強引な設定こそ多いものの、基本的に芸能界を舞台にしたオーソドックスなサクセスストーリーなので、安心して見ることが出来るし、ちょっといい話としても成功していると思う。
今回は主治医の若王子先生の話。
主治医にして彼女の父親の友人だったと言うこともあり、満月の授業参観に出席して父親らしい素振りをを見せる。なぜかタクト、めろこも同伴。
満月は車の中でレコードを聞けと必死の営業活動。どんどん嘘が上手くなっていく満月には動揺してしまう。*(^^; それに対してうまく対処できない若王子先生。どうも、父親代わりに"年頃の娘"にどう接していいのかあれこれ悩んでいるようで、、彼らしく本を読んで勉強までする。
ムキになって若王子先生に CD を渡そうと、学会まで押しかけるが、若王子先生は一人で満月の両親の墓参りに訪れていた。若王子先生は現在と過去の心理状態を長々と独白し、立ち聞きしていたフルムーンに、すれ違い気味だった彼の本心が伝わって、めでたしめでたし。
次は満月の番とばかりに、授業参観のお礼をメッセージカードで残す。それを見た若王子先生は自分が父親代わりとして間違っていなかった事を再確認するのであった。
満月の両親の墓地は、歩いて行ける場所にあり亡くなって10年にもなるのに、1度しか墓参りをしていない満月って親不孝…。祖母の影響か?
何かと父親顔して、偉そうに説教をするタクトだが、今回の話で彼の前世はミュージシャンだったということが判明。ここらへんのかこのしがらみとか因縁がどろどろと光り出すと、この物語は面白くなっていくと思う。
満月/フルムーン役 の myco だけど、今回は気になるようなところは一切無くて、確実に上手くなっている。さすが。
脚本: 吉村元希、絵コンテ: 西村純二、演出: 清水明
ミントとお兄様の話。
青山君との図書館デートに着ていく服が無いという凄い理由で、ミントの服を借りるため彼女の家庭訪問。漫画に登場する典型的な"超お金持ち"みたいな感じで、家にはメイドがダース単位で働いていたりと、巨大なクローゼットに驚いたりと、いかにもの雰囲気。
そのクローゼットの中に仲が良かった頃の兄とのツーショットの写真を隠していたミントだけど、いちごの猫の鋭い直感ですぐに発見される。
その写真がキーアイテムになって、バレエの発表会に足を運ぶようにミントお兄様の心を動かすような話になっているようだけど、今ひとつ説得力が無かったのが残念。
と言うか、話の発端の図書館デートがどうでも良かったり、いちごとミントの背恰好はずいぶん違うとか、話的には相変わらず捻りが足りないと言うか、行き当たりばったりな印象。ここらへんのスチャラカな感覚がこの作品の味なのか?
個人的には兄妹ネタと言うことで多いに期待していたのだが、今ひとつそっち方面のツッコミが甘く、個人的には今ひとつ。もっと悶々と悩んで欲しい。
それでもミントのキャラ自体は結構良かったりする。
本来の視聴者である女の子向けに、ヒロインのいちごがやたらと浮気っぽい作りなっているのが気に入らなかったりするので、ミントのキツい性格の中にストレートなお兄様溺愛的設定が加わると、濃ゆいファンに受けそう。(^^;;;
脚本: 高橋ナツコ、絵コンテ・演出: 中島弘明、
全体的なネタあかし。
ユータスに連れられて1000年前の平安時代に向かうサッシ。
これまでに登場したパラレルワールドの構造、そして謎多き…と言うかほとんどバレバレだったユータスやムネムネの正体が明かされる。
その世界と縁が繋がっていない人間は鬼になってしまうと言う設定なのか。
元の世界に戻ると言うことは、アルミの祖父の死を受け入れなくてはならないと言う制約による葛藤、1000年前から繰り返される悲劇と言うのも、わりと好きな題材なので先々週、先週に続いてこの作品の評価アップ。これでもパロディの部分がもう少しマシだったら、年間ベスト5くらいに入る作品になっていたのに…。
今回はユータスの平安時代の家〜1970年代ぐらい雰囲気なんだけど〜の生活感あふれる描き込みにやたらと気合いが入っていて見ていて気持ち良かった。この辺のこだわりがパロディにも欲しいところ。
脚本: 山賀博之、絵コンテ・演出: 高橋敦史
アバンタイトルは一糸まとわぬ姿で妖精の羽をつけたふみつきが登場。幻想的なイメージの世界を舞台にサービスカットが続々と登場。しばし裸体を指で弄ばれていたものの、それがチトセのものだと分かったところで夢から覚める。
先週の図書館でのベレー帽姿に続いてこれまでどちらかと言うとガサツでヨゴレ役が目目立った委員長のイメージを文学少女に昇華させる役割を果たしていたと思う。(^^;;;
委員長メインの話で、学校がクラブ活動の予算削減を打ち出したために人数の少ない部は廃部と言うことが決まり、ふみつきの所属している文芸部が矢面に立たされる。
