今回は、前回〜前々回とユニオン地下組織が起こした暴動の後始末。作画的に今ひとつですが、萌え要素が少ないのと線の少ないキャラが多い事でそれほど違和感はなかった。各キャラの目的が整理されてきて最終回に向けいい感じに盛り上がってきました。
†「約束など守る必要のないものだったよ」by アレックス
暗所恐怖症の閉所恐怖症になって舞台から降ろされたわけじゃないのか…。
前シリーズは辣腕な社長と言うイメージでしたけど、最近は親の威を借るお坊っちゃま謀略家。最終目的のパラダイムシティに眠るコアメモリーに一番近そうな人間なのにどう見ても自滅する方が早そう。(^^;
†「永遠の安楽を与えてやろう」by アラン
ユニオンの地下組織が一網打尽にされたのは、彼がスパイ名簿をアレックスの手土産に寝返ったからなんだろうか? しかしそれでいてアレックスの寝首をかこうと試みたい相変わらず目的に謎が多いです。
アレックスから「君は新しい人間なんだ」と言われるのも今のところ意味不明。
†「あなたにも会いたかった」by エンジェル
恋愛モードになっていい感じのキャラになったんですが、ドロシーへ心を寄せるロジャーを見てあっさり身を引いてしまうとは…。ダストンあたりといい関係になると面白いんだけどね…。せめて背中の傷跡の秘密くらいは明かして欲しいです。
†「全てを焼き尽くすがいい!ユニオンに栄光あれ!」 by ヴェラ
13話で3体のメガデウスを使って攻撃したくらいだから比較的大きい組織かと思っていたのに、どうやら弱小連合らしい。
ロジャーの探し出したビッグファウを甦らせるために必要なエネルギーって第3話に登場した巨大ヤツメウナギ(イール)なのね…。しかしそれを暴走させてパラダイム攻撃に使うあたりがせこい。ユニオンにビッグシリーズに匹敵するような手駒は無いんだろうか…。
†「私は嘘だってつける…」 by ドロシー
黒いラバースーツ(アンドロイド用のレインコート?)姿のドロシーがいい感じ。フードを降ろしてドロシーの髪を花で飾るあたりのキャラの見せ方も上手いです。
あとは順調にコアメモリーとなる存在が絞り込まれているなぁ…。
脚本: 小中千昭, ストーリーボード: 寺東克己・片山一良, 演出: 吉村あきら
†「約束を覚えてる?」
らいむ?初心に戻ってまた尻を振るのかよ?と思ったら LIVE。しかもライブ当日は、「1年間満月の夢に協力してやる」と言うタクトとの約束の最後の日に当たるそうで、最終回に向けて順調な布石。
なんていっても今回は、
> 「タクトには本当に感謝しているよ。フルムーンに変身させてくれて…」
> 「神山満月では経験出来ない事をいっぱい経験させてくれて…本当にありがとう」
> 「急にお礼言いたくなって…本当にありがとうね」
と、タクトに真情吐露する満月が描かれた場面が素晴らしかった。地味な演出ながらも作品全体のクライマックス直前のような盛り上がりで、まだまだ数話残っているのにここでこんなに強烈なセリフを持ってきて最終回は大丈夫なのかと、逆に心配だったりします。
さらにタクトを救おうとしていずみに縋る満月に貞操の危機!と、だれ気味のシリーズ前半が嘘のように、中盤以降はドラマチックな展開が多いです。
ちと主題とはずれますが、二度目の死に向かって徐々に体が蝕まれていくタクトをうまく使ってくれると、凶悪な泣かせ作品に仕上がりそうな予感。基本的にハッピーエンド好きの私ですが、この作品に限ってはそうなるのを期待してません。(^^;
脚本: まさきひろ: 絵コンテ・演出: 東海林真一
†「麻を女として見てくれる?」
シチュエーション的には感動できそうな話になっていたんだけどねぇ…。
やっぱりこの作品は、下着でのメイク大会、そして男争奪戦の舞踏会と言う「ちょっとエッチなドタバタコメディ」として見るのが正解か…。今更ながら「TV版 HAPPY☆LESSON」みたいに化ける事は絶対に無いと確信しました。 < 遅すぎ
黒い下着着用の綸子を見て喜びを感じることにします。(^^;
脚本: 子安秀明, 絵コンテ: 鈴木行, 演出: 鎌田祐輔
†「人間ってこんなバカないきものなの?」
本編から離れたちょっとした息抜きなんかで、アニメではお約束の慰安旅行→混浴温泉と言う黄金パターンの話。お楽しみの入浴シーンは前編・後編とダブルに設定され、作画の方もまずまずと前回の悲惨な作画はとりあえず忘却の彼方に…。
相変わらず香鈴がいいなぁ。温泉の水をゴクゴク飲む香鈴は、なんかポジション的に GA のお祈り娘を彷彿とさせるものがあります。果たして最終回まで自制心を保ったままでいられるのか、いろいろな意味で期待したいところ。(^^;
状況を説明するために、オタ四人組を登場させて喋らすのは、もう少しスマートに出来なかったのか…。まぁそれでも、如月教官の情報も合わせて天体危機管理機構に不穏な動きがあるとか、彗星に宇宙生物が付着していた可能性とか、実は彗星はエイリアン・クラフトだった説とかを提示させておいてそれなりに伏線を見せてました。
気が付けば残りもわずかなんだよなぁ…。
†「沙也華もう、お嫁に行けな〜い」
今回はこの人が美味しいところをさらっていったようで、ベタだけど宴会で酔って発情モードの入った如月教官がいい感じでした。果たしてラン22歳に勝てるのか、沙也華29歳!と言う感じで影ながら応援しています。(^^;
と言っても、岩崎教官の方も既に32歳なんだなぁ(しみじみ)。
今回みたいなコメディも悪くはないですが、そろそろ壮大な音楽の元で繰り広げられる彗星迎撃も見たい。(今回の冒頭みたいな思わせぶりなものじゃ満足出来ん…)
