楽画喜堂より。
八頭身版でおなじみの2ちゃんねるキャラが登場。今回もネタのセンス、アニメーションの作り込みなど気合いの入った力作。3日後に消すとのこと。
†世間の話題は SEED2 の方だけど、
ファフナーの面白さは急上昇。相変わらずぎっしりと詰め込まれているので見終わったあとにちょっと疲れるんだけど、今回は多めの日常描写で各キャラのディテールをアップさせていて見違える程に登場人物が生き生きと感じられた。放置気味の設定〜真矢の撮影した集合写真とか、オペレーターの女の子〜も久々に登場して、あと残されたのは忘れ去られた甲陽くらいか。(^^;
†キャラ萌え的にも良好
まずは乙姫こと皆城椿。気が付くと妹キャラになっていて、袖長系のだぶだぶの制服が Good。さらに今の生き方を選択したために寿命は長くて3ヶ月、それでいて前向きなところが涙を誘う。
続いてはお兄ちゃんになった総司。どうもシリーズが変わって一騎との関係はリセットされたような気がする。
性格もムッツリ系でやたらと気を回す面白みに欠けるキャラから、天然系の不器用なキャラに変わったようで、彼の何もない真っ白な部屋で繰り広げられる一連の会話がやたらとツボだった。自動販売機のくだりがいいっ。
666こと日野道生も好感度アップ。三人だけになった同窓会、下の世代を真の子孫にするための実験台と言った悲劇が、彼のキャラクターに陰影を付けていた。将来的にはお先真っ暗なわけだけど、いい死に場所を作って欲しい。
†ただしカノンは今ひとつかな
終盤のクライマックスは、新国連軍がいくら悪役と言っても馬鹿すぎるのと、カノンの自殺願望がやや唐突で、そもそもキャラ描写が薄かったので彼女の改心も面白みに欠けていたのが残念。まぁここらへんは前のシリーズの負の遺産だから仕方ないか…。カノンも磨けば光りそうなので、再度活躍してちょーだい。
(期待度: ★★★, 満足度: ★★★★, キャラ描写 Up: ★★★★)
脚本: 冲方丁, 絵コンテ・演出: 榎本明弘
†ナンパアニメみたいな
と言うかアンチ萌えアニメだろうな。萌えアニメの文法だとヒロインは視聴者もしくは感情移入出来る主人公あたりに向いていて、遊び場でナンパする男は全て悪!みたいな思想が見え隠れしていたわけだけど、この作品は違っていた。
例によって作画の方はかなり高い水準だし、皐月が泣き顔を見られないようにお面で顔を隠すあたりのシーンはドラマチックでこっちまでうるうるさせられてしまったけど、キャラ的に萌えないと言う点で作品にのめり込めない。なんか10年前の恋愛ドラマみたいなノリだよね。
†「海の水苦手なのに、私なんで海にくるんでしょう」
こうなってくると、唯一萌えキャラっぽく描かれ、ルリルリ直系のそっけないセリフが楽しい未知留も、いつ男の毒牙にかかるか知れないので、あんまり入れ込むのはやめておこう。(^^;
(期待度: ★★★, 満足度: ★★, 作画綺麗・美麗衣装: ★★★★)
脚本: きむらひでふみ, 絵コンテ: 後藤圭二, 演出: 奥野耕太
†「かわいいよ咲ちゃん」
大野さん初登場と言っても、ほぼ原作を踏襲した展開・セリフ回しなので、安心して見られる一方で感じるものは少なかった。アニメっぽい演出が見られたのは猫耳装着のシーンくらい。
デギン公のポスターは微妙に違っていたような気がしますが、それ以外の商標とかキャラのコスプレをそのまま使っているあたりは評価アップ(*1)。一方で気になったのは次回予告前々回のアウシタンとかもそうだけど、今回紹介された高坂のオタク遍歴って30代それも後半くらいの典型で、濃ゆいオタクと言うよりもどこか作品世界とのズレを感じてしまうのが気になる。
(期待度: ★★★, 満足度: ★★★, 安定感: ★★★★)
脚本: 池田眞美子, 絵コンテ: 古橋一浩, 演出: 平向智子
井伏オキエって誰だっけ? レギュラーじゃないのがせめてもの救いか。
alternative-liveより。
約350カット、動画枚数約4000枚超と言うのは深夜アニメではなかなかのグレード。TVK は金曜日に放送予定なので期待して待ってます。
Aパートはマガジンフレッシュに掲載された「THE TIME MACHINE」(単行本 2巻)からで、播磨拳児の私生活と天満との馴れ初めが描かれた番外編。さすがに高校生と高校教師が飲酒するシーンはやばいと言う事でカットされ、純粋な目をしていた中学生播磨とヒゲにサングラスのへべれけ播磨の対比と言うシーンが無かったのは残念。
それでもオチの方は、天満も紹興酒を飲んでいてサッパリ聞いていなかったと言う強引な漫画のオチよりも、素のボケで返すアニメの方が天満らしくて良かったかも。見所は、15歳の白いセーラー服が眩しい中学生天満。やたらと繊細で可愛い。播磨を投げ飛ばすエピソードがあったなんてすっかり忘れてた…。
Bパートは、♭06 の「TEA FOR TWO」(単行本 3巻)からで、花井…と言うよりも珍しく高野が目立つ話。聞茶のシーンで登場する飲酒シーンは上手くアレンジされていて、こっちの方が高野晶の黒いキャラが出ていたような気がする。
直接関係ないんだけど、うる星ファン的には、教師の刑部絃子は保健医のさくらさん、花井の方はメガネを思い出してしまう。どちらもいじると面白そうなキャラだ。
Cパートは、♯17 Field of Dreams(単行本 2巻)から。ブルマじゃなくて短パンなのは原作準拠だし、今ひとつ面白くないのも原作通り。
とは言えこの話は、沢近の性格が見えてきたり、盛り上がったホッケー試合のエピソードや、北斗の拳パロ(「スローすぎてあくびが出るぜ」)につながると言う意味で重要な話なのかも。
次の次あたりから本格的に面白くなりそうな気がする。
(期待度: ★★★★, 満足度: ★★★, バリエーション豊かな物語: ★★★)
脚本: ときたひろこ, 絵コンテ: えがみきよし, 演出: 上野史博
変にカットされるなら放送しない方がマシと思っていたけど、比較的重要回と思えた「さらば、レッドノア」がまるまる一話飛ばされるのでは…?と言う悪い予感。Yahoo! などの番組表では、次回は31話なので単純ミスであって欲しい。
かーずSPより。
18禁PCゲームに登場するキャラのみ。カットがあったら壮観だったろうに。
井戸を掘る事に情熱を燃やす開拓村を、四人組の盗賊団から守るために雇われた砂ぼうず。名うての盗賊団・江戸川組の攻撃から村を守る事が出来るのか?