必死でチトセや他の生徒を誘うが思うような返事が得られず、わずか一名しか部員のいない文芸部は廃部直前。
一方で中等部はクラブ活動に全員参加と言うことで、みなづきが入るクラブを決めるために、チトセと同伴であれこれと体験入部。ママさんたちがスケジュールを決めたために、彼女たちが顧問のクラブに延々とつき合わされて、例によってチトセは悲惨な目に。
最終的に、ママさん一人を選ぶのは気まずいし、ふみつきの文芸部にかける思いに心打たれて、文芸部に入部するのであった。めでたしめでたし。
クラブ活動では、やよい先生の茶道部、きさらぎ先生の科学部、うづき先生の美術部、さつき先生の水泳部、そしてむつき先生の園芸部が登場。科学部の実態は、きさらぎ先生崇拝者だったとは…。あと、和服、スクール水着、エプロンに麦わら帽子とそれぞれの部活でコスプレを披露するみなづきがいい感じ。これでもう少し作画が良ければ…。
委員長を中心に印象的なカットやエピソードの多かった今回の話。まずは、文芸部に BとC がいた頃に作っていた、委員長オンリーの写真同人誌「アッパーカットの妖精」。本格的に見てみたかったり。(^^;
「今、私一人なのよ…」と、二人だけ部屋の中で思わせぶりなモーションでチトセを文芸部に誘うふみつきもいい感じ。
さらに、体育の授業での一シーン。
「こんなところでサボって先生にいいつけちゃうから」
「先生!ここでチトセくんがサボってま〜す」
ここらへん、いかにも委員長キャラって感じで素敵。
脚本家さんのサイトによると、ラストのシーンとそれにつながる委員長が雨の中傘を捨てて立ち去るシーンは、監督が追加した場面だそうで、確かにあれによって、チトセとふみつきの微妙な距離感が実感できた。
4話、6話に続いて今回も最高レベルのお気に入り。構成が好き、キャラが好き、世界観が好き、委員長の顔のアップが好き。ふみつきの評価++。
ん、どちらかと言うとママさん方は脇役を固めてくれた方がいいのかな。
脚本: 吉岡たかを、絵コンテ: 桃瀬まりも、鈴木行、演出: 高島大輔
パパCの実の娘だった響子さん。普段から見守ってやるには親のそばに置いた方がいいとかなんとかでお隣に引越してきた挙げ句、主人公の家に入り浸り。
すぐそばに二人もいるのに友紀は相変わらず担任の菜摘先生にお熱のようで、婚約者との痴話喧嘩に首を突っ込んだりとこっちの方を向いてばかり。
大人びたキャラは好きだけど、マセたガキは嫌いです。
作画は良好なのに描かれたのは菜摘生先ばっかりだし、無駄にちょっといい話だったりと、今ひとつ自分の琴線に触れない作りだった。毎回物足りなさを感じてしまうのは、15分枠と言う時間が原因なのだろうか?
もっとも来週はスクール水着祭り…らしいので期待はしてます。
「くるみ Pure」の方は、風邪で寝込む主人公を相手に介護用メイドロボの本領発揮となる話なのにサキのレズネタが延々と。
毒ジュースはともかく、サキの妄想日記とか、裸で添寝して人肌で温めるとか、民間療法のネギの座薬(そういえば、大運動会でもあったなぁ)とか、浣腸とか、アニメやギャグ漫画っぽい馬鹿馬鹿しいネタが多くて、そこそこの面白さと小っ恥ずかしさの同居した妙な感覚。
どこかで見た子供向きのポルノ作品って表現は、言い得て妙だ。
笛吹風流さん(http://www5a.biglobe.ne.jp/~vivascat/)の日記からで、+++ネギを使った人体実験レポート。さすがにこれは嫌だし、好きになってしまうのももっと嫌です。
榊さんスペシャルと言うことで、漫画の榊さん(CV:浅川悠)の猫可愛がりネタのものと、ちよの11歳の誕生日のエピソードが中心。榊さん視点の話が多かったので、かっこいい姿はほとんど描かれず、顔を赤らめて可愛いものに悶える榊さんが目立った。
自分は榊さん好きなので満足。ただしギャグ的に今ひとつ冴えず作画も普通だったのでこの作品の中では出来自体は平凡かも。
原作では別ネタである、ぬいぐるみキャッチャーで猫のぬいぐるみを同時に二つゲットしたのと、ちよの誕生日に榊さんが猫のぬいぐるみをプレゼントすると言うのをまとめていたのが印象的。漫画の方では、あの猫のぬいぐるみには四人の兄姉がいると言う設定だったのに、アニメでは上にお姉さんがいるだけに変更されていた。
ここらへんは榊さんの可愛い妹が欲しいと言う心情を表しているものだろう。
次は評価の分かれそうなアニメオリジナルの夕焼け雲のシーン。
誕生会の帰りに榊さんやちよたちが忠吉の散歩をしながら歩いている時。公園を抜けて急に視界が開けた場所にやってくると目の前に赤く染まる夕焼け雲が広がる。
えいえんの世界を思わせる綺麗な夕焼けに、榊さんのインナーワールドに突入。
犬の忠吉さんとじゃれて、そして無邪気に甘えてくる妹のようなちよがいて、みなが無邪気に笑っていられる世界。榊さんも声を出した笑っていた。