脚本: 川崎ヒロユキ, 絵コンテ: 松園公, 演出: 鈴木薫
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いかにも鍵っぽいせつない系の作風を見せていた前シリーズとは対称的に、今回は本人がやりたかったらしい、ちょっとエッチ(中学生レベル)な少年漫画風のラブコメ。
犬神使いの一族に生まれた高校生主人公は落ちこぼれて犬神一匹満足に使えなかったのだが、ある日"ようこ"と名乗る一匹の美少女犬神が現れて、二人で一人前の魔物退治師として仕事をこなしていくと言う、ジャンル的にはベタなSF押しかけ女房ものでした。
†イラストレーター的には恵まれているなぁ
一説によると真琴っぽいと言われるようこですが、どちらかと言うと高橋留美子のヒロインみたいな性格(わがままで破壊好きで嫉妬深い)に思えました。
ついでに作風的には、阿智太郎氏を意識したようなヘタレ系主人公の活躍するもので、世界観もあんな感じのほのぼのとした雰囲気と、何も考えずに気楽に読めるのは確か。
正直新鮮な印象こそ薄いものの、この手のラブコメ…と言うか萌え小説はけっこう好きなもので、普通に楽しめたかな…。
犬神のようことの新婚さん風の同居生活に素直に萌えられたので、どの話もプロットが面白くないとか、3巻のあとがきに続いてまた自虐ネタかよ!とか、そういう細かい事はあまり気にならないです。(^^;
ウィルスを吸い込んで暴走した掃除機の中に PET が吸い込まれてしまった事で、生身のキャラ達が中心になって綾小路家の屋敷でドタバタを繰り広げる。
「最近のアニメや漫画がつまらないのは、かってのファンが作り手に回って限りない縮小再生産が繰り広げられている」と言う話をよく耳にするんだけど、今回の話はもろにそれで、相変わらずのネタの使い回しなど、個人的にはもう少し捻って欲しいところ。
…などと小言を言いつつも、ドジっ娘の幼女メイドの桜子(CV: 笹本優子)が登場したり、久々に綾小路メイド隊がわらわらと顔見せしたりしたので、個人的には久々にヒット。それにしても屋敷の中に秘境が広がっていると言う設定は何度見てきたことか(自分的にはうる星やつらの印象が強い)…。
一方で本筋よりも、なぜかこの手のお遊びの話に限って無駄に作画が良かったり、テンポ良く話が進んだりするから不思議。
気が付けばゴスペル編は先週で終わってしまい、祝4クール突破!(2月スタートだった)と言いたいところなんだけど、新番組は+++未だ正式に発表されておらず(http://www.tv-tokyo.co.jp/anime/whats_new/start_04.html)本当にいつまで続くんだろう。
(+++萌え萌えアニメ日記(http://www.asahi-net.or.jp/~rg8s-szk/hobby/hobby.htm)の新番組表や、+++全国TVアニメ番組表(http://www.tv-anime.info/index.htm)では、4月から新番組スタート疑問符付きで表示されてました。まさかこの調子で終了?)
脚本: 山田健一, 絵コンテ: どじゃがげん, 演出: 日下直義
†信じる者の幸福を信じたい(嘘)
日常の描かれるコメディパートは好きなんだけど、シリアスパートになるとうんざりする程退屈なのはどうにもならないものか…。さらに少年ガンガン原作のアニメでは毎度のように最終回が打ちきり風なんだけど、今度は違うよね。(^^;
†「教えてくれ、俺達が生きている意味は…?」
正直こっちが知りたいYO!。ブレードチルドレンの存在理由やハンターとの戦いなど基本設定を隠したまま話を引っ張るのも、さすがに長過ぎ。
一応今回は、神坂警視正が「闇から生まれたものを闇に返す」「死神は君らだ」とほのめかしていたものの、結局謎のまま次回以降に持ち越しと言ういつものパターン。
ハンターのツメの甘さ相変わらずで、赤外線センサー連動の爆弾を大量にセットして追い詰めると言う派手な道具立ての割には、水攻めと言うぬるさ。
さらに拳銃で威嚇しておきながらあっさり返り討ち。こういうのは日本人作家の描くフィクションではおなじみなのでまぁいいとしても、連続だと辛いものが…。
脚本: 堺三保・高橋ナツコ, 絵コンテ・演出: 阿部雅司,
†えいえんはあるよ
この番組は予告が一切無いので、何かと意表をつく展開が多いです。アバンタイトルで別世界が広がっていて、一瞬予告をミスったかと思いました。
永久の花が咲き乱れる湖のほとりで、足までの豊かな金髪が風でそよぐ女、上着をはだけて愛の言葉を捧げる男、そして男も女もまつげがやたらと長いと言う少女漫画的ファンタジー世界が全開。
冒頭の説明で、謎めいた貴族の過去が語られて背景設定が綺麗すっきり見えてきました。あと気になる点としては、花の少女チェザは男を導くために作られたのか?、さらに「楽園病」と言う謎ワードあたりかな。
†そしてラピュタ的世界観が広がって…。
狼一行も早々と"楽園"に到着したようで、予想していたストーリー・テーマはいい意味で裏切られてしまいました。科学者の所属している組織が空中戦艦で追撃してきて、チェザをめぐって三つ巴の戦いが勃発と何やら冒険ファンタジーの予感。
反射レーザーの乱れ飛ぶ空中戦の描写はなかなかエキサイティング、さらにチェザがカエデの種子のようにクルクルと回りながら落ちてくるシーンが綺麗でした。+++BONESスタッフ日記の01/29 にあった写真(http://www.bones.co.jp/yota.shtml)の意味がようやく分かった次第。(^^;
