仮藻録 in February, 2004

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2004年2月1日(日)

SF作家によるオールタイム・ベストSFリスト(日本SF作家クラブ)

CUTTING EDGEより。
著名な作家がずらりと並ぶ壮観なリスト。

京極夏彦 巷説百物語 #05 「塩の長司」

†吉牛だ!吉牛が食いてぇ!
なかなか面白い作品だったこともあり、直木賞受賞記念つーことで原作にも手を出してしまいました。そんなわけで比較ネタが多くなるのは勘弁。

アニメでは近親相姦ネタに続いてタブーへの挑戦は続く。原作で紹介される絵本百物語に登場する「塩の長司」では、馬肉を食べると祟られると言う仏教説話的な話がベースになっていて、江戸時代の人々は馬や牛を食べる事がタブーと言う話が分からないと今ひとつピンとこない話でした。アニメ版だとそこら辺を考慮して、現代のタブーを持ち出したんでしょう。原作を知っていてもあのオチには驚きです。

調べているうちに呑馬術と言うのが、四代将軍の時代に有名だった奇術師・塩屋長次郎の有名な持ち芸と言う話も分かった。物語が先にあったのか、それとも芸人のでっちあげた話が都市伝説として物語の中に残ってしまったんだろうか? 本作に登場する二人の長司のようにややこしかったりします。

萌えキャラ不在の中、突如登場した看板娘の白玉・黒豆に萌え…と思ったら白庵・黒庵だったのね。はかない夢だった。

脚本:藤岡美暢 絵コンテ・演出:細田雅弘

ふたりはプリキュア #01 「私たちが変身!?ありえない!」

第一印象は古くて新しい作品。見た目の地味ところも、動かすと見違えるように鮮やかになってました。メタルス化するちょっとエッチい変身シーンは見応え十分で、最近の美少女変身ものでは屈指の仕上がり。これの為だけでも今回見た価値はあったかと…。(^^;

タイトルからして新キャラが仲間になりそうにないのが寂しい。ただし底意地の悪い高飛車系のお嬢様キャラと、ゴスロリ少女にコンビを組ませ主人公チームのライバルになったりすると面白くなりそう。カブキマンはどうにかしてくれ。

あっ、ちなみに黒が好きです。

脚本: 川崎良, 演出: 伊藤尚往

シリーズディレクター: 西尾大介, シリーズ構成: 川崎良, 制作: 東映アニメーション

おもいっきり科学アドベンチャー そーなんだ! #18 「姫の笑顔を取り戻せ!」

†「気持ちいいーっ!」
ミオはどこから見ても魅力的だし、スズカのわがままも最近は可愛く感じられるようになってきた。しかし学習漫画そのものと言った話の内容は相変わらで、もう少しキャラの見せ場を作って欲しいところ。

脚本: 武井由美, 絵コンテ・演出: 西村博昭


2004年2月2日(月)

日本一詳しい書籍売行きリスト

まいじゃー推進委員会!より。
吉祥寺にあるBOOKS エールによる 2003年の売上リスト。1,100位まで公開する潔さに感謝。ライトノベルやコミック、新書と分野別にも集計しているのもありがたい。
ライトノベルの1位と言っても漫画勢に押されて総合では213位と言うのは悲しい。

押井的個人電視台 人形と建築の旅 第05回 「アニメーションを演出するとはどういうことか」

翠影より。
前々からアニメの演出ってどういう仕事よ?と言う疑問を抱いていた自分にはちょうどいい記事…と思ったんだけど、今ひとつ抽象的で余計分からなくなってきた。

めぞん六星の書斎の部屋の低予算アニメのカット数で演出の仕事の一つが紹介されていて、疑問が一部解消。絵コンテをカット数とか動画枚数といった実際の作業に置き換える泥くさい仕事なんてのもするのね。

TVアニメの制作費(めぞん六星の書斎の部屋)

魂は永遠に彷徨うより。
アニメの制作費は人によって微妙に異なる数字が返ってきますが、「地上波の通常時間帯なら30分もので1000万円、深夜帯なら800万円が相場」とのこと。ドラマの場合だと50分の番組で、4000万〜5000万と言うのが相場と読売新聞で紹介されていたので、もう少しアップしてもいいのかな?

制作費 2500万と言われるガンダムSEED を見ると、制作費を増やしても制作会社の方でしっかりと中間搾取されているみたいだし、企画からB級アクションがずらりと揃った今期のアニメを見ていると、適当に作って適当に楽しませてくれればそれでいいやと思ってしまうんだけど。

あと前にも書いたけど、 金の流れは、済産業省文化情報関連産業課作成のアニメーション産業の現状と課題(PDF)あたりが詳しいかと。

MEZZO #05 「嘘の殻 EPISODE NEGA」

物語を複数の視点から描く事で作品世界に奥行きを付けるノベルゲームなどで多用されてきた方法は、個人的にはかなり好きな構成なので期待してました。
アニメだと思い出すのが、セラムィムコール(1999)の村雨姉妹。今にして思うと双子に百合と言う時代を先取りしたような設定で、宛先不明のラブレターが届いたのは果たしてどちらかと言う謎で引っ張りながら、合わせ鏡のような美しい構成の物語が描かれてました。(ただし使い回しの多さに、手抜きだ〜と思いながら見ていたのも事実。このシリーズもかなりの低予算アニメだった)

