仮藻録 in June, 2004

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2004年6月1日(火)

「AIR」TVアニメ版が、BS-i にて放送予定

MOON PHASE より。
あれだけ見たかった「月姫」も「ゆめりあ」も、ファンから聞こえてくる阿鼻叫喚のような悲鳴を耳にした後は一気に見る気が失せた。今回は見る気になるような作品に仕上げて欲しい。

海外から日本のTVが観られる録画ネット

BRAINSTORM より。
録画代行サービスのインターネット配信版のようで、いざと言う時のためにメモ。
実際に受信装置を購入して自分の録画データをネットでやりとりと言う方法は、送信可能化権侵害にならないはずだけど、人気が出たら出たで裁判を起こされたり、かってのレコードレンタルみたいに法律の穴を塞がれそうな予感。

2004年度 最初のリリースを見ると、料金はマシンが最低で $366 + 設備費用・設定費用が $100 の初期投資に加え、月々保守運用サービスが $50 とこれくらいなら需要は多そう。

陸奥圓明流外伝 修羅の刻 #09 「その男、梟雄」

一人旅の柳生十兵衛登場。剣気だけで尾張柳生の剣客を圧倒する、漫画チックな"気"の描き方が、地味ながらも光っていた。
真田幸村と佐助との約束、圓の出生の秘密と言った回想も印象的で絵の作り方にセンスを感じた。やっぱり地味だけど。
正直「動かないアニメ」と言う印象があったのに、今回の忍者と圓による戦いは、草むらの見えない敵、派手な体術と見応え十分の出来。

今年は十兵衛ちゃん2にサムライチャンプルーと作画的に突出したクオリティの時代劇アニメが続けざまに放送されて、そういった作品と比べると辛いものがありますが、原作自らがあの絵柄でやたらと迫力のある物語を見せてくれたので、アニメでもそれを見せて欲しい。

脚本: 武上純希・早川正, 絵コンテ・演出: 米田光宏

GANTZ #08 「ソッコー殺す」

この作品が突如面白く見えてきたのは前回の話。それを受けて今回は期待して、じっくりと物語を追いかけていたんだけど、今度は展開の遅さにやきもきさせられる。前振りはいいから、さっさと始めろよ!と思ってしまう事しきり。既に死相が出ている暴走族のリーダー争いなんて見せられてもなぁ…。

密室劇が長〜い。
小市民的な内心の葛藤をしつこい程に見せられるのが原作の味か? こういった展開に飽きられないように原作だとエロ・グロのビックリ・ドッキリシーンが刺激的に挿入されるようだけど、アニメだと必要最小限にしか描かれていない。さらに読み飛ばせない分だけフラストレーションがたまってくる。

脚本: 十川誠志, 絵コンテ: 佐野隆史, 演出: 須藤隆


2004年6月2日(水)

寝取られゲー道

かーずSPより。
最近のエロゲー事情はさっぱりなんだけど、2000年くらいから名前を聞き始めたヒロイン寝取られゲームのシチュエーション別リスト。この手の鬱展開でも認められるくらい市場が熟成したのだろーか?

忘却の旋律 #09 「猿人湾」

第四幕、舞台は変わって薄汚れた空気に覆われた臨海工業地帯「猿人湾」。皆の大好きな遠音はどこへやら、回想シーンで登場しただけで、期待していたラブコメ風の三人旅や「わたしのメロス」は幻に終わってしまった。残念。

メロスの戦士は相変わらず庶民からは敬遠されているようで、孫娘に戦士の意味を聞かれた老人曰く、「(戦士ってのは)世の中の負け組だ。そういう奴はとりあえず自分の事を戦士を名乗っている」などと可愛そうな人扱い。

その一方で大企業など支配層側からは文字通り「戦力」として期待され、終身雇用をちらつかされて仕事を依頼されるボッカたん。
「戦士は他人の評価なんてどうでもいいんです。ただ自分の戦いを戦うだけだ」などと自分に酔っているようなセリフはちょっと唐突かな?

†「♪生きる阿呆、死ぬ阿呆、同じ阿呆なら生きなきゃ損、損」
新キャラは OP にも登場するピンク髪の演劇少女「ココ」。今のところメロスもエロスも感じられないわけだけど、彼女の芝居じみたセリフ回しが今回の見所だった。この手のハッタリがこの作品には似合っている。

今回のモンスターエージェントは、短髪・鼻眼鏡の若い工場長、橋本マサル。男はどうもなぁ…。もっとも彼に目を付けられた小夜子が今回のお色気担当のようで、全体的に低迷していた作画なのに彼女の肉感的な体つきだけがやたらと優遇されていたような気がする。でも期待はココの方なんだよねー。(^^;