†待望の萌えキャラ?登場
チェザの発育途上のキュートなボディラインと、それを引き立てるレオタードみたいな密着スーツが目に心地いいです。ただ彼女のウサギみたいな赤目(盲目と言う設定だったっけ)は、きつい顔つきだと目が血走っているようで、ちと恐いかも。
あと作画的には、アップはそれなりにいい絵を見せてくれたものの、ロングショットなどで力を抜いていたシーンが多くて、バランス的に今ひとつの出来でした。
今回ツメ・トオボエ・ヒゲの3人が、電波に導かれたようなキバの行動を助けるための脇役に甘んじていた事が不満かな。男だけのグループに女が入ってくると人間関係がギスギスしてくるように、再びキバとツメの対立を希望したいところ。
脚本: 佐藤大, 絵コンテ: 岡村天斎, 演出: 武井良幸
†基本的にはコメディ回・ボロボロの作画は慣れました。
母親と二人暮らしのホームレス幼女のモニカは、放火で馬車を失った末にロバのパセリとともにダイスケに特務課に拾われる。
雑居生活の特務課とは言え、犬猫のような感覚で見境なく拾ってくるダイスケの感覚がよく分からん。それはともかく今回はギャグ色の強い話でかなり漫画チックですが、セリフを通してサブキャラたちの個性を引き立てていたのでなかなか楽しかったです。
†「それは愛だ!」
某所で書かれていたように、ボマの作品的なスタンスは、ルパン三世の石川五エ門なんですね。ケンちゃんもいい味を出してきたなぁ。(^^;
本筋の方も一気に進展し、ラストに力技でエチゴの正体が明かされますが、しばらく追い続けていた割にはあっさりしすぎ。先週の話は何だったんだろうか…? 何かと兄者と似ていたのも縁者だったからなのね。
二話続けてコメディ調の話だったので、そろそろいつもの気取ったような話をが見たいところ。来週はメインの大野木寛氏の脚本と言うことなので期待していいかな?
脚本: 浅川美也, 絵コンテ: 原博, 演出: 江島泰男
†いわゆるSF押しかけ女房ネタと言うやつですね
縁切り山で出会った一色まこと的美少女の倫子(CV:かないみか)。古風な服装をまとった彼女は家に母親からは遠縁の娘と紹介されてしばらく家に寝泊りすることとなり、学校にまで付きまとう。
今回は導入部分と言うことで地味な展開ながらも、音楽・カット・背景美術毎度おなじみの仕事を見せていたので、素直に心に浸みてくるなぁ。
とりあえず、のり子の「お嫁さんになってあげる…」と言う約束の言葉を、脚本的にどう料理していくのかけっこう楽しみだったりします。
原作では5話構成の中編だったそうなので、アニメだと残り全話このエピソードに回されるのかな…。絵柄的にはどう見てもアニメファン向けではない作品ですが、泣きゲー以降、感動系の作品に飢えている自分的には大穴のアニメでした。
脚本: 金春智子, 絵コンテ: 望月智充, 演出: 友永和秀
前回失踪した太陽が再び MRR に戻るまで。児童向けアニメらしいぬるさはさておき、レスキューの場面では危機また危機の連続とテンポのいいアクションが続いていたのでそれなりに充実感。
特に今回は太陽の代わりにジェットロボのマスターとなった鈴のアップが多くて、絵的にも満足できました。(^^; ただし勝気なところが彼女の魅力だったのに、今回は太陽を立てるためか弱々しさを出していたのが彼女の魅力を削いでいたかも。
落ち込んでいた太陽が復活するエピソードは、心配した仲間たちや教官が探して迎えに来ると言うオーソドックスなもの。可もなく不可もなくと言った感じで、「ボンバーマンジェッターズ」の15〜16話に比べるとドラマ的に弱いなぁ。
脚本: 岡崎純子, 絵コンテ: 柳沢テツヤ, 演出: 佐土原武之
巻きが入ったようで物語は一気に進展。
非公開サーバの「滅びゆく破壊者の墓場」にて繰り広げられた、シューゴたち一行 vs 碧衣の騎士団 vs 小学生クラッカーズと言う対決は、突如乱入し無差別な破壊を繰り広げたヘテロクロミアの謎キャラ(放浪AI?)の前に新たな局面に向かう。
自分がこの作品に期待している温泉だとか海水浴だとかのダメ系のエピソードなので、前作(思い入れたっぷりに見て、しかも最後になって裏切られた)の焼き直しみたいなメインストーリーは今ひとつ乗れないなぁ。(毎度愚痴っぽくてスマン)
それでも「レナー〜!」「お兄ちゃ〜ん!」無限ループみたいに繰り返す叫びは相変わらずいい感じだし、ミレイユちゃんのアニメ口調をオーバーにした媚び媚びの声がたまらなく心地よいです。
†「これはゲームなんだよ」
作中でも現実の世界でも MMO RPG が成熟に向かいつつある中、前作では The world が自由を可能にする alternative な理想郷のように語られていたのに、今回は管理社会のような息苦しさと、それでいてチート野郎やクラッカーに悩まされる一般プレイヤーと言うマイナス面が強調されているのは、世の習いか…。
こんなんじゃ時間があって実際に存在したとしても、これだけはやる気になれんよ。(まぁ多かれ少なかれ、どこの運営主体も似たような気もしますが(^^;))
†今になって知った事
銀漢って、+++中国における天の川の呼び方(http://www.expocenter.or.jp/shiori/milky_way/ginga1.html)なのか。昴様より偉そう。
脚本: 大和屋暁, 絵コンテ・演出: 黒澤雅之
†いつもに増して、ネタバレ注意!!!
