コアサーバーV2プランご契約でドメイン更新費用が永久無料

仮藻録 in May, 2004

2004年 5月 後半
前半 / 後半
最新の日記へ

<< < 2004/05 > >>
Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31

2004年5月16日(日)

シスプリ教の集い(2ch 心と宗教板)

春歌の誕生日と言うことでこのスレを読みながら(旧アニメ版)を流し見。シスターアクバル!

コトブキヤ 大庭詠美 コスチェンジVer(5/12)

楽画喜堂より。
ちょっと前に話題になったスク水+体操着の 1/6 詠美ちゃん様フィギュアの紹介。写真は多め、Flash で回転出来たりと充実してました。

マシュマロ通信 #07 「シナモンは占いに夢中?」

占い大好きっ子・シナモンをメインにした個別キャラ掘り下げ話。内容的にはありがち…と言いたいところだけど、イキイキとしたキャラの魅力は今回も健在で、第一話を見た時にどこか垢抜けないバタ臭いキャラだと感じてしまった自分のセンスに萎え。

メインのシナモンは占い師の黒マント姿が良かった。赤ずきんチャチャの黒ずきんちゃんこと、やっこちゃんを彷彿させる可愛さで、ぜひぜひあのコスチュームで日常を送って欲しい。(^^;

前回一目惚れしたジャスミンの活躍がなかったのが残念なところ。その分サンディーが大活躍で、占い師を相手にタンカを切ったり羊をコキ使ったりと、思っていた異常の強気系キャラだった。でも萌えない…。

脚本: 吉村清子, 絵コンテ: 高柳哲司・Jin CHul Yang, 演出: 森脇真琴・Seung Il Lee

美鳥の日々 #07 「はじめて no デート」

†「これで沢村のハートはゲットしてみせるわ!」
勘違いと言えばそれまでだけど、1~2話で貴子に一目惚れ(萌え)して一方的に期待をしていたのに中身が全然違ってました。高飛車系の気高い精神の持ち主だと思っていたのになぁ…。そんなわけで彼女のキャラを掘り下げた今回は話では、ますます遠くに逝ってしまわれたようで、複雑な心境になる。

積極的なタイプ…と言うより、ちょっと男の子の読者/視聴者に媚びすぎて、どこか安っぽく彼女の行動からは痛々しさを感じる程だった。萌えキャラと言うよりギャグキャラとして見るべきなんだろうか? 気分転換。気分転換。

ラストの美鳥とのデートでちょっぴり心癒されたんで、話自体はそこそこまとまっていたかな…。

脚本: 川端信也, 絵コンテ: 潮乱太, 演出: 中村賢太朗 

ふたりはプリキュア #16 「ストレス全開! マドンナはつらいよ」

ベローネ学園のマドンナ(自分でゆーな)、縦ロールにリボンの小田島友華登場。

みんなの憧れの完璧キャラを演じる事に疲れて葛藤するあたり、どれみのクラスメートキャラ掘り下げ話を予感させるものがあって、後半に期待したんだけど、よく分からないドタバタ戦闘シーンと、くだらないオチにがっかり。

自分的にはキャラの精神的な成長を描いて、ハートウォーミングな話にまとめてくれる話を期待しているのに、どうもプリキュアはギャグで落とすのが基本(ニセモノ回でもそんな感じだった)らしくそのギャップがなぁ…。

黒板消しを片手にオクラホマミキサーを口ずさみながらフォークダンスを踊るシーンはムチャクチャ面白かった。ところどころで登場するこういった面白さと、単調な戦闘シーンのバランスがどうも悪いんだよね。

脚本: 影山由美, 演出・絵コンテ: 山吉康夫

火の鳥 #07 異形編

こじまりとまとまった話は原作ゆずり。ほぼ忠実な作りと言うだけあって、安心して見ることが出来ました。別ものと言ってもいいくらいに変わり果てた先週の「復活編」は評価どころじゃなかったからねー。
内容的になんとなく巷説百物語に出て来そうな話。そういえば原作だと可平は…。

脚本・絵コンテ: 杉井ギサブロー


2004年5月17日(月)

花右京メイド隊 La Verite #07 「未確認生体」

サスペンスタッチで始まった今回の話は、中盤はハイテンションなドタバタ、後半は庭に埋まっていた洋館からマリエルのからむシリアス展開に突入する。どうやらシリーズ後半は彼女の秘密一色になりそうだ。

地下遺跡のドタバタはけっこう好きなノリで、リュウカとイクヨのマンザイはだいぶ板についてきた感じ。コノヱの出番が多くても、メリハリをつけるためにキャラ設定無視のやたらと濃ゆい顔立ちが目立ったので微妙なところ。

後半も一人彼女の見せ場は多く、犬を相手に赤ちゃん喋り(子猫とか仔犬を相手にすると、なぜかこの手の喋り方になって、端から見るとやたら恥ずかしい)をするコノヱ様に激萌え。

脚本: あおしまたかし, 絵コンテ: 一井口篇好, 演出: 千葉大輔

北へ。~Diamond Dust Drops~ #07 「- 旭川 - 北野スオミ 後篇」

「シュークリームは人を笑顔にします」
絵から受けた印象は、繊細さと冷たさの同居する人づき合いの悪そうな感じでしたけど、いい意味で期待が裏切られることに…。

天然で無垢な性格と、突然突拍子の無い会話をするあたりは、Key のヒロインでもおかしくないような変わった女の子で、シュークリームをほおばりながら、駆け足でストーキングする行動には度肝をぬかれました。(^^;