†「守ってくれさえすれば、あんたの好きにしていいわ」
例によってキチクな砂ぼうず、貴重な食糧や水を食っちゃ飲むの贅沢三昧に、青年団の娘には、疑ったオトシマエとばかりに体を要求したりとやりたい放題。さらに村を占領されて挙げ句、盗賊団を脅すためにせっかく掘り当てた井戸を破壊しようとして、温厚村長もついにブチ切れ。話もここで切れて後半は次回へ…。
七人の侍パターンの話なのでけっこう面白そうな感じはしたんだけど、溜彦の行動はミエミエだったり、江戸川組のドムみたいな高速ホバー移動が謎だったり…、さらには胸にこだわるシーンがやたらと長すぎて見る気がガクンと落ちてしまった。
(期待度: ★★, 満足度: ★★, 砂ぼうずのキチク度: ★★★)
脚本: 中村浩二郎, 絵コンテ: 上条修, 演出: 新田義方
ちょい前にセガが バーチャレーシングで特許を取得した「視点切り替え機能」を思い出す。フライトシミュレーターでは古くから当たり前の機能だし、さすがに他社にロイヤリティを請求とまではいかなかったものの当時はセンセーショナルな騒がれ方をしたものだ。それにしてもゲーム関連の特許はルーズだ。以前の特集で紹介されていたものは期限切れのものを含め、(レースゲームの)ゴースト機能、(FFの)RPGリアルタイム戦闘、さらには(スペースインベーダーの)ハイスコア機能まで特許申請されていたのだから驚くしかない。
†「完璧を期するのが我がドイツ」
世界 Jr. 戦以降のド派手な展開と比べると地味なチャンピオンカーニバルですが、ドイツ Jr.のヘルガや、フランス Jr. のナポレオンと言った人気キャラをからめて運命的な出会いを描いているので、後々の展開を知っていると、後々のヘルガ vs 高嶺の直接対決もこんな頃から伏線にしているのか…と感慨深いです。
ペース的には一気にダウン。連載一話を30分に引き延ばすようなゆったり展開なのでどうやらチャンピオンカーニバルで終わりそうな予感。次回は志那虎のダンナの RS 登場らしく、あの馬鹿っぽい過去話がどう料理されるか今から期待だっ。
(期待度: ★★★, 満足度: ★★★, 作品のツボを掴んだ脚色: ★★★★)
脚本: 黒田洋介, 演出: 石平信司
†一卵生双生児ものパターン
自分の狭い知識だけど、恋愛ゲームやアニメで語られる双子ものの面白さは、最初は容姿・行動ともにそっくりに見えた二人が、つき合っていくうちにそれぞれの個性が見えてくる驚き、それでいて二人の性格の根本的な部分や深いところで繋がっているような驚きが魅力だったり。まぁ典型的なのはこんなものでしょうか。
†双恋
アニメの双恋も例外ではなく…と言うかやっぱりこのパターンで、今回は前回までいつも一緒でやることなすこと同一視して描かれてきた一条姉妹の薫子と菫子(*1)が初めて別々に描かれて、二人の内面を饒舌すぎる程に語っていました。
†「なんだかまた時間が動き出したって感じ」
ちょっと内面を語りすぎかな…というのもありますが、双子の二人それぞれと古き良き思い出を共有する喜びや、双子同士が密かに抱いていたコンプレックスを聞かされて互いにキャラを引き立てたりと内面描写が充実した事で物語の方にもぐっと引き込まれる。星空ネタを適度に使っていたのも○。
これで日常のドタバタの方も面白ければそこそこの作品になるのに、相変わらずのお邪魔キャラとの場外乱闘やお笑いのお兄ちゃんの繰り返しギャグが続いていたりと、こっちの方が面白く感じるようになるのはまだまだ時間がかかりそう。
そういえばこの作品のメインキャラって中三なんだよなぁ。中二のうた∽かたキャラよりも年上だったとは…。
(期待度: ★★, 満足度: ★★★★, 内面描写充実: ★★★★)
脚本: 金春智子, 絵コンテ: 眉月裕, 演出: 辻泰永
ウォン警視正からリナサピアン研究やアヤカの両親殺害事件の真相が語られる。
過去の伏線も収束して話自体は綺麗にまとまってきたんだけど、どこかありふれた感じだし、善悪はっきりしすぎなのも作品世界を安っぽくしているような気が…。
アヤカが改心するのは予定通りなので特に驚きもせず。イヴォンの話を引っ張らずにもう少し彼女の内面を描けていればもう少し劇的になっていたのに。
草原でフリルのドレスを着たクリスマスとじゃれ合うクラウとか、見せ場はそこそこあるものの最近は激甘な展開がめっきり減ってきている。
次回は「私たち双子なんです」とばかりに双子のリナサピアン登場。…とは言えいい年したおっさんなので期待薄か。
(期待度: ★★, 満足度: ★★, ありがちな悪役: ★★)
脚本: 吉永亜矢, 絵コンテ: 須永司, 演出: 笹本信作
かーずSPより。
固有名詞とか変えているのか。実写映画なので興味はあんまりないと言うのが正直なところだけど、サワリぐらいは見たい気がするし、制作に打ち込む熱意には関心してしまうなぁ。