話を MEZZO に戻すと、他にも何か裏がありそうだったアンドロイド事件は結局何も関係ない単なる偶然の一致で、「メゾフォルテ」の後日談がからんでくると言う意外な展開でした。とは言え未見の自分からすると、桜田桜って誰よ? 桃井桃美っていきなり登場して、姉妹とか言われても何が何やらで、あんまり嬉しくない。

文句を言いつつも、3年前の回想で登場したド迫力の銃撃戦に度肝を抜かれ、これがある限り MEZZO を期待しないわけにはいかないでしょう。第一話御無沙汰しているので、そろそろ新作のスーパーアクションを披露して欲しいところ。ストーリーはもうどうだっていいや。

脚本: 吉岡たかを, 絵コンテ: 大畑晃一, 演出: 新田義方


2004年2月3日(火)

アメリカで放送されるミュウミュウのタイトルは「ハリウッド・ミュウミュウ」(DAILY WAFFLE 2004/02/03)

舞台を日本からアメリカに移すってのは、素人目にも辛いものがあるんだけど…。
あの手の子供向けアニメは、外国市場向けに I18N化しやすいような無国籍風の設定が増えてくるんでしょうか?

超変身コス∞プレイヤー #04 「YELLOW'S CRISIS / FIVE COLORS AGAIN」

†恍惚、喘ぎアニメ?
今回もまた2〜3話飛ばして見たような唐突な感じでスタート。
前回余裕しゃくしゃくだった印度娘が謎の鎧男に圧倒されるという急展開。しかも負けた上に拉致監禁。他にも鎖で縛られたレイヤーたちがずらりと登場。早すぎるよー。

今更だけど赤青黄紫翠と五人のイメージカラーがあるあたりゴレンジャーのパロディなのね。「いいわね!いくわよ!」の代わりに全員で「逝かせます!」とそれっぽい必殺技で敵を撃破。期しくも同じ回のりぜるまいんでは、コンバトラーVのパロディが登場したりとパロディづくしでした。

脚本: 荒川稔久, 絵コンテ: 佐藤雄三, 演出: 迫井政行

BURN-UP SCRAMBLE #04 「激突!! 大東京7万km!!」

†昔のアニメかよ!
いぬ日記からで、この作品のサントラ広告に、「80年代風“こ洒落”サウンドに要注目です!」なんて言葉で飾られる作品なのね。作品の方も80年代かどうかはともかく、微妙な古くささがツボにはまると妙に笑えたりします。今回だと、ビルから突き飛ばされてバケツに頭を突っ込むところとか、いい男〜なんだ女付きかよ!みたいな古典的なオチにニヤけてしまう。昔の漫画みたいな砂になって崩れ落ちる落ち込み方なんかは懐かしすぎて涙が出てくる。

けっこう気に入っている作品なのに、たかが空き巣一人を捕まえるのに超法規の警察隊を出動させる超脚本は、ギャグでもフォローできない。なぜに男の服を剥ぐと言う絵にならない話を延々と組み立てるんだろーか?
下品なエロよりもビルの谷間でリオのダイナミックなボディを生かしたプリキュア風アクションでも見られれば大満足なのに。

脚本: 植竹須美男, 絵コンテ: 石平信司, 演出: 上野史博

まぶらほ #15 「のぼっちゃった……」

お気に入りの凜の過去話と言うこともあってかなり面白かった。それにしても萌えアニメに向かないと思えた小山高生氏の脚本担当回に一番期待できる点でこの作品は終わっているような気もしますが、監督自らの絵コンテに期待して最後までついて行く覚悟です。

基本的に凜ははベタな剣道娘と言うこともあり、過去の話も類型的なものでした。変化球で実家は豆腐屋、部活は生物部、剣の師匠は亜人間の人狼族と言ったキャラ立てをしているものの、ニセモノの巫女服(玖里子談)を着ているあたりが今ひとつ人気の出ないところでしょうか? 彼女のそっけない性格や低い声質、ちんまい系ところがでかなり気に入っているのに。このまま消えてしまうのは実に惜しい…。

今回の話は、本来だと「にんげんの巻」に登場した話なので、幽霊に婚約宣言したり基礎体力を付けさせたりとかなり無茶な展開ですが、逆にギャグアニメとしては味が出ていたかも。(^^;
一方で原作にあった魔法で月に行ってしまう某魔法遣いみたいな展開はバッサリとカットされて、ラストは原作よりも遥かに余韻の残る終わり方でした。あのキャラで「ありがとう、お兄ちゃん」は卑怯すぎる。

脚本: 小山高生, 絵コンテ・演出: 鎌仲史陽


2004年2月4日(水)

WEB小説・出撃!マシンロボレスキュー」が 2/10 より開始

とぼふあんかるアニメ日記の日記より。
残念ながら視聴率・商品の売上ともどもあまり奮わなかったようで、アニメのシリーズ化はならなかったですが、機会があればまた挑戦して欲しいものです。

エロゲカウントダウンのPERO氏による、2003年度アニソン総括

かーずSPより。
毎年のようにアニメ作品の放送本数は増加傾向。作品に関してはいくつか心に残るものがあったものの、主題歌はホント消費しているだけと言う感じで、放送が終われば忘れるだけと言った感じ。全曲まとめたメドレーでも作ったら聞き応えありそう。
dameMixx 2003/2004 でも作ってくれないかなぁ。(^^;