物語の方は、好きなスケートを通して親友を失いそうになったスオミが、彼女と同じような境遇にあった少年を喧嘩別れした友人と仲直りさせる事で自分の心もまた癒されると言う典型的な癒し系ストーリー。例によってゲーム本編のオードブルみたいな物足りなさはあるんだけどそこら辺はあきらめよう。旭川の街並み(行った事は無いので多分)が丁寧に描き込まれているので見ていて旅情に浸れるのはこの作品ならでは。

繰り返されるシュークリームネタ、二人で一緒に食べるラーメン、ニシキヘビに巻かれたいなどヘンな話をする彼女にはまるなぁ、PS2 と言うのがネック(弟からハードを借りてこなきゃ)なんだけど、機会があれば買ってみよーか。もっとも優先的にプレイしたのは、PS の風雨来記だったりするんだけどね。

脚本: 岡崎麿里, 絵コンテ: 川瀬敏文, 演出: 林有紀

せんせいのお時間 #07 「サンタギャル 振袖羽根突き お年玉の巻」

「愛の奇蹟ねっ」
クリスマス→正月→初詣と年末年始イベントを駆け足気味に消化していた今回の話は、キャラがやたらと色気付いていて、どこかいい雰囲気に…。
オタクの理想の恋人は、容姿や性格よりも自分と趣味を同じくする人なんて話を以前小耳に挟んだけど、奇蹟的にそういうチャンスに恵まれた渡部に幸あらんことを。こういうチャンスは人生で何度もあるもんじゃないんだから。(^^;
もちろん最強のカップリングは、みか先生と北川。ホント似合いの夫婦になりそうだな、この二人は。

中山の絵がヘタクソと言うネタがあったけど、デッサンが不安定だったのはむしろ本編の方で書き文字もラフな感じ。一方で話の方はストーリー性の指向が強くなった感じで、小ネタも冴えていつも以上に面白かった。炬燵でぬくぬくと雑煮を食べるみか先生がなごむなぁ。

脚本: 木村暢, 絵コンテ・演出: ヤマトナオミチ


2004年5月18日(火)

スクリーンショットの著作権違反でゲーム速報サイト管理者が逮捕(slashdot.jp)

Yahoo の記事を読むと、まずは久留米署がサイトを発見して、次いでゲーム会社からの告訴と言う形で家宅捜査、そして今回の逮捕と警察主導なのが気になる。
キャプサイトによる宣伝効果は業界にとってもメリットがあるなんて言う考えや、まずは警告からだろうと言う考えをあっさりと吹き飛ばしてしまった。

2003年ゲームソフトウェア出荷額速報値から(藝夢日記)

国内出荷総額 2,306億円は、前年比-186億円で下げ幅を拡大。新規ジャンルは開拓出来ず、長期下落傾向は相変わらずだ。

楽天の波に埋まる ping サーバ

20万人からなる民族大移動と言う感じで、楽天一色。
フィルタリングの方法なんてのも…。

メロキュアを愛して下さっている皆様へ

魂は永遠に彷徨うより。
メロキュアの日向めぐみさんのコメント。
先週から繰り返し聞いています。大手レーベルのタイアップ曲とは違って、岡崎律子さんの詩は作品のイメージを的確に捉えているのが素晴らしい。

MADLAX #07 「繪本 -nature-」

謎の古代遺跡、文字を見るだけで発狂と、アクションものと思いきや意外にもイアイア・ハスター、くとぅるうふたぐんな展開に…。

それにしても物語の展開がおっそろしく遅いなぁ。本の探偵との長々とした交渉なんてさっくり切り上げればいいのに。ひょっとして重要人物?…と言うわけでもないしなぁ。

脚本: 黒田洋介, 絵コンテ: 澤井幸次, 演出: 川面真也


2004年5月19日(水)

ドイツで子どもの作り方を知らずに不妊と悩んだ夫婦

Tentative Nameより。
二人とも宗教的な環境で育ったそーで、結婚してから8年間肉体関係がなかったとのこと。現代の高度情報化社会でこんなほのぼのとした話が聞けるとは。

インディーズで注目 伝奇小説『空の境界』来月発売(Sankei Web)

カトゆー家断絶より。
エヴァとか銀英伝にはまった人が同種の作品を見下しているように、中学高校と菊地・夢枕と言った伝奇小説の大御所の作品にはまった人間からすると、素直にベタホメ出来ないところもあるんだよね。
それでもゲーム版の「月姫」はキャラに惚れ込んだし、最近どうもライトノベルレーベルの作品にめり込めないこともあるので、期待の一冊。相変わらず発売日は未定。

忘却の旋律 #07 「鳴弦」

鼠構谷の中編。複雑に織り合わされた人物関係が描かれていくんだけど、過去の動機やらシチュエーションなどが前の舞台の白夜岬とかぶるところが多く、やや新鮮味に欠けていたかな…。

それを補うかのようにセリフ回しの面白さは今期の作品で随一。金谷と執事の何気ない会話に加えて、オウムとの会話は謎めいた映像ともども刺激的でした。
今ごろ気付いたんだけど、赤=モンスター、青=メロスの戦士を象徴する色なのね。謎の少年のブルーの瞳に魅せられた遠音に、ボッカも浜崎けい子から「心に青空野郎」とか言われていたのを思い出す。