サブタイが17歳と言う事で、真田紫子@井上喜久子さんかと思いきや、謎のウエイトレス杉浦碧@たむらゆかりの方だった。これだけキャラがいるのに物語の半分近くを使って彼女の独壇場を見せつけるとは、2クールの予定なんだろうか? 何はともあれ生徒会長の静留さんや珠洲城遥の活躍する話を早く見たいです。
†「私とお兄ちゃんがラブラブになれますように」
今回もまた萌えと燃えのバランスが上手かった。三人の巫女姿、お風呂シーン、パジャマになって本音を話すところなど定番シーンをきっちり描いて、後半はやたらと気合いの入ったよく動くバトル。ブラコンの詩帆とシスコンの巧海を交えての人物関係も楽しい。
†「溢れる知性と好奇心が憎い憎い」
長柄武器を振り回してチャリオット乗り回し「正義は勝つ!」とやたらと暑苦しいキャラの杉浦碧はちょっと違和感のある無敵っぷりで主役三人娘のキャラを完全に食っていた。ただし使いどころには難しそうなキャラかも…。
(期待度: ★★★★, 満足度: ★★★★, 二人で巨乳すりすり: ★★★)
脚本: 吉野弘幸, 絵コンテ・演出: 鎌倉由美
先週になってようやく原作コミックスを買えたので今回のコミカルな展開も十分に許容範囲。作者の作品紹介には、
基本はアホらし描写満載の呑気まんがのはずなんですが、最近は何でか結構ハードっつーか血気さかん傾向…。
夢見る家庭内ゴシックファンタジー、お気楽にひとつ
なんて言うコメントがあるように、まさに今回は基本のノリが炸裂のエピソードでした。一般的にこの手の異世界の住人同居ものは魔法とか超人パワーの炸裂する現実離れしたドタバタと言うのが定番なんだけど、今回の話では段ボールのバリケードにクレヨン投げ、アポロチョコレートのまきびし、発泡スチロールの異音攻撃とひたすら身の回りの日常ネタに終始。ここらへんのアットホームなところは、デスマッチに蛍光灯や画鋲、更にはわさびやマスタードなどを持ち込んだ大日本プロレスに通じるものがあって、等身大で伝わってくる面白さがありました。(^^;
さらに人形視点の階段が広大な通路に見えるカットで、日常が少しだけ異質な世界に感じられるのもいいんだよね。人形のくせに人形劇(「たんてい犬くんくん」)が好きだったり、普通の人形も生きているように認識してしまうローゼンメイデンの性質も新鮮に感じます。
†「今すぐヤツを捕獲するですぅ〜」
前回登場した時に少々違和感を感じた翠星石も今回は100%シンクロ。口が悪いだけかと思っていたら性格もめちゃくちゃねじ曲がっていて、そういったところを含めて好きなドールになりました。いつもすまし顔の真紅は、たまに真剣な顔をしてギャグをやってしまうんだよね。そこらへんも好き。
毎度の事ながら玉井☆豪氏は、本編を離れたお馬鹿なエピソードを書かせると本当に上手いです。オリジナルエピソード…かと思っていたら3巻に収録の Phase 14 そのものでした。
(期待度: ★★★★, 満足度: ★★★★★, ドタバタコメディ: ★★★★)
脚本: 玉井☆豪, 絵コンテ: 堀之内元, 演出: 小林智樹
エクストリーム大会。総合格闘技の描写はなかなかでよく動いていたし、比べるのは悪いんだけどリンかけよりも臨場感はありました。
とは言え自分が望んでいた To Heart の続編からはかけ離れているのも事実で、頂点に登ってしまったことで葵ちゃんがどこか遠くに行ってしまったような気がした。自分的には、柔軟体操で体を寄せあったり、グローブでキックやパンチを受け止めて衝撃を感じたり。激しいトレーニングで熱い吐息を感じたりと、そっちの方が重要。
発展途上の葵ちゃんの方が魅了的でした。
あとは、殺意の波動に目覚めた琴音ちゃんと戦って、真の To Heart 最強キャラの座を目指すくらいか。(^^;
(期待度: ★★★, 満足度: ★★★, 格闘技描写: ★★★★)
脚本: 叶希一, 絵コンテ: 中村主水, 演出: 椛島洋介
七瀬と刃の恋の橋渡しをしてやろうと始まった海への旅行が、気が付けば盗み聞きをしていた琴野や通りすがりの糸目の望も加わってトリプルデート。しかし思ったようにはいかなかった…。
女性三人のビキニ姿に騙されて…と言うのもあるけど今回はいいんじゃないでしょうか。特にようやくメインが回ってきた高遠七瀬は、青髪ロングのお嬢様タイプのキャラと言う90年代のエロゲー定番のキャラながらもやっぱり魅力的。真っ白い肌に白いビキニと言う組み合わせはやはり最強。上着を羽織って控えめなところもいい。
しかし終盤はやっぱりグダグダ。変態空手男の助清と不老の超能力者シュンが登場すると、二人の謎キャラに話が持ってかれてしまう。突拍子もない事件をからめるよりも日常のドタバタイベントで手堅くまとめて欲しいよ…。
(期待度: ★★, 満足度: ★★★, 白ビキニ: ★★★)
脚本: 大石哲也, 絵コンテ・演出: 岩永彰
長々と引っ張ってきた海斗が失われた記憶を取り戻す最終章。あまりツッコムような話ではないので感想はパス。濃厚なキスで自分たちの世界に浸る海斗とるちあよりも、かわいそうビームを放出していたみかるの方に引かれる。果たして彼女の運命は?