なるたる #05 「天使のお遊戯」

高野とリンクしている天使型の竜の子「ハイヌウェレ」が登場。シミュレーションと称してシイナの父親の乗る F-104 2機を弄ぶように叩き落とす。セル画とは言え某エリ8のヘボい飛行シーンよりも臨場感が出ていました。(^^;

「どうして人は死ぬのかなぁ?」
後半は偶然助かった事で父親を亡くさずに済んだシイナと同僚の娘さんを対比させて生と死を強調。いつもの見ていて神経を逆撫でるような不安感を掻き立てられる「なるたる」ではなくて、珍しく BGM・映像ともに叙情的な美しさを出していました。
小高い丘の上から街の灯を見下ろして、星の光を見上げるあたりのシーンも実に綺麗。この平和はいつまで続くんだろう…。

脚本: 吉村元希, 絵コンテ・演出: 熊谷雅晃

なるたる #06 「彼の言葉は真実」

先の見えないストーリーを楽しむと言う点では今期一番楽しい作品かも。

「レベルが低すぎる。君とはもう話をしたくない」
やたらと情報量の多い話でした。前半は、小森の仲間らしき人物と接触を取るために追いかけると、廃虚の工場で出会ったのは、鶴丸丈夫、古賀のり夫と言う謎の二人。竜の子を自作しているようだけど、他の人物たちとの関係は分からずとりあえず保留。

赤いバンダナの少女は、キャラ紹介に残されていた最後の萌えキャラと思って期待していたのに男だったのかよ。相変わらずこの作品に登場する少年は、第一印象最悪のクソガキが多いな。(^^;

Bパートはモテモテ明ちゃん
竜の子を通して同性の小学生の女の子に抱かれる快感を覚えたのかと思ったら、出会った男には片っ端から気に入られたり、気の多いところを見せてました。
小森との出会いはかなり強烈だったようで、彼に気に入られた黒髪を切り捨てる程のトラウマを心に刻まれたものの、なぜか彼に惹かれていた様子。
さらに小森の家の前で出会った、自称「地球を守る人」の須藤直角にも素直に心を許してしまったようで、エキサイティングなデート?の翌日はもう彼の事が忘れられなくなっているのね。一方で須藤は黒髪の裸の少女?と同棲中。明が髪を切らなかったら彼女と勘違いしていたと思う。

気になるのは分かりにくい構成で、ところどころで話の流れがぼやけていた。白い車から赤い車に乗り換えるところは1カットくらい入れて欲しい。カーチェイスも何度見てもよく分からない。トリックスターはどこから出てきたんだろう?

やっぱり小森は生きている
重要人物らしい小森の情報もちらほら。母親と二人で暮らしていて、近所の評判は上々。須藤が彼と出会ったきっかけをボランティアと言っていたが嘘ではなさそう。医者を目指していたそうで、インテリを毛嫌いしていたのは14歳とは言え妙なコンプレックスを持っていたようだ。

脚本: まさきひろ, 絵コンテ・演出: 古川政美


2004年2月5日(木)

みずほ銀「アニメビジネス参戦」の“裏の思惑”

http://www.zakzak.co.jp/top/t-2004_02/1t2004020516.html

みずほ銀行で成功報酬型「著作権担保ローン」を担当している銀行マンの話。投資先は、サクラ大戦、バビル二世、松本零士の作品とありますが、最近の何度目かのリメイクブームも、ここらへんが影響しているような気がします。

「スピーカーからの録音」も取り締まりへ(slashdot.jp)

アナログによる音楽コピーのプロテクトが開発されたと言う話。技術の進歩とは裏腹にホント嫌な世の中になってきたものだ…。

dameMixx

新作ありがとうございます。車に乗った時にでもリピートで聞きまくろうかと。
一通り聞いた感じでは切り替わるの早い 1510 が良かった。ちなみに通算では 1502 の「元気出して」を聞く回数が一番多く、憂鬱な月曜日の朝に聞いていると、何気にやる気が出て来るところが良かった。(^^;

マリア様がみてる #05 「戦う乙女達」

話自体は悪くなかったんですが、祐巳のモノローグで淡々と展開されていた事で、盛り上がる場面も無いままにストーリーを追うだけになっていたのが残念。

それにしてもこの作品の甘さは凄まじいものがある。祐巳と祥子、そして由乃と令のカップルが二人だけで過ごす時の甘い会話には思わずのけぞってしまった。百合カップル恐るべし。この作品世界の透んだ空気は確かに麻薬的なものがあります。

脚本: 吉村元希, 絵コンテ: ユキヒロマツシタ, 演出: 即座誠

R.O.D THE TV #12 「紙々の黄昏」

今週は、プリキュア第一話、MEZZO(ただしOVAからの流用)と切れ味の鋭いアクションが多くて自然と目が肥えてきますが、R.O.D も負けてはいなかったです。

†アクション!アクション!アクション!
読仙公司の本社ビルで炸裂した三姉妹の紙アクションが魅せてくれました。三姉妹の戦い方の組み立てが面白く、遠距離支援=ミシェール、防御・力技=マギー、接近戦=アニタと言うコンビネーションで、力を何倍にも発揮しているあたりが面白い。

紙装甲でレーザーを防いでしまうと言う荒唐無稽なところがいいんだよね。OPテーマが流れる中、アニタがケルベロス?に乗ってハリセン片手に警備ロボをベコベコ叩くあたりは、見ていて背筋がゾクゾクするほどの感動〜。