この村のモンスターエージェントが仕えるモンスターは、白夜岬と同じ少女と老婆の声を持つ長い赤毛のメデューサ少女だった。なぜかここは日本のはずなのに、ドル本位制度ってのはあからさまですね。(^^;

セーラー服が似合う遠音さんは小夜子以上に魅力的なのに、30前後に見えた金谷(=ミリオネア・ビーバー)と同年齢と言うのが嫌だなぁ。順当にレギュラーになって一緒に旅をしてくれるのか次回へ。

脚本: 榎戸洋司, 絵コンテ: 増井荘一, 演出: 土屋日

爆裂天使 #07 「黒い空」

流し見。
メグの豊口めぐみさんらしからぬ媚び媚びのボイスがいいよなぁ。キャラデザ以上に全盛期のみやむーを思い出す。「私だって捕まってばっかりじゃないんだからー」と今回は頑張っていたのに、またまた人質と期待を裏切らない。ロボット怪獣?も忘却の戦慄より派手でした。

一方でメグとジョーの百合要素は、押しつけがましいと言うか、流行りだから入れてみたような感じがして、どうもしっくりとこないのは自分だけか?

ふしぎの海のナディア #07 「バベルの塔」

†「神の光だ」 / 「悪魔の光だ」
尋問されるナディアの目を通して謎の組織ネオ・アトランティスの実態が描かれる。ネオ・アトランティスの科学は世界一ィィィ!と言わんばかりにロストテクノロジーを見せつけたり、長演説をするMr.ガーゴイル氏がかっこいい。

おなじみの悪人トリオもこの作品では主人公がヘタレと言うこともあり、やたらと有能に描かれ、回を重ねるごとにでセリフは冴え行動もヒロイックになっていくところが好きでした。そういえば劇場版だとサンソンはマリーと…。鬱だ…。

脚本: 大川久男,絵コンテ: 垂永士, 演出: 佐々木祐之


2004年5月20日(木)

animator interview 和田高明(4)(Web アニメスタイル)

最終クールの頃のカレイドスターの話で微に入り細にわたるインタビュー。
放送当時の興奮とおぼろげな内容がしっかりと心に残っていた事もあり、最近読んだ中ではもっとも面白かった。これくらいボリュームたっぷりのインタビューをこれからも期待したいところ。

サムライチャンプルー #01 「疾風怒濤」

寡作ながらスタイリッシュな作品を生み出してきた渡辺信一郎監督の新作。無国籍時代劇、和風のマカロニウエスタンと言った感じのどこかパンクなチャンバラ・アクション。

時系列を入れ換えるなど凝ったことをしていた割に物語的には特筆できるところは無いんだけど、やたらとよく動く殺陣は新鮮かつ見応えがありました。具体的には鍔迫り合いや金属のぶつかり合う音は控えめでショートソードをビュンビュン振り回すような刀の使い方と風切音が目新しかった。よく小説とかゲームで、踊るように剣を操り「ソードダンサー」と呼ばれる…なんて設定を目にしましたが、まさにそんな感じ。

とりあえず期待して見続けよう…と思ったのはつかの間。フジテレビの深夜アニメには煮え湯を飲まされ続けているので、ちょっと引いた感じで見続けると言うことで。

監督: 渡辺信一郎, アニメーションディレクター: 中澤一登, シナリオ: 小原信治, 佐藤大
脚本: 小原信治, 絵コンテ・演出: 渡辺信一郎,作監: 中澤一登


2004年5月21日(金)

メガネメガネメガネ(ニュースな本棚)

そういえば2002年の「ぱふ」のアンケート「ぱふ読者の好きなタイプベストテン」で属性人気投票みたいなのが実施された時に、1位の「クール」に続いて「めがね君」が堂々の2位につけていてびっくりした覚えがある。そーか眼鏡は(一部の)女の子にモテモテなのか。
もっとも眼鏡の女の子≠眼鏡っ子のように、眼鏡の男の子≠めがね君なんだろーけどね。

小説を読む際のビジュアル化(ARTIFACT)

R.O.D の小説版は、読む人に映像的イメージを喚起させると言う点でさすがはアニメ脚本で鳴らした人の作品だった。逆に一般小説だと豊饒な言葉に魅せられて、作品世界を絵としてイメージする事はほとんど無いです。
最近は映像よりも、声優をイメージしてセリフを読む事の方が多く、更に気に入った作品だと、濡れ場とか未成年の飲酒シーンとか、アニメ化した時のどうするのか考えてしまったり。(^^;

恋風 #08 「風花」

†「私、お兄ちゃんの事好きなの。分かっているでしょ?」
12月。ババンと景気良く好感度アップのイベントが続いたおかげで七夏とお兄ちゃんの仲は急接近。いちゃつき度もアップして、じわじわと一線を越えそうな距離に近付きつつある二人を見ていると楽しくもあり危なっかしくもあり、そこらへんが見ていて面白いです。

白いソックス、白いコートに白いマフラーと純白に包まれた七夏はさながら冬の妖精。それでいてコロコロとちょっと着膨れ気味のところがたまらなく可愛い。ただし彼の兄に対する気持ちは、思春期特有の恋に恋している(*1)ようなところが強調されているのに対して、耕四郎の方は現実と葛藤しながらズブズブと深みにはまっていく感じで好対照に描かれている。果たして二人に春はやって来るのでしょうか?(^^;