文化祭のエピローグにも夕焼けの道を歩く場面があったけど、それに続いてのノスタルジックな雰囲気を漂わせた妙に叙情的なシーンで、ネタ不足の解消と原作との差別化を狙っているのだろうか。個人的にはけっこう好きな方向性だったりする。
脚本: 大久保智康、絵コンテ: 水無月弥生・高橋亨・橘秀樹・錦織博、演出: 水無月弥生
またしても不安の多いバトルモードに突入。今回の敵は水使いのテイルと初登場の氷使いのシャルマ。テイルはどーでもいいとして、シャルマは巨大縦ロールの+似非関西弁+ヘソ出し+鞭使いと言うねーちゃんキャラ。チェルシーに私怨を抱いているそうだけど、過去の因縁とかでそれなりに楽しめそう。
チェルシーさんって、強いのか弱いのかさっぱり分からない。とりあえずハッタリと強く見せる事だけは上手そうだけど。(^^;
メガネくん、前回まるまる1話使って練気銃を手にするエピソードを見せながらそれがさっぱり生かされないとは凄い構成だ。
作画は前半に集中して高いレベルを見せていたものの全体的にバラツキがあり。戦闘シーンの見せ方の方は予想通りのアドベンチャーゲームみたいな見せ方でどうもなぁ。対戦中の説明口調の多さも相変わらず気になる。
見所は、前半のルミナとチェルシーの口喧嘩。毎度見せるこの手のシーンはお気に入り。
脚本: 横手美智子、絵コンテ・演出: 佐藤昌文
うーむ、情報量が多すぎる。
全体的に作画は極めて高いレベルだし、絵的にハッとするような画面構成が多く何も考えずに見てもそれなりに楽しいんだけど、情報を整理しながら見ないと何がなんだか…。
小中脚本の電波…とどいた?の話とか前回の独自のカラーの話とか、個性の強過ぎる脚本家に引きずられてどうも話の統一感に乏しいこの作品。今回は、久々に1クール中盤の頃の恋愛ゲームテイストあふれる展開に戻ったようで、あのころの直系みたいな感じに愛憎劇と言うか痴情を描いていた。
もっとも強引に整理されてどろどろとした関係は一気に解消。知らずに済めば良かった事を知ってしまった不幸みたいなテーマで、綺麗な対称を見せつつそれぞれの関係はあっさりと終止符を打たれた。この手の話に期待していただけあって、ちょっと唐突かも。
「竹取り物語」のイメージで統一したのはなかなか良かった。最後に登場したタイトルテロップもあって今回の話だけ見るとそれなりに考え抜かれた構成。
ラストの駆け落ちが衝撃の展開だったのは事実で、狙ってやっていたなら成功だったと思う。
ただ会話として成立していない会話は、もう少し抑え気味にしてくれないとついていけない。
ちぃは、バイトの給料で秀樹に贈るためのエロ本,そして前に買った絵本の続編「アタシだけのヒト〜だれもいない町〜」を購入する。
秀樹は弘から、パソコンをクリーニングするためには風呂に入れる必要があると言う話を聞く。自宅に風呂がないので銭湯に入るしか無いのだが、どうやってちぃを風呂の入り方を教えたらいいのか周りを巻き込んであれこれと試行錯誤。
狙っているのか狙っていないのかよく分からない話で、エロも内容自体も薄口。そもそもパソコンをクリーニングするために風呂に入れるってのも妙な世界観だよなあと思いつつも、まともに考えると今回の話のためだけに取って付けたような設定なので、穴だらけ。
本筋の方は、細々と進展中で、国分寺から謎の相手からメールで送られてきたプロトタイプちぃ(?)の写真が登場したりと、ドタバタよりもこっちの方を期待。
それにしても銭湯ネタとは懐かしい。大学生の頃はアパートに風呂が無かったので銭湯に通っていたものです。湯上がりの体も心もさっぱりした状態で、缶コーヒーを飲みながら夜空を見上げた帰り道はなんとも心地よかった。
確か宮村優子さんがラジオで披露した貧乏話で、銭湯にいく金が無かったので、台所の流しで体を洗ったなんてのがあったと思うけど、メイドロボならそれで十分かと。(^^;
脚本: 大久保智康、絵コンテ: 青山ひろし、演出: 渕上誠
FreeBSD ports の Linux のバイナリを動かすためのライブラが、RedHat-6.1 ベース から が 7.1 ベースのものに置換されたのは先月の終わり頃。japanese/linux-netscape-4.7x の ports も対応したらしいので、先を見越してインストールしてみた。
こちらの方はなんとか正常に動いているようだけど、他に Linux 環境が必要な audio/linux-realplayer の方がプルダウンメニューを表示させただけで X(XFree86-4.1.0)が、Ctrl-Alt-Del で殺す以外に操作不能になってしまうと言う致命的な問題が発生。
結局 linux_base を 7 から 6 に戻して事無きを得た。まだまだ人柱状態か?