脚本: 榎戸洋司, コンテ: 宮尾佳和, 演出: 三芳宏之

ふしぎの海のナディア #09 「ネモの秘密」

作画的に谷間のようで、最近の悪いなりに整った絵柄に慣れた自分からするとかなり苦痛で、目が泳いでいるのは見ていて辛いものがありました。

物語の方はしばらく続く艦内生活の導入部らしくキャラ紹介が中心。渋い中年大好きのグランディスさんが本気モードになったり、エレクトラに一目惚れするハンソンと、キャラがやたら色気付いている。そんな中一人ムカツキモードのナディアはネモ船長と出会う。何気ない会話のあちこちに伏線が張られていたりと、後の物語を知っていると楽しみは2倍。名セリフの「私を艦長と呼ぶな。この船は軍艦ではない」も登場。
でもやっぱり作画がねぇ…。

脚本: 大川久男, 絵コンテ: 庵野秀明・根本清, 演出: 鈴木幸雄,


2004年6月3日(木)

廃刊・休刊雑誌コレクション

かーずSPより。
一般雑誌が中心なので特に感慨深くは無い。自分が歩いてきた道を振り返ってみると廃刊雑誌の山で、ラジオの製作は無くなっているし、ホビー向けのパソコンもことごとく消えた。今の I/O も ASCII もニセモノだ。一時は5誌と狂ったブームにわいた RPG 雑誌なんて影も形もないし、Tactics は輝く季節だった。ファンロードは消えたけど復活した。今こそアニメックの復活を。

消えてしまった雑誌がほとんどなのに、厨房向けカメラ雑誌はしぶとい。デジカメを買おうと思い、普段足を運ばない写真雑誌コーナーをながめると CAPA、月刊カメラマンと言った雑誌が未だに残っていたのには驚いた。

Cadillac Dreams(Daily Waffle 2004/06/03)

日本マンガのアメリカでのブームについてのコラム(英語、読むのに要サインアップ)の紹介。向こうのアニメファンダムで、何気に剣心の話題が多かった気がするけど、今年最初の四半期で、アメリカで最も売れたマンガが「るろうに剣心」と言うのは正直意外。

サムライチャンプルー #02 「百鬼夜行」

†早くも MEZZO ってきたね…。
全体的なクオリティの高さは伝わってくるとして、第一話で意表をつかれた映像によるスクラッチ表現、現代とのオーバーラップ、踊るような足さばきの戦闘シーン、拷問シーン、などなどこの作品の個性だと思えた部分がことごとく消え失せてしまい、癖の無い平凡な作品になってしまった。
どこに向かって行くんだろう?

脚本: 小原信治, 絵コンテ: 赤根和樹, 演出: 吉本毅


2004年6月4日(金)

成人図書、シールで「封印」(Sankei Web)

良くも悪くも漫画本はビニール袋に詰められて売られていて表紙を見て購入すると言う考えに購買者は染まっているのでスムーズに移行しそうな雰囲気。
一方でコミケはどうなるんだろうなぁと、部外者からの素朴な疑問を感じる。
しっかしこの手の法案は木を見て森を見ずで、浴びる程のエロ動画・写真・漫画を小学生レベルでも簡単に探せるような時代に、実質的な意味はあるんだろうか?

恋風 #10 「余寒」

恋愛ゲーム的世界観に浸りきってキャラの行動とかを予想している自分的には、かなめさんは「君が望む永遠」の水月のような主人公をまっとうな現実世界に引き戻すヒロインで、恋に落ちて三人でどろどろした三角関係を演じてくれるのかと思いきや、「キモいよ、つーか気持ち悪い」の強烈な一撃。動揺してオドオドするだけの耕四郎がつくづくキモいやたら説得力のあるシーンだった。(^^;

†「耕四郎、寒〜い」
それにしてもかなめって、相変わらず男っ気が無いよなぁ。わずかに耕四郎に対して気のあるところは感じながらも、男として行動に出ないと見下すような確信を持っているし、媚びたそぶりをかけらも見せないクールなところはけっこう好みだったり。

逆に最近恐く感じられるようになってきたのは、お兄ちゃん一筋の七夏の方で、こうまで長続きすると自分が考えていたような恋に恋していると言う説明では不十分で、確固とした好きな理由を見せてくれないと、あぶない人に見えてしまう。

脚本: 高木登, 演出: 小林智樹, 絵コンテ: 森田宏幸

天上天下 #10 「記憶」

期待の過去編は、ブラコン妹の棗真夜とシスコン兄の棗慎を中心にして現代編よりも魅力的な人物や込み入った人間関係が想像力を刺激する。優男っぽい光臣とか、高校生としてはギリギリ許容範囲の渋さ(もしかしてこのお方高校で2年留年しているのですか?)の文七など、ゲームやら二次創作なんかの素材としては実に面白そうだ。

五中の赤い雀鬼こと真田正裕から、ゴキブリ触角女と罵られるものの、慎、光臣、そして文七からもラブコールを送られるモテモテ真夜。幼女姿が多くなったのは、男をよりつかなくさせるためだったりして。

