仮藻録 in October, 2004

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2004年10月16日(土)

プリキュアよりもぴちぴちピッチ・ピュアのほうが面白い(D16の日記)

夢の島から世界を眺めてより。
活字ではなかなか表現しにくいぴちぴちピッチの面白さが伝わってくる文章。

CCCDはみんながやめたいと思っていた(対談 小寺信良×津田大介)

どこぞのレコード会社のエラい人が、著作権意識を高めるために売上が半減しても続ける!と勇ましい事を言っていたのに、ここ1ヶ月程のあわただしい展開は当惑気味。

To Heart〜Remember my Memories #02 「昔と今と」

†後発なので感想はダブり気味
マルチの犬ネタとかレミィの辞書ネタとか前作のファンの心をくすぐる小ネタは面白いんだけど、どこか物語の求心力が弱いなぁ。何らかの原因で記憶を読み出せなくなったマルチの記憶探しがメインプロットなのはいいとして、これで1クール引っ張るには話的に弱すぎるような気がする。メイドロボ自体が一昔前ブームだった…と言うこともありかっての熱い思いを取り戻せない。

作画については、あちこちで聞かされていたので覚悟していたのに思っていた以上の悪さ。透明感のある声が大好きだった岩男潤子さんも無理矢理声を作っているような不自然さで、5年と言う歳月を感じてしまう。これがサブタイの昔と今か?
(期待度: ★★★★, 満足度: ★★, 綾香可愛くないよ綾香: ★★)

絵コンテ: ワタナベシンイチ, 演出: 秋田谷典昭

下級生2〜瞳の中の少女たち〜 #03 「…すれ違う巡礼者たち…」

わけわからんと嘆いていた話の方は、ボクシングマネージャーの二人の少女が、謎めいた転校生のシュンを勧誘する分かりやすい展開になってきた事で一段落。
しかし中盤は、スケキヨと言う空手バカ一代みたいなヘンなキャラが登場してまたまた物語の焦点がぼやけてくる…。

それでも後半は3話目にして初めてキャッチーな場面が登場。シャギーの入ったロングの紫髪が魅力的な琴野千穂がいい感じだった。
堂々と制服を脱ぎ出して湖に飛び込み(ただし下は競泳水着!)、妙に腰に力が入った妖艶な心臓マッサージ(しかも動かないこのアニメでやたらと動く!)を見せと、サービスシーンとしてもまずまずの出来。ただしグラビアアイドルが声優に初挑戦!みたいな声質の声優さんなので、萌えキャラとしては外しすぎ。アニメオリジナルキャラらしいこのキャラを目当てに見ていたのに、どうでもいいようなキャラになってしまった…。
(期待度: ★★, 満足度: ★★, 作画はなんとか合格点: ★★)

脚本: 影山楙倫, 絵コンテ: Yang Kwang Seock , 演出: 剛田隼人

マーメイドメロディー ぴちぴちピッチ ピュア #81 「みつかいたちのゆううつ」

†「今回のマーメイドプリンセスたち、何かヘン!」
去年の DL 忘年会を筆頭に、ライバル視点で展開する話は面白いものが多く、今回もメチャクチャ面白かった。例によって内容は無いしバンクは多いけど、繰り返しネタ(しかも歌つき)が効果的に使われていたのと、テンポよく展開される物語に目が離せなかった。

特に今回はセリフ回しがいいよね。
レディ・バットの「なんで君達はいきなり現れるんだ!」とか、波音とリナの「絶対に許せない!」「覚悟しな!」の決め言葉。さらにリナの「答えないならウロコはがして三枚に下ろしたろか…」って全然性格違うよ。
ここらへんの過激な言動がスパイスになっていて、キャラの存在感を引き立てていたと思う。ホントだよねー。
(期待度: ★★★, 満足度: ★★★★, セリフの良さ: ★★★★★)

脚本: 早川正, コンテ・演出: 松本マサユキ


2004年10月17日(日)

「架空・不当請求」裁判のゆくえ(All About)

Books by 麻弥 Memoより。
架空請求で小額訴訟を起こすなんて話がありまstiaga,少額訴訟を起こした業者を通常の訴訟に引きずり込み、向こうから取下が出されても同意せず、更に慰謝料を求めて反訴している裁判を紹介。あんな小額訴訟の悪用がまかり通るとシャレにならないのでガンガン潰して欲しい。

アニメキャラ乳関数比較表

TomOneのねもとより。
一騎当千の偏り方が素敵だ。あとリヴァイアスは見た目と設定が全然違うと言う典型だったな。

Φなる・あぷろーち #03 「激突!! 愛と野望の龍虎!」

†「超高性能の大和撫子ですから接客も大得意です」
男はウザい!と言うわけじゃないけど、無敵な我がままお嬢様の暴走っぷりを見ていたかったのに、こんなに早い段階で彼女に対抗するキャラが出てきたのはちと微妙。賠償責任なんて言葉はこの作品では似合わない気がする。
新キャラのウエイトレスさんも、男付きだし、冒頭のお風呂でイチャイチャも、前回のW〜ウィッシュに負けていたりと今回はパワー不足を感かな…。
(期待度: ★★★★, 満足度: ★★★, 腹黒度: ★)

脚本: 長谷川勝己, 絵コンテ: 山本郷, 演出: 岡田正和

W〜ウィッシュ〜 #03 「記憶の扉」

†警察に通報しますた
男はウザい、女装して迫って来る男はもっとウザい。今回はちょっと詰め込みすぎのようで、最初から最後まであわただしい展開だった。
最初に登場したクラスメイトの岸田智は、協調性ゼロで無関心な不思議少女と言う事だけど、来週には忘れそうなくらいエピソードが薄い。ラストに登場したもう一人の妹キャラで、タイトルの「W」と言う意味が分かったけど、これまたキャラ的には地味な気がする。

†ゴキブリモードです
それでも自分にとっては居心地のいい作品なのは確かで、まずはこそこそ兄の行動を見守る妹のじとじとした視線がカイカン…。嫉妬深い妹も慣れれば可愛く思えてくる。もう一つ気に入っているのは文芸部と言う文化系の部活が前面に押し出されていること。後半は存在感が無くなった「はにはに」の天文部に比べると、こっちは文化祭が迫っている事で期待できそう。最後は金田朋子ボイスの破壊力。久々に彼女の声を耳にすると「お助けするです〜」だけでも引き付けられてしまう。
そんなわけで密かに期待の作品なのです。三人でお風呂まだ〜?
(期待度: ★★★★, 満足度: ★★★, 金田朋子CV: ★★★★)