脚本: 武上純希, 絵コンテ・演出: 後信治,
楽画喜堂より
でかい!フィギュアの 1/6 とか 1/4 サイズと比べるとやたらと大きい。しかしスーパードルフィも 60cm だし、このサイズが業界標準なのかな。
うぱーのお茶会から。
SIESTA と言うブランドにシナリオ担当で在籍しているらしい。麻枝准氏とコンビで新作なんて夢はもはやかないそうもないですが、復活を期待したいところ。
あと関係ないけど、Wikipedia の故青紫氏の項目の充実度にびっくり。
いよいよ文化祭当日。恐がりな委員長とか、ノリノリのコンサートをする鳳つばさ先輩とかヒロインのいつもとは違う顔が見られたものの、全体的にはぬるいイベントが続くB級作品なんだよなぁ…。
まぁそれでも泉奈好きの自分的には、ウエイトレス姿の妹と何度も抱き付かれたりしながら終始いちゃいちゃいちゃいちゃ過ごす話が見られたのでそこそこ満足。お兄ちゃんレーダー装備の泉奈と違って、新谷妹には見つからずに済み終始なごやかな感じでした。(^^;
(期待度: ★★★, 満足度: ★★, 妹とデート: ★★★)
脚本: 長谷川勝己, 絵コンテ: 所俊克, 演出: 下田久人
このアニメってお約束を連呼しつつもパターンを外した展開や話が多いんだよね。今回もそんな感じで、未だに涼と笑穂はつき合っているし、中盤以降は西守歌と険悪なムードのまま次回に突入する予想外のシリアス展開。
後半を見ないと物足りない。
(期待度: ★★★, 満足度: ★★, シリアスでちびキャラは微妙: ★★)
脚本: 長谷川勝己, 絵コンテ: 山本郷, 演出: 山本天志
フェイトと分かり合えない事に一人悩み苦しむなのは。彼女に浮かんだのは、小学校に入学当時、大喧嘩したアリサと仲直りして親友になった思い出。そのきっかけとなったのがすずかで、その頃の思い出を何度もカットバックで見せているのは、三人目の魔法使いの登場の伏線になっているのかな…?
なのはもフェイトも余裕が無い切羽詰まった状態なので、ドッグフードを食べるアルフがけっこう面白かったのを除いて、まるまる一話息苦しい感じだったのは残念。期待のフェイトの変身シーンもあんなあっけないとは…。
とらハの各シナリオで実感した都築作品の味はますます強く感じられるようになってきて、作品全体がやさしさに包み込まれているような雰囲気は今でもやっぱり好き。ただしテーマ性を持たせれば持たせる程小学三年生からかけ離れていくんだけど。
(期待度: ★★★★, 満足度: ★★★★, これも前編: ★★)
脚本: 都築真紀, 絵コンテ: こでらかつゆき, 演出: 上坪亮樹
しまった。5話の「階段」はアニメオリジナルの話と思っていたら、3巻に収録の Phase14 そのままだった…。原作とアニメとではキャラの登場順序が違っていたり(雛苺よりも水銀燈の方が先に出て来る)と微妙に違和感。ちなみにまるまる一話ドタバタが続くこの話は、原作でもシリアス展開に突入する前のかなり浮いた話になってます。
トボフアンカル・ミニ・メディアより。
名前でしか知らないタイムシートを始めて見たんだけどさっぱり理解できなかった。こういうのを見せられると、何気ないカットも馬鹿には出来なくなる。
こうして見るとエフェクトにかなり気合いが入っているのが分かる。そういえば技を使うシーンはバンクも少なく毎回新鮮なカットが多いよなぁ。
これまでは原作2話をアニメ1話にまとめていたのに、今回は原作1話そのままだったことでやや内容が薄く活躍するのも実質的に春日部と会長だけのちょっと寂しい話。
学食カットなどちまちまとオリジナルのシーンが追加されていたものの、プロット自体は変わらなかったので特に驚くようなシーンは無し。
†やっぱりくじアンがみたいぞ
ちょこちょことくじアンのサービスシーンを見せられるので、あっちの方が気になってしまう。放送前は番組の半分はくじアンを見せてくれると思っていたのに…。
(期待度: ★★★, 満足度: ★★, 作画不安定: ★★)
脚本: 平見瞠, 絵コンテ・演出: 上原秀明
†「恥ずかしくて全ての事から逃げ出したかった」
ようやく面白くなってきた。例によってえっちい変身シーンや好きな男の前で裸で我慢の恥辱プレイ、さらには全裸問い詰め(…をしてみようとするテスト)と言ったサービスカットも良かったんですが、今回は一夏の思わせぶりなセリフに考えさせられるところが多く、話の方もようやく大きな流れが進展してきたと言うところでしょうか?
