仮藻録 in August, 2003

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2003年8月1日(金)

[game]ゲーム市場減速との報道に対しての切込隊長さんのコメント

こわい!毒舌BBSより。
ゲームの周辺事業なんかを含めて世界市場全体で見れば拡大ペースであること。市場全体と言うよりも、大手メーカによる大作路線に翳りが出てきたなどを分析しています。

「想像力より妄想力だ」(日経 BizPlus 7/18)

Yendotより。
ダイドードリンコが今年3月に発売したプルーン果汁00%飲料「お腸夫人」のパッケージイラストについて。こういった商品が増えてくると世の中は楽しくなるものの、なかなか当たらないのが世の常で…。

世界中の紙幣を集めたサイト

かーずSPより。
よくもまあこれだけ集めたなぁ。皆の大好きな北朝鮮のお札もどっさり紹介。

[game]ドラゴンクエストVIII,新着画面を大公開!(SOFTBANK GAMES)

違和感感バリバリ。ただし前作(VI)が文句を言われつつもシリーズ最高の売上を記録したように、今回もきっちり売れるんだろうなぁ。ちなみに自分は VI でシリーズ初の途中放棄を経験して未だにエンディングは見てないです。個人的には、ドラゴンクエストみたいなオンライン2003みたいな小物でちまちまと遊びたいような気も…。


2003年8月2日(土)

[anime]「穏やかな世界」の理由(WEBアニメスタイル)

ここ数年アニメ作品で増えている「なごみ系」とか「まったり系」と呼ばれる作品について、WEBアニメイトの小黒編集長が分析しています。以前(アニメ雑誌の副編集長の)小林治氏がwebで連載していたコラムで、「ココロ図書館」に代表される作品を「癒し系アニメ」と表していたように、ああいった作品が人気が受け入れられる土壌は、古参の人が見ると何か特殊な状況のようで…。

自分自身アニメ作品に「体験の伴わないノスタルジー」とか「萌えアニメ特有の居心地のいい空間」を求めたりいるので、そいったものを楽しめる自分に感じる漠然とした優越感が「ヘビーユーザーの年齢が上がった」からで説明されると微妙に痛かったり…。(^^;

Aジョリー「トゥームレイダー2」乳首削除で激怒?(街の灯)

アニメだけじゃなくて実写でもこういった規制が広まっているのはちょっと悲しい。自然が一番。

[net]ウェブログを進化させるRSSとは?(ZDNet News)

各ニュースのヘッドライン抜き出しのBulknewsとか wiki では wikimaniaなんかが有名だけど、情報が多いと繁雑に感じたりと、時間はかかるものの自力で見て回った方が得るものは多いです。

HAPPY☆LESSON ADVANCE #05 「ソワソワ☆修学旅行」

修学旅行編。京都・奈良方面(嘘)への足早な修学旅行の中でふみつきの告白ネタを中心にして千歳やながつきとの奇妙な関係を描いてました。

話的には吉岡たかを氏お得意のサービスシーンたっぷりのドタバタコメディと言うことで、それなりに面白いのは確かだけどどうも不満と言うか違和感が大きい。前作は千歳を中心にして物語が整理されていたのに対して、今回はながつきが加わったことで彼女とふみつきやむつきママとの話など話が複雑になった分だけ「どうも違うんだよなぁ…」と言う思いに駆られます。目が肥えてしまったんだろうか?

†ながつき萌えですが何か?

お風呂に膝枕さらには密室で同じ布団の上でと萌えシチュエーションの数々も、今期はおね2と D.N.Angel と言う凶悪な作品が遥か先をひた走っているのでパワー不足。もっともそれを補っていたのが、無垢なながつきの魅力。彼女と千歳との関係が動いてくれると新たな面白さが出てきそうなんだけどね。委員長には例によって妄想+不幸キャラで我慢してもらうとして。

脚本: 吉岡たかを, 絵コンテ: 西村純二, 演出: 江島泰男

住めば都のコスモス荘・すっとこ大戦ドッコイダー #04 「謎の住人沙百里登場でドッコイ」

弱々な主人公が美女から幼女までモテモテなのは阿智太郎作品のお約束。もっとも新キャラの沙百里ことヒヤシンスが(ちょっとゆがんだ)好意を鈴雄にぶつけるのはストーリー上当然として、瑠璃まで早くもメロメロとはやるな主人公…。

スケールの大きい戦いが描かれた前回とは違って脱力系の話と言うことで話自体は特に語るところは無いんですが、ホームコメディみたいな暖かい世界観良し、ノリのいいキャラクターたちは良し、相変わらずクオリティの高い作画も良好で、作品世界にのめりこむようにはまっていく。久々に見た"遊びカット"もスタッフの愛ゆえのものか?

キャラ的には新キャラのヒヤシンスは胸くらいしか覚えていないんだけど、銀河連邦でモグラの署長とコンビを組んでいるオギワラさんが密かににポイント上昇でツッコミの間合いが板についている。あとは妙齢の自作ロボット(またゼンマイ駆動かよ)と同棲しギャルゲー三昧の Dr.マロンフラワーにもなぜか感情移入してしまうなぁ。(^^;

脚本: 佐藤和治, 絵コンテ: 木村哲, 演出: 姿形篤


2003年8月3日(日)

Return to nDiary

ようやく tDiary っぽい使い方が出来るようになってきたかな…と思っていたら今度は負荷率の問題(*1)が急浮上。xrea では、重い cgi を使う度に負荷率という数値が毎日カウントされ、一定の数値を越えると消滅(今確認したら該当 cgi の利用停止)→えいえんの世界と言う苛酷な日々が待っている。

サーバの利用者募集&夏休みに突入した7月の下旬頃から目に見えて負荷率がアップして、重いプラグインを使わないようにしたり、RewriteEngine で WWWC によるアクセスは lirs を読ませるようにしたり、サーチエンジンをリンク元除外リストに登録したり、最近は表示を3日分のみにしたりと細々と負荷軽減を試みたものの焼け石に水。

Blosxom に心動かされるものを感じたものの、長期使用実績の点で激しく不安なので以前使っていた nDiary を再び使わせてもらう事にします。5〜7月分の日付へのリンクがデッドリンクになるなど御迷惑をおかけしますがご了承下さい。