脚本: 長谷川勝己, 絵コンテ: 小波広, 演出: 所俊克

魔法少女リリカルなのは #03 「街は危険がいっぱいなの?」

とらハ再興の礎を!みたいな歪んだ思い入れを断ち切ったら、すんなり見られるようになりました。なのはとユーノの会話か、なのは・アリサ・すずかが仲良く三人一緒に過ごしているところを見るだけで頬がゆるんでくる。この平穏な世界が続きますように…。

物語的にはまだ前半だから消化試合…と思いきや、海鳴市が派手に破壊された事で分かっていながら悲劇を防げなかった自分を悔やみ、自らの意志で魔法少女としてやっていくことの強い決意表明が示されるなど、本筋に向かう上でターニングポイントみたいな話だった。

†Stand by Ready!
ネイティブ発音の電子音声が鼻につき違和感バリバリだったレイジングハートも、今回はすんなりと受け入れる事が出来た。がっしりと重量感溢れるメカニカルな感覚は巷で珍しい理系魔法少女キャラにぴったりだし、シューティングモードを見た事で、モードチェンジのかっこよさも出てきたと思う。

次回は、月村忍、ノエル、猫さんたち、黒い魔法少女の登場と見所が目白押しなので今から期待してしまう。ただし作画的には深夜アニメレベルに落ち着いてきたような気も…。
(期待度: ★★★, 満足度: ★★★★, レイジングハート: ★★★)

脚本: 都築真紀, 絵コンテ: こでらかつゆき, 演出: 守田芸成


2004年10月18日(月)

衛誕生日記念リンク集(BRAINSTORM)

ちまちまとリンク先を見ていると、小林由美子さんが焼きたて!!ジャぱんの主人公の CV を演じていると言う話を目にした。スマン、正直気付かなかったよ…。

うた∽かた #03 「焦熱の砂丘」

†これって社会派萌えアニメ?
華やかなキャラクターデザインに水着から溢れんばかりの肉体、さらに魔法少女の変身コスチュームもやたらと目を引くのに、話はどんより曇り空。前回の話に比べるとオチで救われていたものの、あちこちで嫌な現実を見せられるので気分は晴れない。

本編では曖昧になっていたものの現実に翻弄される苛酷な家庭環境が浮かんでくるようで、両親が離婚して兄妹別々に暮らしている皐月の父親に対する憎悪は相当のものだし、海で遊んでいる同年代の少年を見る皐月兄の視点はどこか寂しい。せっかく合格したのに父親の転勤でお嬢様高校に通えなくなってしまった菜穂も、距離的な問題ではなく経済的な事情と考えると、話が急に重く感じられる。

作画の方は今回も上々。最近の深夜アニメは作画の手間を省くためか夏場海に出かけても、がらんとした砂浜ばかりでちょっと寂しかった。本作はリアルな背景風景が売りと言う事もあり、しっかりと描いていたのに好感が持てました。
(期待度: ★★, 満足度: ★★, 最近の中学生はエロいな: ★★★★)

脚本・絵コンテ: きむらひでふみ, 演出: 則座誠

げんしけん #02 「消費と遊興による現代青少年の比較分類」

原作の第3〜4話をほぼ忠実に再現。紙面をぎっしり文字で埋めていたような饒舌なオタ会話はやや減っていたものの、後発ゆえにエピソードの見せ方を最適化していたりと話的にはこっちの方がよくまとまっていたと思う。

そこらへんの細かいところよりも圧倒されたのは、斑目晴信役の檜山修之さんと春日部咲役の雪野五月さんの役作りと熱演。特に斑目のうわずった喋り方はツボで、今じゃ原作を読んでもあの喋りに変換されてしまう。
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初登場の OP は大野さんが変に美化されずムサ苦しい髪型がそのままだったので一安心と言ったところだけど、曲自体が微妙な感じ。とらのあなの CM で使われている UNDER17 の「ここだよ」の方がこの作品のテーマの一つ(オタの居場所探し)に合っているかも。
♪あなたのいる場所は、たったひとつ、ここだよ、ここだよ…。
(期待度: ★★★★, 満足度: ★★★★, 痛さ: ★★★★)

脚本: 吉田玲子, 絵コンテ: 古橋一浩, 演出: 三原武憲 

蒼穹のファフナー #15 「記憶〜さけび〜」

†「あの、それって何かのおとぎ話?」
なんだろうこの懐かしい気持ちは。なんだろうこの背中のムズ痒さは。キャラは違えど同じようなテーマを同じような設定で同じようなシチュエーションで見せられれば似てしまうのは当然で、以下略。

島があんな状況なのにクワガタに夢中のちょっと頭の弱い女の子と乙姫のコンビはそこそこ萌え。クワガタ採りの話がフェストゥム迎撃作戦のヒントになった…と言う話はなさそうだけど。

来週は女性パイロットが一挙三人も登場して華やかになりそうなので、やられっぷりにでも注目。それにしても戦闘シーンが地味だ。新主役メカが登場したと言うのにやっぱり地味だ。
(期待度: ★★★, 満足度: ★★, 話のボリュームありすぎ: ★★★★)

脚本: 山野辺一記・冲方丁, 絵コンテ: 大塚健, 演出: 菱川直樹


2004年10月19日(火)

『デビルマン』は映画ファン必見だ!

崩壊日記より。
山本弘さんによる映画評。かなり長めですが要点毎にまとまっているので読みやすいです。アニメ好きだとやっぱり、脚本家が監督の妻と言う点に目がいってしまうなぁ。

下級生公式 AP 通信で、琴野千穂紹介

演じる声優さんは、近藤志津香さん。
声優初挑戦ってこともあって、新鮮なお声です。

と言うのに激しく納得。ゲームのボツキャラだったと言うのは初めて知りました。

月詠 - MOON PHASE - #03 「おにいさま、私といっしょに暮らしてくださいね」

今回もだいたい同じような感想。原作挫折組の自分が言うので説得力はないだろうけど、話の方はやっぱり淡々としているかな…。それでも葉月の魅力は200%アップ(当社比)のエロ可愛いキャラになって見ていて飽きない。
それにしても葉月はいいなぁ。バンパイア特有の弱点に加え、孤独感を描く事で庇護欲を掻き立てられる。露出度も TV東京のアニメの中ではチャレンジャーな作りなのでついつい見てしまう。

(期待度: ★★★, 満足度: ★★★, ねこーねこー: ★★★)