†「今年の夏を大事にしたかった」
まるでこの夏が彼女にとって最後の夏であるかのように、あの時の私は…と過去形で自分を語り始める一夏。「この宿題はどこにも提出しないんですから…」「既にあの時逃げる事すら出来なかったのです」と言うセリフからどこか一夏の未来に暗い予兆を感じてしまう。能天気な真夏も珍しくシリアスなところを見せていた。
沙耶や誓唯たちの存在はもちろん、両親が真夏を受け入れて二人の同居生活が始まったのも何か大きな計画の一部のようで、一夏に今後に目が離せないです。
(期待度: ★★★, 満足度: ★★★★, 露出度高め: ★★★)
脚本: きむらひでふみ, 絵コンテ: 東海林真一, 演出: 筑紫大介
前回は突如面白くなって残り少ない物語に期待をしたのに今回は普通。詰め込みすぎなのはシリーズ構成が冲方丁氏に変わってからの特徴なんだけど、前回はかなり面白い場面があってメリハリが感じられたのに、今回はどこか慌ただしさの残る単調な展開。ただでさえキャラが多いのに新国連の残され組まで加わってしまうとは…。
期待のスク水海水浴も、萌えアニメみたいなサービスカットは少なく翔子の服で登場のカノンが印象に残った程度だし、後半長々と描かれた査問委員会は見ていて苦痛だった。長々と引っ張ってきたミツヒロが単なる馬鹿にしか見えない。
キャラ的には軍服姿のまま転入してきたカノンがいいよね。無垢な性格と人間関係に全くの不器用なところなど磨けば光りそう。カノン育成計画みたいな話が欲しいところだけど、ラストも押し迫っているのでさすがに無理な注文か?
(期待度: ★★★★, 満足度: ★★★, 査問委員会: ★)
脚本: 冲方丁, 絵コンテ・演出: 菱川直樹
最強自作PC組み立てのための最高級パーツ買い1日目。アナログオーディオの世界と違って、庶民でも無理をすれば簡単に手が届きそうですが、PC の場合は喜びも長続きしないのが辛いところだよね。
いつもはバラバラの各パートが綺麗につながっていたのが面白い。特に原作では完全に別々の A パートと B パートを同時進行させていたのは秀逸。
作画的にも十分に合格点だし、コンテの良さ〜播磨勘違いのズームとか、烏丸アップの前髪そわそわ〜あたりが印象に残る。ぐるぐるカレーは、「ぐるぐる激辛カレーパン」として初登場。
(期待度: ★★★★, 満足度: ★★★, バリエーション豊かな物語: ★★★)
脚本: 金春智子, 絵コンテ・演出: 石踊宏
ファンタジックチルドレン #06 、録画もせずに漠然とテレビを見ていただけだけど今回は引き込まれた。世界の歯車がきっちりとかみ合って動きだし物語が回り始めたような感じ。太陽の王子のホルスのヒルダあたりを彷彿とさせる古典的アニメヒロインのヘルガ萌え。来週から録画しよう。
焼きたて!!ジャぱん #05 は、相変わらず味覚表現の馬鹿リアクションが面白いし、北斗の拳のパロディもなかなか本格的。あとはお姉ちゃんの母乳バイク便。思っていたよりも姉の出番は多いようなので毎週見るべきか?
「タマラセ 彼女はキュートな撲殺魔」(角川文庫) 六塚光著は、第9回スニーカー大賞の優秀賞を受賞した作品で、角川的には新伝奇でくくられる作品。
ぶっちゃけタマラセと言う特殊能力に目覚めた能力者同士がガチンコバトルを繰り広げる、ジョジョ系の作品なんだけど、皮肉の効いた文章や饒舌でナナメに構えたキャラクターなど自分好みだったので期待大だった。
しかし文章に勢いがあったのは途中まで、物語の方も後半は意外性の無い平坦な展開でどこか乗れないまま読了。
ふむふむ、i-know では、META タグに robots, noindex 指定があると巡回拒否されるのか…。仕方ないので noindex を外すように変更。
危惧していた通り、#31 の「さらば、レッドノア」は放送されず、#32 「ナディアの初恋」が放送された。ナディアたちアトランティス人が宇宙人だと判明する動天驚地の内容で、後半のキーとなる話なのにもったいない。
番組の冒頭で井上喜久子さんのナレーションで #31 の粗筋が紹介されたのがせめてもの救い。
しばらくアフリカ編がだらだらと続き、次なる重要回は、#36 「万能戦艦 N-ノーチラス号」からラストまで、12/8,15,22,29 とスケジュール的にギリギリなので自然災害・重大事件・戦争・革命等々起きませんよーに。
リアルな銃器が登場する割に戦闘の方はとことん漫画チック。ワイヤーを自由自在に操ってターザンの用にビルの廃虚を飛び回ったり、ロケット(ジェット?)エンジンを背負って高速ホバー移動したりと、良く言えば派手、悪く言えば大味な展開なんだよね。
フィニッシュにはガンダムのパロディ、更にオチにはあしたのジョーと使い古されたネタの連発は個人的に勘弁。30代の視聴者が前提かよ…。
†関東大砂漠、気温は昼に摂氏60度、夜は氷点下10度
それでも後半は地味な展開ながらも「苛酷な環境でバイタリティ溢れる主人公がたくましく生きる」と言うこの作品の面白いところが見られたので評価はアップ。ルパンみたいにさんざん仕事した挙げ句に骨折り損のくたびれ儲けと言うオチの方がこの作品には似合うようで。
(期待度: ★★, 満足度: ★★★, 妄想エロ: ★★★)
脚本: 中村浩二郎, 絵コンテ: 金澤勝眞, 演出: 犬川犬夫
桧山優也→出来杉と言う安直な連想からで、ドラえもんの劇場版でも見ているかのような話の展開に戸惑う。ここ10年程で確立された萌えアニメの文法を排除した、温故知新な面白さはそこそこあるんだけど、どこか垢抜けない作品と言う印象がますます強くなってしまった。
鬼モードになった桜月父による地獄の試練7番勝負!、え〜?こんなことしちゃうんですか? みたいな同人展開を期待しているのに。(^^;
(期待度: ★★, 満足度: ★★, 赤褌: ★)
脚本: 横谷昌宏, 絵コンテ: 飯島正勝, 演出: 小山田佳子
志那虎の神業ディフェンスとローリングサンダーが炸裂するもテンションは低め。魔改造した扇風機はまだか?