自分みたいにあまり自サイトを確認しない人間には、日別のコメント機能は見落としてしまったり、すぐに消えてしまったりと今ひとつ使い勝手が良くなかったので、最近 nDiary にも導入されたツッコミ機能は使わず普通の Web 掲示板を利用する事に。ここ数日の返事などもそちらでさせてもらいます。誤字脱字はともかく、勘違いは日常茶飯事なので、気が付いたらフォロー入れてくれると幸いです。

D.C.〜ダ・カーポ〜 #05 「メイドですから…」

''♪野良は野良でも、野良メイド〜''

なんでもありのこの世界。今回登場したヒロインは猫耳メイド。どこに出しても恥ずかしくないステレオタイプなキャラクターと定番の押しかけドジメイドの話と言うこともあり特に語るところはないなぁ…。この作品ってお約束をなぞって、パロディみたいに見せるのが売りなんだろうか?

†今週の鍋姉妹

久々に本格登場。「そんな時はお鍋が便利!」とどこからともなくツッコミを入れる姉妹コンビが今回も面白い。つーか夜も学校の屋上で鍋ですか?
今週の鍋料理は湯どうふ。最近は、薀蓄を混じえて鍋料理を語るなごみ系の二人を見るため*だけ*にこのアニメを見ているような気が…。

脚本: 長谷川勝己, 絵コンテ: 佐山聖子, 演出: 鈴木吉男

グリーングリーン #04 「女子寮でてんてこまい」

確かにこの作品は三馬鹿を見せるために存在しているような気がしてきた。下半身の欲望だけでつっ走る彼らの原動力としてヒロインを、ツッコミを入れる常識人として主人公が設定されているような人物配置で、今週もまたヤツらが我が世の春を謳歌する物語。

ここまでくると馬鹿とかうざいとかキモいと言うは三人に対する称賛の言葉でしかない。自分も気持ち半分うんざりしながらもニヤニヤして見てる。とにかく馬鹿、スゲー馬鹿、天然記念物級の馬鹿で、ミエミエのオチにもかかわらず思わず笑ってしまう。

''†ヒロインたち''

お気に入りの双葉は、前回の夜道での一件を思いだし迷いを見せながらも後半は復活。いつもの威勢のいいところを取り戻してくれたのでとりあえず満足。サボテン娘若葉のトゲムラさんアタックも炸裂し、数少ない萌えポイントになってました。(^^;

脚本: 江夏由祐, 絵コンテ: 西村純二, 演出: 成田歳法

クラッシュギアニトロ #25 「勝の復活!!」

26話を前にしてストーリーがクライマックスに近づいているのかと思いきや、これまでの物語は序章に過ぎなかった!みたいな怒涛の展開で次回から世界大会編の新章突入。

ゼット学園長の正体は…、決闘ものおなじみの生き別れの兄弟登場というわけでなんと銀二郎の兄者。MU を切り捨てて右腕に KN を指名して新生徒会長にしたことで勢力図が一変。ゼット最強を自称する MU はどこへ…。

今回は宇宙最強(自称)のヒデの活躍する話かと思いきや、誰も彼もニトロ習得とはいかないようで、やっぱり今回も踏み台キャラ。他にも今回はバトルが豪華で ZD の復活や、勝の帰還など見所は多かったですが、自分的にはどうでもいいや…。

今ひとつ煮え切らない本編とは対称的に、予告を見ると久々登場の船木先生に国府田も登場、さらには前回に続いて絵コンテ・演出を手がけるナベシンも出てきたりと、期待は出来るかな…。

脚本: 山口亮太, 絵コンテ: 西村純二, 演出: 高木茂樹

鍵系アレンジCD

激亀仙人さんの日記(8/3)で紹介されていた同人サークル「恋する猫の足」の2枚の CD が試聴曲を聞いた限りかなり良かったので秋葉原に出た時にでもチェック。

同じく以前ここで紹介されていた鍵テクノ・鍵コアも良かった。同人 CD の方面にはかなり疎いのでさっぱり分からないですが、一つのジャンルとして確立してきたのかな…。

*1: 以前は月に2〜3度、100を越える程度だったのが、ここ2週間程100〜300台が続き、8/3 はついに 631!

2003年8月4日(月)

マンガのコマ割りと時間(概論) 楳図マンガはカックンか?

カトゆー家断絶より。
漫画のコマ割りを歴史的な成立から分類など概論を経て、楳図漫画のコマ割り理論を展開する大作。アニメの感想サイトと比べると漫画は批評が充実しているのが羨ましかったりします…。ちなみにこれは、金沢美術工芸大学の一般教養の文学の授業を元にして構成されたものとのことで、作品論としても恐ろしいくらい充実してました。

大学の一般教養ってひたすらだるい印象しかないんですが、こういった授業ならゼミ生に並んで一番前の席で受けてもいいかなと…。(^^;

ユーザー参加型「バカ日本地図」プロジェクト

今日になって北海道にムツゴロウ王国が出現と、見る度に変貌していくのが面白い。2002/02 頃に紹介された アメリカ人の世界観(英語)みたいな世界版も見てみたいな。

[追記 8/21]アメリカ人の世界地図

[game]エロゲカウントダウンの作り方

エロ分が足りない!うぱーより。
汁だく系のエロゲーを語る人と言えば真っ先に名前の挙がるのがPEROさん。自分のフィールド(感動系とか葉鍵系)とは大きくシュミは違っていても、文章が面白かったので最初に訪問した時にゲームレビューを一気に読んでことがあったなぁ。

その彼によるレビュー文章の書き方がまとめられていて、大綱から細かいテクニックまで分かりやすく説明されてます。基本を見失って惰性で駄文を書き続けている自分には何かと新鮮でした。

萌える英単語もえたん

かーずSPより。
9月に三才ブックスより発売の(大学?)受験のための英単語集。英語嫌いが英単語を覚えるにはポルノ小説を読めとか、洋楽を聞きまくれとかアドバイスを受けつつも今ひとつ身が入らなかった自分的には格好のアイテムだった…かも。それにしてもあんた17歳ですか。→もえたん。
[追記]絵師の POP さんのサイト