この物語におけるベアの行動原理を説明した話。ちょっと説明過多と言う印象はあるものの、現実と仮想世界の二重構造を持った舞台が作り出す面白さがようやく発揮されたという感じの充実の一話だった。
彼の40代の小説家と言う設定がようやく出て来た感じでこれに加えて、離婚(もしくは妻と別居中)歴があり、ハイティーンの息子の扱いに苦労している団塊の世代…そのままと言うわけではないが多分ライターの分身みたいな存在なのだろう。うる星のメガネがそうであったように。
謎多き BT の印象は、大人の男とオフ会大好きの主婦みたいな感じになってしまった。キャラは弱くゲームは下手なのになぜか偉そうな BT。彼女の行動原理はまだよく掴めないので、今回みたいな話を楽しみに待つとしよう。
久々に登場の賑わう街中がいい感じでした、ああいった喧騒があるから静かな環境(今回は木陰の中で二人きりのベアと BT)の落ち着いた雰囲気が生きてくるわけで、他にもネット RPG らしいドタバタした戦闘シーンも登場したりといつもの単調さは影を潜めていた。
現実の代償行為として役割をプレイすると言う理由で RPG を楽しむ…これって、いわゆるテーブルトークなんかでよく言われてきた事だよね。今のネットゲームでそういった見方をする人っているのかな?
あと、ゲームの架空世界の神=プログラマと言う語りも、Ultima4 の時代ならともかくさすがに今じゃ古くさいなぁ。
脚本: 横手美智子、伊藤和典、絵コンテ・演出: 守岡博
ティナがペットショップで安く譲ってもらったフェレットのみゅー(仮名)を桜庭館に連れて帰ってくる。雅さんは一人反対したものの、葵の頼みと言うこともあり、渋い顔をしつつもここで飼う事を了承。
あとは万年筆を盗んだり風呂に乱入したりと悪戯好きのフェレットを相手に、屋敷を破壊しながらいつものドタバタと言う既視感たんぷりの話。
それでも前半はこの手のハーレムもの特有の頭を空っぽにして見ているうちに脳内麻薬が分泌されるような楽しさがあったものの、後半は変に落ち着いてしまって今ひとつ。
一応は雅さんの見せ場だったらしく、ゴキブリを見ておびえるなど弱々しいところを見せたり、「物の代わりはいくらでもあります。でも命だけは…」と語りながら置き時計を破壊してはさまったフェレットを助けたりと、いい話の中で、やさしい面を見せたりしたものの、折込済みの行動なので来週には忘れそうな設定。
やはりこの話は女性キャラが脱いだり小っ恥ずかしい行動をしてナンボの世界なので、そっち方面で頑張って下さい。
脚本: 金巻兼一、絵コンテ: 高橋滋春、演出: 高橋滋春
全国的に早売りされていたようで、地元でもあっさりと大量に平積みされていた書店を見つけたので迷わず購入。出会ってすぐが最終巻と言うのは実に不幸。1ページ1ページ惜しみつつ、噛みしめるように四コマを読みながら最後のコマのどこまでも続く青空を、登場人物立ちと一緒に見上げつつ読了。楽しい時間だった。
自分の遊び仲間は揃いも揃って同じ予備校に進学(?)と言うこともあり、高校時代の卒業式は単なる通過点に過ぎなかったんだけど、なぜか涙が出てしまう。そんな気持ち。
テレビ CM のキャッチコピーとして使われる、「この漫画はフィクションですが、笑っているあなたは実在しています」と言うのは、この作品をキャラクターの妙な存在感の強さと、読んでいるうちに作品世界の中に入り込んでしまう感覚を表現しているものだと言うことを今更ながらに思い知る事に。
自分の世代の一部(オタ系文化サークル)の人間にとって、疑似的な共通体験みたいな感じで「究極超人あ〜る」がよく語られるけど、この作品も同じような感じで、自分のもう一つの高校生活として読む人の心の残っていくと思う。
榊さん好きなので、好きなエピソードは当然沖縄への修学旅行と、イニオモテヤマネコの林だったりする。いいなぁあれ。
彼女たちの未来に幸あらんことを。
ガンガンに「フラッシュ!奇面組」が連載されていたり、初期の奇面組がどこぞの漫画雑誌別冊の形で発売されたりと、不思議と根強い人気を誇るこの作品。
20巻には、奇面組の代名詞として語られる程インパクトの強かったあの衝撃の夢オチの最終話が収録されていて、前々から読みたかった事もあり Book Off で購入した。
三年奇面組全6巻、ハイスクール奇面組全20巻と7年間にも及ぶ長期連載を、唯が教室から外を眺めながら見ていた夢にまとめてしまったのはなんとも凄まじい。
夢オチで風呂敷を強引にたたんで無理矢理終了させたような作品は多くても、ここまでストレートかつ完璧な夢オチも珍しい。この話がなかったら自分も読み返したりしなかっただろう。
もっとも連載中にはその一つ前の話で登場した、主人公の零さんが悪性の脳腫瘍で残り短い命である事を唯が立ち聞きし、さらに彼の遺書めいたものを目にして号泣してしまうというエピソードの方がインパクトが強く、衝撃が大きかった気がする。
XFree86-4.1.0 でも良かったんだけど、Xが49.7日おきにハングアップすると言う問題(+++1(http://www.turbolinux.co.jp/knowledge/public/495.html)・+++2(http://www.xfree86.org/archives/xfree86/2000-Jan/1003.shtml))は深刻で、Ctrl+Alt+Delete も受け付けなくなってしまう。