PIONEER LDC から伝統か、GENEON の CM もオモロイな。

脚本: 高木登, 絵コンテ: 若林厚史, 演出: 園田雅裕

天上天下 #08 「龍眼」

物語的には毎回アクションシーンがてんこ盛りのはずなのに、あまり動かないのがデフォなので格闘アニメとしては厳しくなってきた。原作はどーだか知らんけど、神楽坂と雅孝の戦いをもっと描いて欲しかった。数少ない見せ場なんだから。

棍術の田上に追い詰められた亜夜は龍眼が覚醒。マジモードになってビシバシと田上をしばく。「大丈夫、死んじゃいないと思います、多分…」だって。亜夜たんコワイヨー。
作画はけっこう良かったのに、亜夜の長セリフが続くと萎えまくり。

どこか老けた感じがする文七は真夜と知り合いのようで、こっちも言葉づかい相応の年齢だった様子。幼女姿は今回も見られず萌え成分が不足気味になってきた。

脚本: 高橋ナツコ, 絵コンテ: 川村賢一, 演出: 有冨興二

光と水のダフネ #17 「赤ちゃんに完敗!」

ゆう&グロリアの育児日記。最近この作品の評判が上向き加減のようなので今ごろになって見てみたら、話としてよくまとまっているし、二人のキャラも立っていて会話も面白い。クライマックスのアンタッチャブルなところもさりげなく良かった。これで作画さえ良ければ…。

脚本: 水上清資, 絵コンテ: 上原秀明, 演出: 浅見松雄

*1: うみゅ、七夏って15歳の女子高校生なのかよ、中学生かと思ってた。亜夜と年齢同じだったとは…

2004年5月22日(土)

麻枝准さん原作の漫画「ヒビキのマホウ」が少年エース8月号から連載開始

MOONPHASEより。
まだ先の話なので忘れずに覚えておこう。漫画は依澄れいさん。

メガネっ娘萌えのルーツを探る

好きなら、言っちゃえ!!告白しちゃえ!!から。
葛西伸哉さんが小説執筆のために調べたもので、80年代~90年代の少年漫画やアニメに登場した眼鏡っ子論。30代以上向け。
ココアや中本静など宝島社の「空想美少女大百科」で系譜の先頭にあげられたキャラ以前にももっと魅力的なキャラがいたはずだし、自分もけっこう好みだったのにどうも名前が思い浮かばない。エロ漫画のキャラなんかだったんだろうか?

あ、久しぶりにめがめがねを見てみたら、OSたんの2000たんのイラスト。流行っているなぁ。

「アタリショック」の嘘と誤解

RandomNoteから。
Wikiペディアに解説があったりと一般名詞化してしまったようなアタリショックだけど、任天堂の権限の強いライセンス方式を納得させるための教訓みたいな話に終始していて、その実態に深く踏み込んだ分析は日本語ではほとんどなかったはず。1冊の本として読みたいテーマです。

ケロロ軍曹 #08 「ケロロ 侵略作戦進行絶好調であります」他

先週に続いてアンゴル=モアが目茶苦茶可愛い。これまでは夏美&桃華と言うガサツ系の強気キャラこの作品の華だったこともあり、それとは対称的な彼女の控えめで誠心誠意なところが琴線にふれまくり。タママじゃないけど「うわぁ、とてつもなく眩しいです~」と、彼女の爽やかな光に魅了される。(^^;

パワーキャラであることを自覚し始めた桃華もいい感じ。モアが登場したおかげで彼女の一つの顔である可愛い系のキャラとしてはお株を取られた感じだけど、池澤春菜さんの熱演のおかげで二重性格キャラとして安定して面白い。

ギャグの方はパターンに慣れたこともありやや感度が鈍ってきたものの、二人のヒロインが活躍する作品として十分に面白い萌えアニメ。そろそろ夏美が魅力的に描かれても良さそうな頃なので来週に期待かな。

脚本: 西園悟, 絵コンテ: 畠山茂樹・佐藤順一, 演出: 畠山茂樹


2004年5月23日(日)

「マリア様がみてる」TVアニメ2ndシーズン放送決定!

MOONPHASE より。
ぼちぼち情報は出ていたので折込済みですが、日曜朝 7:30 からと言う時間帯は意外だった。朝からごきげんよう。

マシュマロ通信 #08 「街のシンボル、スネイルくん」

話自体はありふれた祟りの話なのに、どこかワンダーに満ち溢れる話になっているのが不思議不思議。まずは不気味な笑みを浮かべたスネイルくん。まさか街で大量増殖するとは思わなかった。まさか因幡の白兎みたいにクラウドを助けるとは思わなかった。実はいいヤツ?

校長先生もヘンなキャラだよね。これも伝統にしたがって何かの障害があるのは、超能力の代償と言うパターンに従って、他人の心が読めて夢の中に入っていける能力があるとか考えてしまう。この街の密かな実力者?

サンディを庇うクラウドと素直に自分の過ちを謝罪するサンディは爽やかな感じで好感度アップ。ちょっと教訓くさい感じもするけど、これはこれでいいのだ。

脚本: 笠原邦暁, 絵コンテ・演出: 石踊宏

美鳥の日々 #08 「右手 no 正治」

予告通りに、いきなり本体が美鳥で右手が正治と言うシチュエーションからのスタート。夢オチが予定調和の年始の初夢スペシャルみたいな感じで、今ひとつ身が入らなかったけど、美鳥の焦燥感を描いていた3番目の夢はせつなくていいね。

終盤の挿入歌に合わせて、日常生活シーンが繰り広げられるあたりはいい感じで、二人で一緒にテキパキと家事をこなすところはやたらと和む。

今回のシリアスな雰囲気が自分がこの作品に望んでいたものなので評価は上々。出来ればこのまま美鳥との関係に決着をつけて欲しいです。ただし現在連載中の原作ものと言うことで脚本には制約も多いのかな?

