終わった、何もかも終わった…。しかも物語の方はサラとガイトの永遠のラブストーリーになってしまって、とことん報われないダークラヴァーズの四人だったりと、自分にとって踏んだり蹴ったりの結末で終了。夢も希望も無くなって次回に続く。
新バンクは特殊効果が加わってe-カラが光り輝くようになったりと、はっきり言って目立ちすぎ。CM じゃないんだからさ。
脚本: 武上純希, コンテ: 石倉賢一・藤本義孝, 演出: 石倉賢一
†「みんな夢を掴んだんだねぇ」
そらの目指す「争いの無いステージ」が後半の大きなテーマであり、懸念材料だったわけだけど、「愚か者の夢、愚かな夢」に置き換えられた事で綺麗さっぱり解決。それでいてステージの上で目の見える形で見せてくれたりと満足度は高め。久しぶりに「やられた」と言う感じの最終回でした。
空間的・時間的なスケールの大きさを感じたのも今回の良かったところ。極上な作画に支えられて、朝日に輝く海をバックにした天使の技など見せ場では絵だけでしっかりと感動させてくれるのは凄いよなぁ。相変わらず解説が多いのが玉に傷だけど、アニメには分かりやすさが強力な武器になるのでこれくらい我慢だ。
またラストのフールの登場で、レイラ→そら→ロゼッタが夢を追い求める大河ロマンとして意識できるようになったのも物語のスケールを大きくしているのと同時に作品を見終わった後の余韻を残している。素直に感動しておこう。
狭いターゲットを狙ったような作品が多い現在、オリジナル作品でこれだけのものが見られたのは、志のある作品に金を出してくれたスポンサー様のおかげ。どこかの国でヒットしてくれればと思います…。
あ、第一期の OP/ED 曲は、今聞くとショボショボだけど。(^^;
脚本: 上代務, コンテ: 佐藤順一, 演出: 福多潤・筑紫大介・唐戸光博
同じくかーずSPからで、犬夜叉の作画監督ごとのキャプ画像。一昔前は絵を見ただけで作監が分かると言うのがアニメマニアの特技なんて時代もありました。最近はこの手のこだわりを持つ人が少ないのでたまに見ると嬉しくなります。(^^;
D.B.Eより。
牛がミノタウロスだったり犬がコボルトだったり猪はオークだったり…。中華風+アメリカの濃ゆいファンタジーイラストの融合と言う変わった組み合わせ。
カトゆー家断絶より。
任意某同様に、分かったり分からなかったりとオタ心理を刺激する微妙なネタのチョイスで、分からなくても強引に笑わせてしまうところなんか上手いよなぁ。
アバンタイトルは、なぎさの寝ぼけ顔 with パジャマ。
「ほのかー」
「なぎさっ、おはよう」
さわやかな朝の挨拶が、澄みきった青空にこだまする。
作品外では入学シーズンを控えて商品展開が派手になってますが、作品内では二人で過ごす時間が長くなって百合度がどんどん上昇中。夜の学校でも二人は一緒。素晴らしい。
どうやら二人のコンビは、なぎさがヨゴレ仕事・肉体労働担当の染之介染太郎状態。なぎさ可哀想っ。
前回みたいな高尚な雰囲気はなくギャグ&ドタバタが中心。それでも校庭で二人が回転して止まるシーン、明日の像の化けるゲキドラーゴ。猫田猫美のむに坊みたいな顔(←古すぎ)のあたりは良かったなぁ。
さらにさらに、変身後のバトルシーンでは、なぎさが熱っぽい火照ったような顔を見せてくれたりと大きいお友達向けのサービスカットもあってなかなか面白かったです。胸を上下させて肩で息をしているカットに萌え…つーかエロい。
脚本: 羽原大介 演出: 山吉康夫
ユリイカストーンがさらに延びると言うわけもなく、元の世界に戻った事でさっくりと終了。ストーリー的には学習漫画の域を出なかったわけだけど、ミオ&スズカの脅威的な可愛さのおかげで毎回悶絶。今期のダークホース的な作品でした。
例によって今回もミオが可愛いくらいしか書くことがないので、気に入ったエピソードをピックアップすると、第4位は、「遭難だ!」の「不思議の森のサバイバル」遅ればせながら最初に見たのがこの話。第3位は、「幽霊船の秘宝を探せ!」。階段?落下後のミオとトモルのカットが忘れられない…。第2位は「砂漠の水を探せ!」で、熱射病で倒れるミオに萌え。トップに輝くのは、虹を探すミッションの「守り神を連れ戻せ!」。珍しく充実した物語に加え、ゲストのロリ巫女さんが可愛かったり、作画の方も見応えのあるカットが充実で心から楽しかった。
あ、最後のカットが女の子だけと言うのがこの作品を象徴していますね。(^^;
脚本: 富田祐弘, 絵コンテ: 須藤典彦, 演出: 鎌倉由美
インパクトのある映像の連続で目を楽しませてくれるものの、前回に続いて今回もまた話の構成が分からない事だらけ。怪異を合理的に説明するのが京極作品の面白いところなのに、そこら辺をばっさりカットしているのは納得いかないよなぁ。京極亭(これはアニメオリジナルで、小説での黒幕は別)の意図もさっぱり分からなかったよ。