話の方は後の日本 Jr.となる四人が決勝に駒を進めたところで次回へ。試合の方もようやく盛り上がりそうだ。ヘルガやスコルピオンなど後の人気キャラの出番が多いのは気に入っているものの、話の進行自体はもう少しサクサクと進めて欲しいところだ。
(期待度: ★★★, 満足度: ★★★, 河井姉弟のオシャレセリフ: ★★★)
脚本: 白根秀樹, 演出: 小村敏明
地味な良作と言うのが最近の展開。
今回はアヤカとクラウの和解が印象深く描かれて、悲劇の夜と同じ雪夜のシーンにしたことや、暖かい家族に囲まれているかのような食事のシーン、とどめは物語序盤で強烈に存在感をアピールしていた写真立てが二人の和解の象徴として光っていた。
伏線が綺麗に収束したことでほっと一安心。
あれこれと体位を試しているのか、クラウとクリスマスが向かい合って抱きついたまま飛行するシーンがやたらと強烈に残り、後半はあんまり覚えてないや。(^^;
双子リナサピエンにしろ黒幕のGPO 長官にしても、キャラ的にどうも地味なので、作品を崩さない程度にもう少しハジけたキャラが欲しいところ。
(期待度: ★★, 満足度: ★★★, 久々にクリスマス萌え: ★★★★)
脚本: 鈴木やすゆき, 絵コンテ: 橋本昌和, 演出: 佐藤育郎
光希桃さんによる毎期恒例の集計データ発表。
終了番組評価は、「ニニンがシノブ伝」がトップになると予想していたのに、無念の4位。結構好きな Wind も、後半の超展開が災いしたのか低迷しているなぁ。
結城奈緒(CV: 南里侑香)が登場する前回に続いてのレギュラー HiME キャラ顔見せ回。これで命と同じ中三とは驚き。
相変わらず大勢の登場キャラを綺麗にさばくシナリオは見事で、新たなる人間関係を見せてくれるだけでも面白かったりします。
なんでもありの作品なので細かい事を気にしても仕方ないですが、凪や碧と言った狂言回しキャラを前面に出しすぎかな。今回も舞衣たちよりも目立ってた。
あとは今回も一押しキャラの珠洲城遥は登場しないし、小学生の女の子しかも天使の声の歌姫キャラに久々に復活の宮村優子さんと言うあたりが不安要素かな…。昔の古傷が痛む。(^^;
(期待度: ★★★★, 満足度: ★★★, 少年カップル: ★★★)
脚本: 吉野弘幸, 絵コンテ・演出: 太田雅彦
前回見せてくれたホームコメディが素晴らしすぎて、この作品の方向性を変えてしまうくらいの破壊力を感じたわけだけど、原作でもアニメでもジュンの成長と言うのが大きなテーマになっているわけで、シリアスな重苦しい展開は必然的に多くなりそう。
それでも前半は前回の流れのようなコメディで、人形劇で見た呪いの人形で恐怖心を刺激され、一人になるのが恐くなり、ジュンの行く先々をひたひたとついて回る真紅様萌え。媚びずにいつもすまし顔で、プライドの高さも嫌味にならない高貴な立ち振る舞いと全てがツボで、さらには的確な急所攻撃も素晴らしい。
前回の激戦を忘れたかのように仲良くテレビを見ている翠星石と雛苺。登場当初は二人ともウザ系のキャラに思えたものの、二人でボケ・ツッコミのキャラをやるには相性がよさそう。翠星石の「ですぅ」口調で辛辣なセリフを口にするところも面白い。
†「あなたの指はまるで美しい旋律を奏でるよう」
「あなたは迷子なのね。心があるべき場所を求めてさ迷っている」と引きこもりカウンセラーみたいな役どころの真紅。ジュンのさ迷う魂と、
「存在とは全て観念なの。この子がここが居場所じゃないと思ってしまったならばそれは存在しないのと同じ、ただの物になってしまう」
と、体を壊されさ迷う魂となったピエロの人形をシンクロさせて、ジュンの立ち直りを暗示させる。今回はジュンの裁縫テクにより迷子になっていた魂を呼び戻すことに成功したわけだけど、果たしてジュンの魂はどうやって引き戻されるのか?