脚本: 池田眞美子, 絵コンテ: 宮崎なぎさ, 演出: 林有紀

火の鳥 #08 太陽編(1)

この話は未読。漫画版の知識がないまま見るとアニメの欠点がよく見えてくる。とにかく物語の進行が早すぎて、ドラマやキャラクターの肉付けがやたらと薄く感じられる。まるで総集編を見ているようだった。

それでも狼っ子のマリモには条件反射的に萌え。ケモノ娘マンセー。

脚本: 野崎透, 絵コンテ: 竹内啓雄, 演出: 伊藤幸松


2004年5月24日(月)

「アタリショック」観の推移(Classic 8-bit/16-bit Topics)

カトゆー家断絶より。
任天堂のライセンス供与制度がらみでアタリショックを考えるのは視野狭窄だったようで、実際は複合的な要因が重なって起こった事らしい。
その割には、ビデオゲームのアタリショックのように、劣化コピーのような萌えアニメの氾濫は、アニメ市場を崩壊に導くみたいに、自説を補強するために強引に用いられるのが多いんだよね。(^^;

花右京メイド隊 La Verite #08 「スポーツカーの女」

先週の事件以来どこか不安定になったマリエルの代わりに今回はコノヱ様キャンペーン週間。普段あまり感情を見せようとしない彼女の太郎に対する微妙な気持ちがなんとも奥ゆかしい。単行本の解説か何かで、作者のひいきしているキャラはコノヱではないか言う話を読んだけど、次第にそんな感じになってきた。

†「コノヱしゃま…」
コノヱを持ち上げる早苗のポジションが見事で、ベッドの上にポスター、さらにはボイスクロックと見る人の気持ちを代弁しているような行動を取ってくれるので、早苗に感情移入して作中でコノヱを見つめると言う高度な楽しみ方も出来る。(^^;

†「試練に打ち勝ちどうか未来を手に入れますよう」
終盤に向けて設定があれこれ出てきたのでまとめ。花右京家を一代で築いた花右京北斎の親衛隊が「赤色王旗」で、そのリーダーが今回登場した金髪ポニーテールの「紫皇院」。一方で彼女はコノヱが赤色王旗にいた頃の義姉で師匠みたいな存在らしい。
「試練」なんて言っているあたりに緊張感の欠如を感じますが、これくらいの方がこの作品のぬるま湯的な雰囲気を壊さなくていいのかな…?

†「私の望みは太郎様に尽くす事だ」
終盤の我を忘れて太郎に抱き付くコノヱ様萌え。しかし太郎が最初に心配したのはマリエルだったりとやっぱり報われないのね…。

脚本: 花田十輝, 絵コンテ: 及川啓, 演出: 大隈孝晴

北へ。~Diamond Dust Drops~ #08 「- 札幌 - 催馬楽笙子 前篇」

†「まだ夏終わってないよね?」
う~む、キャラ設定に不倫ネタと言う大人の恋を描いた物語と、自分からするとすでに終わっているような話なんですが、朝比奈京子の後編みたいに爆発的に盛り上がる事もあるのでしっかり目を通そう。

FM ラジオの DJ を仕事にする28歳の彼女は、ゲーム本編だと隠れキャラとして登場するらしい。萌えアニメを楽しむ自分をいきなり突き放すかのように、妻子付きの男とドロドロした不倫関係からスタート。向日葵畑の思い出とか、いかにも怪しいストーカー風の男が彼女の生活に食い込んできたりと、波乱が待ち受ける物語の方は面白くなりそうですが、こういう話が好きならアニメなんて見ていないよなぁ…。

脚本: 澤田薫, 絵コンテ: 鈴木芳成, 演出: 岡本英樹

せんせいのお時間 #08 「冬来たりなば春遠からじ?の巻」

完全にツボにはまったようで今回はかなり楽しかった。一人ずつ順番に決まり切ったお約束のネタを見せていくのは、マンネリと言うよりも伝統芸に通じるところのある安心感そのもので、意外にも関の女装ネタなんかも待ち遠しかったりします。(^^;

作画は回復してみか先生をはじめ文句無しにキャラが可愛い。場面を切り替える時のキャラのアイキャッチをワイプさせる方法も久しぶりに復活。コミカルな効果音と合わせてテンポのいい場面転換を見せてくれました。

脚本: ときたひろこ, 絵コンテ・演出: 佐藤昌文


2004年5月25日(火)

冲方丁×乙一によるライトノベル必読書100冊(IPPO's JUNK BOX)

Quick Japan のライトノベル特集で取り上げられていた100冊のリスト。
名作揃い…のはずなんだけど、「昔はこの本に相当入れ込んだんだよなぁ、恥ずかしー」みたいな思いがこみ上げてくるのはなぜなんだろう。(^^;
…それもまた良き思い出。

□FreeBSD ports editors/emacs-21.3_3
n
新たにパッチが当たって、C-g でネットワーク接続時の割り込み可能になったので、、無反応のホストでしばらく刺さるような事はなくなった。これで最近サーバ落ちの多い 2ch も安心して見られる…。