過去編のヒロインみたいだった葛葉真魚は針使いの眼鏡っ子。絵的には面白そうだったのに、慎と彼女と言う設定はほとんど説明される間もなく、真夜に嫉妬した挙げ句に光臣に手を出すなど、物語上の役回り的には憎まれ役なのね…。

脚本: 犬飼和彦, 絵コンテ: 古屋勝悟, 演出: あきつ南


2004年6月5日(土)

テレビアニメ版「ASTRO BOY」は、アメリカでは失敗?(Ultimo Spalpeen 2004/06/05)

今年の1月からアメリカで放送された「ASTRO BOY」の顛末とアメリカの放送局のアニメ放送形態について少々。視聴率は二の次でほとんどの作品は最後まで放送してくれる(除くフジ)日本のテレビ局は本当にありがたい。

装甲ブルドーザーがコロラドの小さな町を大破壊!(海外ボツ!NEWS)

ブルドーザーと言っても侮るなかれ。重量は、装甲の無い状態で 53.8トン、これは日本の誇る74式戦車の 38トン は軽く越え、重過ぎると言われる90式戦車の50トンを上回る巨大な鉄塊だったりする。

ケロロ軍曹 #10 「決戦! 第三大臼歯 であります」他

チャイルドアニメではこの季節恒例の虫歯ネタと思いきや、ガンダムネタを中心に死にそうになる程ロボットアニメのパロディを連発。わははー、絵コンテに玉川達文氏。
確かに凄いんだけどちょっとここしばらく続けざまなのでちょっと食傷気味。さりげなくやってくれる方が自分としては嬉しい。
ちなみに夏美ちんがピンクのレオタードで登場するも、萌え方面は今ひとつ薄かった。次回に期待と言うことで…。

脚本: 西園悟, 絵コンテ・演出: 玉川達文

マーメイドメロディー ぴちぴちピッチ ピュア #62「残る想い」

先週あたりから徐々に面白くなってきたので見てます。
注目はなんて言ってもラブコメモードに入ったリナ姐さんで、普段クールビューティー系のキャラ(だよね!)がデレデレするのを見るのは、何とも楽しいものがありました。(^^;

一方で後半は相変わらず。BBS は全く進歩がないし、パッと見はキク一号みたいなクリオネの妖精、期待したのに出番なかったよー。

脚本: 笹野恵, 絵コンテ・演出: 高橋滋春


2004年6月6日(日)

アニメヒット作品の鍵は、女性が握る

うぱーのお茶会からで、日経キャラクターズ!の紹介記事。
どうなんだろう。毎年恒例のアニメージュの人気投票を見ると、女性のアニメファンが多い事が分かりますが、

最近の男性向けアニメ市場は飽和状態で、作品数だけが増え続け小さいパイの奪い合いをしているような印象がある。ファンも作品が増えた数だけ分散してしまい、目まぐるしく放送されるアニメに次々に目を奪われて、一つの作品に夢中になれないのが現状かな。
ファンも…と言うより、自分の事だけど。(^^;

マシュマロ通信 #10 「クローブはプロデューサー?」

地味なクローブにふさわしく淡々とした話。期待しているキャラの掘り下げはほとんど無かったし、ラストはちょっと意外だったものの一本調子の物語に特筆すべきところはなかった。ぞろぞろと全員で歩き回り一言ずつ喋る会話も芸がなかった

脚本: 笠原邦暁, 絵コンテ: 高柳哲司, 演出: 飯村正之

美鳥の日々 #10 「ココロ no 距離」

美鳥の片想いの幼なじみ真行寺耕太が登場して、美鳥を目覚めさせるためにもう一度会ってくれと沢村に頼み込む。1クールとすれば綺麗に終わってくれそうな予感がするし、久しぶりにシリアス度の高い展開だったので、そういうのを期待していた自分としては満足度も高めでした。

†「でも、私はこのままが…」
目覚めない美鳥を見守る母親、美鳥の友人で積極派の岩崎紅子が再登場、美鳥に憧れる幼なじみの耕太と、通常モードの彼女の生活が多く描かれて、見ている方も次第に現実に引き戻されていく。右手化した後の喧騒に満ちた非日常と本来あるべき日常の間の彼女のジレンマがいい感じに伝わってくる。耕太もヘタレっぽいところがラブコメの主人公っぽくて感情移入できる。(^^;

†「なんで私、素直になれないんだろう」
やたら高いテンションで登場する度にイメージが崩れてきた貴子も、今回はしっとりとした場面が多くていい感じだった。ハンチング帽に眼鏡の変装はともかく、学校でやたらとそっけないところや、廊下で出会ってさっと顔を赤らめる描写が好み。このまま媚びずに気高いままでいれば、自分的にかなりの萌えキャラなんだけどね。