バグが多くて不具合をよく耳にした 4.2 もそろそろ大丈夫かと思って使ってみる事に。しかし相変わらず、emacs や gkrellm を実行させると segmentation fault で落ちてしまう。あれこれと調べているうちに、+++2ch UNIX板のスレッド(http://pc.2ch.net/test/read.cgi/unix/1015514229/117-121)で、XMODIFIRES が設定されているのに、それに対応するサーバが立ち上がっていないと落ちてしまうそうな…。
X で動く NScripter 互換エンジンはいくつか発表されているものの、実際に遊ぶためのソフトと言う意味において完成度は今ひとつのものが多かった気がする。
そんな中でこの ONScripter は熱心にコードに手が加えられていて、十分に実用レベルと言う話なので手を出してみる事に。
ライブラリ関係は、全て ports で揃うので問題無し。Makefile.Linux を元に、sdl-config の部分を ports に合わせて sdl11.config に修正して、include される wait.h の場所を sys/wait.h に修正するだけであっさりと gmake が通った。
データの方は、「月姫」をCD-ROM から持ってこようと思ったらなぜか mount 不能。最近 atapi デバイスドライバが更新されたので、MAKEDEV し直してもエラーメッセージが Device not configured が Invalid Argument に変わるだけでさっぱり。
どうやら FreeBSD の ATAPI ドライバでは、Extra-CD が mount 出来ないようで、+++それを可能にするパッチ(http://plaza17.mbn.or.jp/~chi/myprog/FreeBSD/atapi-cd.html)があるくらいだ。結局別マシンから転送。
他には苦労らしい苦労もせずあっさりと「月姫」を動かす事に成功。かなり再現性は高いレベルだと思う。
ここの Linux ページにも、「月姫」と「銀色」を ONScripter で動かすガイド記事があった。
順風満帆でスター街道を驀進する満月だが、その前に礼儀作法にうるさいベテラン演歌歌手の昆巻冬子(CV: 三原じゅん子)が立ちふさがる。新人いじめに満月は耐える事が出来るだろうか?
冒頭に登場した年上ぶるめろこが実に可愛いです。毎度おなじみの甘い夫婦喧嘩みたいなドタバタがいい感じ。
あとは、フルムーン12歳の見ていて痛くなるようなシーン(リモコンで動くカメラにびっくりしたりレーザーを避けたり)に心をチクチクと刺激されまくり。なんかりぼんの CM に登場する巨乳フルムーンとのギャップが凄かった。
もっとも良かったのはこのシーンくらいで、このアニメにおける音楽業界の内幕ものみたいな感じで描かれた話は、安っぽい感動ものと言う法則は今回も健在。みなさん満月の説得に心を動かされすぎです。
脚本: 広平虫、絵コンテ・演出: 伊藤尚往
★東京ミュウミュウ #10 「最後の仲間、幻の一匹狼」
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珍種探索ミュウミュウ探し、最後の仲間として発見されたのは、ハイイロオオカミの DNA を注入されてミュウミュウ化した、ミュウザクロこと藤原ざくろ。
写真週刊誌で見つけたシルエットを頼りに、彼女が主演をつとめるミュージカルのオーディション(もちろん水着姿)に出場して大騒動を引き起こすのであった。
放送前はダメアニメと言うか、美少女アニメの21世紀スタンダードとして、その筋の人達から大きく期待されていたこの作品。しかし蓋を開けてみれば、ストーリーや構成はともかくとして崩壊寸前の作画に嫌気がされて、今ひとつ精彩を欠いていたのは事実。
しかし今回は違っていて、ハッと目が覚めるような超美麗な作画に圧倒されました。バンクシーンが見劣りするくらいのクオリティの高さで、アップで肌にハイライトは当然として場合によっては三段影が使われたりと豪華絢爛、至れり尽くせりの塗りが炸裂してました。動画の方も、ザクロの戦闘シーンを中心によく動く動く。
恐るべし東京ミュウミュウ。
ざくろはクールビューティー系のお姉様キャラと言うことで期待通りのキャラ。とは言え完全無欠と言うこともあり萌えキャラとしては何か欠けているのも事実。
これからどう描かれていくのか気になるところ。
キツネ娘はネコ娘に次いで多く登場するけど、オオカミ娘ってのは珍しい。覚えている限りでは、某人狼とのハーフ吸血鬼以来。
残念だったのはお気に入りだったミントの扱い。ちょっとブラコンなだけで気高い精神の持ち主だと思っていたのに、今回はざくろを引き立たせるためだけの、単なる追っかけまでに落ちぶれてしまうという、かおりん状態。
「ざくろお姉様(ハート)…」と言うのが彼女のポジショニングなんだるうか?
「楽しすぎてステップも踏めないのかい?」
パンツずり下げ男のキッシュは今日も今日とていちごに手を出す。今回のこの場面は作画の良さもあってえっちくていいなぁ。(^^;
今回の10話はシリーズ屈指の話として記憶に残りそう。もっともストーリーはいつものミュウミュウでした。
脚本: 田中哲生、絵コンテ: 榎本明広、演出: 榎本明広、作画監督: 石野聡
夢だった武道館(?)でのライブを実現した事で、燃え尽き症候群に陥ってしまったはづき姉。ミュージシャンとして活動を停止してチトセの家にだらだらと居候することに。
漫画を読んだりゲームで遊んだりと無為な日常を送る毎日。このまま彼女は引きこもり化してしまうんだろうか?