落葉の中を歩く学生達、学園祭に向け出し物の人形劇を練習中の5121部隊。相変わらず街は平穏そのもので調子が狂ってきます。人形劇には善行が演技指導をしたり、教官も配役の人選にかかわっていたりと、お前らちゃんと訓練しろよなと突っ込みたくなる。
そして賑やかな学園祭。瀬戸内海よりも広い心を持つ自分でも、このゆるゆるな展開はきつい。違和感とフラストレーションの嵐の中、唐突の出撃命令で後編へ。
†脚本に見事に不意討ちされました
田辺のオヤジギャグでフラストレーションは最高潮。戦闘シーンも遭遇戦なのか防衛戦なのか分かりにくい状況で、捨て回恒例のルーチンワークな戦闘シーンかと思いきや、壬生屋機の損傷で歯車が狂い始める。
時折余裕の会話をする壬生屋とは裏腹に事態は刻々と悪化。やるべき事をしながらも結局は力及ばず。無力感に包まれながら壬生屋の戦死を聞かされると言う最悪の結末には強烈な衝撃を受けました。
それにしてもリアルの交通事故のような唐突の死は後を引く。アニメキャラの死で衝撃を受けたのも久しぶりのような気がします。
ラストは電気店の街頭向けテレビで流されていた戦死者ニュース。ありふれた光景のように誰も足を止める人もおらず、死亡者が16〜18歳ばかりと言うのが痛々しい。
†ゲームでも死亡率 No.1 でした。(^^;
いつも剣を持って勝手に突っ込んでました。勝ち戦では順調にスコアを稼ぐのに、ちょっと旗色が悪い戦いだと突出した挙げ句に孤立して死亡と言うパターンが多かった気がします。結局盾を2枚持たせて行動力を落とし、前に出さないようにするなど苦労させられました。
それが原因かどうか知りませんが、壬生屋は榊版の小説以外ではろくな目にあわないです。(アニメでは登場しただけマシなのかも知れませんが…)
†一応ラブコメ的にも進展していたのに…
冒頭で森と加藤が人形を作りながら「いや〜不潔です〜よらないで〜」とふざけて壬生屋の真似をする場面が今回のお気に入り。
舞に気のあるところを見せる瀬戸口にやきもちを焼く壬生屋が、ラストの言葉にならない言葉の伏線だったのね。
脚本: 水上清資, 絵コンテ: 山本英世, 演出: 浅見松雄
†「ぜんぜん、分かんない」
ごめん、よく分からなかった。この作品の特徴は、良くも悪くもはっきりと説明しないところなんだろうけど、どうも後味が悪いです。
遠野物語風に少女は座敷童。猫は「人にではなく家になつく」と言われるように、あの白猫も昔の家とゆかりのありそうな猫だろう。そして向日葵の種は繰り返し訪れてきた夏の象徴みたいなものなんだろう。しかしどうもバラバラなんだよね。絵としてノスタルジーを刺激するようなものが見たかった。(向日葵ネタだと最近の作品では花田少年史の「ひまわりの咲く家」)
文句を言いつつも、アニメのお約束を無視した作品と言う点ではそれなりに新鮮だったりします。
それにしてもケラはユメに馴れ馴れしすぎ。アンジェラが唐突に井上に惚れたように、気が付くとユメといい関係になったりする可能性があるのが、この作品の恐いところ。(^^;
脚本: 山田典枝, 絵コンテ: しまづ聡行, 演出: 岡嶋国敏
Nethack の緊張感と比べるとだらだらした印象で、あまり好きになれなかった *Band 系の作品ですが、ゲームの目的(の一つ)がレア・アイテム集めによるプレイヤーキャラの強化と分かってから俄然面白くなってきた。ソロプレイの Wizardly みたいな感覚。
また吸血鬼忍者が「ヒドラに騎乗しながら二刀流でガチャピンに斬りかかる」みたいな闇鍋的な世界観も嫌いじゃないです。(^^;
現在は、人間のパラディン 28 Levelにて、ミノタウルスの迷宮、オークの洞窟と制覇して、森のダンジョンをちまちまと攻略中。破邪魔法はどうも使えんなぁ…。
いやぁ面白いね。破滅への狼煙がうち上がられ、クライマックスの最終決戦向けて物語が一気に疾走し始めた感じで、続きが気になって気になって仕方が無いです。(^^;
†「パパ…愛していたよ。僕はあなたの息子に生まれて幸せだ」
ゴードンってひょっとしてボケたふりをして何か画策しているのではと思っていたら、ホンマもののボケ老人だったとは…。新たなる決意を固めた息子のアレックスにあっさりと殺される唐突な展開はあとで説明されるのかな…。
音楽に耳を傾けながら父親殺害に涙するシーンは、アンタッチャブルやゴッドファーザーPART3 で見たオペラを見ながら暗殺の報告を聞く場面に通じる場面があってそこはかとなく重厚感が出てました。
†「お前はきっと幸せになる。そう信じてなさいね」
最近はドロシーよりもエンジェルに引かれる自分としては、もっとも気になっていた伏線の彼女の背中のあざに注目していたんだけど、ようやく登場してくれました。
それにしても驚いたのは、ユニオンのオバハン将校のヴェラが彼女の母親だった事。なんでこんなオバサンが…と思っていたらちゃんと意味があったのね…
。
幼い頃に「背中のあざは天使の生まれ変わりだと言う徴」と聞かされながら育てられたエンジェルに、「翼の抜け落ちた鳥は全ての羽が抜け落ち、己が鳥に進化する以前の獣に戻る」と遺言を残してヴェラは退場。エンジェルはもう一活躍くらいしそうですが、どう考えても幸せになれそうな展開が想像できないんですけど…。(^^;
†「クソったれめが…」
忘れた頃に渋い活躍を見せる執事のノーマンが久々に大活躍。リモコン銃座はいまいちですが、ポイントごとに重火器を用意して、無人ロボットを相手に黙々と遅延防御を重ねる姿には感動。さらには二丁拳銃まで披露するなどやっぱりこのキャラはいいなぁ。
表情豊かなベックも相変わらず憎めない敵役で、世が世なら主役を張れそうな気がします。「飼われたのか…。見下げ果てた奴だ」とロジャーに言われて複雑な表情を見せるのも、当然何らかの伏線なわけで天才ベックにももう一活躍して欲しいところ。