陸奥圓明流外伝 修羅の刻 #08 「天斗と圓」

八雲や武蔵たちの次の世代の物語である柳生十兵衛編に突入。
山田風太郎の小説だと手を変え品を変え好敵手のように戦っていた武蔵と十兵衛だけど、調べてみると武蔵が(1584-1645)に対して柳生十兵衛は(1607-1650)と、2回り近く年が離れていたのか…。

派手さはないけど読みやすさはピカイチで、権力闘争がらみの御前試合に豊臣の落胤と言ったお約束の話も漫画で読んだ時はどこかフレッシュだった印象がある。
勘違いネタは、あまりキャラの描き分けをしていないこの作品だと自爆ギャグのような気がしないでもないなぁ。

脚本: 武上純希, 絵コンテ・演出: 湖山禎崇

GANTZ #07 「やべェ!」

趣味が合わん…と言うことで見ていなかったですが、うのまこと顔(*1)とケンシロウネタに引き付けられて最後まで見てしまった。(^^;
後半の黒い球体の部屋に召喚される展開も、2度目と言うことでわけわかんない状態から(少し解放されて、主人公達同様に余裕を持って優越感を感じながら見られたのも面白かった原因か?

脚本: 十川誠志, 絵コンテ・演出: 関野昌弘

*1: 作監の一人だった

2004年5月26日(水)

「北へDDD」壁紙6月分公開

人気キャラ(と思う)果鈴&スオミのツーショット。しっかし壁紙としての実用価値は低いなぁ。画面を見る度に「お兄ちゃん! 私、心が…壊れちゃいそうだよ」の文字に目がいってしまうではないかい。

米国放送のTVシリーズ「ゲド戦記」公式サイト

たまとわより。
日本じゃ当分見られそうにない作品だけど、見ることが出来た時のためにチェック。

忘却の旋律 #08 「すでに択ばれた遠い道」

姉妹と幼なじみと言う違いはあるも、構造的には前の白夜岬とほとんど同一の話だった。白夜岬では現実主義を貫いた姉の悲劇が描かれていたのに対して、鼠構谷ではクール系のヒロイン・遠音の魅力を描くのが中心だった。

†「僕の絵を完成させるのは君達だから」
涙目の壁画が遠的の的になって、絵一の用意していたちょっとした仕掛けが見られるのは意外だったけど、絵としては今ひとつ弱かったかな。そもそもダムを破壊するだけの決定的な理由が語られず、ミリオネアビーバーこと金谷みりの後日談が語られないのも物語的には物足りなさが残った。

「描かれた絵に愛される価値があるかなんて、描く者が決める事でもないし描かれた絵が決める事でもない」とさりげなくメッセージ性みたいなものを込めるところもこの作品らしくていいね。

それにしてもボッカたちメロスの戦士、モンスターから解放の名の元に、白夜岬の経済を崩壊させたのに続いて、今回は静かな山村のダムを決壊させてまるごと水没させるなど皮肉にも文明の破壊者を演じている。ここらへんがテーマになったりすると嫌だなぁ。(^^;

†「鳴り響け私のメロス!」
今回の見せ場は鳴り響いた遠音のメロスにちらりと見せる太股内側の聖刻。飽きる程度にバンクで使ってね。
ユニコーンのアイバーマシンからすると乙女のはずなんだろーけど、今回も年齢不詳のままだった。森で拾ってきた美少年を地下室に囲ったりと意外に積極派なのに。

彼女の癖のある水色髪が風でサラサラと揺れるとやたらと絵になるなぁ。ただしセーラー服のスカートのままバイクに乗るのは禁止だってば。

脚本: 榎戸洋司, 絵コンテ: 増井壮一, 演出: 西村博昭

ふしぎの海のナディア #08 「ナディア救出作戦」

キレのいいメカアクションに描き込まれた作画と、劇場版クラスのクオリティは素晴らしいの一言。キャラ的にはこの頃から異様にかっこよくなる怪力&暴走のサンソンがやたらと魅力的、万能戦車グラタンの走りっぷりも爽快感あって、気が付くと手に汗握るアクションを堪能してました。

「一人はみんなのために、みんなは一人のために」は一般的なスローガンと言う解釈もありますが、この作品はパロディづくしと言うこともあってアラミスが女性だったアニメ三銃士を思い出す。こっちも再放送してくれないかなぁ。

脚本: 大川久男, 絵コンテ・演出: もりたけし, 作監: 鈴木俊二・貞本義行


2004年5月28日(金)

恋風 #09 「寒月」

†「欲しい、触れたい、抱きしめたい、もっとそばに……」
前回の引きが修羅場を予感させた事と、絵コンテが舛成孝二氏と言うことで大いに期待していた第9話だったのに、魅力のない絵が長々と続くので見る方としては注意力散漫になってしまった。何だかんだ言って作画は重要だよね。

物語の方は、波がうち寄せるように引いて押してと、緊張感を持続させながら二人の距離を描いていく描写がいい感じ。ここらへんはさすがに女性作者らしい。

今回のクライマックス、「一緒に寝てもいい?一緒にいたい」とシスプリ妹たちを思わせる軽率さでピンクのパジャマでお兄ちゃんの部屋にお泊まりする七夏。無防備な背中を向け合ってぽつぽつと自分の気持ちを吐露し、背中合わせに手を握ってくる七夏と言う絵にはやられた。プラトニックラブっていいなぁ。(^^;

脚本: 高木登, 絵コンテ: 舛成孝二, 演出: 木村寛

天上天下 #09 「粛正」

一騎当千には最後までのめり込めなかったけどこの作品は当たりのようだ。
兄の敵とか蝕まれた体とか過去の因縁が現在の対立関係と結び付いたおかげで、物語が重厚になってきた。凪は少年ジャンプの主人公みたいにの直情タイプなのでさっぱり魅力がないですが、執行部の光臣、文七、絵美と言ったあたりが、ずいぶんとかっこよく描かれた事でキャラクターに対する興味もアップ。♪指先一つでダウンさ~と光臣に気絶させられた亜夜の出番が少なかったのも、物語を引き締めていたかも。

ただしこの作品も作画は低調で、臨場感やらスピード感の無さはどうにかして欲しい。普通のアニメだとこの程度だっけ?