脚本: 佐藤卓哉, 絵コンテ: 榎本明広, 演出: 秋田谷典昭


2004年6月7日(月)

花右京メイド隊 La Verite #10 「青き沈黙の鐘」

気が付くと今期一押しの萌えアニメに仕上がってました。作画的にも物語的にも極上と言うわけじゃないんだけど、伏線の張り方が丁寧で、義理姉妹にして師匠と弟子みたいな関係の紫皇院とコノヱの因縁とか、コノヱが心の憶測に秘めた太郎への思い、さらに伏線として何度か姿を見せていたリュウカと言った波乱要素も加わって残り2話となったシリーズラストの展開にも期待できそう。気をなごませてくれる適度な脱力ギャグも何もかも心地よい。

†「こんな都合のいい人なんていないって…」
噂に聴いていたマリエルの正体だけど、居心地の悪さをあまり感じなかったのは、人としてどこかダメなんだろうか? それよりも「花右京太郎専用メイド」と言う言葉の響きがやたら気に入ってしまった。専用ですよ。滅私報公ですよ。通常の三倍ですよ。

脚本: 花田十輝, 絵コンテ: 山下祐, 演出: 米田光宏

北へ。〜Diamond Dust Drops〜 #10 「〜帯広〜原田明理 前篇」

ラストを飾る六人目のヒロインは、健気な和菓子屋バイトの高校生・原田明理。キャラ属性はドジっ娘、天然ボケ、ビンボー、さらにキャラ設定を見ると身長 150cm のちんまい系といったところ。
当然キャラ的にはかなりのお気に入りで、作中でもジャージ姿で過ごす家の中のシーンやら、ちゃぶ台を囲んで親父と夕食を食べるシーンで感じるなごやかな日常は、彼女の地味な魅力を引き立ててました。

ただしそれ以外はギャルゲーシナリオ的にちとヤバげで、まずは何度か使われる背景一枚絵のスクロールがやたら不自然、自転車が普通に走っていない。パースが合っていない。人物の大きさがおかしくて遠近感が目茶苦茶と絵の作りがアバウトすぎた。

この作品はちょっと古めの舞台や恋愛ドラマが魅力なんだけど、70年代の主人公みたいな黒川のキャラ造形はやめてくれ。親父の職業の砂金掘りってのも何だろうなぁ。北海道は奥が深い。
さらに後半からはアル中が原因で死線をさ迷い、恋愛もの特有の浮いた気分は台無し。つーか、物語の後日談のようなアバンタイトルでは、現在は母親の遺影だけなのに、二つの増殖していたんですけど…。後半も湿っぽい話になりそうで、 なんだかねー。

脚本: 佐藤卓哉, 絵コンテ・演出: 室谷靖

漠然と今観直したい微妙に古いアニメ

とぼふあんかるさんと、ヤマモトさんの真似。ビデオテープは手元に準備しているのになかなか見る機械が無い作品たちで、夏休みを取った時にでもまとめて見ようかな…。

はいばーぽりす(1997)
異世界近未来警察アクション。みやむーの猫耳娘、艶っぽい九尾の狐。
センチメンタル・ジャーニー(1998)
北へ DDD の元祖みたいな作品で、この手の各話個別キャラフォーマットの嚆矢となった作品? バラエティ豊かな物語を見せてくれた荒川稔久氏のシナリオも良かった。
宇宙海賊ミトの大冒険(1999)
渡部高志監督の最高傑作。舞台となる天野原町が非常に魅力的でした。
NieA_7(2000)
ノスタルジーと言うか、モラトリアム的と言うか、青春もの特有の空気が心地よい。
シスタープリンセス(2001)
聖典。見る度に新しい発見があります。

2004年6月8日(火)

サイワールド(cyworld)

韓国で社会現像と呼ばれる程の人気を誇るネットcommunityシステム。アバタ系なのかな。特に魅力は感じないですが、ネット先進国(^^;でブームと言うことでチェック。

韓国でセックスをテーマにしたオンラインゲームが登場(4gamer.net)

古き良き MMO RPG の UO だと、殺す→盗む→死体を切り刻むと言った嫌がらせが出来たんですが、PK の代わりに キャラがゴーカンされたりするのは嫌だなぁ。

陸奥圓明流外伝 修羅の刻 #10 「陸奥を巡る権謀」

御前試合の裏事情。陸奥と十兵衛を再度対峙させてじらしてみせるなどいい感じに盛り上がってきたと思う。この漫画相応に緊迫感はあったし、作品の重さも感じられるようになってきた。
個人的にはお色気が控えめなところが惜しいところ。(^^;