「鬱」の書き方(capsctrldays)

覚える度に忘れている漢字その一。これで覚えられかな。


2003年8月5日(火)

[book]コンプティーク2003年9月号表紙にいたるさんのヒロインたち

初心者の避難所より。
Kanon/AIR/CLANNAD のヒロイン大集合。大人の事情でだよもんにはあまり日が当たらないところが悲しい。そこらへんのちょっとしたマイナー加減が魅力ではあるんですが。

「18禁OVAの厳しい現状」つづき(studio-Arms)

かーずSPより。
売れなくなったのは過当競争と言うたはっきりした原因など。

おねがい☆ツインズ #04 「きみにやさしく」

''†「もう神城くんはあなたたちを放っておけないわ」''

麗しの椿先輩がお邪魔キャラになっちゃったよ…。樺恋と深衣奈の二人を掘り下げれば掘り下げる程に彼女の存在が薄くなってしまうのが辛いところ。唯一のサービスシーンが深衣奈の妄想で登場した体育倉庫で神威に迫るところだけど、先週のチョークをつけて押しかけて上目使いの視線で迫ってくる凶悪な魅力に比べると今ひとつでした。

アバンタイトルでこれまでの物語を整理。モノローグでマイクの過去が語られ、孤児として施設に入れられていた事、写真に託した思い、肉親への憧れ、高校に入学してからの一人暮らしなど今につながる情報が整理されてました。それはともかく、風当たりが強い御時世にあんなロリ写真を肌身離さず持っているのは危険ですよ。

みずほ先生の口からもマイクの性格が語られて、彼の孤独な一面を二人に明らかにしていました。この作品は高校生らしい恋愛を描いた作品…ではなく、一緒にいてくれる人〜具体的には家族に対しての愛情の描いた作品と言うイメージが強くなってきた。ギスギスした三角関係は多分描かれず、三人が一緒に暮らしていける幸せみたいなものを描いていくのかな…。

''†今回も露出度高めです''

例によって風呂に更衣室さらにはホモに妄想と毎度のどぎついサービスシーンが多くて、あざとさを感じます。正直見ていて疲れてくるのは、そういったものにいちいち興奮させられていた10代が果てしなく遠くなってしまったからか…。
一方で自分的には、「ここからの景色はとても綺麗ですねー」と、蝉時雨の中で縁台でおにぎりをおにぎりをぱくつく二人が今回一番良かった場面で、こういった和むシーンのほうが好きなのは相変わらず。(^^;

賑やかな日常の中で、深衣奈は「(高校に)行く予定だったけどダメになっちゃってね…」と辛い過去をほのめかすなど、次第にキャラの蔭も描かれてきました。おなじみのトラウマなんだろうけど、おねティの停滞ネタみたいにおいてけぼりな設定ではなさそうなので、今回は大丈夫かな。

脚本: 黒田洋介, 絵コンテ: 米田和博・井出安軌, 演出: わたなべぢゅんいち

LAST EXILE #18 「Promotion Sophia」

''†「インメルマンに嫌われちゃったよー」''

久々にディーオ様の怪しさが大爆発。物語の中心が等身大の物語からギルド対同盟軍と言う国家レベルの争いに移行して、やや重苦しい展開の中で、天真爛漫なディーオ様の見せる奇行は一服の清涼剤。あとは姉がらみのトラウマを回想して欲しいところ。

政治の描き方に関しては、ガンダム SEED なんかと同様にちょっと理想的すぎるかな。陰謀術数蠢く外交劇を期待していた自分としては、アナトリアとデュシスのもの分かりの良すぎる和睦は物足りなかった。

もっとも描きたかったのはそういったじめじめした話ではなく、明朗な物語と映画のようなスケールの大きい映像そのもののようで、今回の今回の戴冠式におけるフィアナの皇帝即位からギルドの出現あたりはこの作品らしい映像美に満ちてました。ヴァンシップのパイロットを前にしての訓示する場面では、スターウォーズっぽい雰囲気が伝わってきて、こういう燃えるシチュエーションは大好き。最終決戦はまだか。

激昂するアレックスは頼もしくもあり、危うくもあり久々にこのキャラの魅力を感じました。百戦錬磨の頼れる男性艦長と言うキャラが絶滅寸前と言うこともあるので、彼には頑張って欲しいところ。危ういといえば、自分の道を目指すために再度銃兵を志願したモラン。ああいったシチュエーションで女の子と(しかも守るべく戦友)仲良くなるのはかなりヤバイ。

脚本: 冨岡淳広, 絵コンテ: 千明孝一・前田真宏, 演出: 土屋浩幸


2003年8月6日(水)

[pc]PCコントローラ持論

かーずSPより。
PCのコントローラやインターフェイス製品のレビューサイト。
業界トップのMS社がゲームデバイス事業から撤退を決めた事で PC ゲームの先行きにやや不安を感じますが、中小の魅力的メーカが伸びていく事を考えればこれもいいかな…。製品レビューや投票など充実しているので、今度買う時に参考にさせてもらいます。

[2ch]オープンソース童話 「ふしぎな ごみばこ」

Yendot より。
最近の SCO vs IBM ネタ。

村上隆氏の芸術道場で『「萌え」の構造』(ARTIFACT)

気が向いたらあとで目を通すことに…。

マシンロボレスキュー #31 「夏休み!恐怖のバカンス」

†「線香花火ってもの悲しいな…」

待ちに待った番外編にしてサービス回は、小百合の別荘で、夏だ!海だ!太陽だ!のビーチでバカンス。レスキューとかバトルが無ければ面白いと言う法則は今回もしっかり生きていて、海水浴に怪談、肝試しと言った夏の風物詩を満喫する事が出来ました。

残念ながら水着祭りにはならなかったものの、動きの少なさはクオリティの高い絵の仕上がりでしっかりとカバー、ちょっと急ぎすぎのシナリオは、ゲストヒロインの海賊娘・ニーナの魅力でこれまたしっかりとカバー。露出が少なかったのも MRR 三人娘が揃って浴衣を着てくれた事で個人的には十分に許容範囲。