初期の頃のハイテンション・スラップスティックコメディが嘘のようにしっとりとした話でした。いつもは悩みごとなんて何も感じさせないようなはづきだけど今回は別人のような感じでした。やる気の起きないまま落ち込んだはづきの描写が長々とあったりと全体的なトーンは暗めなので評価は分かれるかな…。
個人的には青臭い、青春の悩みみたいな話は好きなので結構お気に入りです。
、デパートのショッピングを舞台にママさん&みなづき・はづきのファッションショーを入れたり、後半は委員長の妄想も登場したりと萌え方面もそこそこの充実を見せてました。またこんな話でこそママさん方の(わりと)しっかりとして仕事ぶりも描けるもので、珍しく暴走はなし。
ラストのはづきの立ち直る場面も過去の思いをベースに綺麗にまとめられていて、小粒ながらもしっかりとした作りの一話でした。
来週はアニメでは定番の人格入れ替わりもの〜しかも如月先生と言うことで期待。カンナも再登場。そういえば今日のきーママのペットは大蛇。最近はピラニアの出番がめっきり減っているような。
脚本: 吉村清子、絵コンテ: 吉永尚之、演出: 佐土原武之
湖太郎は、美紗に大切にしているマグカップを割られてしまって開始早々から不機嫌に。美紗の謝罪を素直に受け入れられず、ぎしぎしとした二人の関係が続く。
美紗は何とかしようと、天界謹製の糊を持ち出してマグカップを直そうとしたのだが、のりの中身を周囲にぶちまけてしまった事で湖太郎と美紗がくっついて離れなくなってしまった。
後半は黒猫のニャーも巻き込んでキャラ通しがくっついてしまい、いつものドタバタ。ノイジーに感じられるキャラは相変わらずなんだけど前話とは違ってとりあえず許容範囲。
天真爛漫な美紗とは対称的に紫亜とか湖太郎が時おり見せる影ある雰囲気がいい感じでした。ああいった雰囲気が続けばこの作品も楽しく見られそうなんだけど、例によって来週も奇声とか独善的で面白みの無い長セリフが多くなりそうな予感…。
小星の猫耳も幼少時にあったこの手のエピソードがらみなのか? 相変わらず謎。
脚本: 江夏由結、絵コンテ・演出: 佐藤真二
あおいちゃんのスクール水着が登場したり、響子さんは白いビキニで胸を激しく揺らしたりとサービスシーンの多かった今回の話。もっともリゼルのピンクのセパレートは、その筋の人じゃないのでさっぱり。(^^;
ラブレターの差出人を勘違いして初デートと言うラブコメの定番みたいな話で、短い枠の中に起承転結と綺麗にまとめていたと思う。
ただし友紀は今回もリゼルの良さを再認識した程度で、関係はさっぱり進まない。リゼルの恋愛観も A から C までキス・キス・キスなので、クライマックスに向けての展開もそこらへんで終わってしまうのかな。
脚本: 荒川稔久、絵コンテ: 武蔵関太郎、演出: 宍戸淳
4巻が発売されたついでに1巻から読み直したりと未だに漫画の方にどっぷり使っているだけあってアニメ版の方はあれが違うこれが違うとマイナス評価で見てしまう。
漫画を読む前に感じていた、アニメ版が純粋に楽しかった頃の思いはどこに…。
それはともかく今回の10話では2年生の4月と言うことで揃って2年生に進級。ゆかりクラスには新しく神楽(CV: 桑島法子)が入ったくらいであとは一緒。神楽は何度か登場していただけあって特に違和感無し。新キャラと言うことでしばらくはうるさがられる気もするけど、彼女のスクール水着焼けを見られる頃には人気は定着していると思う。
榊さん関係の話が多いのは相変わらず。クラブの勧誘などで彼女が全校生徒から憧れの対象みたいに描かれるのはいかにもアニメ作品的な雰囲気で、非日常的な雰囲気にはかなりの違和感。あちこちで入れられる効果音もうるさかった。
漫画では1年次のエピソードとして描かれた、ゆかり先生が仔猫を連れてくる話は、基本的に同じとは言え漫画では登場しない神楽が榊さんのツッコミ担当で登場して新鮮な感覚。ただし前の話で2年時の教室は2階以上にあるように描かれているのに猫が窓から逃げ出したりと、やや設定に穴を感じてしまったのはマイナス。
あとは大阪がちよの髪を下敷の静電気でひょこひょこ動かすシーンが気に入ったりする。ああいったさりげない笑いがもう少し欲しいところ。
脚本: 吉永亜矢、絵コンテ・演出: 大畑清隆
先週から登場の悪の満月はチェルシーに対して私怨を燃やし、シエルもルリにただならぬ好意を見せたりと、女性キャラを中心にキャラクター的には充実してきたように思えるこの作品。しかし戦闘シーンが中心に描かれると途端に見るべき場所が無くなってしまう。
動きはともかくとして、この作品の戦闘シーンの特徴でもある説明調の長セリフが今回も炸裂。冷静な技の解説は、それ専門の解説役にでもやらせないと戦闘の迫力とか緊迫感がさっぱり出ないというのが実感できました。(^^;
今回の話で地下世界の指導部がその全貌を表したようだけど、某カルト集団の方が組織化されているのではと思わせるようなささやかな集団だったのには拍子抜け。