…などと、脇役の見せ場の方は盛り上がる一方で、ロジャーとドロシーの自分探しの方は、今回も距離を置いて眺めていただけ。自分探しネタには食傷気味なこともあり、自分の生き様に誇りを持っていた前作のロジャーの方が良かったです。
そしてビッグデュオが再登場。前作では12話(シュバルツのビッグデュオがビッグオーと対決)が好きだったこともあり、あれに匹敵するような作品を期待したいところ。
素晴らしいカットの連続で12話は何度見ても血がたぎる!確認するつもりが、再び熱く見入ってしまいました。来週が待ち遠しいねぇ。
脚本: 小中千昭, ストーリーボード: 西澤晋・片山一良, 演出: 喜多幡徹
タクトの幽霊化を防ぐため「忘れ草の花」を求めてのめろこの探索行。後半はいきなりの展開なんだけど、今期最高(?)の不幸少女ものにふさわしく前半のショック2連発は強烈でした。
いずみに貞操を捧げると言う決意までしたのにいずみは役立たず。がーん。
乙女の純情を踏みにじられたショックも醒めないまま、ようやく分かったタクトを救う唯一の方法は、過去の記憶を忘れる事〜それもこの一年の思い出全てを含めて〜と言う凶悪なもので、再び厳しい選択を突き付けられる。がーん。がーん。
まぁパターンの展開と言えばそれまでなんだけど、まるまる1年間つき合ってきた作品なだけに重みが違う。けっこう気合いを入れて見入ってしまうなぁ。(^^;
.hack のビチグソを救うための薬草探しみたいなめろこの冒険は、唐突でいきなり死神世界とか出てきてびっくり。苦難の大きさをもう少しスマートに表現できなかったものか…。
さらにこれだけ強烈なめろこの思いを見せられると、満月とタクトがくっつくと言う線もほぼ消滅。相変わらず綺麗なラストが想像つかないです。
究極の選択は次回に先送りされたまま、残り3話。
脚本: 杉浦真夕, 絵コンテ・演出: 佐藤照雄
†「私、一人前の大人の女性になろうと思います」
お気に入りの綸子のお当番回で、しかも脚本は吉岡たかを氏。
…と、期待は大きかったものの、作画が低調なのに加えて、心の傷に苦しむヒロインとそれを癒してあげて借りを作る主人公と言う、どこから見ても一昔前のエロゲーみたいなストーリーは、ゲームでならともかく TV アニメで見せられると素直に楽しめないです。
更紗のボケっぷりはいかにもこの脚本家らしくていい感じだったし、あとは裸エプロンでトイレを掃除する木綿を見れたのがせめてもの救い。
来週は、「おにいちゃんの日」?この作品って一体…。
脚本: 吉岡たかを, 絵コンテ・演出: 古川順康
†「コード00。全て地上だけの攻撃で処理しろと言うこと」
思えば長かった。査問会(まぁまぁ)、猫騒動(ねこ〜ねこ〜)、地上燃焼試験(燃える!)、基地祭(シリーズ最悪)、温泉旅行(サービスサービス)と、長々と続いた中盤のまったりとした日常を描いた展開から一変。結果的に見ると緩急がついてシリアスな展開を引き立てていました。
さりげなく上手い脚本でした。情報過多な今回の話を分かりやすく整理して見せてくれたので個人的な評価は更にアップしました。伏線(あとひと息で完成のストラトスゼロとか、香鈴を監視する査問会の黒スーツの男とか)も綺麗にまとまってます。
アニメファン向けの見せ場も充実。息づかいの荒い冒頭のシミュレーターに、今回も登場のお風呂シーン。前回の作監のシュミとばかり思っていたら美風が巨乳なのはデフォルトの設定なのね。ついでに髪を下ろした方が良かったよ。
口説こうとする藤谷教官を前に、何やら以心伝心なところを見せつけるランと岩崎教官。藤谷教官はともかく、緊迫する中での如月教官がらみの三角関係も注目したいところ。猫の目付きの悪さもいいなぁ。(^^;
†「あたり…」
萌え担当のあどけない口調の香鈴は今回も良さげ。しかし迎撃による彗星破壊と同じタイミングで前のめりに倒れるなど彼女の運命も急転直下。とうとうケミカルスーツの男たちに連れて行かれちゃったよ。助けてナージャ。
脚本: 高山カツヒコ, 絵コンテ: 柳沢テツヤ, 演出: 高山功
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TVアニメ版のファン向けの一冊。むつき先生が高校の教師として第一歩を踏み出す場面から物語はスタート。他の四人の問題教師(^^;)ともども、千歳と出会った事で何か運命的なものを感じて、彼の家に押しかけママとして出向くまでの顛末を裏話的に描いてます。
説明っぽい文章が続くのに加えて、ドラマチックな展開は少なめ。さらに結末もアニメの第一話に戻る予定調和の話と言うことで物語的には今ひとつかも。
ただし雰囲気がアニメ版そのものなのに加えて、ちゃんとキャラの心情を整理して、あちらでは説明不足だった部分を補完出来たのでアニメ版の好きな自分としては普通に楽しめました。
はづき姉の付けていた(は)(さ)(み)ロゴの入った髪飾りの謎、ふみつきアッパーカットの謎あたりが分かっただけでも自分としては満足。(^^;
一方でメインとして描かれた「ママ先生たちが押しかける理由」は、まともに理由づけて説明されていたものの、読み終わってしまうと分かったような分からないような…。
†「相手は運命なんだ。どうにもならない…」
カノンの裏切りを知らされて、雨の街で無力感にさいなまれるブレチルたち。さらに歩も義姉に言われたことを引きずって延々と鬱モードに落ち込む。
クライマックスに向かって、何かとやる気の無さを見せる歩を行動付けるために、まどかが因われのお姫様になる展開は意外でした。一方で物語のキーである「ブレードチルドレンが存在してはいけない」と言う理由が今回もはぐらかされてしまうなど、話的にはひたすら薄いなぁ…。
雨にはじまり、水辺を舞台にした場面が多かった今回の見せ方。「水」にまつわる何かに向かって集約していくのかな?