スタッフに愛されているのか美形の特権か?ケンの話は回数的には少なくても印象に残るものが多く今回も例外ではなかったです。女装コスにはじまり、霊感に強いと言うキャラの性格を追加して、締めは幽霊の押しかけ女房(一発ネタだろうけど?)と、最後まで満足度は高かったです。(^^;

ちゃんと居残り組がいて日常業務を忘れていないのは細かい気配り。全員宇宙に出してしまった宇宙編は、このあたりのアバウトさが気になって話に集中できなかった。

今回みたいなノリのキャラの魅力を見せてくれる番外編が続いてくれれればまだまだ MRR も捨てたものじゃない。もっとも次回はプロレス兄弟が活躍するような話で、どうも気乗りしないけど…。

脚本: 吉田伸, 絵コンテ: 柳沢テツヤ, 演出: 佐土原武之, 作監: 実原登

ボンバーマンジェッターズ #45 「ゼロとシロボン」

今回は文句無しに最高傑作〜。大きなお友達が妹との恋愛に妄想を広げるように、キッズアニメの定番のテーマは兄弟の熱い友情。小学生くらいだと煩わしい上に実用性皆無な異性の友人よりも、友人のように時には父子のようにつき合える兄弟ってのにはあこがれていたものだ。

今回もまたエピソードの前後を入れ換える事で、何気ないシーンを効果的に見せていた。そしてコメディとシリアスが目まぐるしく交錯するたびに、感情を激しく揺り動かされ、さながら TKO 寸前のボクサーのごとく、自分に出来るのは立ったまま涙を浮かべるだけ…。自分の(あまり中の良くない)弟にも、今度会った時にはせめて食事くらいはおごってやろうかと思ったくらい心を打たれました。

「†兄さんに会いたいかい?」

ボケボケな二人がどのように話を作っていくのか心配だった中で、影の演出者はボン婆さん。「会っても彼を苦しめるだけです」とシロボンに自分の正体を打ち明ける事に迷いを抱いていたマイティだが、ボン婆さんの取り計らいで兄弟水入らずで話をする場所を作ってもらい、白い雲の広がる夏の青空、そして雪の舞う銀世界と望郷を抱くような光景が広がる中で、二人は幼い頃の思い出の時間を次第を取り戻していった。

なかなか兄に気付かないシロボンと、バレバレなのに必死でごまかそうとする二人にもどかしさを感じつつも徐々に核心にたどり着く。そこで見たものは、知り尽くしていたとばかり思っていた弟なのにずいぶんと自分の知らない事が多かった事。そして成長したシロボンの中で全く変わる事の無く存在した兄への絶対の憧れ…。

叙情感あふれる景色に加え、アコースティックなピアノやギターを使った落ち着いた曲もじわじわと感情を昂ぶらせ、ガムの銀紙で折った手裏拳と言う小道具の使い方も実に上手い。あの折り方は思い出せないので、とりあえず今晩は web で探して、幼い頃の思い出にでも浸りながら折り紙と戯れてみるとします。

脚本: 吉田玲子, 絵コンテ: 小寺勝之, 演出: 上坪亮樹


2003年8月7日(木)

[anime]キャプテンハーロックが24年ぶりに復活、10/7 より日テレでオンエア

監督: りんたろう, 脚本: 村井さだゆき、作監: 結城信輝、制作: マッドハウスと最高のスタッフにふさわしいだけの布陣だ。以前放送された「コスモウォーリアー零」はかなりヤバかった気もしますが、今回は名作揃いの日本テレビ火曜深夜枠と言うことで期待度出来そう。

週間わたしのおにいちゃん

エロ分が足りない!うぱー経由のキャプ。「妹は好きだけど、いきなり12人はちょっと……という初級お兄ちゃんに」とか、「プロ級のお兄ちゃんにも満足していただけるよう、全部で365人の妹たちを取り揃えてある」と言うコピーが良さげ。
「血のつながりにまったくこだわらない究極の妹マガジン」とのこと。

マトリックス2改め魁!! 録画塾!!(しろはた)

ARTIFACTより。
メーカー側が PC 録画環境をあまり重視せず家電のホームサーバに力を入れていると言う記事。PC 録画環境に未来は無いんでしょうか…?

Google でいったい何が起きたのか? (Japan.internet.com)

かーずSPより。
スパムサイトと言う言葉を初めて知りました。まぁ職業別電話帳の最初にランクされるように「アート」と言う社名にしたりするように、検索サイトが重要になるにつれて物を売る人も必死なんだろうね。

学園戦記ムリョウ #18 「うけついだ、悲しみ」

淡々とした何気ない日常が続くわけだけど、やっぱりこの作品はいいね。季節感豊かな環境や、世代間の融和と言ったこの作品の特徴が今回も出ていて、そこらへんが見ていて安心できる理由だろう。

古いフォーマットのビデオを見ると言う話はナデシコでゲキガンガーを見ようと苦労していたエピソードを思い出すが、古い映像作品に異常な愛着を感じるのは佐藤監督の趣味か? そこに収録されていた自主制作映画は、100年前に制作された百恵さん主演のもので、何やら渡り鳥シリーズを豊富とさせる内容でした。

首を突っ込むと仕切らなくてはいられない那由多は、生徒会を半分ほっぽり出して祭りクラブに夢中。ラブコメっぽいシチュエーションこそ無かったですが、なんでも夢中になっててきぱきと仕事をする那由多はやっぱりいいなぁ。今回はスタイル良し、胸も増量と中学生なのを忘れそうな絵柄が良さげ。(^^;

†「私もあなたが好きです」
ラブコメ分を補給してくれたのが京一と晴美。熱血系の京一と沈着冷静な晴美の二人が妙に似合ってます。今回は晴美が、常に悲しみを帯びるようになった経緯を告白することで、胸のわだかまりを溶かしていく。

一面に彼岸花の咲き誇る幻想的な場所と言うことでムードたっぷりだったのに、抱擁を重ねるだけと言うのは残念。ここらへんが NHK 教育アニメの限界でしょうか…。あ、次回予告のカットが1カットだけ何気にエロかったのでそれで我慢。夕日の中、二人で手をつないで帰宅するあたりはほのぼのして良かったんですけどね。