†「どんな事をしても先生を助け出すのよ」
ラス前みたいな盛り上がりの中で、読仙社最強の刺客?サニー・ウォンを相手に、三人がどう戦うのか、来週も目が目が離せないです。大英図書館残党(ジョーカー・ウェンディ・ジュニア)も本格的に動き始めた事で事態は複雑になりそう。

脚本: 倉田英之, 絵コンテ: 鈴木信吾, 演出: 湖山禎崇


2004年2月6日(金)

地上最強の男 竜

好き好き大好きっより。
空手漫画?こんなに凄い作品だと言うのに漫画家も作品も知らなかった。世界はまだ見ぬ強敵に満ち溢れている。

「修羅の刻」が今春よりテレビアニメ化

うみゅ、シリーズ構成は武上純希さんかぁ…。次々とシリーズ構成に抜擢されるのは業界内部で余程がいいのかな?

機動戦士ガンダムSEED2自体が決定 今秋以降放送らしい

カトゆー家断絶戯れ言より。
>「GK新製品情報」のところ参照。
との事。宇宙クジラもようやく出番があるかも。(^^;

超重神グラヴィオン・ツヴァイ #05 「夢見る孤島」

1話2話と出来の良さに驚き、3話の温泉回を見た直後を傑作を予感させたツヴァイですが、作画低調&ぶっとび展開と言う最近の大張作品の悪いところもしっかりと受け継いでいるのね…。

†「ぱよー」
名目はゼラバイア探索ながらも、遊園地にGO!と今回も行楽ネタ。次回予告で登場した巫女リイルは、コスプレ姿だったのか…。集団デートみたいな描写が多くて萌えアニメ…と言うか巨乳アニメとしては合格点。コミカルなシーンで弾けた絵柄になるのはご愛敬。

†サンドマンもびっくり
後半はリイルの衝撃の事実が判明。前回〜今回の前半と長々とリイルの内面描写をやっていたのはこのためだったのね。ただし戦闘シーンが盛り上がらないと言うのは前回と同じ。長々と触手侵入シーンを描きながら、リイルの絶叫とともにゼラバイアは消滅と言うのはちょっと拍子抜け。描写に説得力が無いからか、どうも熱くなれないんだけど…。

脚本: 吉村清子, 画コンテ: しまづ聡行, 演出: 斎藤良成


2004年2月7日(土)

書影かるた

まいじゃー推進委員会!より。
JavaScript で動く。文庫の内容紹介文と表紙絵を利用したかるた。既読本でもすぐに忘れてしまうなぁ。

マーメイドメロディぴちぴちピッチ #45 「二つの想い」

巨乳作画にるちあのピンクのヨットパーカー萌え
寒いのは現実だけではなく、ここぱーるぴありも寒さが吹き抜け、人魚のみなさんはぬくぬくとホットミルクを飲みまくってますが、るちあの心の中には冬の海のような寒さが吹き抜けていた。

きっかけは海斗との水族館でのデート。以前人魚姿のるちあが海斗とガラス越しにキスをした思い出がよぎり、彼が本当に愛しているのは自分自身なのかそれとも想い出のマーメイドなのか疑心暗鬼に駆られる。

るちあと海斗の間の思いを捕捉するために、似たような境遇のカメラマンと恋人を登場させてますが、キャラ的にもネタ的には弱かったかな…。もっともそのおかげで、海妖たちとも普通に遭遇。シリアスモードに入っていたユーリさんは元通り天然キャラになって普通に登場。駆け落ちしないで良かった良かった。

脚本: 高橋ナツコ, 絵コンテ・演出: 岡嶋国敏

光と水のダフネ #04 「チャカチャカバンバン」

「金返せ」
豪気な金髪ねーちゃんグロリアが登場。さすがに2クールの余裕のあるスケジュールだけあってキャラ紹介には余念が無いです。ただし守銭奴で何も考えずに銃をぶっぱなすワイルドな性格のグロリアは、いつの時代のキャラ造形だよ…というのが素直な感想。金髪褐色肌と性格はそのままで13歳で、貧乳ツインテール娘とかなら萌えるんだけどね。(^^;

それでも微妙な笑いどころがあるのがこの作品。ヒロインが爆風で顔面スライディングをするあたりどうも憎めないんだよなぁ。

脚本: 新宅純一, 絵コンテ: 持丸タカユキ, 演出: 清水一伸

カレイドスター #44 「笑顔の すごい 発進!」

「ステージそのものが、そらを引き付けているようです」
このところそらが完璧超人化。まだ彼女の思い描いている「争いの無いステージ」と言う究極の夢には届いていないですが、カレイドステージの皆からリスペクトされるし、やることなすことスキが無かったりと、応援してあげたいようなキャラではなくなってきた。

「笑顔、笑顔……そらはいつもこんな光景を見ていたんだ」
逆にメイの方は近視眼的と言うか、普遍的で分かりやすい悩みを抱いていることもあって、気が付くと感情移入しやすい普通の女の子に描かれてます。
未だにアマチュアイズムを引きずる彼女は、ライバルと勝った負けたでしか舞台を見ることが出来ず、ステージで笑顔を見せるなんて二の次三の次であり、高い技量の演技を見せれば観客は喜んでくれると思っていたんだろう。

そんな彼女もそらと共演する事で、観客と一体となって喜ぶ楽しさ、演技を見せる事で喜びを共有すると言うプロに求められ能力に気が付いて自らを高める事が出来た。今回はそんなメイの成長ぶりがダイレクトに伝わってくるシーンが盛り上がってました。

今回はメイのアップが多く、目をうるうるさせて「私は一生懸命やっているつもりです」って言ったりと、どんどん素直にどんどん可愛くなっていくのが嬉しい。ただし作品的にはそろそろお暇かな?