脚本: 武上純希, 絵コンテ・演出: 橋本昌和

GANTZ #09 「あいつは撃てない」

リア厨西の戦い。スーツに秘められたステルス能力を使って、田中星人を倒そうとするが返り討ち。100点を貯めると自由になれると言う言葉を残して死亡。

OP で流用された映像を見た限りではそこそこいけるかと思えた今回の戦いだけど、単調なドブ川で迫力も緊張感も無い戦いをダラダラと見せられただけだった。作品の謎を追いかけていく作品としては期待しているのに、映像的にここまで動きの無い作品だと辛いものがある。

どこかで見たキャラだと思っていたら、鈴木星人ってチョコボールの人だったのか(←今ごろ気付くか…)、西丈一郎もどこか既視感のある響きだと思ったら、某有名中学生犯罪者の本名から来ているのか…。

脚本: 十川誠志, 絵コンテ: 安彦英二・藤原潤, 演出: 遠藤広隆・藤原潤


2004年6月9日(水)

THEガッツ!アニメ化決

仕事情報の掲示板が面白くて何度か読ませてもらっているところなんだけど、制作・製作・発売と全て担当するのは凄いなぁ。

「ぼったくり」「氏ね」はどこまでが表現の自由?〜あるネット掲示板の中傷事件を追う(インターネット事件簿)

カトゆー家断絶より。
5/18 に判決が出たのに、特に騒がれなかったこともあり今ごろになって知りました。最近はこの手の裁判は日常茶飯事で、ニュース記事になりにくいんでしょうか?

忘却の旋律 #10 「ユニコーン・シリーズ」

雰囲気に酔い、決めショットの数々に興奮させられたりと、前回の倦怠感を吹き飛ばす上々の出来でした。

徹底した猿づくしのネタや下らない駄洒落に混じって、猿人湾は海上プラント Engine-ONE は宇宙船である事が判明。ええっ、聞いてないよ。
更に湾に沈んだ Engine-TWO を引き上げ、かって人類の最終兵器として作られた宇宙要塞ミトラノームを地上からアクセスする遠大な計画が進められていたことも明らかになる。ここらへんが OP の絵につながってくるのね…。

そこらへんの設定はともかく、今回はモンスター様、そしてココが非常に魅力的に描かれて、二人の登場するシーンは画面から目が釘付けだった。例のテーマ音楽に乗せて描かれるモンスター様「たまころがし」は、不思議空間のボーリング場に登場。意味のあるような無いようなケレン味に満ちた演出の数々は、これぞ榎戸洋司脚本と言う感じで、ぐっと心に響いてくる。つーか、何で霊柩車なの、なんでボーリング場に信号機があるの? とても真似できないセンスが光る。(^^;

ココも素晴らしかった。好奇心旺盛な子猫のような瞳と、思わせぶりにな口調で台本を読む小生意気な雰囲気が個人的に好きで、クライマックスでは右頬にあった聖痕を見せて、セーラー服姿で「鳴り響け私のメロス!」。フォーカードでハート乱舞のショットは、ちょっと気まずくなるほど小っ恥ずかったけど、それがまたいいっ。次回も是非是非メロスを響かせて欲しいものです。

脚本: 榎戸洋司, 絵コンテ: 宮尾佳和, 演出: 浅見松雄

ふしぎの海のナディア #10 「グラタンの活躍」

ガーゴイルの罠「浮遊機雷」によって進退を絶たれたノーチラス号を救うために、サンソン、ハンソンが立ち上がる。
テーマは男と女、大人と子供。最近はアニメからかっこいい大人キャラがめっきり少なくなったので、子の二人の活躍は思っていた以上に新鮮。ラストの盛り上がりも上々で、地味なサブエピソードながら印象に残る話に仕上がってました。ガーゴイル様も存在感のある悪役としてキャラが立ってる。

脚本: 大川久男, 絵コンテ: 池上誉優・前田真宏, 演出: 神谷純


2004年6月10日(木)

激変する小説マーケット、“ライトノベル”に勢いあり!

日経キャラクターズ!の紹介記事。
「マリみて」を除いて、男の子向きの作品で最近ベストセラーが出ていないのが気になるところ。田中芳樹、上遠野浩平、さらに神坂一がスレイヤーズで長者番付の作家部門で一位に踊り出たなんて時代もあったのに、ジャンルが熟成したことで個々の作品のマーケットが狭くなってきているのかな。

スパマーの標的、今度は「wiki」……無関係なリンクを貼る(やじうまWatch 6/10)

あくまでも予想らしく、Google のページランクを上げるだけにしても、掲示板や Blog のコメントスパムに比べて効率悪いような気がするんだけど。

サムライチャンプルー #03 「以心伝心 其の一」

ムゲンとジンは別れてそれぞれの性格のおもむくままに新たな生活を進もうとするが、結局二人道は一つにつながっていて、対立するヤクザのそれぞれの用心棒として剣をまみえる事に。

オーソドックスな物語は安定感があるし、高い作画クオリティ安心して見ていられるんだけど何かが足りない。一話を受けて「俺的チャンプルー」が脳内に形成されてしまったようで、普通じゃ物足りない。
それでも OP でジンが見せてくれる居合い抜きは何度見ても素晴らしい。