脚本: 佐藤竜雄, 絵コンテ: 佐藤卓哉, 演出: 石倉賢一

D.N.ANGEL #19 「すてきなヒロイン」

†まだまだいくよ〜。
空前のラブコメ描写の炸裂した前回に比べるとおとなしい話。それでも冒頭のスケッチをしながら二人の世界を楽しむ二人とか、ニブい妹を前にして二人の仲の良さを見せつけたり、大介との思い出をさりげなくほのめかしす梨紅がいい感じで、あまり嫌味を感じずに幸せに包まれた梨紅の気持ちを楽しむ事が出来ました。
原作に比べると梨紗の気持ちがずいぶんと単純になったと言われてますが、それゆえに三角関係に苦悩せず素直に二人の関係を楽しめたのは大きかったです。

その梨紗に一大転機。祖母の恋文を通してダークの本心を理解した事で、いい加減な性格がフォローされてしおらしくなってきた。何か心に決めたようですが果たして…。

正体はバレバレなのにまだまだみおの話は続くようで、とりあえず文化祭がクライマックスか? ピクシィミサばりのインチキ英語から最近は方言のバリエーションが豊かになったことで意外と彼女の喋りがクセになってきました。もう少し序盤から登場してダークとの因縁なんかがからむと面白いキャラだったのに、今のところ作品世界から浮いた存在なので、悲劇にせよ奇蹟がおこるにせよあまりのめり込めそうにないなぁ。

一方で大介の日渡との関係は彼女公認・クラス公認のモーホーなお友達のようで、この作品の暗部がまたしても頭をもたげてきた。日渡もせめて嫌そうな顔をするとかすればいいのに、その気になったりさらには積極的に誘うあたりは同性からすれば嫌悪感しか感じないです。(まぁ原作ではこれが一つの売りなんでしょうけど…)

脚本: 翁妙子, 絵コンテ・演出: 榎本明広


2003年8月8日(金)

[anime]アニメにおける解釈学(「クソアニメ」の解釈)

BOGARD La+で紹介されていた 2ch のスレ【そんなの】学園都市ヴァラノワール【あるんだ】からで、某大学の解釈学の授業のレポートとのこと。

とぼふあんかるさんの「とぼふあんかるアニメ日記」がはてなダイアリーに移動

日記部分のみはてなダイアリーに移動との事。次第に有用なサイトが集まっているなぁ。

[anime]7月新番組の見どころ〜キャラの解放と地殻変動〜(萌え萌えアニメ日記 8/7)

りなもさんの7月の新番組をふりかえってと新番組の展望。安っぽいものでも感動しやすい自分的にはとりあえず満足していますが、今現在熱中しているタイトル(D.N.Angel, ムリョウ、テクノライズ、ボンバーマンジェッターズ、コスモス荘)のうち新番組は一つだけだったりと、全体的に見ると不作なのかも…。
宮崎なぎさ監督が女性とは知らなかったのでメモメモ。

[anime]animator interview 中村豊(3)(WEBアニメスタイル)

ラーゼフォン〜キングゲイナー〜Wolf's Rain と最近この人がかかわった作品が次々と紹介されるので興味深い記事です。
4話「荒野の傷跡」では10カットしか担当していなかったり、他に担当したのは11話と16話との事。総集編の16話はともかく、11話の「消失点」は中盤のクライマックスと言っていい素晴らしい映像を見せてくれた話で、これが無かったら途中で見るのをやめていた。これがあったために、ラストでは大きく不満を感じてしまう事となった。

あと最近ぼちぼち増えてきた「二原制」は、第一原画の描いたラフな原画を、第二原画が清書してフィニッシュするシステムとのこと。逆かと思ってました。

ラジオに関して(羊堂本舗)

AMラジオの遠距離受信に関するリンク集(現在は3ヶ所)。ラジオ大阪でのみ放送されていた宮村某のラジオ番組をはるばる千葉から聞くために、無駄に苦労していた若かりし頃を思い出しつつ、ちまちまと勉強させてもらいます。全てネットに移行してくれればいいんだけどね。(^^;

「植物語」を翻訳し会話「お水ありがとう」「お帰りなさい」金沢星稜大・大薮教授ら開発へ(北國新聞社)

雪花乱舞より。
ピーター・トムプキンズの「植物の神秘生活」を読んで、バックスターによるサボテンの実験に想像力を刺激された自分的には、ぜひとも商品化して欲しいなぁ。


2003年8月9日(土)

HAPPY☆LESSON ADVANCE #06 「ピンピン☆みなちゃん大ピンチ」

†(「続編に名作無し」と言うけれど…)

みなづきのメインの話と言うことで期待が大きかったんですがふたを開けてみればママ先生たちの巫女装束を見せるためのドタバタアクション+(かな〜り古めの)特撮・アニメのパロディものと言うことで、今回も自分がのめりこめるような内容ではなかったです。

第二シリーズ一押しのながつきは、冒頭で弁当を食べていただけだし、みなづきも活躍らしい活躍は見せてくれずここら辺が不満の原因か? ハイスペック妹キャラのみなづきは欠点の少ないところが災いして、トラウマが消えてしまうと、単に可愛いだけのキャラで終わってしまっているのがもったいない。

脚本: 吉岡たかを, 絵コンテ: 西村純二, 演出・作監: 鎌田祐輔

住めば都のコスモス荘・すっとこ大戦ドッコイダー #05 「小遣い値上げでドッコイ」

†「物を作る情熱と愛情だけは誰にも負けません」

怪作。枚数の少なさを逆手にとってのネタっぽい一枚絵をちりばめた作画はさながらギャグ漫画の雰囲気、畳み掛けるような長台詞が多目の脚本はさながらラジオドラマの雰囲気。それって紙芝居じゃないと思われるかも知れないですが、そこはそこノリとパワーと豊富かつ濃ゆいネタの数々でそんなことは感じる暇も無かったです。(^^;
制作日誌の 8/8 分に今回の苦労譚が書かれていて思わず納得。ついでに声優さんも大変だ。

それにしてもつくづく思うことはアニメにおける貧乏描写の迫力。天地無用TV版の清音の貧乏アパートやら NieA_7 のまゆ子の貧乏下宿生活。リアルな描写の数々は、なんつーか訴える力が桁違いなんだよね。