(期待度: ★★★★★, 満足度: ★★★★, 崩し絵が少ない: ★★★)
脚本: 玉井☆豪, コンテ・演出: 高橋丈夫
使えない候補ばかり見てうんざりしていたので数日前に個人ニュースサイトや BLOG で話題になった「もしかして ふたなりプリキュア」ネタはスルーしていたんだけど、「もしかして、裏ふたなりプリキュア」と言う強力な二段オチがあったのか…。
しかし意気揚々と探したのに実際にそういうページは無し。ちっ。
†神戸1000万ドルの夜景
雅史の試合を見るために神戸に向かった浩之たち一向は、智子と出会い、以前話せなかった心のうちを語り合う。
相変わらず物語に引き込まれるようなところが見つからないわけですが、前作を補完する後日談として見ると、地味ながらも印象に残る話でした。
智子(CV: 久川綾)の流暢な関西弁を久々に聞けたり、原作でもちょっとした登場しない眼鏡を外した智子の姿をまるまる見られるのは嬉しい。背景美術の力の入れ方もシリーズ一で、特に神戸の夜景は見とれる程の美しさ。
(期待度: ★★★, 満足度: ★★★, 背景美術: ★★★★)
脚本: 叶希一, 絵コンテ: 別所誠人, 演出: ???
さすがに今回は絶句。のどかな海水浴がいきなり嵐の海になって、助けに来たシュンもろとも高波に飲み込まれた七瀬は無人島に漂着と言う超展開。島の出来事もぶっちゃけドリーミーな展開で、久しぶりにアニメを見ながら寝てしまうと言う不覚。作画の方もさっぱりで、せっかくの七瀬の白ビキニを見てもピクリとも反応できなかった。
†「それに私、永遠なんて言葉信じてないんです…」
ONE の主人公が浩平(そういえば OVA 版 ONE〜輝く季節への監督も杜野幼青氏だ)のように、せめてシュンが主人公の作品ならば、多分亡霊と同じように、記憶の中にしか生きる事は出来ないような、シュンの奇妙な人生に関心を持ってみていられたのに、気が付くのが完全に遅れてしまった…。
でもって残された人たちも、やっぱり目立つのは空手男のスケキヨ。惚れっぽい性格のようで、千穂に一目惚れまでしてしまい、これもまたゴダゴダしそうな悪い予感
(期待度: ★★, 満足度: ★, 超展開: ★★★)
脚本: 大石哲也, 絵コンテ: 保田健司, 演出: 清水一伸
ついに BBS の二人がご退場。三度目の正直と言う事もあり今日で見納め。ホントだよね?
るちあと友達になったミミが、マーメイドプリンセスの正体を知って苦悩する話を2〜3話かけてじっくり描いて欲しかったけど、他のサブプロットの消化もあるので無理な注文でしょうか? まぁそれでもミミの作画が強力にパワーアップされていて、うるうるとした巨大な瞳には圧倒されそう。最近では作画的にもっとも気合いの入ったキャラですね。
るちあ、みかる、海斗の三角関係は、海斗が完全に記憶を取り戻した事で既に消化試合ムード。キックオフ(@ちば拓)状態の二人は見ていてうざい。しかし「また掃除しに来てくれないか」と部屋の合鍵を渡すあたりは最近の中学生(なのか?)
無茶苦茶な作戦と唐突な展開はピッチのお家芸なんだけど最近はツッコミどころのあるシーンが少ないのが寂しいところ。それでも今回は、セルの並行移動だけで波を再現した、斬新なサーフィンシーンが地味ながらもいかにもピッチらしくてニヤリ。
(期待度: ★★★, 満足度: ★★★, さらば BBS: ★★★★)
脚本: 神戸一彦, 絵コンテ・演出: 山口武志
かーずSPより。
独特の語り口調が好きだった J.H.ブレナン先生の傑作ゲームブックが21世紀になっても読めるなんて!ただし刊行されるのは再刊(暗黒城の魔術師)なので残念。売れて新刊が登場することを期待したいところだけど、自分の回りだとホント売ってないよなぁ。
アニメ制作でもゲームソフト並に力を入れて欲しいところ。
前ふりなしにいきなり海から始まった今回は、登場キャラをかき集めた混成部隊による萌えアニメ定番の海水浴回。なんて潔いタイトルなんだ。
最近の萌えアニメは海や温泉に出かける話に限って作画が谷間と言う苦渋をなめていた気がしますが、今回ははシリーズ屈指の作画の良さ!まぁこれ以外の回が今ひとつパッとしないと言うのもあるんだけど、せっかく萌えアニメを作るならこういった力の配分をして欲しいよなぁ。
鳳つばさ先輩の白ビキニもいいけど、やっぱり見所は新調した露出度の高めのビキニで兄を魅了する泉奈。ビーチでもいちゃいちゃいちゃいちゃと、相変わらず見せつける。
ミルフィーユ妹の春陽も、「私が欲しいのは、お兄ちゃんとキッスです〜」と相変わらずのコワれ気味。
一人寂しくで海を見つめてめらめらと嫉妬に駆られる泉奈も絵になる風景。性格は暗いし、地味だし、ゴキ触角だし、さっぱり人気がなさそうだけど、そこらへんを含めて泉奈の魅力なんだよね。ひっそりとファン宣言しておこ…。
†「私の願いはただ一つ、いつまでもお兄ちゃんと一緒にいる…」
毎回地味に伏線を折り混ぜて、過去の記憶を取り戻すクライマックス?の下準備をしているんだね。銀河鉄道にはびっくり。
(期待度: ★★★, 満足度: ★★★★, 定番ながらまとまり良好: ★★★)
脚本: 長谷川勝己, 絵コンテ: 小波広, 演出: 鎌田祐輔
†「本当の西守歌ちゃんを見てあげて」
「今更そんな事に腹を立てるな、作品の空気読め」とツッコミたくなるようなシリアスな展開は糸を引いて、今回は二人の仲直り編。
†"普通"になってしまった…
西守歌は、一見すると能天気で常識外れな性格なのに、よく気が効く上に人知れず悩んだり苦しんだりする普通の女…と言う彼女の長所を見せるのには成功していたわけで、あざとい子猫の使い方とかそっと傘を差し出すシーンはなかなかいい感じ。
自分的には西守歌はもっとぶち切れた性格であって欲しかったのに、あの性格の悪さも世間知らずのお嬢様育ちと言う枠で収まりそうな感じで、矮小化してしまったのが残念。ここらへんはギャルゲーのヒロインの限界か?