「何かしらこの沸き上がってくる思いは……」
そらが「争いの無い楽しいステージ」と言う自分とはあまりに違う道を歩き始めたことで一度は決別したレイラだが、一方で真のカレイドスターになると言う夢も捨てていないそらを見て、レイラさんの心に費がつく。復活したそらのステージを見てレイラさん燃え燃え。やっぱり最後のライバルは元祖完璧超人の彼女が適役だろう。

脚本: 平見瞳, コンテ: 佐藤順一, 演出: 福多潤, 唐戸光博, 金崎貴臣


2004年2月8日(日)

モラルハザードの本来の意味

カトゆー家断絶より。
どうも自分は長い間誤用していたようだ。ただし大辞林まで誤用の例が乗っていたりと、本来の意味を離れた言葉として確立してしまった様子

ふたりはプリキュア #02 「カンベンして!闇に狙われた街」

before
時計を戻すと先週はプリキュア一色でした。1日1回は見ていたと思う。耳にこびり付くOP/ED・魅力的な主人公、爽快感溢れるアクションと見る度に味が出て来る素晴らしい仕上がり。

楽しい!
こんなに楽しいのは久し振りだ!
貴様を分類A以上の萌えアニメと認識する!

……などと古めかしいフレーズが脳内を駆け巡っていました。

after
そんなわけで最大級の期待を寄せていた第2話ですが、状況説明&おもちゃの販促時間が長かった事もあり前半はあっという間に過ぎ去り、後半のバトルもこれと言ったものが見られずどうも不完全燃焼気味。

重力が1/10の空間で飛び跳ねているような独特の動きは第一話限定のようで、今回は普通にぶっとび、普通にジャンプとどこにでもあるようなアニメの動き。見せ場のエレベーターアクションも、アキレスの靴は丈夫だなぁ…などと場違いな思いしか感じられなかった。
個人的には、二人が手をつなぐ胸キュン(死語)なシーンを中心に描いてくれないものか。さりげなくラブラブな二人を見ることが出来ればそれだけで満足するのに。

脚本: 川崎良, 演出: 山吉康夫

京極夏彦 巷説百物語 #06 「芝右衛門狸」

†「生きようと思う事はいけない事でしょうか?」
原作では一番好きなエピソードです。例によって登場人物は大幅に整理されるなど大きくアレンジされていました。説明不足&詰め込みすぎで原作よりも分かりにくくなっていたような気がします(*1)。変身狸の謎解き(どうして犬が侍を攻撃したのかとか、狸に戻るところ)が仕掛けの部分が説明されないなど原作の面白さがスポイルされていたのは残念。

あとは脚本家が違っている事もあり、百介の性格がだいぶ違うのも気になりました。彼なりに成長しているんでしょうか? いつの間に傍観者から手を下す方の人間になっていたとは…。

原作小説とは違うアニメ版巷説百物語の世界観を確立しようと言う意欲は強く感じられて、今回は人形浄瑠璃みたいな演出が面白かった。原作を離れて好き勝手やれる作品は最近では珍しいです。

脚本: 神原裕, 絵コンテ: 奥脇雅晴, 演出: 上野史博

*1: ラストで長耳は誰に変装していたんだろう?

2004年2月9日(月)

MEZZO #06 「億の殻」

†「あっちは俺のライフワークなの」
原田くんの高校時代の恋愛譚を描いた、ほろ苦青春メモリアル。売りと思えたアクション要素は少いものの、久々のクリーンヒット。やっぱり恋愛ものはいい!

プロット的には既視感アリアリなベタな物語なんで、粗筋で書くとつまらないですが、そこはそこ会話とかシーンの組み立て、絵のセンス良さなんかでしっかりとカバーされていて、夕日の観覧車のシーンは静かな盛り上がりを感じました。誰にも悲しい想い出はあるんだよね。(^^;

朝倉技研の一人娘の朝倉麻否は、現在はロボット研究の第一人者。冷静に考えて最初のジャンク屋での再会は偶然と言うわけではなさそうだし、マノンと同じく何かと原田を慕うあさみも何か裏がありそうだったりと、次第に本筋が浮かび上がってきました。
ようやく面白くなってきたかな。

脚本: 吉岡たかを, 絵コンテ: 金澤勝眞, 演出: 大西景介

男にはやっぱりストレートサラサラロングヘア信仰があるようで…

カトゆー家断絶より。
清楚な雰囲気を出すには黒髪ロングが一番かな。


2004年2月10日(火)

カトゆー家 断絶をCSSを用いてリニューアルする("いろは"の先のCSS)

CAXの日記より
CSSを利用して、レイアウトを再現。
たまたまキャッシュの具合が悪いのか、なぜかスタイルシートが切り替わらん…。

『Cafe SisP:rishへようこそ!!』(Fortune Pandora)

BRAINSTORM より。
メイド服を着たシスプリキャラ。天広キャラはメイド服が良く似合う。

Mozilla Firefox 0.8 Release

FireFoxSplashFireBird から Firefox に名称変更。アメ車みたいな名前より、狐様とかお稲荷様とか萌え方面に妄想がふくらむこっちの方が良さげ。Thunderbird はタヌキに改名希望。

超変身コス∞プレイヤー #05 「DARK SENSATION /GRAYISH TRUTH」

†「行くがよい、乙女たちよ!」
早ぇ〜、早すぎるよ〜。今回はいつも以上に急展開の嵐。頭を整理する暇もなく次々と話が進んでいくよ〜。それでもお約束を踏襲したイベント消化が続くので、分からないと言う事はなく、馬鹿馬鹿しい展開に爆笑。
白き女神が登場したのはいいけれど、これって作品が違うぜよ。残り3話でどこまで行ってしまうんだろう?