脚本: 金巻兼一, 絵コンテ・演出: 武内宣之

スクールランブル #03 「見つめてスケッチ! ねらって矢文! 教えてパジャマパーティー!」

原作はどれも一発ネタの異色な話ばかりなのに、ウテナやカレカノフルーツバスケットで名をあげた長濱博史氏が絵コンテ・演出を手がけたただけあって、むちゃくちゃ完成度の高い話になっていた。印象的だったのは、余白の美、簡略背景の美と言ったシンプルな美しさ。パジャマパーティーの固定視点の多さなど作画枚数の制限を逆手に取ってきっちりとまとめていたのはさすが。

おまけエピソード的に挿入された四話目の痴漢話は、原作漫画に色を乗せて動かしたような漫画とアニメの中間みたいな作りなんだけど、メタ的な自己言及や劇画調タッチのギャグを見せるにはいい選択だったと思う。これから多用されるのか?
(期待度: ★★★★, 満足度: ★★★★, テンポの良さ: ★★★★)

脚本: 高橋ナツコ, 絵コンテ・演出: 長濱博史


2004年10月20日(水)

アフタニスたん

Fuku Diaryから
ありがちだけど、地図を見る度にユカたん半島が気になって気になって。あ、Web で調べると最近だとハバネロたんの本場に認定されているのか。(^^;

砂ぼうず #03 「戦車とマシンガン」

ひょうんなことから関東大砂漠、最大最強のホバー式多砲塔戦車・コングに立ち向かう砂ぼうず&マシンガン三兄弟。話自体は派手で面白そうだったのに出来は今ひとつ。
時系列入れ換えの構成は話を分かりにくくしていただけだったし、多用されるアイキャッチも話をぶち切れにしていただけ。砂ぼうずもあっさり素顔を見せた事で謎めいた雰囲気がなくなってしまったし、ラストもちょっと物足りなかった。

メカ的にはレミントンの狙撃銃(M40A1ね)リアルに描かれて登場したり、砂ぼうずがショットガンのシェルをいろいろと使い分けするあたり、銃器ファンの心をくすぐる。一方で戦車ファン的には駄目だった。コングの動きにもう少し重量感が出ていれば迫力が感じられたのに、どうも動きに"ため"が無くて軽いんだよね。B級アクションなのであんなものかも知れないけど。
(期待度: ★★★, 満足度: ★★, プロット: ★★)

脚本: 中村浩二郎,  絵コンテ・演出: 坂垣伸


2004年10月21日(木)

地上から見た台風の目と思われる写真

へぇ、こんな感じに見えるのか、実際に目にしたら荘厳な感じなんだろうなぁ。台風はもう間に合ってますけど、24号の動きが不気味。

KURAU Phantom Memory #16 「丘の上の墓標」

†空から少年が降ってきた
クラウとクリスマスだけじゃ表現に限界を感じたのか、前回に続いて万年発情期のイヴォン君の話。運命的な出会いに始まって悲劇的な別れまで、駆け足気味ながら懐かしの SF 純愛ものみたいなテイストが心地よかったです。

人は一人では生きられない。一人では辛くても二人ならしっかりと生きられると言うテーマが、クラウとクリスマスの時と同様に繰り返されて、力強く訴えかけてくる。

いい年をしたお姉ちゃんが、あんな小僧に言い寄られて頬を染めるなんて、ありえない…。などと思いつつも、この広い世界のどこかに自分の対がいて、同じように求め探しているんだ…とガキのたわごとのようなことをふっと思ったよ。(^^;
(期待度: ★★★, 満足度: ★★★★, 純愛度: ★★★★)

脚本: 吉田伸, 絵コンテ: 須永司, 演出: 迫井政行

双恋 #03 「アップルパイは恋の味」

学校でのドタバタを描いた今回はどう見ていいのかさっぱり分からなかった。思い出されるのは、ヤギ、爺や、柔道部の権田の血走った顔、顔、顔で、どっと疲れてくる。
オレ、何でこんなアニメ見ているんだろう…。

浜松名物・大人のお菓子「うなぎパイ」とはマニアックな…と思ったら単に山椒を使っただけなのね、この作品はお色気方面が意図的にスポイルされているのが物足りない。

シスプリでも主人公のぼやきやら、うざいサブキャラが追加されたことによる居心地の悪さがストレスになっていたものの、主人公の成長物語と言う作品の見方が分かると、無駄に思えたもの全てが意味を持って見えてくるカタルシスを感じられたんだけど、この作品でもそういった大逆転があることを期待してもう少し見続けてみます。(^^;
(期待度: ★★★, 満足度: ★★, キャラの色気: ★)

脚本: 丸尾みほ, 絵コンテ: 佐藤雄三, 演出: 小山田桂子

リングにかけろ #03 「その名はブーメラン」

地味な大会の一時、ダイジェスト風に世界大会までハイスピードで持っていくのかと思いきや、今回は地味な場面を丁寧に描く事でペースダウン。
人気キャラであるドイツ Jr. のスコルピオン(CV: 緑川光)とヘルガ(CV: 結城比呂)を早々と顔見せしたのも、あっさり世界大会前で終わる伏線かと心配してしまう。

今回はなんと言っても高嶺菊に尽きるいかにも昔の漫画のヒロインと言う感じなんだけど、野菊のような可憐さと地味な服装をしてもにじみ出るような色気を持った魅力的なキャラを見せてくれた。しかも CV は、りえりえこと田中理恵だっ。
(期待度: ★★★★, 満足度: ★★★, 作画は安定: ★★★)

脚本: 白根秀樹, 演出: 佐々木憲世


2004年10月22日(金)

グリーングリーン2 OP ムービー(アキバ系.com)

背景世界はもちろんキャラも音楽も前作と同じノリ。あまりの変化の無さに驚いた。

2ちゃんねるミラー計画@fun.kz

タマヒメβ版より。
過去ログが残っている時もあるので、本家で見られない時の予備に覚えておこう。

舞-HiME- #04 「風のイ・タ・ズ・ラ」

四話目にして早くも息抜きの番外編。早々と独立した単発エピソードを入れたのも、ここでなつきのキャラを立てるためだろう。そのせいか敵だったり味方だったり、作品内で微妙だった彼女のポジションがはっきりして、ずいぶんと作品の見通しがよくなりました。秘密を共有することで、舞との距離が縮めたのも上手いなぁ。
それにしても、どこかふてぶてしい態度のなつきが、恥じらいの表情を見せてくれるとは…。クールビューティー系のなつきが、何かあると逆ギレするコワい人だったとは…。