(期待度: ★★★, 満足度: ★★, 子猫が心配: ★★★)
脚本: 長谷川勝己, 絵コンテ: 山本郷, 演出: 山本天志
フェイトは、魔女っ娘じゃなくてマゾっ娘だったんです…と言う話ではなく、フェイトの凄惨な母子関係が描かれて、高飛車で謎多き人物だったフェイトにぐっと引き付けられました。
フェイトの母は、第一印象では都築作品から外れたような真性悪役キャラなんだけど、最後には改心したり、娘に対する非情さも目的のための手段なのか目が離せないです。不幸な生い立ちのヒロインが、幸せになれる場所を見つける…と言う居場所探しがとらハではよくモチーフにされてますが、フェイトにもぜひ幸せを掴んで欲しい。さりげないケーキの使い方が彼女の母親に褒められたい気持ちをぐっと引き立てていたと思う。
原作ファンにはおなじみのリンディさんや、クロノくんも少し役を変えて初登場。いきない「時空管理局、次元空間航行艦船アースラ」みたいな一昔前の SF 漫画みたいな単語が登場してヘンな方向に世界が広がったのにはびっくり。1クールで話が収束するんだろうか?
(期待度: ★★★★, 満足度: ★★★★, 雰囲気は別作品: ★★)
脚本: 築真紀, 絵コンテ・演出: 阿部雅司
痛々しい展開は原作譲り…と言うか原作ほぼそのまんまの話なので、アニメならではの面白さは今回も見えてこなかった。良かった事と言えば、ギルティギアに続いてぷよぷよ(フィーバー)を作品に登場させたりと、他社との版権交渉の手際の良さが光る程度。
(期待度: ★★, 満足度: ★★, 原作トレース: ★)
脚本: 中瀬理香, 絵コンテ: 古川順康, 演出: 三原武憲
真矢のファフナーパイロットとしての初陣を描いた今回の話もまた短いカットを積み重ねた密度の高い作品に仕上がっていて、前々回に続いて充実感を感じました。
†「元気!元気〜!」
前シリーズは不器用なキャラばかりで、特に力を入れていた総司と一騎の関係は、二人とも朴訥なこともあり見ていて焦れったいくなる程だったのに、最近は乙姫が鋭いツッコミをして総司の心中をフォローしてくれるので、会話もスマートに進行。見ていてすっきりする。
†「私のシマで勝手な事はさせない!」
敵のスピードが遅いのでやや緊迫感がなかったですが、後半の戦闘シーンも面白かった。戦場が俯瞰的に描写されて、どういう作戦で戦っているのか伝わってくるところが大きい。前シリーズは(ゴーバイン初出撃を除いて)、一騎の活躍でわけわからんうちに戦闘が終わり、総司も味方の足を引っ張るだけと言うしょうもないパターンが多かったからね。
†「いきなりすぎるよ〜」
新キャラの日野道生やカノンも島の生活にだいぶ溶け込んできたし、お亡くなりになられた翔子や、意外な形で再登場しそうな甲洋などサブキャラの使い方も秀逸。あとはゴーバインの人や、要あたりに花を持たせてくれると大満足なんだけどね。
(期待度: ★★★★, 満足度: ★★★★, 女性キャラが地味にいい: ★★★)
脚本: 冲方丁, 絵コンテ・演出: うえだしげる
†繊細な物語
地味な話ながらも、セイとカイの二人の過去が少しずつ明かされたことで、作品の謎を追いかけながら見ている自分的には満足いく話でした。
久しぶりに第一話を見たら、気が付かなかった伏線や謎めいた会話があれこれと散りばめられていて目から鱗が落ちた。漠然と美少女アニメとして見ていた自分は完全に敗け組。時系列をずらして描いているんで、物語に引き込まれるまでがやたら長いんだよね。
最近多くなった一人の脚本家が一クールを丁寧に気を配りながら描いた話なので、エロゲーの考察するように(^^;)じっくりとテキストと向き合うだけの価値はありそう。
双子の大学生セイとカイは、アルバムの写真や二人の会話から、どうも真夏が一夏の前に現れたように、いきなり登場したようだ。一夏はセイに似てる。カイは真夏に似てると指摘されて、「私似てないよ」と強く否定する真夏は何か気付いているのか?
気付くと言えば、何か気が付いているような医者や両親の行動もどこか腑におちない。沙耶もまた「もうあの子は後戻りできません」と、誰かの命令で動いてるような言動を見せるなど、大きい意志の存在がほのめかされていた。
まだまだ作品の核心はこれからだっ。
(期待度: ★★★★, 満足度: ★★★★, 目からビーム: ★★★)
脚本: きむらひでふみ, 絵コンテ・演出: 玉川達文