脚本: 西園悟、絵コンテ: 小林一三、演出: 栗井重紀
巨乳女子高生の裕美から誘われて彼女との初デートに心踊る英樹。
ちぃは相変わらず例の絵本「アタシだけのヒト」に夢中。記憶を確かめるかのように何度も読み更けて自分探しならぬ好きな人探しに没頭。不意にちぃの中にもう一つの世界が広がり、目の前に黒衣を纏った彼女そっくりのゴシックちぃが出現して謎めいた事を告げられる。そして最後に「アタシたちいっしょ。ずっといっしょよ」と謎の言葉を残して消えていく。
英樹のデートの方は順調でどうやらその気になりつつある様子なんだけど、どうやら彼女は理想の恋人としてメイドロボに劣等感を抱いている様子。予想通りに恋人としてふさわしいのは、生身の人間なのかそれともメイドロボの方なのかと言うのが主題に浮かび上がってきた。
さらにデートの最中に同じくボートに乗ってデートじみたことをしている国分寺と彼の筆頭メイドロボである青い巨大おさげの柚姫と遭遇。彼の口から柚姫は、死んだ姉の生き写しとして作り上げた自作メイドロボであることが判明し、自ら彼女に恋焦がれてしまうと言うシスコン+ピグマリオン状態と言うことを宣言。これが高校生以上ならかなり終わった人間なんだろうけど、天才小学生と言うことで今ひとつ切迫感がないなぁ。(^^;
重要なテーマや伏線が浮かび上がってきて次第に物語は面白くなってきた。ただし来週の次回予告は意味不明で、相変わらず今回みたいなシリアスパートと、いつかのパンツ連呼みたいなコメディパートの落差が大き過ぎるので気分の切替えに苦しめられる。
「オリン…だっこ…」と久遠を膝の上に乗せながらラーゼフォンを駆って一路 MU 東京を目指す綾人。予想されていた事態とは言え混乱する TERRA にあって一色は功刀司令を罷免してエルフィにヴァーミリオンでの迎撃を命令。
久しぶりのロボットバトルと言うことで盛り上がりそうな予感はしていたんだけど、今ひとつ緊張感の感じられない演出。予期せぬドーレムの乱入で戦いはヴァーミリオン対ドーレムとの一騎討ちになるのだが、例によってこの手のメカは初登場のシーン以外はダメダメで、ドーレムにすっかり手玉に取られた挙げ句あっさり撃墜される。
もっとも耐久力だけはあるみたいで、遥さんの綾人に対する執念もあり搭載するTDDUシステムによりTOKYO JUPITER の壁を突破してラーゼフォンに続いて MOO東京に侵入。
綾人の MOO 東京での新生活は唐突に病院からスタート。懐かしい今の東京の街並みとは対称的に、不快感をくすぐられる不協和音のある音楽。いつもと変わらぬ幸せそうな群衆の中に感じる違和感。親友たちのちぐはぐな対応と断片化された記憶。そしてMOO東京総督と言う仮面をかぶった恐るべきママン。
次週は遥さんとエルフィが押しかけママに!?さあ神名家はどうなっちゃうの?
脚本は小中氏。彼の話にしては電波が少なめ…かと思いきや後半のどこかずれた雰囲気はさすがでした。
ただし衝撃の展開を予想していたのに、MOO東京側はラーゼフォンの帰還をなんだか予想していたような節があるし、1話の迎撃戦みたいな激しい戦闘シーンも登場しなかったし今ひとつ期待外れだったのは否めなかった。
また主人公に対するシンクロ率は相変わらず低迷中で、もはや終盤に突入と言うのに未だに何を考えているのかさっぱり分からないです。
脚本: 小中千昭、絵コンテ・演出: 増井壮一
アバンタイトルは、幻想的な風景の森の中幼女(アウラ)の手を取って走り回る司。
「こんなに走ったのは、ずいぶん前のような気が」
などとはしゃいでいると、幼女の手に持ったナイフでグサリと刺される。
この場面は夢オチで終わるのだが、アウラってこの NetGame「ザ・ネット」の暗喩なんだろうか? この夢の結末が今回の話のラストから次回につながるようだ。
本編では、ベアとミミルと司と三人で限定イベントである、フィールドの三つの神像を回ってリドルを解いてアイテムをもらおうという「知識の試練」を受ける事に。いくら限定イベントとは言え、参加者2000万人のゲームでこんなイベントは考えにくいのだが、普通の人にも分かりやすいゲーム的な展開を見せたのは初めてと言うことも有りそれっぽい雰囲気は伝わってきたと思う。
三人は疑似家族みたいな感じで会話しつつ、イベントをこなしていくのだが、ベアさんのオヤジくさいネタに身近さを感じてしまった。
紙を使ってマッピング、20MBの HD など懐かしいネタは、この世界だと30年前と言う設定らしいけど現実では1987-1990年頃の話だと思う。自分も Mac Plus でハイパーカードを走らせるために 20MB HDを購入したり、Might&Magic では色鉛筆で着色したマップを作成したりしたものだ。
雰囲気だけでなく会話でもリアルの家族の話に及び、ミミルの馬鹿話が披露されたり、司くんの母が亡くなったと言う暗い話でしんみりとしたりする。