あと今回もまた、数多くのキャラを物語の中に配置する力量に感心させられた。生徒会に対抗意識を燃やす執行部の遥、その相棒でツッコミ系の雪之、舞のバイト先にはドジっ娘の碧、寝ている姿が色っぽい生徒会長の静留、なつきに気がある剣道部の武田先輩と、チョイ役でも何かと印象に残るのは、充実した設定をスタッフが血肉にしているからだろう。
(期待度: ★★★★★, 満足度: ★★★★★, なつき: ★★★★)

脚本: 吉野弘幸, 絵コンテ・演出: 長井龍雪

ローゼンメイデン #03 「水銀燈」

†「あら、家来のしつけは大事な勤めなの」
今回も良かったです。まずは、紅と雛苺のかけあい漫才みたいな会話も加わってますます賑やかになった桜田家、「あら、家来のしつけは大事な勤めなの」と言動ともに女王気取りの真紅様が素晴らしすぎ。前回ドアノブに手が届かなかった反省から、今回はピンクのステッキを装備して家の中をひょこひょこと歩く姿が非常にプリティ。他にも両手でバランスを取って危なげに塀の上を歩くところとか、午前中からリビングでソファに座ってテレビにかじりつく怠惰な生活も見習いたいですな。(^^;

†「怒った顔も相変わらず不細工ね」
新キャラの水銀燈は、濃紺の服に逆十字の意匠と正統派ゴスロリキャラ。堕天使の羽根に加えて真紅を赤子のように扱う実力ともどもラスボスなのだろうか?
豪快にやられる真紅様だけど、媒介(ミーディアム)となる人間によって人形の力が左右されると言う話なので本当の勝負はこれから?

†「ねぇ、学校は?」
物語の縦糸のアリスゲームに対して横糸になっているのがジュンの引きこもり脱却ストーリー。他人から必要とされる事が自立する力となると言う、比較的ぬるい線で軽くまとめられていた。この人形と人の必要とされる関係がこの作品のテーマなのだろうか?。重苦しい話は「うた∽かた」で十分なのでこれくらいがちょうどいいです。
(期待度: ★★★★, 満足度: ★★★★, コメディ: ★★★)

脚本: 花田十輝, コンテ: 大橋誉志光, 演出: 吉本たけし


2004年10月23日(土)

カレイドスター略式年表

CCSF 10/23より。
短めながらよくまとまっていたのでメモ。もう一度見直そう…と思いつつも長丁場の作品はなかなかきっかけが…。

To Heart〜Remember my Memories #03 「そして、君は」

じっくりとマルチの話を掘り下げて行くのかと思いきや、放課後の廊下掃除と PS版準拠の遊園地イベントを経てあっさりと終了。ラストはそこそこ盛り上がったものの、二次創作の SS の域は出なかった。まぁ Kanon や Air のアンソロジー小説が商業誌で売られる時代なんだからこれもありだろう。久しぶりに リーフ図書館のトップページを見ると登録作品数 7058 だって。ファンの熱意恐るべし。

今回もまた「ぷしゅー」とか「はわわわわ」とかプリクラ写真とか、ゲームのイベントを思い出すシチュエーションが続くので、To Heart にはまり、ロボットに対して恋愛感情は生まれるのか…と真剣に考えていた頃の自分を思い出してこそばゆくなる。

(ゲームの)マルチシナリオで好きだったのは、無機物や動物など人間以外でも人間と同じように対応してしまうマルチの性格。校舎に対してお世話になりましたと真摯に感謝する場面がやたらと新鮮な感覚だった。今回のアニメでそれに当たるのは老朽化した観覧車を見上げるシーンで、ここらへんほろりとさせられるんだよね。
(期待度: ★★★, 満足度: ★★★★, 公式 SS 感覚: ★★★)

脚本: 叶希一, 絵コンテ: 中山岳洋, 演出: 久城りおん

下級生2〜瞳の中の少女たち〜 #04 「…待ち人現れり…」

†「我々の知らない時代を見れるって事はタイムスリップしているようなものだからな」
主人公もメインヒロイン(たまき?)どうも影が薄く、核になるものがないんだよね…と思っていたら、アニメオリジナルキャラの岸田シュンが物語の中心だった。…なんてのは、リリース情報にとっくの昔に書かれていた事であり、ようやくそこにたどり着いた自分は一体…。

不老だったり、時間を止めたりする反則気味の能力は、学園ラブコメに本当に必要なのかと問い詰めたくなる。そのためか、今回のメインは女優の卵・白井夕璃が撮影現場でさまざまな衣装に着替えて見せてくれる魅力的な姿だったのに、男のキャラの活躍の方が目立っているのは気のせいか。どうもお馬鹿な青春ものまっしぐらな予感。
(期待度: ★★, 満足度: ★★, 女の子の内面描写が薄いよ: ★)

脚本: 影山楙倫, 絵コンテ: 赤坂三十朗, 演出: 渡辺純央

マーメイドメロディー ぴちぴちピッチ ピュア #82 「抱きしめて……」

久々にラブコメ男の浜崎が登場。この男は恥ずかしいセリフを素面で言うし、何かと勘違いするし、更には万能すぎるのが嫌味だったり見ていてどっと疲れてくる。リナ姉さんも悩み苦しむので重苦しい前半だった。

しかし今回の御使いは、あららがお当番。シリアスな雰囲気はお構い無しに今回も頭の悪そーうな作戦でマーメイドプリンセスたち抹殺を狙う。あらら体操服ブルマに着替えて持ち歌を熱唱、なぜか濃ゆい親衛隊も出来ているのね。いつも通りの展開を経て、逃げ口上の「あんたたちなんて、たい焼きになってしまえばりゅーん」には思わず笑ってしまった。体育館崩壊からラストの浜崎とリナのラブシーンにつなぐ展開が超シナリオなんだけど、最近はこれくらい強引でも驚かない自分が恐い。「もっと強く抱きしめて!」と濃厚なキスシーンを朝っぱらから見せつけられてますます疲れた。
(期待度: ★★★, 満足度: ★★★, 浜崎氏ね: ★)

脚本: 吉村元希, 絵コンテ: 鈴木敏明, 演出: 石倉賢一


2004年10月24日(日)

好きな日本アニメは?嫌いな日本アニメは?(Moonlight Fantasia)

かーずSPより。
海外のアニメフォーラムのデータを集計したものだそうで、最近の作品だと、「鋼の錬金術師」の人気が高いなぁ。

Kanon ベスト版(PS2)Kanon - Standard Edition

PS2 版と PC 版両方に廉価版登場。自分の中ではかなり記憶がぼやけてますが、一時代を切り開いた作品なだけに、ぜひと言う事で。

レイジングハート萌えスレ(2chアニメサロン板)