脚本: 小原信治, 絵コンテ: 村瀬修功, 演出: 井之川慎太郎

「あそびにいくヨ!3 たのしいねこのつかいかた」 神野オキナ著 [MF文庫]

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夏だ海だ太陽だ。今年も沖縄の夏は暑い。
今回は夏休み最後の週末に映像部一同による海合宿。女の子ぞろぞろのハーレムものを真剣に手を抜いて作っているような感じで、小ネタがキリリと光る。程よい息抜き感と暑々なラブコメ感で、個人的にはシリーズ一番の出来でした。

猫娘ネタ的には、四つ耳を説明するのに、頭の上にある耳は骨伝導で脳の一部にある器官とつながっていると言う設定がツボでした。そーいうものか。(^^;

エリスは猫耳キャラでも、イメージ的にはメインクーンのような舶来巨大猫と言う雰囲気なのでどうもシュミが違っていた。ちなみに最愛の猫耳キャラは、とらいあんぐるハート2の陣内美緒で、日本猫の素朴さ、ノラ猫の力強さが好きでした。


2004年6月11日(金)

嫌われないためのネット術1〜彼女がカチンとくるメール〜(こどものもうそう)

かーずSPからで。6/7, 6/8/, 6/10 に記述あり。
最近はネチケットと言う言葉を聞かなくなって久しい。古き良き Nifty 文化も嘲笑される場合が多いし、fj や技術系 ML の洗礼をどっぷり受けた自分なんかはもはや消えていくのみか…。最近話題のぱど厨の話を見ると世代の違いを痛感。13歳年下の妹と本気で恋愛なんて自分には無理だ。(^^;

恋風 #11 「春雷」

適当な粗筋
アパートに突然押しかけてきた七夏の、お兄ちゃんとの距離が急接近。かなめは自分が耕四郎とつき合っている事にして七夏をあきらめさせようとするが、これが裏目に出て七夏の心に火が付いて、近親相姦禁止!世間体を考えろ!など捨てセリフを残して退散。
二人きりの夜。そのまま雰囲気にずるずる流された耕四郎は欲望の赴くままに七夏を抱いてしまう。

「本当に大切に思っているなら、するべき事は一つ!」
見終わった後しばし硬直。妹ブーム終期にやってきたリーサルウェポンてな感じで、なんとも、チャレンジャーな作品に仕上がってました。地上波のアニメで近親相姦が描かれたのは、自分が覚えている限りだと「少女革命ウテナ」の暁生とアンシー以来、二度目なのか? そういえばこっちも食べ物がやたらと象徴的に使われていたのを思い出す。

恋は盲目と言うけれど
耕四郎にも七夏にもちょっと感情移入しにくい作品と言うこれまでの印象も、今回の余人が入り込めない程に爆走しまくる兄妹を見るとそれも納得。「普通の人が出来ない事をやる!それが勇者!」と言われるように、二人ともただものではなかった。しかと見届けた。これからも強く生きろ。

現代を舞台にした作品でリアリティを持ったプラトニック・ラブを描くのは難しい。兄妹恋愛ものは、それが可能な数少ないジャンルだと思っていたのに、時代は移りゆくものなのね。

脚本: 高木登, 絵コンテ・演出: 小林考嗣

天上天下 #11 「異能者」

過去編の第二話目。まだまだ続くよ〜。
衝撃の展開をみせた「恋風」を見た後だとさっぱり頭に入らない。きわどいシーンも今ひとつで、愛してねもっと〜などと、兄姉妹で 3P でも見せてくれないと盛り上がらない。
「慎、両親を斬殺した悪い奴。ちぃ、覚えた」てなわけで、最低限の理解度のまま今回は終了。作画が悪いと言う以前に全体的に絵のキレがないので、原作漫画の絵的センスがほとんど感じられないのが辛い…。さらに期待の真魚は萌えない眼鏡っ子だし、真夜はちびっこくならないし、キャラ的に面白いのは文七くらいか?

脚本: 犬飼和彦, 絵コンテ: 破慌汰, 演出: 三宅編太郎


2004年6月12日(土)

通常版『空の境界』発売! そして瞬間で売り切れ

ようやく今日になって見つけたので買う事が出来ました。あるところには大量に残っているようで、限定愛蔵版までも売られていたのにはびっくり。
上・下900ページとボリュームたっぷり。しばらく読むものには困らんな。

ケロロ軍曹 #11 「ケロロ小隊 テレビに出演せよ! であります」他

アニメ作品でテレビ番組ネタってのは相性が自分とは相性が悪い。
古くは、まもって守護月天、去年はドッコイダーが、パロディでテレビ業界の暗部を軽く揶揄するような話を作っていたけど、内幕の話が出ると虚構を虚構として楽しめなくなると言う自分の悪い癖が出てしまう。