シリーズ前半はこじんまりとした話は面白かったのに、後半は大味にすぎて物語に入り込めなかったのが正直なところ。原作を読むきっかけとなったのでそれで良しとしますか…。
脚本: 高橋洋, 絵コンテ・演出: 殿勝秀樹
読む人を選びそうな 80年代中頃の話。鉄人、幻魔あたりはストーリーを忘れていても山下氏のカットはいくつか覚えているなぁ。
ねこめしにっきより
RSS の各タイトルから 2ch ニュース速報板みたいな【】付きのタイトルを生成するスクリプト。きちんと文字列をパースする丁寧な作り。
羊堂本舗より。
Ruby で記述された Wiki 風のメモ書きツール。Wiki とは違ってタイトル無しでページを作成して、検索で引っかかったページを表示するユニークなコンセプト。検索ワードが自動的に履歴&キーワードになってメニュー化されるのが面白い。
[追記]FreeBSD 4.9-stable+ruby-1.8.1+thttpd だと、index.rb の改行コードを CR LF から LF に変更(qkc -u)しないと動かなかった。
長かった。最後の最後になってよ〜やく1話に匹敵するる作画クオリティを見せてくれたので大満足。爆発シーンでは景気良く破片が飛び散り、爆煙が舞い、ヘッドライトなど入射光の特殊効果もいつも以上に気合いが入りまくり。引き締まったレイアウトも緊張感のある映像に一役かってました。終わり良ければすべて良し。(^^;
贅沢を言えば海空来のカンフーアクションが不足気味。なぜか目立ったのが、海空来のピンチを2度も助けた黒川(あの距離から拳銃で狙撃かよ!)と、最後の最後でクレバーな暗殺者らしい活躍を見せたブラックシザースのチョキチョキマッチョこと麦ちゃん。やたらと目が赤いんだけどホントに人類なんだろうか?
ストーリーに関しては、唐突に始まった第一話同様に、唐突に事件が起きて終わってしまったような印象。黒川と麦ちゃんによる警察署長の「おしおき」はカタルシスのある見せ場を作ってましたが、長々と引っ張ってきた暗殺者の和外の存在理由が分からないままだし、黒川と麦の確執も説明不足。次回作と言う逃げ場を見つけたからか、ジャンプの10周打ち切りみたいな中途半端な終わり方だったのは残念。
自分的になぜかハサミを持った暗殺者が登場する作品をよく見る今日この頃。古くはバーニングのバンボロあたりが印象に残ってますが、最近読んだ作品では西尾維新の零崎双識、殊能将之のハサミ男なんかが印象的。真似するな。(^^;
脚本: 吉岡たかを, 絵コンテ: ふくもとかん・しまづ聡行・武藤技闇, 演出: 梅津泰臣
CUTTING EDGEより。
自分自身いつも見ているサイトでも文章が長かったりすると、全部読んだり読まなかったりするんで、出来るだけコンパクトにまとめようと思いつつも、だらだらと長い文章になってしまうんだよなぁ。
日刊海燕より。
あとは、テレビ東京の放送事故の多さ(ピッチで2回、ビーダマンで1回)など、単純ミスが目立ったのも今年度を振り返ってみての感想。4月からはさらに放送作品が増えているような気がするんだけど大丈夫なんだろーか?
早くも金曜日から新番組がスタート。BS-i も含めて6番組。全チェックなんて、ありえない。
山瀬千早が再登場。されど内容の方は、復活ネタをまだ引っ張るのかよ…と言う感じでだらだらと展開。回想シーンはやっぱり使い回しが多い。
もともと人間に戻るがその代償は記憶を失ってしまうと言う葛藤は、ドラマのためのドラマみたいな感じで極めて人為的な無理感があったのに、さらに前面に押し出して来るとは思わなかった。前回の約束を果たすための剣の素振りと言い、萌えイベントの使い方がわざとらしすぎてどうにも物語の世界に逃避できない。
幽霊が灰を取り戻して人間になると記憶を失うと言うのは、かって紫乃も味わった苦渋の経験らしい。果たしてどんなオチが待っているのか? (多分)来週は監督の木村真一郎氏が絵コンテなんで、この人のコンテが好きな自分としては首を長くして待つとします。
脚本: 滝晃一, 絵コンテ・演出: 長井龍雪
†「やりましたね。私たち」
後日談半分、新展開半分。
盛り上がりはともかく、仕事で犯人と戦う話よりも、食う飲む寝るの話の方が面白いのは問題ありそう。居酒屋のよく似合う3人だった。
利緒を無視する時の真弥のリアクションはいいなぁ。旅に向かう出迎えでボソボソッと話す真弥と何気に会話が成立しているあたりも面白かったりと、二人のコンビでいわゆるバディものみたいに作っていたら前半はもっと盛り上がっていたのでは…と今更ながら思ってしまうが後の祭り。
どこか古めかしい作りが好きだったこの作品も今回で最終回。ただし世間的には、Z級美少女アクションポリスアニメみたいな評価なんだろう。ラストに「牙無き人々のために」を持ってくるのも、グラヴィオンの2番煎じみたいになっていて、結果的にチープさに磨きをかけていたところが、この作品らしかったです。(^^;
脚本: 花田十輝, 絵コンテ・演出: 南康宏