ぬるオタが斬るより。
やっぱり AI はやたらと媚びず、無機質なところに愛らしさを感じてしまう。

W〜ウィッシュ〜 #04 「押し寄せる不安」

†「あたしー、お兄ちゃんとデートしたいの」
文化祭「桜夏祭」前日。第二の妹、春陽(CV: 新谷良子))に日がな一日つきまとわれて迷惑気味の主人公。さらにいちゃついている(ように見える)二人を影から見つめるゴッキー妹は、心無し触角もたれ気味。
うざくつきまとう春陽のおかげで、泉奈が不憫に感じられてじわりと好感度アップ。

脚本: 長谷川勝己, 絵コンテ: 小波広, 演出: 所俊克
(期待度: ★★★★, 満足度: ★★, 春陽はイマイチ: ★★)

Φなる・あぷろーち #04 「大決断!! 愛と青雲の船出!?」

西守歌とののろけ話を二人を相手に話していると、お嬢こと陸奥笑穂先輩が爆弾宣言。なんと自分にも顔も知らない見ず知らずの許嫁がいて、それを素直に受けれていると言う。自分の境遇とも比較してどうしても納得できない涼は予想外の行動を取った。

西守歌の腹黒さがおもいっきりマイルドになってしまって、これじゃあ凡百の押しかけ女房もの。前回・今回と彼女の隠れた良さを見せるのには成功しているものの、表の顔の腹黒キャラとしてはパンチ不足なんだよね。
15分番組の宿命か、それともゲームを売るための計算づくのシナリオか、西守歌以外のヒロインもどこか描写が物足りないですよー。本編で妹の存在感ゼロ。
(期待度: ★★★★, 満足度: ★★, 笑穂は良い: ★★★)

シナリオ: 長谷川勝己, 絵コンテ: 難波日登志, 演出: 山本天志

魔法少女リリカルなのは #04 「ライバル!? もうひとりの魔法少女…なの!」

深夜アニメの限界か、アニメ作品としてのクオリティは長期低落傾向。作画自体は十分に見られるものの、背景美術がだいぶ手抜きになってきたので絵の密度/情報量ががくんと落ちて作品世界が安っぽく感じられるようになったのはちと残念。

†月村家でさくらの来訪を期待したのに。
内容の方は、原作ファンおなじみの月村家を訪問して忍とメイドのノエル、さらにアニメで加わった妹のすずかとチビメイドのファリン登場。ドジっ子メイドは最近は天然記念物みたいに少なくなってきた気もしますが、これはこれで美味しそうなキャラだ。
お茶会では、少女三人がたくさんの猫たちに囲まれてくつろぐ至福の時間。いいなぁ猫天国。肉球で頬をぷにぷにしているところがなんとも。

†OP が良すぎるんだよなぁ…
後半は、期待の新キャラ黒い魔法使いのフェイト登場。しかしお互いにぶつぶつと独り言が中心の会話のほとんどない淡々とした戦闘シーンが続くのでどうも盛り上がらないまま、初顔合せの第一戦はなのはの敗北で終了。ユーノ君は既に見てるだけの解説キャラなのね…。

フェイトの魔法の杖「バルディッシュ」は、男の低い電子音声なので、これまた慣れるのに時間がかかりそう。(^^;
あとは、いきなりアバンタイトルで流れる戦闘シーンの緊張感ある音楽がいいよね。ふと調べると音楽担当の佐野広明氏は、テレビアニメには初挑戦とのこと。一応名前は覚えておこう。
(期待度: ★★★★, 満足度: ★★★, アイキャッチの猫足: ★★★)

脚本: 都築真紀, 絵コンテ・演出: 阿部雅司


2004年10月25日(月)

うた∽かた #04 「驟雨の湖畔」

相変わらず魔法あり、パンチラありの中学生日記路線は続く。地味な作風にもカタルシスの無い展開にも慣れてきたようで、美少女アニメのお約束を削ぎ落とした、等身大中学生主人公の作品として見ると素直に楽しめるようになってきた。

フィギュア17の学校キャンプでは古き良き思い出が刺激されて、もう一度小学生やり直したいと思った程だけど、「うた∽かた」は忘れかけた嫌な思い出をチクチクと刺激してくる。こういったほろ苦さがこのアニメの味だろうね。
(期待度: ★★, 満足度: ★★★, 林間学校のディテール: ★★★★)

脚本: きむらひでふみ, 絵コンテ: 佐山聖子, 演出: ワタナベシンイチ

げんしけん #03 「地域文化振興の問題点とその功績」

原作9話の冬コミ回を前半に、原作5話の夏コミ回を後半に回して一つにまとめあげた脚本は矛盾無く綺麗にまとまってました。ただどちらのパートも原作そのまんまの展開とセリフが続くので良かったようなどこか物足りないような複雑な気持ち…。

原作では5話の夏コミ回が一つのターニングポイントになっていて、自分の居場所が現視研でいいのか?オタクで本当にいいのか?と悩んでいた笹原が、「俺には現視研が合ってんだろーね」答えを見つける。それと同時に彼の存在意義も薄くなり、感情移入対象としての無個性型主人公と言う事も重なって、現視研の一メンバーとして埋没してしまうあたりが哀れだ。
(期待度: ★★★★, 満足度: ★★★, コミフェスの雰囲気: ★★★★)

脚本: 花村こけし, 絵コンテ: 殿勝秀樹, 演出: 福本潔

蒼穹のファフナー #16 「朋友〜おかえり〜」

†新体制発足
遅ればせながら文芸面でてこ入れがあったようで、冲方丁氏が文芸統括と言う不明瞭な役職からシリーズ構成に昇格して、山野辺某氏はベースプランニング協力に降格。話の方は竜宮島を占拠した新国連の人類軍 vs ファストゥムの総力戦と言う中盤のクライマックスみたいな話なんだけど、どこか物足りなかった。

†「宇宙から来た蛆虫どもに人類の力を見せてやれ!」
なんと言うか見せ場が無いんだよね。初めてノートゥング・モデルに乗り込む新国連の少女パイロットは何の役にも立たないし、要以下の三馬鹿もメガセリオン・モデルに乗る二人もフェストゥムの頭の圧倒的な強さを見せつけただけ。一騎の新型の強さは引き立っていたけど、意味不明と言うか説得力の無い強さに感じる。

†「みんなが求めているものを与えるのが私の役目」
乙姫の名前は皆城椿。全裸徘徊からパンツはいてないと相変わらずひっそり恥辱プレイ進行中と言う期待もあるんだけど本人に自覚が無いとあんまり面白くないなぁ。
何はともあれ今後の鍵を握るキャラだけに、彼女の目的を知っている素振りの総士ともども椿の細々とした言動には注目していこう。
(期待度: ★★★, 満足度: ★★★, キャラ作画良好: ★★★★)