†以下だらだらと執行部のキャラたちの短観
気が付くと物語の実質的な主人公になっていた光臣。2年前の棗慎との戦いで真夜の兄を屠ったもののその時の傷が元で余命いくばくか、全力で戦えるのも数分だけらしい。彼の野望と過去のエピソードが楽しみだったりします。

執行部顧問と言う肩書で、傍観者みたいな立ち振る舞いをする文七も気になるキャラとして描かれている。このオッサン(これで高三か?)と光臣、真夜との出会いも期待と言うことで…。

真夜との戦いで醜態を晒してヒロインとしての生命は絶たれたかと思えた縦ロールの絵美も、「あなたが死ねと言えば死にます」と魅力的なキャラになっていて光臣に「私も真夜に会う前にお前と会いたかったよ」と言わせる程に輝いていた。
もっともこれは光臣の人を見る目の無さを表していたりして…。(^^;

光臣の側近だった神楽坂に密かに期待していたものの、女性ではなくオカマキャラだったのはがっくり。さらに絵美を持ち上げるためにずいぶんと安っぽいキャラになっていてもう出なくていいや。

脚本: 高橋ナツコ, 絵コンテ: 平塚佳雄, 演出: 増原光幸

「あそびにいくヨ!」 神野オキナ著 [MF文庫]

amazon / bk1 / 旭屋 / 紀伊國屋 / 楽天

巨乳猫耳宇宙人押しかけ女房もの in 沖縄。
「頭の悪い」小説を書いてみたいとあとがきに書いてある割に、対立する諜報機関とか宇宙人の設定にけっこう凝っていたり、笹本祐一氏の妖精作戦シリーズみたいなアクションが描かれたりとしっかりとした作り。ファミ通文庫の「ラブこみっ!」で不満だった舞台となる沖縄の描写もライトノベルとしては十分すぎる程の臨場感で読んでいてそこそこ浸ることが出来ました。掴みは上々。


2004年5月29日(土)

ケロロ軍曹 #09 「夏美 恋の行く手に来るクルル であります」他

ここ2話程はアンゴル=モアの登場で萌え方面はパワーアップされたものの、ギャグ方面は低調気味だった。そんな中、池田眞美子さんの脚本に絵コンテは佐藤順一総監督自ら担当とエース級のスタッフが腕を奮ったことで、ギャグ作品としても十分満足できるものを見せてくれた。

強烈なパロディネタや声優ネタはサテオキ、第一話では抑え気味に作っていたような佐藤順一氏も今回は自分のカラーを出していて職人芸みたいな上手さを感じます。目が点になるヒロインのデフォルメや夏美の友人の悪友ぶりとツッコミ方は、おなじみの光景なのにやっぱり面白い。
さらにやたらとオーバーアクションな動きや表情は、作画枚数を潤沢に使って動かしていたので見応えがありました。出番の少ないアンゴル=モアもやたら魅力的に描かれていて、ますます強力な萌えキャラになっていた。

Bパートは、若返りして冬樹にそっくりの秋ママ萌え。どうにもこの手のさっぱりとした感じの女性には弱いのだ。このまま戻らなくても良かったのに。…
一方で夏美は父親似なのか? 相変わらず彼女のキャラは弱いしお色気ヒロインとしても影が薄く存在感は弱まるばかり。日の目を見ることは出来るのだろーか?

脚本: 池田眞美子, 絵コンテ: 佐藤順一, 演出: 高木茂樹


2004年5月30日(日)

マシュマロ通信 #09 「ライムの初恋」

見続けるようになったのは第6話からなんで、オマエにこの作品の何が分かるんだ?と問い詰められそうな気もするけど、地味ながらもあちこちに布教したいくらいムチャクチャに面白かった。

†「モテてモテて困っちゃうよなー」
レギュラーキャラの掘り下げ話はまだまだ続き、今回は女の子にモテモテのプレイボーイ・ライムくんにスポットライトを当てて、普段のエピソードでは描かれないような内面もしっかりと描写してました。
コンタクトをしていたら泣いていた…なんてベタな物語なんだと感じたのは罠だった。二転三転する物語を経て、行動自体は前と変わらないものがありながら、ライムの成長がしっかりと感じられたところが好感の持てるまとめ方で、サンディの「あんたって案外かっこいいのかもね」のセリフがバッチリ決まっていたと思う。
それはもう「失恋は人を成長させる'」ってやつですよ。自分が言っても説得力なさそうだけど…。それにしても、雨に打ちひしがれる失恋話は自分にはツボのようで、毎度毎度涙腺を刺激される。

クライマックスの雨の中央広場のシーンは、かってないシリアスな雰囲気で、この作品でこんな話を見せられたのは意外で。これからもギャグからシリアスまで幅広い話を見せてくれそうだ。