脚本: 村山桂, 絵コンテ: 宍戸淳, 演出: 郷敏治

まぶらほ #16 「のぞいちゃった……」

つまんない。原作も面白くなかったので期待はしてなかったですが、アニメでも物語・作画ともに精彩を欠いてシリーズでワースト更新。この程度のネタでだらだらと30分引っ張られても中だるみするだけで退屈なだけ。
良かった探しをすれば、乳揉みエルザベート。ああっ、凜といちゃいちゃしたい。

脚本: 佐藤勝一, 絵コンテ: しまず聡行,演出: 雄谷将仁

BURN-UP SCRAMBLE #05 「愛と哀しみの粉塵爆破!!」

†「園児並の表現力ですね」
客観的に見るとかなりズレた作品なのは間違いないのに、期待度が低過ぎるからか、毎回それなりに楽しく見てしまうのは不思議。
今回は、超能力者のリリカを中心にウォーリアーズの私生活ネタ。超能力で本音を知られたりとか、マヌケな強盗とか毎度おなじみのしょーもないネタを、繰り返しギャグで使う方法がこの作品の特徴になっているのね。(^^;

真弥の出番が多く、非番では黒髪ツインテールにしていたりと、外見だけは萌えキャラ路線。ただし毒舌なだけじゃなくてかなりイカれた性格をしているようで、これから注目してみます。

あとは裸で酒盛り・裸エプロンで外出と露出度は高いのね。ただしモロに見せる構図ながらも描くところを描いていないと言う萎え萎えな作画が続くのと、3人ともアニメのヒロインとしては微妙なお年頃なんで脱いでもいまいち。正直プリキュアの方がエロいYO。絵よりも、酔ったリリカ(CV:能登麻美子)の巻き舌が良かったかも。

脚本: 植竹須美男, 絵コンテ: 岩間貴, 演出: 羽生尚靖


2004年2月11日(水)

原画マンでこれだけ違う”みさ絵柄”

楽画喜堂より。
よく見ると前衛芸術みたいな絵柄で、絶妙なバランスで顔が構成されている。高齢のアニオタは、ボトムズやうる星やつらなど作監によって絵柄のぶれが大きい作品で見る目を鍛えていたのに、最近はそういう話をあんまり聞かないなぁ。

花粉症にいい民間療法、総まくり!

かーずSPより。
幸運にも花粉症とは無縁だったりしますが、突然目覚める人も少なくないようなので忘れずにメモ。

なるたる #07 「戦う者に華の芳を、そして死ぬ者に」

謎めいた思惑を抱いた子供たちがそれぞれ行動を起こし始めた事で、ここにきてかなり面白くなってきました。ただし作品の出来の方は、家庭科と体育だけが A で残りは全て C 判定のシイナの通信簿みたいにやたらアンバランス。低いレベルで安定している作画が思いっきり足を引っ張っているのが辛い…。

「今日は人を殺してもらうよ……小沢さん」
物語の方は須藤のイニシアティブで動き出す。さとみを前にして気弱そうに見えた須藤だけど、物欲無し・性欲無しの彼は既に最終解脱してしまったようで終始沈着冷静に二人を思い通りに動かしていたのね。

「私とアマポーラの力、見せてあげるわ」
一方で偉そうに見えたお嬢様のさとみは、単に高飛車な性格による空威張りだったようで、竜の子の扱いに関しては日が浅いらしい。
そんなわけで今回は、明の竜の子を誘き寄せるのと彼女の実戦訓練を兼ねて、富士の演習場で陸自狩り〜。こいつらって…。

しかしお嬢様の強気もここまで。能力が足りなかったようで、スポーツチャンバラの竹刀を持ったシイナに苦戦するわ、ヘリの前に返り討ちにあい失神悶絶の末に恥辱の失禁ショー。この作品は女の子だろうと容赦はないね…。

「頑張ってくださいね、お姉さん」
黒髪に透き通るような白い肌の涅見子が裸で登場。ひょっとして裸族?キャラクターデザイン的にはツボなのに、この作画じゃ全然嬉しくない。視聴者に、「そういう欲求」を抱かせなくてどうするですか!