脚本: 冲方丁, 絵コンテ: 羽原信義・二瓶勇一, 演出: 孫承希


2004年10月26日(火)

みずほホールディングスに支配されるアニメ会社(さて次の企画は)

ここに書かれているみずほHDからの要求を見ると、某ゴ社の最近のちょっと無謀な行動もきっちり説明つくなぁ。

携帯を黒電話にする(ITmediaモバイル)
黒くは無いですが液晶無しの超シンプルな携帯電話。親の世代に携帯の使い方を説明するのは面倒なので、この手の携帯が欲しかった。

月詠 - MOON PHASE - #04 「おにいさま…… キスしたくなっちゃった」

猫耳常時装着!ネコミミ一点豪華主義の潔い作りで、霊によって今回も葉月は魅力的だけど、物語の方は足踏み気味だし、タイミング良くテロップが入って今ひとつ集中できなかった。
あと吸血鬼ネタは素でやっても食傷気味なんだよね。アニメの吸血鬼ものに名作無しと言うジンクスはまだまだ続きそう。
(期待度: ★★★, 満足度: ★★, 物語が地味: ★★)

脚本: 金巻兼一, 絵コンテ: 鈴木利正, 演出: 江島泰男

スクールランブル #04 「ブタはブーブー! ネコはニャー! カエルもカッパもガーガーガ!」

前回の長濱博史氏クラスの大物が登場するのは1クールに1〜2度だろうから、今回くらいの出来で満足しておくのが夕方アニメの楽しみ方。今回は八雲の特殊能力がアニメでどう表現されるのかと言う期待もあったのでけっこう新鮮に楽しめました。

†「人を呪わば穴二つ〜」
最初のバス遠足の話(1巻 ♯14 SPEED)は、四コマ長編漫画みたいな構成なんだけどどれもオチは弱いよなぁ。豚トラックを播磨の動物ネタの伏線の使うのかと思いきやそうでなかったり、わざわざ最後のオチを変えたのにありがちなものになっていたりとあまり笑えないコメディ回だった気がする。

†『すごく袴姿見たい』
最近原作を読み始めた自分が説明するのもなんだけど、スクールランブルは少年マガジン連載の播磨と天満が主人公の本編(♯番号)と、マガジンスペシャル連載の八雲が主人公の番外編的な作品(♭番号)の二本立てで構成されていて、今回は後者の最初の話(♭01 wonder woman)から。

八雲の魅力ベタ褒めのプロモーション的な内容に加えて、挿入歌が流れたりとすっかり萌えアニメな作りなんだけど、個人的には合気道部の花井春樹に注目。女性陣の影に隠れて目立たないですが、数少ない播磨に対抗可能なキャラとして物語に貢献してきたと思う。美琴との微妙な関係が好きなんだけど、やっぱり最後まで不遇なままだろうなぁ。

†「傘はちゃんと八雲が用意しているんだからね」
雨の日のカッパネタ(1巻 ♯15 RAIN MAN)は原作に忠実な作りなんであまりコメントする事は無し。いずれにせよ一発ネタなんでオチが笑えるかどうか。ちなみに自分は駄目でした。

原作には「すっかり忘れていたけど 烏丸君出発の日まであと302日!」と言うコマがあって、この時はまだ烏丸をネタに使う迷いが読み取れるわけだけど、アニメだとそんなフォローも無し。出番的に今回がピークかも。(^^;
(期待度: ★★★★, 満足度: ★★★★, つり目マンセー: ★★★★)

脚本, 丸尾みほ, 絵コンテ: まつみゆう, 演出: 渡辺健一郎 


2004年10月27日(水)

砂ぼうず #04 「狙撃と足音」

痛恨の録画ミス。前半しか録れておらず、この作品では貴重な少女キャラと出会い、これからと言う時に突然の終了。そのうちに原作でも読んで補完しておこう…。

ふしぎの海のナディア #30 「地底の迷路」

†こんなアニメでも新潟地震の影響が…
久しぶりの感想。気が付くとリンカーン島の漂流者はわらわらと増えて、気分は青い珊瑚礁な新婚生活コメディから、ドタバタメカアクションになってました。

消化試合みたいな話の中で、ギャグにお色気と視聴者を楽しませようとしていたのは伝わってくるものの、ギャグの方はアニメの表現が古すぎて10年前のアニメだということを実感…まぁ「リングにかけろ!」(特に3話)も似たようなものか。(^^;
一方でやけに胸元が涼しげなナディアは、今見てもドキドキするくらい新鮮でした。

キャラ的にはやっぱりサンソンが立っている。「イギリスの女王が許してもこの俺が許せねぇ」、「角を付けよう、そうすればかっこよくなるかも知れない」、「道なんてものは俺様の通っ後に出来るものだ」などなど、彼の名言録が面白かった。

後半唐突に砂の中から脱出したエアトンは、ナディアのブルーウォーターに反応して発生した地震による地割れが原因で、今日の再放送でまるごとカットされたらしい。微妙な問題だろうけど、乱暴にカットするなら特番で放送延期の方がまだ納得できる。
(期待度: ★★, 満足度: ★★, ナディア露出度: ★★★)

脚本: 大川久男・梅野かおる, 絵コンテ: 樋口昌嗣, 演出: 根本清


2004年10月28日(木)

テレ東、ポケモン放送延期 地震被害に配慮

うわー、ブラックジャック、ナディアに続いて、ポケモンもかよ。
深夜アニメでも心配になってきた。

リングにかけろ #04 「チャンピオンカーニバル開幕」

本編では、河井、志那虎、石松、高嶺と後の主役たちが揃う重要なシリーズなんだけど、いきなり剣崎vs高嶺の頂上決戦を見せられた後だと、トーナメントの下位の試合は見ていて早送りしたくなる気分。
米国 jrチャンプのブラックシャフト(*1)が登場と、このペースだと1クールじゃ世界大会に入った所で終わりそうなところも不安だ。

とりあえず車田ボクシングの基本ルールである、アマチュアは無差別級、試合はヘッドギア無し、レフリーはパンチが当たらないと読者には見えないと言う独自の世界観が説明されて試合開始、志那虎のダンナや河井の実力が発揮される後半に注目ということで…。

(期待度: ★★★, 満足度: ★★, 声優が豪華: ★★★)