小麦ちゃんも一押しのたんぽぽちゃんですが、微妙に性格が変わっていたようで恐ろしい裏の顔が多くなってきた。あ、それでも寝起きのぼんやりとした顔とパジャマ姿はまだまだ萌えキャラとして十分なだけのものがありました。

ちなみに自分の一押しは朝香。気軽に居酒屋に誘える隣のお姉さんそのもののさっぱりした性格に、大張キャラに勝るとも劣らないグレイトなバディは迫力十分。貧乳を良しとする一部のアニメファンの悪しき風潮を吹き飛ばしてくれぃ。(^^;

朝香と言えば、鈴雄と同じ学校なのは小説版と同じなんだけど、あっちは保母・保父の専門学校という異色の設定だったのに対してこちらは普通っぽい大学になっていたのは残念。まぁ慣れない設定を使ってその筋の人から文句を言われるよりはいいのか…?

脚本: 佐藤和治, 絵コンテ・演出:井之川慎太郎, 作監・作画: 東出太

[追記]
どこか既視感のある雰囲気は、CAXの日記に書かれていたのでようやく判明。「ハレのちグゥ」だったのね。濃ゆい絵柄の東出太氏は、ハレグゥで決して忘れる事の出来ない 10話の「スキスキおじいさん」の作監さんでした。

冒険遊記プラスターワールド #19 「ビートマ+デリィ=本当?」

水曜深夜のフジテレビ枠が全滅していたのでその分の録画枠を木曜日の冒険なんとかプラスターに振り分けて見てみました。すごい話じゃありませんか。エロい話じゃありませんか。夕方の家族団欒のひと時に北斗と南もびっくりの乱交パーティーみたいな話をやってくれるとはお兄さんもびっくりですよ。

見たのは二話以来久々で、この手の話が延々と続いていたのかと思うと感慨深いのでチェック対象に加えることに…。ちなみに作画的にはイマイチ。

絵描系のサイトで見かけた合体デリィちゃん。

[net]リンクページ研究サイト

初心者の避難所より。
リンクページに関しての各種アンケートなど。相互リンク嫌がられ具合診断なんてのもあり充実の内容。

[anime]ママは小学四年生 DVD-BOX が 12/21 に発売

姫ちゃんのリボンともども10年程前にはまっていたのが「ママ4」。軽目の時間テーマになによりもなつみが可愛かった。お風呂シーンも多く目を楽しませてくれました。(^^;


2003年8月10日(日)

グリーングリーン #05 「保健室でばったんきゅー」

ヒロインはこの作品では数少ない切ない系の女の子・早苗ちゃん。キャラ自体は気に入っているんだけど、鬼畜な三人組のお馬鹿な行動力を受け止めるにはあまりにはかなげで見ていて痛々しい。三馬鹿の悪行三昧も中途半端になってしまい今ひとつ物足りない。

双葉は恋する乙女になってしまって、出番は少なめ。この人のサボテン娘とのコントと、プレゼントの「てでぃべあ」ネタは面白かったんだけどそれだけ。

脚本: 砂山蔵澄, 絵コンテ: 熊谷雅晃, 演出: いとがしんたろー

D.C.〜ダ・カーポ〜 #06 「海へゆきましょう!」

''†「もっとやさしくしてよお兄ちゃん」''
話の脈絡の無さは相変わらず。今回は猫耳メイドの頼子さんを除きヒロイン総出で海へ繰り出し百花繚乱の大水着大会。この作品らしいどこかわざとらしい萌えシチュエーションと散りばめられたパロディやら軽目のネタ(虎じまビキニに、カール・グスタフ、空中拡散型蛇花火)がファン心理をくすぐって満足出来たかと。

ただでさえ一話の時間が短いのに、こういう時に限って鍋姉妹・姉の萌えのとろ〜い喋りが多めで、ときメモをプレイする時に古式ゆかりだけプレイ時間が倍近くかかっていたのを思い出しました。(^^; ちなみに今週の鍋料理はミネラル満点の海草鍋。次第に素材がぞんざいになっているような気が…。

''†「お昼はやっぱり鍋ですよね〜」''
相変わらず一押しは萌。黒髪ロングの先輩キャラは純白のワンピースと相場が決まっているのに…黒い紐ビキニとはもったいない。来週は彼女のお部屋訪問とスペシャル鍋と言うことで期待が高まります。もっとも順調に音夢との仲が進展しているようなので、アニメ版 Kanon みたいに中途半端なエンディングで切り捨てられそうなところが不安かな。

脚本: 鈴木雅詞, 絵コンテ・演出: 阿部雅司

架空請求メールブーム?

えふすく日記(8/5)で紹介されていた、ロリータビデオ業者からの架空請求メールに続いて、「社団法人ソフトウェア著作権推進機構」と名乗る団体からの架空請求メールなんてのもあるのね。

さすがに今となってはほとんど通用しないと思うけど、身に覚えがありすぎる人は気が気ではない…のかも。(^^;

(ダサい)殿堂デスクトップ

sawadaspecial.com(8/5)に紹介されていたもので、ゲイツ様(信者)のデスクトップは素晴らしいなぁ。

ちょっと前に 2ch で流行った FLASH MOVIE の「1は氏ね!!!」(爆笑!? FLAHS )でちらっと出て来るアイコンぎっしりのデスクトップがわざととは言え最強最悪なのに未だにあのオリジナルは見ていないです。もっとも最近は目の前のデスクトップがこれに近いような状態になっているので少しは整理しろ自分。


2003年8月11日(月)

[game]好きなキャラクターについてのアンケート結果(Every Precious Things)

かーずSPより。
「Every Precious Things」のエロゲーアンケート第3弾は、好きなキャラクターについての集計・分析。シンプルなものながらも酒の肴にと長々と見てしまいました。葉鍵系のキャラはベスト10に佐祐理さんが入っただけで確実に過去のメーカーになってしまったことを実感。愛しき ONE の双璧は、みさき先輩が20位、茜が25位とここらへんは仕方ないかな。「好きな属性」アンケートを見ると、妹や幼なじみと言った身近な存在が強く、定着人気がうかがえます。