後半のお風呂カットは頑張っているんだけど、テレビ東京規制によるおなじみのぬるい描写からはほとんどお色気が感じられず、気が付くとテレビ東京から美少女アニメが逃げ出してしまったのも納得。

相変わらず CV のチョイスが絶妙で、ぽよ星人の CV に麻績村まゆ子さんとは懐かしい。

脚本: 山口宏, 絵コンテ・演出: 喜多幡徹


2004年6月13日(日)

「あなたにとっての only one ライトノベルは何ですか?」アンケート

まいじゃー推進委員会より。
確かに一つだけだと選ぶのに困る。ファンタジーや SF のベストは10年経過してもあまり色褪せないのに、ライトノベルは時代感覚や鮮度の高さと言ったウェイトが高いので、過去の名作も今じゃかなり色褪せて再読するのが辛い。

マシュマロ通信 #11 「パパ、リストラの危機?」

マシュマロタウン最大の謎的人物、サンディパパのエピソード。
自分の才能を生かした天職に就いていたパパさん…と一見するとまともな話なんだけど、どこかあぶない、いや、あの給料の使いっぷりを見るとかなりあぶない人なんじゃないだろーか。他人からパパと言われていたキャラはバカボンのパパ以来か?

パパに輪をかけてママさんも危ない人だった。「夢見る少女趣味のロマンチスト」とキャラ紹介にあるので多少は覚悟していたものの、さすがにこのパパの配偶者…なんだかサンディだけが浮いていて、多感な時期にひょっとしてこの家の子じゃないのでは…と思い始めたりなんかして。

初見の頃のバタ臭さは完全に影が薄れて、クラウドがやたらと可愛く感じられてきた今日この頃。ぬいぐるみに欲しいくらいだ。

脚本: 吉村清子, 絵コンテ: 原田浩, 演出: 金崎貴臣

美鳥の日々 #11 「運命 no 再会」

一クールで終わりでいいんだよね?
前回の前ふりで最終回に向かって盛り上がってきた…ように思えたものの、どうもペースダウンしてしまったようで、貴子さんの妄想劇場や、美鳥の正治くん好き好き光線などおなじみの風景が描かれ、「恋風」のように原作を気にせずに独自路線の完結ものストーリーを目指していく方向性は感じなかった。
もう少し焦燥感に訴えて欲しいところ。

ショタ趣味は無いのでコータのブリーフ姿もどうでもいいや。何度も出てきたし絵的にやたら気合いが入っていたように感じられたのは気のせいか。(^^;

脚本: 池田眞美子, 絵コンテ・演出: よしざね桜

火の鳥 #11 太陽編(4)

全国 50万の狐っ娘愛好者大喜び。とにかく今回はマリモが可愛い。夜の湖畔で見せてくれた艶やかな肌とウルウルとした瞳は、エロゲー原画のようでただひたすら圧倒されました。目茶苦茶可愛い。

白村江の戦い〜壬申の乱を時代背景にした物語の方は、アクション重視で描かれたようなので、期待していた程にはテーマ的な深みが感じられなかった。鳳凰編のクライマックスはカタルシスがあるのに、今回はアニメ化しないのね…。

脚本: 野崎透, 絵コンテ・演出: 西田正義


2004年6月14日(月)

花右京メイド隊 La Verite #11 「強行突破」

奪われたマリエルを救うためにコノヱたち六人は紫皇院の待ち受ける秘密基地に突入する。枚数をたっぷり使った迫力ある戦闘シーンに、ダイナミックなデフォルメも気合いが感じられ絵的には満足度高め。コノヱ様が初期の頃の原作のような極端なつり目になっていて、そこがまたラブリー。猫爪でケモノのような俊敏な戦い方をする早苗ちゃんも実に素敵で、褐色の太股と純白のメイド服のコントラストがやたらとなまめかしい。
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ただしホットな早苗とクールなコノヱの二人が大いに盛り上げてくれたのに、それ以外のキャラはどうにも見せ場が少なく、感動のはずのマリエルが心を取り戻す場面も不完全燃焼気味。

お約束の他のメンバーを先に進めるために一人ずつ犠牲になるシチュエーションは使いにくいし、敵役は実質的に紫皇院一人と言うのも話の展開を狭めていた。もっともお姫様のお戯れで首都星防衛隊の軍人さんをわらわらと殺していた某円盤皇女みたいな展開もちと問題あるか…。

脚本: 花田十輝, 絵コンテ: 細田直人, 演出: 米田和博

北へ。〜Diamond Dust Drops〜 #11 「〜帯広〜原田明理 後篇」

あからさまに死と隣合わせの話なので、終始重苦しい雰囲気が漂っていたのは萌えアニメ的にマイナス。
何度も繰り返されてきた、恋人同士が一緒に見ると幸せになれると言う「ダイアモンドダスト伝説」を、親父さんのシビアな人生を例にあげて見せてますが、あんな可愛い娘さんと二人一つ屋根の下で暮らし、毎日のように明理の黒タイツとジャージエプロン姿を見れたなら確かに幸せだったろう。(^^;