脚本: 木村暢, 演出: 佐々木憲世

双恋 #04 「イチゴタルトで待ち合わせ」

ウザキャラの出番がなかった事もありストレスなく見る事が出来ました。4組目の双子で動物病院の娘さんの千草姉妹が登場。人見知りの激しいおどおどした眼鏡っ子と言う以外に特徴はなく、外見的にも内面的にもさっぱりとしたキャラなのは他の双子たちと同じ。変な口調とか何かに執着する性格と言った、ここ数年のオタ向き作品のヒロインの特徴をごっそり削ぎ落とされているのを実感します
先週萌え萌えアニメ日記で、露出された萌えと隠蔽された萌えと言う話があったように、受動的にいつものパターンに浸るのではなく、能動的にヒロインの良さを発見していかないとこのアニメの面白さは分かってこない。自分はまだ霧の中にいるようだけど…。

†「心が清らかなんですね」
対象となる双子ヒロインは常に二人一緒で完全に心がつながっているように描かれているので、恋愛ものとしてみると、二人の間に割って入ろうとするだけの気力が出て来ない……いや、二次元キャラに疑似恋愛感情を抱く方がおかしいのか…。
それとこれだけ双子ばかりだと、それが普通に見えて、対のいない自分の方が欠陥があるように見えてしまう不思議なアニメ。
(期待度: ★★, 満足度: ★★, いい意味で普通さ: ★★★)

脚本: 横谷昌宏, 絵コンテ: 富沢信雄, 演出: 小田原男

KURAU Phantom Memory #17 「霧の中」

†「忘れたくないよ君の事。忘れたくないよ」
イヴォンの話も3話続くとさすがにだれ気味。期待しているクラウとクリスマスの関係があまり描写されないので話的に停滞感を感じてしまう。

物語の方は、アヤカが秘密主義のウォン警視正に対して反感を抱く一方で、クラウとの会話を通して自分のやっている事に疑問を抱くようになる。しかしアヤカのクラウに対する憎悪がどこか曖昧(テロで両親を殺された話とどうつながるんだっけ?)で、どうも感情移入しにくいキャラだ

(期待度: ★★★, 満足度: ★★, クリフハンガー方式: ★★)

脚本: 吉永亜矢, 絵コンテ: 寺東克己, 演出: 北村真咲 

*1: なんとこんなところにも子安氏!

2004年10月29日(金)

同人ゲーム専門誌エルフィックス創刊

本日創刊。近場の書店はどこも平積みされていたのには驚いた。

リコー、DVDドライブから撤退へ

3com社が日本での製品の販売を終了したりと、PC 周辺機器市場も大変みたい。

長月はアニメ雑誌について考える日々(WEB アニメスタイル 小川びい)

漫画原作ものは各出版社のしがらみで、特定の雑誌しか扱わないと言うのが多くて困りもの。それ以前にアニメ雑誌は読んでないんだけどね。往年のアニメックみたいな雑誌なら読みたいと思ってますが、これだけアニメの数が増えて短いスパンで次々と切り替わっていく状態だと、望ましいのは週刊アニメ雑誌かも。

舞-HiME- #05 「雨──。涙……」

タイトル通りにしっとり系の話。
どこに行っても明るくて働き者で弟思いの舞衣は、昔から周囲にやさしくしてもらっていたんだけど、どこか特別扱いされているような感じで疎外感を抱いていた。
そんな中で初めて対等に彼女に接してくれたのが盾祐一。
舞衣にとってそういう男は初めてだった…。
だからといって好きになる訳ではなかった。

†「あんたは言わないんだね。頑張れとか」
急にテンションが低くなったので強烈な面白さは無いものの、舞衣の感情を丁寧に描いた好エピソード。姫なんかにかかわりたくないと言っていたのに、責任感から少しずつ戦いの世界に入り込んでいく過程が丁寧に説明されていたり、飴の中の祐一との会話なんかもけっこう好み。

新キャラは感情抑制系の深優・グリーア。今のところあんまり面白そうなキャラじゃないけど、前回のなつきみたいなエピソードがあれば化けそうな予感。(^^;
あとは、巧海と同室の学園美少年ランキング No.1 尾久崎晶が、最近流行のおかっぱ美少年だったりと、思っていた以上に広いファン層にアピールする作品みたいだ。
(期待度: ★★★★★, 満足度: ★★★★, やや単調な展開: ★★)

脚本: 吉野弘幸, 絵コンテ・演出: 鎌倉由美

ローゼンメイデン #04 「水銀燈」

†「人間なんて大嫌いですぅ」
密かに今期もっとも期待のローゼンメイデンですが、4話目にして脚本は嫌な方向に向かい、作画もヤバげになってきたりと人に勧めるには微妙な作品になってきた。なんとか立て直してくれぇ〜。

†「全く手のかかる野郎ですぅ」
物語の方は、早くも3番目のローゼンメイデンでオッドアイの翠星石が登場。臆病で人見知りが激しい一方でやたらと口が悪かったりと面白い性格なんだけど、どこか人形離れしていて独特の語尾ともどもそのへんのアニメキャラみたいな感じだった。
翠星石の登場で真紅様の出番が激減。さらに今回はコメディも控えめだし、後半の引きこもりカウンセラーみたいな話もどこかありふれていた。

などと文句を言いつつも翠星石は好きなタイプ。ひねくれているけれど、実は素直な良い子と言うパターンは大好き。密かに園芸好きなんで、夏場の庭木への水やりとかで欲しくなりそう。(^^;
(期待度: ★★★★, 満足度: ★★★, 人形コメディ: ★★)

脚本: 岡田麿里, 絵コンテ: 桜美かつし, 演出: 島崎奈々子

グレネーダー〜ほほえみの閃士〜 #03 「魔の閃」

バトルシーン、世界観、さらにお色気とあと一歩物足りなかったりするんだけど、今回は力こそ正義と説く道化師の男と、心の鎧を脱がすことを説く天子様の対比で、琉朱菜のポリシーはしっかりと浮かび上がっていた。

説教バトルにインチキくさい琉朱菜の奥義で敵を倒した後、シリアスな場面なのになぜ乳揺れが?と思ったら、巨乳に顔をうずめさす凶悪な改心攻撃。確かに強力だ。これが水戸黄門の印籠みたいに毎回登場するなら見てもいいかも。
(期待度: ★★, 満足度: ★★, ぱふぱふ: ★★★★)

脚本: 桶谷顕?, 絵コンテ: 吉川博明, 演出: 洪憲杓


2004年10月30日(土)

アニメ人気投票〜フランス2003/2004〜(EuroJapanComic)

かーずSPより。
人気アニメは、Wolf's Rain, Noir, .hack//SIGN とオサレ系の作品が強いなぁ。真下監督は日本よりもヨーロッパの方で受けたりして。