脚本: まさきひろ, 絵コンテ: 遠藤克巳, 演出: 大関雅幸


2004年2月12日(木)

放送アニメーションの「日の丸」露出に当惑

2ch より。
ガンパレードマーチ〜新たなる行軍歌で登場するお子様ランチの日の丸に激怒する韓国人。どれみ土管の万国旗が登場するシーンで、やたらと太極旗が目立ったのは、カモフラージュだったのか。(^^;

自分はゲーム版と混乱している節もありますが、国内でよく言われていた学徒動員や戦時体制と言ったこの作品の危うさがほとんど言及されないあたりに、向こうの文化との違い(徴兵制で北の国とも休戦状態)を感じます。

む、ソースをよく見ると、韓国市民によるニュースサイト「オーマイニュース」(ここに詳しい)気にするような記事ではなかった…。

萌え属性調査結果

BRAINSTORM より。
性別に集計して、差異をリストにしているのが面白い。
ただし回答数がやや少ない(男性36名、女性11名)のでサンプルとしては弱いかも。

マリア様がみてる #06 「ロサ・カニーナ」

さらばリリアン学園。イタリア留学で学校から離れる機会に、あとは野となれ山となれとばかりに、生徒会選挙に立候補したり、妹の座を横取りしようとする少女の話。
ふむふむ…本名が蟹名静だから、ロサ・カニーナって名乗っているのかよ。いちいち選挙に立候補しなくても、鷲羽ちゃんとかアリサ・グレンノースみたいなカニカニ・ヘアにすれば学園中の話題になるのに。(^^;

人形でも少女漫画でもアニメでもやっぱり目が命。アニメでも作監/総作監は目の修正を最優先にすると言う話だけど、今回は全体的に泳いでいるような視線が目立ち作品を安っぽくしていたのが残念。

話の方は、例によってダイジェストみたいな展開の早さ。原作者が監修しているので脚本で冒険出来ないのかな…。でもって祐巳を主人公の一人称風の構成にしたために、どこの場面でも祐巳がいる。祐巳様がみてるですか?
文句を言いつつもクライマックスは驚きの展開で、甘酸っぱさいっぱいの乙女の花園をしっかりと堪能させてくれました。これからもガンガンやってくれ!

†「裏切り者〜」
出番は少なくとも、気になっていたのは黄薔薇のシスターたち。某チェキ妹みたいに情報を収集する由乃がいいなぁ。元気いっぱい、好奇心いっぱいなところが可愛い。

脚本: 真部千晶, 絵コンテ・演出: 筑紫大介

R.O.D THE TV #13 「続・紙々の黄昏」

†大スペクタクルアクション
確か小説版で倉田氏は、「ダイハード」をベストムービーに挙げていて、第1巻は映画を意識したような内容になっていました。前半のクライマックスに当たる12話そして今回の13話でもズバリその路線で、高層ビルを舞台にしたアクションには派手な活劇あり、涙腺がゆるむ場面あり、高度を生かした見せ場ありと魅力的なシチュエーションが満載。アニメでも脚本家のこういった話に対する思い入れの強さを感じました。

ただし不満もちらほら。マギーの見せ場の多さに比例するように、読仙社最強の敵(と思えた)サニー・ウォンの存在感は薄れていき、今回のねねね奪還作戦の困難さが弱まってしまったのは残念。香港島ともども海に沈んで退場なの?

ちょっとご都合主義的なところもあったけど、ラストに登場する留守電に読子の声「あの〜」で期待度は再び最高潮。ここのところ引きの上手さが際立っているなぁ。

脚本: 倉田英之, 絵コンテ: 福田道生, 演出: 江島泰男

R.O.D THE TV #14 「紙葉の森」

……でもって、読子の話かと期待をしていたのに、ウェンディをナレーターにして実質総集編みたいな作り。小説版の「ジェントルメン」、OVA版の「世界偉人軍団」、そして TV 版で密かに進行中だったジョーカーによる「本」の奪還計画を強引に結びつけていました。そんでもって、三姉妹の集めていた本の正体や、ジョーカーがなぜ寝返っていたのかなど、積み重なってきた謎の数々も少しずつ氷解。

固い(と言ってもトンデモ系だけど)話が淡々と続く中、ジュニアの食事のシーンがちょうどいい息抜きになっていてリラックス。ねねね家の疑似家族と対比するように、こっちもぎこちな疑似家族になっていて息子と仕事一筋の母親みたいな関係が萌え。どっちかと言うと年増のウェンディよりジュニアの方に萌え。(^^;

一方で新たな謎もちらほら。本を一読しただけで料理を完璧に作り、自分の生まれた日付けを知らないジュニアの正体が謎めいてきた。それにしても毎度美味しいところを持っていく。ひっそりと三姉妹の監視もしていたとはね。

ウェンディとジョーカーの関係も絶対的な信頼関係とは言えないようだ。レポートで三姉妹の能力に関する報告の「extraordinary skills」を消去する場面をわざわざ入れたのはどういう意味があったんだろう?

脚本: 倉田英之, 絵コンテ・演出: 舛成孝二


2004年2月13日(金)

超重神グラヴィオン・ツヴァイ #06 「嘆きのロザリオ」

ネタバラシ回。ネタアニメとして楽しんでいる自分にすれば、正直どーでもいいような衝撃の事実が出るは出るはの30分で、疲れ切った頭には妙に疲れる話でした。背景などは東雲さんの崩壊日記改にしっかりとまとめられていたのでメモメモ。

†禁断の北の塔に潜入!そこでエイジたちが見たものは!!
完璧と言う言葉がぴったりだったサンドマンは先週からボロボロで、もう見てられない。途中から不幸街道まっしぐらな人生と諸悪の根源だったことがバレてか、今回はやたらと低姿勢なところにも戸惑う。あと驚いたのはロン毛のレイブン。今の変態仮面よりずっといいのに、なんで仮面を着用しているんだろう?