大自然に囲まれた中で思い出の砂金掘りは、せっかくのいい場面なのに前回以上に作画が不安定だったのであまり記憶に残らなかった。ロングがボロボロなのはあきらめるとして、水に濡れたところの2カットくらい気合いを入れて仕上げてよ。あ、地味地味な私服も彼女のチャームポイントということで。

黒川の話は掘り下げが不足しているし、明理の未来も真っ暗で、どうも後味の悪さが残った。来週は全員のキャラが登場するらしいので、何らかの補完があるのでしょうか?

脚本: 佐藤卓哉, 絵コンテ: こでらかつゆき, 演出: 鹿島典夫

せんせいのお時間 #10 「興津−京都生徒失踪事件!〜愛憎渦巻く古都の旅の巻」

興津高校の修学旅行は京都方面。
ただサブタイトルそのままに途中から刑事ドラマに以降して。雰囲気的にはやたらと合っていても、あそこまで長くやるとだれる。

中盤のだるさから解放されたこともあり、ラストの宿でのやりとりはいい感じだった。もう何が起きても驚かないぞっ。北川のみか先生との密着体位にドキドキ。

脚本: 白根秀樹, 絵コンテ: ヤマトナオミチ, 演出:


2004年6月15日(火)

本文化の国外における受容と変容に関する一考察――“Azumanga Daioh”を素材として――(博物士)

かーずSPより。
翻訳の難しさを痛感。言葉を知っていても生きた文化を知らなければ本当の意味は分からないのね。

女性の無修整画像ネットに、本人の通報で発覚(ZAKZAK)

気になったのは画像掲示板の運営者もわいせつ物公然陳列容疑で逮捕されたと言うこと。全国初だそうな。

目の錯覚イラスト

いろいろある中で強烈なのを一つ。A と B の四角形の色は同じ(#787878)と言うもの。
なぜか眼鏡を外してぼんやりとした絵を眺めると同じ色なのがはっきりしてくる。(^^;

陸奥圓明流外伝 修羅の刻 #11 「たぎりおちる滝」

ちょっと焦らし気味かな。天斗と十兵衛の試合に向かってドラゴンボール並に展開が遅くなってきている。

そんな中でラブコメモード全開の圓がいい感じですぐにムキになるところが可愛い。そのうちに圓@鈴木真仁が「大丈夫です!正義を愛する心があれば、家光の首なんて必ず取れます!」と言い出すんじゃないかとハラハラして見てます。

脚本: 武上純希・早川正, 絵コンテ: 土屋日, 演出: 山崎友正

GANTZ #10 「加藤くんは待っていて」

前向きに見ていこう。
死後の世界らしき謎の世界で、意味不明なハンティングゲームに無理矢理巻き込まれ、チーム隊チームで謎の敵と対決する…と言う基本設定はユニークで、謎に満ちた世界を手探り感覚で解き明かしていくストーリーにも心を引かれた。
…とまぁ、ここらへんがこの作品を気に入った理由なんだけど、結局今回も見せ場はなかった。人間ドラマとか戦闘描写がどうももっさりとした感じで、誰がコンテを切ってもひたすらだるい展開。なぜに Why?

脚本: 十川誠志, 絵コンテ: 松尾慎, 演出: 濁川敦

「Mozilla Firefox 0.9」間もなくリリース(ITmedia News)

出てます。しかし実際に使いたい linux バイナリの gtk 版が入っていないんだけど…。

山田風太郎の忍法帖にはまる

十兵衛ちゃん2→修羅の刻の十兵衛→魔界転生と言う流れで、先月くらいから5〜6年ぶりに山田風太郎の忍者もの小説にはまっています。魔界転生で実質主人公として登場する柳生十兵衛は、影武者徳川家康でチョイ役で登場する十兵衛と並んで好きな肉付けでニヒルな無常感が好きなところ。これに比べると修羅の刻の十兵衛は、主人公のライバルと言うこともありちょっとギラギラしすぎかな。

あとは歴史SFチックな「魔天忍法帖」、最高傑作とも言える「甲賀忍法帖」ついでにコミック版の「バジリスク」と週末に読み耽る。バジリスクは、山田風太郎作品の雰囲気そのままでバイオレンス、エロチック&グロテスクな空気をしっかりと伝えていた。今読み直してみると、無益に繰り返される殺人ゲームはバトルロワイヤルのご先祖様みたいな作品だよね。
ちなみにバジリスクでは蛇使いの螢火が(少し)萌えキャラみたいに描かれていたのでお気に入り。



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