†「私の知っている鳴海さんはどっかに行っちゃったようですね」
ひよりんビンタ炸裂。ますますひよひよしか見るところが無くなってきた。
構いたがりな性格はともかく、ハイテンション&可愛い系でしかも年上の先輩属性と、自分向けの萌えキャラとしてはかなり強力なオーラを感じます。どんよりとしたこの作品の中では唯一の光明なんだけどしょせん脇役…。
脚本: 小出克彦, 絵コンテ: 葛谷直行, 演出: 福本潔
†録画ミスでアバンタイトルを録り忘れ…(あれ無かったっけ?)
ストーリーの引きは相変わらず弱いですが、絵のクオリティに関しては今期随一。自然と作品世界に引き込まれてしまう何かを感じてしまいます。(ラーゼフォンでも同じ事を言っていた気もしますが…)(^^;
ただし引きが弱いと言っても、物語の方は古典的…と言うか昔話的な構造を持っているので、そこらへんのオーソドックスなところが、とりあえず分かったような気にさせてくれるのかな。
今回は、チェザの同族(ハナビト)である歩く老木のような老婆が登場。
チェザに(破滅にもつながると予言される)楽園に向かうのか、それともここで同族たちを見守りながら、まったりと暮らすのか選択を与える事で、彼女も強い意志で楽園を目指している事を見せる話だと思う。
†キャラの描写的にはいい感じ
奪還部隊の隊長さん曰く「我々の任務は生命反応がある状態で花を持ち帰る事だ…」と言うことで、いい感じの嫌味な適役になってきました。
一方でここ2話程丸くなってしまったようなツメも、トゲトゲしい反抗的な口調の連続で、パーティーにも緊張感が出てきました。やっぱりツメはこの役だよ。
チェザの子守歌で眠りに入った四人の夢の世界を描いた、幸せいっぱいの狼の姿が愛くるしくていい感じ。このスタッフで動物アニメ(シートンの「狼王ロボ」とか)を作ってくれたら凄い作品が出来そう。(^^;
脚本: 信本敬子, 絵コンテ: 岡村天斎, 演出: 北村真咲
このクオリティが毎回続けば記憶に残る作品になるのに…。
†「誰かが羊飼いの役を買って出ないと、羊たちは道に迷い…死ぬ」
久しぶりにシリアスモードで、クライマックスに向かって様々な伏線が収束してきました。エチゴの正体が、4年前から彼に成りすましていたシュンだったのは、予想の範囲として、いきなり青年将校たちを率いてのクーデターとは意外な展開。装甲車が登場すると、10話のヘタレな作画を思い出して鬱になるんだよなぁ。
作画と言えば久々に力を出し切った感じで、CGをメインに使った夜の街のシーンは秀逸。不満があるとすれば車の挙動(未だに TV アニメで頭文字Dを越えるものを知らない)と、第二作画?の影響か、ロングショットを中心にところどころ崩れた絵が入るあたり。
ちなみに個人的に面白かったのはアバンタイトルの密会場面で、キャンドルライトの炎が揺らめく場面が印象的。
†「フィア、僕を愛しているかい?」
以前シュンの秘書がショウグンと通じていた場面が出ていたので、彼女の正体もだいたい予想通り。ただしダイスケが管理局を離れてから、彼女の出番も少なくなってしまい、揺れ動く女心ゆえにショウグンを裏切ると言う伏線があまり効いていなかったのが残念。
まぁしょせんは脇役か…。合掌。
†「僕は目覚めがいい方なんでね、すぐに気付いた」
あのまま廃人モードまっしぐらかと思いきや、突然の復活を見せた爆弾男のクレア。キャラ的に予測のつかない行動を見せてくれるので、兄弟対決にどうかかわってくるのか一応は期待かな。
一方でパワードスーツ着用でジェイといい勝負を見せたジョパンニですが、しょせんはクレア復活のための噛ませ犬。強力無比なキャラもいいですが、彼やケンちゃんなど渋い脇役を活躍させて欲しいものです。
先代エチゴが最後に残した、「ようやく私の正体を見つけてくれたね。さぁゆっくり話し合おうジュドの未来を」と言うセリフからすると、兄者がダイスケを試しているのと同様に彼もまた先代に試されていたのだろうか…?