一番の衝撃の事実と言えば、立花中尉にフェイが告げた「ありがとう。お姉様」の一言。この二人って姉妹なんだろうか? ぎくしゃくしているグランナイツよりも、この巨乳姉妹が活躍してついでに地球が平和ならそれでいいや。

脚本: 吉村清子, 画コンテ: 鈴木信吾, 演出: 浜崎賢一


2004年2月14日(土)

マーメイドメロディぴちぴちピッチ #46 「さよなら」

そういえばこの作品って対象年齢が低いのに番組早々からキスシーンの連続と飛ばしまくり、どこまでやるのか期待しいて見ていたのに、それ以降の二人の仲は一進一退の足踏み状態が続いていた。

そんな中今回はるちあと海斗の仲が大接近。熱い抱擁に熱い口づけと久々に二人が一つになりそうな勢いなのに、遠い距離で引き裂く事で再び関係をリセット。ここらへんがどうもフラストレーションがたまるんだよね。

「行き当たりばったりの作戦のくせに!」と相変わらずアバウトなダークラバーズの作戦は、この作品そのものみたいな印象。それでも冒頭の手作りチョコを作るはのんとリナのかけ合いで素晴らしい作画を見せてくれたので何気に満足。

来週は、印度人魚のサラさん再登場。同じ曲ばかりで気が狂う〜。

脚本: 武上純希, 絵コンテ: 鈴木敏明, 演出: 山口武志

光と水のダフネ #05 「帰ってきた暴れん坊」

ネレイス最後のメンバー朴ゆうが登場。前回登場のグロリアを上回る暴力女で、SMG で待ち構えている敵に正面から素手で突っ込むと言う、火星の闘士みたいな戦い方をする。

尻出し&亀甲風の紐ビキニと言う露出過剰なファッションもさっぱり食指は動かない。レナの色仕掛けや猫撫で声も「なんだかなぁ」と言うのが素直な気持ちで、女性キャラが5人も揃っておきながらこれだけ萌えない作品も珍しいです。
新たなる自分に出会えるかもしれないので、もう少し見てみる。

脚本: 砂山蔵澄, 絵コンテ: 葛谷直行, 演出: 三芳唯稀

カレイドスター #45 「レオンの すごい 過去」

「さてさてさて、ロゼッタだよっ」
薄幸の美少女に妹キャラと言うソフィーもかなり魅力的なキャラですが、今回は久々のロゼッタ祭り。「俺を満足させろ」と言う思いが通じたのか、ディアボロのシーンでは、「ロゼッタの すごい アニメーター」和田高明氏による素晴らしい仕事を見ることが出来て大満足。クリクリしたアーモンド型の瞳がたまらなく魅力的でした。

一方でストーリーの方は、そらの「争いの無いステージ」と言う理想が、「天使の技」の完成と言う目に見えるものに収束してきたことで、少々話のスケールが小さくなってきたかな。盛り上げるためにラストに向かってもう一度くらい波乱が欲しいところ。

脚本: 土屋理教, コンテ: 河本昇吾, 演出: 江島泰男


2004年2月15日(日)

新番組への期待

どうもパッとしない新番組の発表が続く中、目を引いたのが、まんがライフMOMO に連載中でテレビ東京でスタートの、「せんせいのお時間」。原作は未読ですが、監督に岩崎良明さん、シリーズ構成に白根秀樹さんと言う瓶詰妖精コンビには今回も期待できそう。おしえてせんせいさん。

ふたりはプリキュア #03 「イケてる実習生に気を付けろ!」

†ありえない
うらやかな春の日差しのようにのんびりと展開。つーか、テンポ悪し、緊張感無し、戦闘シーンは半年間見ているアニメみたいなマンネリを早くも感じたりと早くも倦怠感を感じる今日この頃。まだ3話だと言うのに。

なぎさのオタク訪問〜。と、せっかく二人きりの甘い時間を堪能できそうだったのに、ラブラブなのはマスコットだけで、どうも物足りない。
ノルマで毎回1回は手を握り、1クールに1回はキスシーンキボンヌ…と脚本家に毒電波をゆんゆんとプレゼント。

脚本: 川崎良, 演出: 岩井隆央

おもいっきり科学アドベンチャー そーなんだ! #20 「幽霊船の秘宝を探せ!」

†幽霊船で黒ヒゲ危機一髪
毎回のように「ストーリーはつまんないが、ミオがエロ可愛い」と書くのは気が引けるんだけど、1か月に1度くらいは書かないと気が済まない。(^^;

今回は、水飛沫を喜ぶスズカが良し、濡れ濡れミオが良し、更には69体勢で倒れたりと、何気にサービスシーンが多かった。美幼女アニメとしては今期もっとも力が入っているような気がします。次回も作画は良好そうなので期待大。
このまま番組改変期を乗り切って、夏だ!海だ!海水浴だ!と、水着回を夢見ているんだけど、果たして…?

脚本: 富田祐弘, 絵コンテ・演出: 井硲清高

京極夏彦 巷説百物語 #07 「帷子辻」

†死体としたい?
ゆがんだ街並みにサイケデリックな色彩と今回も言い仕事をしているなぁ。
物語に関してはかなり省略しているので、登場キャラに人間的な深さが足りないのが物足りないですが、1つ1つの絵が見応えのあるところが凄い。魚眼レンズを使ってスクロールさせたようなカットの切り替えとか、紫に染まる空に朱い月と言う夜空が好き。余韻のあるラストも良かった。

脚本: 村井さだゆき, 絵コンテ: 工藤紘軌, 演出: のがみかずお



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