[game]メディアクエスト、「Hearts of Iron」の発売を中止(GAME Watch)

うーむ、無邪気な戦争ネタとは違って政治ネタはいろいろとヤバいものがあるからなぁ…。最近ジョン・トーランドの「大日本帝国の興亡」を読んで期待していたのに。


2003年8月12日(火)

昆布のだしは、どうして海にいたときに出なかったの?(asahi.com ののちゃんのふしぎ玉手箱)

カトゆー家断絶より。
D.C.ダカーポの海草鍋に対するツッコミのようだ。(^^;

週刊買っとけ!DVD #95 に「海がきこえる」

氷室冴子さんの原作小説ともども好きな作品。もう10年になるのか…。

風を動力として歩く構造体

読書冊日記(8/10)より。
多脚物体には整理的な嫌悪感があるようで、わしゃわしゃと脚を動かして動く気持ち悪さは格別。久々にインパクトのあるデザインを見ました。

LAST EXILE #19 「Sicilian Defence」

†あらすじ
突然のウルバヌスからの来客は皇女ソフィア。ギルドのユニット攻撃を目前にして、エクザイル捕獲を目標にソフィアの陣頭指揮でシルヴァーナとウルバヌスは戦いの渦中へ。

王道な話は悪くないんだけど、個人的にはもう少し捻って欲しいなぁ。今回も物語の動きは順当に進み、クラウスを中心にした人物関係の動きも控えめで今ひとつそそられる物が無かった。もっとも気になるのはクラウス…ではなくディーオ様の方で、この作品で唯一葛藤らしい葛藤を見せているのがこの人だった。普段能天気な分だけ苦悩も深く感じられ、もしかしたら一番キャラが立っているかも。

皇帝旗を降ろしたウルバヌスや、ふって湧いた恋愛話で盛り上がる銃兵たちの運命とは違ってこの人ばかりは先が読めないです。
あ、デュシスの若い娘さんと知り合ったモランの物語もけっこう注目で、ユニット制圧決行の日まであと13日しかないんだから若い二人で盛り上がってください。(^^;

脚本: 山下友弘, 絵コンテ・演出: 若林漢二

「天国に涙はいらない(9)」 佐藤ケイ [電撃文庫]

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このシリーズも早くも9巻目。いい加減パワーが落ちているのと、外伝の中編四篇から成る一冊と言うことで購入意欲はダウンと言ったところですが、表紙のタマちゃんの猫耳と「妖狐の葉子、再び!」と言うコピーに負けて購入。

新刊ごとに(萌え)ヒロインを加えると言うこのシリーズのお約束により、個々のヒロインの影が薄くなってきているのを考慮してか、今回は懐かしいヒロインが活躍する話がそれぞれ。自分がこの作品に求めているアブデルの萌え談義は、作品から締め出されて「オマケ企画、アブデルと閻魔さま」と言うコーナーで作品に対するツッコミを担当。綺麗にまとまっている話なのにどこか後味が悪いと言うこのシリーズの特徴を出していました。

派手なサブタイトルが並ぶ割に内容の方は地味な話が続きやや低調。唯一、金髪ポニーテールの狐っ子が活躍する「50年恋歌念仏<お梅狂乱>」が記憶に残った程度。この作品に世界観を求めてはいけないだろうけど、律子とか無敵モードのキャラが多すぎてギャグ色が強くなってしまうのが残念。


2003年8月13日(水)

あなたの使用ソフト一覧スレまとめサイト

BRAINSTORM より。
2ch Windows板の該当スレのまとめサイト。Windwos 方面には疎いので、メイン環境を Windwos に移行した時に重宝しそうなのでメモメモ。

冷却系パーツ関連記事をまとめてチェック!(ASCII AKiba2Go!)

ハードディスクなど周辺機器を増設したら予想通りに発熱量がアップ。ハードディスクが逝く前に本格的な対策をしなくては…。もっとも部屋の温度の上昇も馬鹿にならず、クーラーの苦手な自分的に PC との共存の夏場はなかなか辛いものがあります。

マシンロボレスキュー #32 「飛行船SOS!」

ギャグ回。落ちるところまで落ちてしまったと言う感じでハザード大佐が崩れまくり。登場当初は同じ大佐キャラと言うことで、シュトロハイム大佐みたいなノリを期待していたのに今回の目立ちたがりな行動の数々はバットマンのジョーカーだよ。

アリスの登場が多いのはともかく、ギャグセンスが幼稚(まぁ、本来の視聴者は幼稚園児が中心なんだろうけど…)なので今ひとつ乗れなかった。とりあえずラストの和気あいあいなやりとりは良かったかな…。

脚本: 吉岡たかを, 絵コンテ: 西村大樹・菱田正和, 演出: 西村大樹

ボンバーマンジェッターズ #46 「ボムクリスタルの秘密」

シリーズ屈指と言える完成度を見せてくれた前回が凄すぎただけに、今回はパワーダウン。シチュエーションを通して、二人の過去と現在の感情を描いていた前回とは対称的に今回は回想シーンや説明セリフによる直接的な描写が多くてイマジネーションを刺激してくれるような場面は少なかったです。(まぁそれでも十分面白いけどね)

ボムクリスタルの眠る聖なるほこらを前にしての決戦も、ボン婆さんの奮戦など見所はあったものの、盛り上がり的には今ひとつ。それでもちょうど勢ぞろいした主要メンバーを前に、ゼロの正体がついに明らかになり、物語的には転機を見せました。

マイティが伝説のボンバーマンだと言うのは自分の勘違いで、彼もまた7つ目のボムスター獲得のために苦労を重ねていた。さらには壁にぶちあたって悩んでいた苦悩も告白し、そんな中で「力」の方は極めたものの自分には足らない「やさしさ」を、風船ボムを使っうシロボンの中に発見する。
マックスとゼロは完全に別人格なんだけど、もしかすると力のみを目指したマイティのなれの果てなのかも知れない…。綺麗な決着を見せてくれる事を期待。

脚本: 前川淳, 絵コンテ: 小寺勝之, 演出: 吉田俊司

成恵の世界第7話

一応感想は書いていたはずだと思います。この頃は「成恵の世界」に一番はまっていた時期で、多少の作画の乱れにも負けない忍耐力と、ズレた演出にも戸惑わない強い心を持っていたはず。(^^;