あ、+++公式サイトのキャラ紹介(http://www.tbs.co.jp/heat-guy/chara/index.html)がいつのまにか充実してました。
脚本: 大野木寛, 絵コンテ: 原博・佐藤英一, 演出: 松本マサユキ
†「私達ずっといっしょにいようね」
りん子のお願いは、地震で崖に落ちた地蔵を元に戻して欲しいと言うこと、一路は夜な夜な縁切り山に繰り出して、犬&住職との壮絶なバトルを繰り広げながら地道な地蔵運搬作業を繰り返す…。
りん子の色仕掛け(?)の影響か、今回はやたらとやる気を見せる一路。一方で家族は彼女の存在自体を次第に忘れていき…とお約束の展開。
原作準拠のようだけど、ネタ的にちと引き延ばし過ぎかな。
まぁこの手の話はクライマックスが感動的だと、何気ない日常を振り返った時にそれがかけがえのないものに感じたりするので、評価はまだ先。
脚本: 金春智子, 絵コンテ: 青山浩行, 演出: 小山田桂子
早々と前半途中からロボットバトルが登場する回が多い中で、前半長々とキャラクターを見せる話をやってくれたので、久しぶりに満足出来ました。緊迫のコンビナート事故の中、四人で分担して苦労しながらレスキュー作業をこなすなど話的にも面白かったです。
MRRの制帽って女の子は猫耳かよ…と思ったら鈴のだんごヘアが出っぱっていたからなのね。あとは鈴、アリスとびっくりする時のオーバーアクションがいい感じ。何気に作画的にも高いクオリティでした。(あ、作監の竹内浩志氏はキャラクターデザインを手がけた人なのね…)
脚本: 園田英樹, 絵コンテ・演出: 福本潔
凄ぇ、本当にゲーム会社提供の子供向けの作品かよ。ギャグパートはどうもシュミが合わないですが、シリアスパートは文句無しに面白いです。どのキャラの影を背負っていたりとキャラ立ちまくり。
マックスは、キャラ的にダースベイダーを彷彿させていい感じ。生き別れの兄なり父なりが敵となって登場するのはバトルものの定番とは言え、毎度熱い展開になるなぁ。
脚本: まさきひろ, 絵コンテ: 小寺勝之, 演出: 菊地康仁
悲しみの秋も終わり、熊本も雪降る季節へ。
何気なく繰り広げられる日常の中で、出来るだけ直接的な言及を避けながらも、前回壬生屋を失った5121小隊の悲しみがひしひしと伝わってくる演出が素敵。
ちとわざとらしい部分もありますが、これくらい分かりやすい方が個人的には好きです。
絵があまり動かないのはご愛敬として、そうじ&ゴミ当番表とか、じゃがいもたっぷりのカレーライスなどのディテールの細かいカットの積み重ねがいいねぇ。学園生活シーンはとりあえず満足と言ったところ。ののみのピアニカに萌え。
一方で戦闘シーンの方は、ブレインに PBE 設置のワンパターンな戦術に加えて見せ方の方も今ひとつ。人型戦車同士のコンビネーションとか、複合兵科を駆使した戦術とかを期待しているのに…。
ほのかに期待していた補充兵は無し。萌は無理として新井木あたりが来るのではと踏んでいたのになぁ。まぁ少ないキャラをちゃんと描写してくれるならそれで我慢します。
来須って変な奴だと思っていたけど、、教室の中でも帽子なのはともかく、真冬でもノースリーブに半ズボン着用とは根性ありすぎ。お前は小学生か。
脚本: 新宅純一, 絵コンテ: 殿勝秀樹, 演出: 渡辺健一郎
†良好な作画ですが…
リアルの世界のバックグラウンドをからめて真面目にストーリーが進展。
自分としては、レナ♥ お兄ちゃん♥…レナ♥ お兄ちゃん♥ と兄妹でキックオフごっこみたいな展開を望んでいるんだけどね…。
同じくラス前で使われた挿入歌(ゲーム版の主題歌?)も、//SIGN の方が良かったです。
脚本: 大和屋暁, 絵コンテ・演出: 黒川智之
†「わたすの魔法なんか…」
ユメの夏休み研修も大詰め。
見る前は高原の岩清水のような爽やかな印象を抱いていたこの作品ですが、飲み干してみればあサスケやすいかソーダのように、いろいろな意味で忘れられない作品になりそうです。
それくらい思い入れのあるこの作品もいよいよ終盤。今回は、魔法では本当の人の心は変えられない…と言う魔法少女もの終盤におけるおなじみのテーマをメインに、小山田先生の過去、そしてミリンダさんの現在をからめて物語が展開。果たしてユメは自分の目指すハートウォーミングな魔法遣いになれるのでしょうか?
こういった軸に絞って描写を重ねていれば良かったのに、ケラが魔法を遣えるようになったり、アンジェラの初恋など、本筋とは関係ない話があまりに強烈すぎたため、伏線とかは記憶からほとんど消えてました。
†和平成立?