†「サンディって凄いの、激しいの。恐いの」
何をやってるんだろうこの二人?は…と言う妄想はサテオキ、クラウドが完全無欠のパシリキャラになっている。「私から逃げようなんて100年早いよ」だなんて、動物虐待だよ~。

†「デイジィ、デイジィ、ヒナギク食品」
お使いクラウドが口ずさむ歌だけど、どこかで聞いたような気がする。む、ひょっとして♪「ラムジィ、ラムジィ、かわいこちゃん」。全然メロディは違うけどこれか? 共通点は子羊だけなのでちときついかも。(^^;

脚本: 葉山陽一郎, 絵コンテ・演出: 森脇真琴

美鳥の日々 #09 「タッキー no 日々」

「おたく」の世界を題材にしたマンガが増えている(読売 Bookstand)と言う話があるように、マンガ・アニメを問わずオタクが作品世界に浸透中。主役以外でもいかにもなオタクが登場したり同人誌即売会会場が舞台になったりするのはそろそろ見飽きてきた。

ドールオタの高見沢の再登場はオチがオチだっただけに正直意外だった。
前回の時同様にひたすらうざぃキャラを見せつけられてうんざり。真夏日の不快指数をさらに押し上げていた。オタクは自虐ネタが好きと言われているように、ムカつき感情を掻き立てられるのは、それを意図していた制作者的には成功なのか? CV が上田祐司(最近は知らんが、オタク嫌いで有名だった)ってのも、更に倍率ドン。

さすがにこのキャラは直視できんなぁ…。もっと精神的に余裕がある時に見てみるとします。

脚本: 阪口和久, 絵コンテ・演出: 今千秋


2004年5月31日(月)

花右京メイド隊 La Verite #09 「初めてのデート」

[粗筋]
太郎はマリエルに告白するために、デートに誘って二人きりになったところでいよいよ彼女に告白。「好きですよ。太郎様」と最高の返事をもらって、太郎の気分は最高潮になるのだが…。

†「太郎様がよろしければ」
2巻の「太郎様がお望みならば…」の名シーンはそのままに、水族館~ボーリングとまったりとしたデートのシーンや、屋上で告白する場面はキリリとまとまっていた印象。持ち上げておいて突き落とす落差の大きさがなんとも心地良かった。(^^;
お約束の天候の変化で間接的に感情の変化を見せるのも、夕焼け→雲で翳る→雨と、これまたバッチリ決まっていた。

残念だったのは、今回はシリアスな場面に力を入れていたせいか、ギャグもお色気も今ひとつの出来。裸乱舞の花右京家のお風呂では、イクヨ、マリエル、早苗と見せ場は多かったのに絵的には不満が残る。久々に可愛いイクヨが見られたと言うのに。

脚本: 花田十輝, 絵コンテ・演出: くるおひろし

北へ。~Diamond Dust Drops~ #09 「- 札幌 - 催馬楽笙子 後篇」

冷静に考えると絶賛するような話とは思えないですが、期待度が最低だった話が比較的盛り上がりを見せたのに加え物語的にも爽やかな話に仕上がっていた事もあり、見終わった直後の感触は上々だった。

ラブコメ作品には、ちとウルサイ私でも28歳のラジオの DJ が主人公話なんて内容は、全くの苦手。(^^; そのせいか彼女の心の変化が掴みにくかった。
最初は見えない恐怖におびえていた彼女も、ストーカーが、ナイーブなオタク少年(*1)と見切った事で彼の心情を逆手に取ってからかっていたのは、やや唐突な気がする。
そのせいで妻子持ちの恋人から自作自演疑惑を持ち出され、自分の仕事まで小馬鹿にされれば切れるのも当たり前。自分からは会いたい時に会えない一方的な恋愛にうんざりして二人の仲もこれっきり。

「僕はここにいる」と言うセリフは .hack//SIGN のラス前でやたらと心に響いたセリフだったのに、この作品だとさすがにそれはなかった。つき合っている彼との関係、ヒマワリの思い出、ラジオで結ばれた彼女とリスナーとの関係と言ったこまごまとした話を上手く一つにまとめられれば名作になったはずなのに…。

もう夏は終わり…と言うことで季節は秋、部屋の花瓶の切り花がヒマワリからコスモスの花になって終了。ここらへんも意味的にどうも掴み切れん。

脚本: 澤田薫, 絵コンテ・演出: 下平律

せんせいのお時間 #09 「涙、涙の卒業式の巻」

†「やっぱりせつないの」
卒業式と言うことでいつもと違う感じのスタート。ただし、当事者ではなく傍観者と言うこともあり、感動ともせつなさとも無縁のいつも通りのドタバタが展開される。いつもよりネタは多めなのにどこかテンポが悪いようで、どこかもっさりとした印象を受けました。完璧主義者なみか先生萌え。

それでもラストの感傷的な雰囲気は良さげ。学校に通っていた時は何も感じなかった、夕日を浴びて黄色く染まった校舎は、何気に心を揺さぶるなぁ。

脚本: 鈴木雅詞、絵コンテ: 一分寸僚安, 演出: 雄谷将仁

*1: オタク属性的には、肥満体型、リュック、指先穴開きグローブ、ジャングルブーツと倍満クラス


前半 / 後半 /

Copyright2001,2002,2003
AMANO Mutsuki / youkan@s31.xrea.com
TOP