To Heart〜Remember my Memories #04 「強さと、優しさ」

登場キャラの大半を登場させて綾香の別荘に押しかける展開があまりに強引でラジオドラマの番外編みたいなノリ。浩之ちゃんを中心に女性からがずらりと配置される疑似ハーレムみたいな人物構成ももう少し自然にして欲しかったなぁ。

それでもマルチとセリオの性格の違いを描いて、それがオチにつながるあたりは不意をつかれた感じで、終わってみれば後半を中心にけっこう気に入った話かも。
芹香は(ほとんど)声が聞こえなかったこともありイメージはそのままだし、執事の長瀬も相変わらずのノリで、この二人はゲーム以来好きなんだよね。
(期待度: ★★★, 満足度: ★★, 邪神作画: ★★★★)

脚本: 叶希一, 絵コンテ・演出: 谷田部勝義

下級生2〜瞳の中の少女たち〜 #05 「旅する流離い人」

今回は美術教師の若井みさきがメイン。三連休を利用して、ふるさとじゃない思い出の地に旅行するみさき他生徒たち。導入がどこか強引だし、思い出の場所で幻影の中に高校生の頃の自分を見つけるところとか、例によってシュンの特殊能力で瞬間移動させられるあたりが意味不明。オチもわけわからん。まぁいつもの事か。(^^;

たまきの口が悪くなり、それ以上に性格が悪くなってきた気がするけどキャラは少しずつ立ってきた。ゲーム版の悪評を気にせずに彼女に期待か?
(期待度: ★★, 満足度: ★★, エロくない露天風呂: ★)

脚本: 影山楙倫, 絵コンテ: 中山正恵, 演出: 篠崎康行

マーメイドメロディー ぴちぴちピッチ ピュア #83 「最後の恋文」

†「自分の本当の気持ちが分かったの」
登場した頃は波音からまるで相手にされなかった渚も、少しずつ彼女の心を掴んでいるようで、今回は最初から息がぴったり。小っ恥ずかしいラブコメが続く。今回のお当番のレディバットの攻撃は今ひとつ面白くなかったのでスルー。ラストは少し背の伸びた渚と波音の熱々なキスシーン。このアニメも少しずつフィナーレが近付いているようで…。

最近はいかにも大きいお友達狙いの話が続いていたのに、今回は地味な展開。それでも当社比 150%up みたいな、巨乳作画はなかなか見応えがありました。
(期待度: ★★★, 満足度: ★★★, 癖になるマンネリ度: ★★★)

脚本: 高橋ナツコ, 絵コンテ: 岡嶋国敏, 演出: 岡嶋国敏


2004年10月31日(日)

テレビ愛知、域外放送に不同意と通知(日刊スポーツ)

CATV でちばテレビ以外の独立系 UHF 局を見ている自分的には嫌な予感がするニュース。これが全国的に広がっていくのだろうか?

食玩商品ゲームサウンドミュージックナムコット編

GraphicWizardLairより。
往年のナムコファン的には当然チェック…と思ったけど、ナムコじゃなくてナムコットなのか。ナムコ・アーケード版も欲しい。メガドライブ編はもっと欲しい。

Φなる・あぷろーち #05 「大接近!? 愛と死の湯けむり地獄!」

皆でスキーに行って雪山露天風呂の定番シナリオなのにどこか新鮮。これはギャグのテンポがいいのと、西守歌の一風変わった性格からだろう。
涼が笑穂先輩とつき合い始めたと聞いて逆上するのかと思いきや、「これしきのことであわてるようでは許嫁の名折れ、どうせ浮気をするなら正式な婚約の前に済ませてもらう方が気が楽」とあっさり公認してしまうあたりただものではなかった。(^^;

後半のお色気シーンがことごとくチビキャラなのが不満でしたけどコメディ的にはこれで良かった。久々に楽しかったです。
(期待度: ★★★, 満足度: ★★★, お色気: ★★)

脚本: 水越保・長谷川勝己, 絵コンテ: 山中英治, 演出: 三原武憲

W〜ウィッシュ〜 #05 「桜夏祭前夜…」

†「お兄ちゃんとずっといっしょにいていいよね」
ミルフィーユ妹はますますうざくなる一方で不快指数がグングン上昇していた前半ですが、姉に連行された後はゴキ妹といい感じに盛り上がりずいぶんと魅力的なキャラになってきた。学校なのに妹の甘えっぷりが半端じゃない。なでなで。

サブキャラは、エアーインテーク髪にずれ眼鏡の委員長がけっこう好み。文化祭前夜のあわただしい雰囲気はダブル妹に食われてどこか中途半端になってしまったけど、それ以前に気になったのが作画の方で、新田靖成氏を総作監に起用していてこれだけバラツキが大きいのは悲しくなってくる。
(期待度: ★★★, 満足度: ★★, 泉奈がいい感じ: ★★★)

脚本: 長谷川勝己, 絵コンテ・演出: 下田久人

魔法少女リリカルなのは #05 「ここは湯のまち 海鳴温泉なの」

†「温泉はいいよ〜」
子供向きの番組にしてもおかしくないと言う純真な人の夢を裏切るように、少々えげつないお色気カットが満載。さらに天地無用から抜け出て来たような新キャラや、作品が違っているような作画で、まるで別作品のような感じの前半でした。
入浴スタイルは例によってラブひな風のバスタオル隠しだけど、湯気よりはましだと思う。

†「言葉だけじゃきっと何も変わらない。伝わらない」
それでも後半のバトルシーンは久々の盛り上がり。前回は会話のないまま黙々と戦っていてどこかちぐはぐだったのは今回のための下準備だったようで、今回はお互いに思いをぶつけての戦い。迫力・スピード感ともに十分すぎる程の良さで、萌えアニメにはもったいないくらいのかっこいい戦闘シーンには大満足でシリーズ終盤みたいな盛り上がりを感じました。強いて言えばフェイトの目が光るところに違和感があったくらい。

レイジングハートにさりげなく心のようなものが感じられたり、バルディッシュのかっこいい起動シーンも見られたり…あと見たいのはフェイトの変身シーンくらいか。(^^;

あと好きなのは冒頭のなのはのモノローグ。「だから私は間違えずに進んでいきたいと思う。自分の思いで…」と言う不器用ながらもまっすぐに進もうとする生き方は都築作品のキャラに共通するもので、ここらへんの真面目な性格についつい惹かれてしまうんだよね。
(期待度: ★★★★, 満足度: ★★★★, 興奮度: ★★★★)

脚本: 都築真紀, 絵コンテ: こでらかつゆき, 演出・作監: 斎藤良成



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