冒頭でいきなり時事ネタが登場。歩く大量破壊兵器のユメやアンジェラがこのまま世界に羽ばたいて大丈夫なのだろうかと心配したものの、単なる雰囲気だけのようで一安心。
†「頼むんじゃなかった…」
今日の超魔法は、家屋を50年前に状態に戻すと言うもの。
人間やら生き物を相手にに使ったらどうなるか考えると夜も眠れないです。(^^;
…などと思っていたら本当にやることを考えていたとは…。あなどれん…ユメ。
脚本: 山田典枝, 絵コンテ: しまづ聡行, 演出: 雄谷将仁
オードブルとして、12話の「Enemy as Another Big!」の後半のバトル部分をしつこく見直しました。シュバルツもビッグデュオもかっこいいし、二人の対決を見てほくそ笑むアレックスもあの頃は渋かった。(^^;
で、今回の The Big Fight がその出来に匹敵したかと言えば、それなりに重量感たっぷりのビッグオーらしい戦闘シーンを見せてくれたものの、12話の迫力には 2〜3歩及ばなかったと言うのが正直なところ。
ドリルパンチがあると言っても、殴り合いに特化したようなビッグオーと正面からど突き合いをする戦い方はもう少し考えてくれよアラン、もう一度ドリルミサイルが見たかった…。飛ばないビッグデュオに意味はあるんでしょうか?
ドロシーから「人でもロボットでもない」ブーギーと言われたアランだけど、単なる機械人間(サイボーグ?)なのね。アレックスの生殺与奪の権すら握っている大物と思わせておきながら、まさかこんなしょぼいやられ方とは。
†「僕を助けて欲しい…これからもずっと」
神を目指そうとするアレックスは、アランの代わりに天才ベックを右腕に迎えようとする。ベックの露骨に不快感を表すあたりが良さげ。今ごろになってこんなに魅力的になってくるとは。
一方でアレックスは「僕はあなたと同じく歴史を自分自身で作り出すよ」とはりきってますが、40年前の大災害はゴードンの自ら引き起こしたものなんだろうか?
さらにゴードンの著した本にはさまっていた一枚の写真。ゴードンと握手している男は顔の部分が見えないけど、いかにもなこの黒服男は…。(^^;
†「俺の記憶は一体…」
エンジェルそしてダストンと、この街における役割を終えた人々の前に、自分の過去の記憶がフェイクだった事が明かされていく。なんだろうね、この気まずい展開は…。
脚本: 小中千昭, ストーリーボード: 寺東克己、渡邊哲哉, 演出: 渡邊哲哉
†粗筋
小学校の卒業式、喉の手術の準備と、フルムーンのデビュー一周年ライブを前にしてあわただしく過ぎていく日々の中で、タクトと満月は互いに自分の思いを打ち明ける。
†自分の予想は外れまくり
加速していく…。気が付けばロリ恋愛推奨アニメになってました。タクトのルートエル時代の年齢を12歳と目茶苦茶低く設定したのもこの展開を考えていたのね…。
また満月は、英知のことを考えて長々と思い悩むのかと思いきや、ライブの前日にあっさり受け入れてしまうとはもったいない。
さらに悩むと言えば、記憶を取るか命を取るかと言う究極の選択も、タクトにとってみれば一度経験した事なのであっさり目に決断。もう少し記憶を失う恐怖とかを描いて欲しかった。
不幸少女ものとしてなら、最後の最後まで執拗に苦難を与え続けるような展開が欲しいところ。ますますハッピーエンドが濃厚になってきたのが不安要素かな。
†「私はタクトが幸せならそれでいいの」by めろこ
タクトが心の整理をした事で、めろこも自分の気持ちを清算。いきなりもの分かりのいいキャラになってました。
彼女のモノローグでいずみとコンビを組んでいた時は本当に彼の事が好きで、いつの間にか二人が結ばれていたと言う設定が登場。いずみは体は許しても心の方は開いてくれなかったそーで、相変わらずいずみの取っている行動の理由がわけ分からんなぁ。
脚本: 田村竜, 絵コンテ: 西村純二, 演出: 清水明
月月火水木金金、生徒であろうと人外であろうと年柄年中やりまくり、フリーセックス万歳!みたいな展開が延々と続くのにはさすがにうんざり。203高地で散った英霊たちも泣いているぞ!
何はともあれハーレム系のエロゲー的展開も、あかほりさとるお得意のサービス過剰な男争奪戦も、今期は「マウス」とダブルで見せられるので破壊力は今ひとつ。
「飛ぶ鳥を落とす程の素晴らしさ」「わたくしにかかればお茶の子更紗」と、今回も更紗の名言録に新たなるフレーズが追加されて、作品的には更紗のキャラがいい感じになってきました。
脚本: あかほりさとる, 絵コンテ: 西村純二, 演出: 山内東生雄
†萌えガンダムの名に恥じない作り
久しぶりに面白かったです。無人島に漂流した敵味方の男と女。最初は敵愾心を持って接していた二人も次第に打ち解けていき…と、王道な展開をキャラ描写に時間をかけて丁寧に描いていたので自分的には満足。
まぁ単にカガリの肢体に魅せられたってのもありますが、作監にキャラクターデザインの平井久司氏だったことでキャラの表情とかも引き立っていたと思います。
キャラ萌えの視点で見ると、フレイは最初こそエキサイティングな行動で見せてくれたものの馬鹿の一つ覚え、バジルール中尉の厳しさと純情さの両面を見せるやり方も2度3度と繰り返されたので食傷気味と今ひとつパッとしなかったガンダム SEED ですが、、ヒロインの真打ち(?)カガリがここに来て出番が増えてきたので、萌えアニメとしてもようやく安心して見られるようになってきました。
どうでもいいけど、カガリってときメモ2の+++赤井ほむら(http://images.google.com/images?num=100&hl=ja&ie=UTF-8&oe=UTF-8&c2coff=1&q=%E8%B5%A4%E4%BA%95%E3%81%BB%E3%82%80%E3%82%89&lr=lang_ja&sa=N&tab=wi)に似ているよなぁ。(^^;
脚本: こぐれ今日子・両澤千晶, , 絵コンテ: 大橋誉志光, 演出: 鳥羽聡