イベントのラストは戦闘。今更ながら司の召喚する鉄アレイ型ガーディアンの内部に謎の指輪があることが強調される。
戦闘で勝利をおさめてちょっとした一体感を味わつつもイベントクリア。
しかしそれもつかの間、現実世界では意識不明で入院中の司の生命維持装置が外されると言う話が持ち上がり、暗い予感のまま次回に。
脚本: 森木林・真下耕一、絵コンテ:多田俊介 演出: 有江勇樹
ティナが主役と言うことで彼女の隠された内面が垣間見れるかと思いきや、さっぱりダメでした。陳腐でありきたりなシチュエーションで、中学生向けエロ漫画そのものの浅さ。妙子も一応はヒロインの一人なんだから男二人と外泊ってのはまずいでしょ。
それでも予告の猫耳に期待か。(だまされてる…)
脚本: 金巻兼一、絵コンテ: 高橋滋春、演出: 高橋滋春
タイトルともども痛さ炸裂で、見るのが辛くなってきた。今となっては瞬く間にすぎていったこの話も今回を入れると残り2話(2x2)。
北海道も冬本番。ダイヤモンドダストが舞い、行き交う人も防寒具を着用している。
前回に体調の異変を訴えたヒカルは DDらに検査してもらったのだが異常は見られず、マギュアとの戦いのダメージと言うことにされる。
つばさの父親の英夫はようやくパン屋として自立できるようになり、東京に店を開く事を決意。あれこれと下準備を始める。つばさは再び転校することになりそうなのだが、
「ヒカルちゃんがいてくれるから寂しくても平気…」
と彼女の存在が心の支えになっていた。
それに気付いたのかヒカルは、意図的につばさを避ける事で彼女の自立を則す。何度も伏線が張られ、別れのテーマが繰り返されてきたけど、いよいよそれが目前と言うことも有りヒカルも自分の運命に正面から向き合っているようだ。
前編のラストに登場した健太がバスの中で、何か言い出せずに無言のままつばさと過ごすシーンがまた良かったりします。
授業の自由研究は「水とくらし」。
「氷が解けると水になる」と言うセリフに、DDのリベルスが壊れた時をシーンが浮かんだけど、果たして…。
雪が解けることで、つばさには春が訪れるのでしょうか?
脚本: 米村正二、絵コンテ: 辻初樹、演出: 玉川達文・村田和也
米村正二氏著の+++ノベライズ(http://www.figure-17.com/figure17/goods/index.html)は既に出ていたのか。買うのをすっかり忘れていた。
ラジオ番組にゲストで登場するフルムーン。本名やプロフィールなど何かと謎の多い彼女に目を付けたスクープカメラマン(CV: 矢尾一樹)に延々とストーカーされる話。
変身アイドルものの定番みたいな話でシリーズに1度は使われるネタなんだけど写真週刊誌が衰退した今となってはさすがに賞味期限切れ。
突拍子な設定やどろどろした人物関係が魅力なのに
今回はそういったものがほとんど生かされていなかった。
めろこは今回も延々と留守番で今ひとつキャラを生かし切っていないような気が…。
見所は満月・フルムーンの変装で、野球帽をかぶったボーイッシュな姿は新鮮だった。いつもの縦ロールのドリルヘアよりもこっちの方が良さげ。
この作品世界の中で数少ない非ロリの青年キャラ、カメラマンの三枝は婦人服売場でカメラを片手に更衣室のカーテンを開けたりと頭悪すぎ。
満月が廃虚のビルから転落したりと凄い展開を見せつつもラストは唐突な幽霊譚でカメラマンを脅かしてめでたしめでたし。
脚本: 田村竜、絵コンテ・演出: 佐藤照雄
なぜか急激に面白くなってきたこの作品。先週の話は3度も見てしまい、アバンタイトルにも登場したあの作画に慣れてしまったこともあり前半は絵のヘタレ加減が気になったものの後半はいつも以上のクオリティを見せてそれなりに満足。
五人揃った事で東京ミュウミュウもようやく本領発揮。CM の方も気合いが入ってます。
話の方は前回の続きで、5人目のミュウミュウとして登場したざくろが自らを受け入れて五人目の仲間になるまで。
キッシュはミント・プリン・レタスを亜空間に閉じ込め、それを人質にいちごに対してはざくろと戦うことで自らの仲間になるように説得。毎度の粘着な行動に加えて今回は「僕の大事なおもちゃだからね」宣言に加えて、床に押し倒されて両手の自由を奪われるなどやりたい放題。もっと暴れて下さい。
ざくろは今回もいい感じで、本心を隠してクールに振舞ったり、お馬鹿ないちごとは対称的になにげに照れたりするあたりがなんとも可愛いです。
一方でお気に入りだったミントは先週以上にボロボロ。このままかおりん化してしまうのかなぁ…。
「眼鏡なくて何も出来ませ〜ん」のレタスはわずかにポイントアップ。しかし相変わらず影が薄そう。
ラストはテレビの生放送中にその存在が全国中継されて
「五人揃って正義の味方、東京ミュウミュウ」
といつもの決めポーズそして決めセリフ。
あの小っ恥ずかしさがこの作品の魅力なんだろうなぁ。
脚本: 十川誠志、絵コンテ: 金子仁、演出: 小柴純弥