この話(プール?危機三発)を谷間に、8,9,10話は秀作揃いだったので、ラストは大いに期待していたんですけどね…。


2003年8月14日(木)

葉鍵的大アルカナ宣伝 FLASH Movie

ABC,ABC,ハ〜ン, E男より
かっこいい。実にかっこいいです。例によってコミケに行けないのが悔やまれる…。

固有IDのシンプル・シナリオ(結城浩さん)

心配し過ぎの憶測とか根拠の乏しい安心理論で混乱気味の"電子タグ"問題をシンプルな形で提示。

学園戦記ムリョウ #19 「清らなる、拳」

晴美メインの話。
九州に上陸した宇宙人の一団が台風接近のごとく列島を横断して湘南近辺にある天網市を目指す。それに対抗して日本各地の守り人は壮絶な戦いを人知れず繰り広げる。

†「あなたの命、私に預けてください」

那由多に勝るとも劣らず晴美も素晴らしく魅力的なヒロインに描かれている。人当たりは和らげですが、無表情キャラの魅力に近いようなものがあり、この手のキャラにはまると言葉を交わさなくても以心伝心、そこに一緒にいるだけで幸せに包まれるような感覚におそわれて満足感は高め。

感情を押し殺した態度を装いながらも、その内面には愛する人に殉じる覚悟と言う強烈なものを持ち合わせ、ふとした行動でそういうものが見え隠れするところが素晴らしい。今回は前回に続いて京一と晴美の強い絆が描かれて、京一に抱かれて異空間から戻ってくる時の満足した表情が実に良かった。(作画はともかく…)

日常のスケッチみたいな何気ないカットが多いのがこの作品の特徴で、今回もまた日常の穏やかな風景と、非日常の激しい戦いが交互に描かれてこの世界独特のリアリティを補強していました。

脚本: 佐藤竜雄, 絵コンテ・脚本: 田中洋之

D.N.ANGEL #20 「逢いたくて」

今回も梨紅のラブコメがメイン。それに加えてマリオネットみおの悲劇と日渡のモーホーネタに大助の女装と言う女の子受け?しそうなネタをグツグツと煮込んだ充実の内容。ダークの存在はともかく怪盗ネタが無いと安心して見られますなぁ。(^^;

ラストエピソードに向かってか今回は伏線やら布石やらが多めでした。大助が美術室で描き上げた青く染まる「雪原」は、運命のいたずらで梨紅の部屋に飾られ、文化祭の「あいす&スノー」の舞台は恋人たちの悲劇を描いた作品で、これはアニメ脚本家の大好きな劇中劇の構成になるんでしょうか?
完全に鬱キャラになってしまったみおの他にも、トワちゃんさらにはウィズまでもが様子がおかしくなり、大異変の前ぶれか?

前半は雪原の絵に素直に感動してくれる梨紅に萌え、そして後半見せてくれた、大助の電話を小道具にしたラブコメも、こそばゆい感情を刺激されまくり。多少くどいところも再会した時の喜びを劇的に描くのに成功していたと思う。それにしても煌く星々を肴にして愛を語れるなんて羨ましすぎます。いいなぁ中学生。(^^;

''†「なんかこういうのは初めてだし…」''

今回も絶賛といきたいところですが、どこか不満なのはみおを中心にした構成。これだけ感情描写を入れていたのに結局重要な場面で二人の行為を見守るだけのストーカーみたいなキャラになってしまい力不足。梨紗をみおみたいなポジションで描いてジェラシーを掻き立てる展開にしてくれたさらに良かったのに…。

脚本: 中弘子, 絵コンテ・演出: 後藤圭二, 作監: 門之園恵美

TEXHNOLYZE #15 「SHAPES」

まっとうなマフィア抗争ものでオルガノ内部の血で血を洗うストーリー。最近は本当に分かりやすくなってきたなぁ。こうなってくると前半の粘着気味と言うか執拗な描写が懐かしく思えてきました。

吉井の策略と水野の暴走でダメージの大きかったオルガノは、今回の古波倉の暗躍で、古参の園田、辻中と殺されたことで壊滅気味。必死でオルガノを守る大西の努力も、彼が盟友としていた古波倉が全て無駄にしてしまった。

出不精かと思えたクラークの青髪(伽ノ?)だけど、わざわざ自分の足(義足だけど)で大西の元に出向き、体の自由を奪って無抵抗にした上で長々と説教と性格の悪いところを見せる。彼と今回の幽霊騒ぎの関係は?

モーションをかけてもノリの悪い大西の元を離れて、今回は広田さんが単独行動。「だってあなた大西になりたいんでしょう?」と昔馴染みみたいなシンジをせかす彼女もまた、彼の中に若かりし頃の大西を見ていたのだろうか?

ヤクザ世界を舞台にした櫟士のサクセスストーリーも地道に進行中。まさかこやつのネクタイ姿を見せられるとは思わなかったよ…。とりあえず考えて行動するようにはなりつつも、乱戦では獅子奮迅の働き、鉄砲玉にすれば無慈悲な殺戮と凶悪なのは相変わらず。

脚本: 古怒川健志, 絵コンテ・演出: 駒井一也


2003年8月15日(金)

[2ch]2ちゃんねら〜が選んだオススメ FREE SOFT 集

かーずSPより。
掲示板からのコメント引用は無くて、短いソフトの紹介だけなので見て面白いと言うわけじゃないですが、しっかりと分類されてまとまっているので、自分みたいな初心者には役立ちそう。

Windows XP + FreeBSD 5.1-RELEASE(VMWare Guest)

FreeBSD 4.8-STABLE から乗り換えて秋からの新環境を目指して細々と運用していたものの、VMWare の Guest で動く X が今ひとつレスポンスが悪いのと、慣れ親しんだ FreeBSD に比べて Windows には漠然としたセキュリティ上の不安がつきまとう事で、一気にやる気を消失。ようやくインストール出来た Gentoo Linux の魅力にも引かれつつも、このまま FreeBSD-4.X でだらだらと過ごしそうな予感。(^^;



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