仮藻録 in July, 2004

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2004年7月1日(木)

元素たん
Capsctrldaysより。
流行りものの擬人化でお題は元素。好きな絵柄なので完成するのが楽しみです。最萌えゲーはナムコのフォゾンと言う強の者じゃなくても安心。

「ウルティマX オデッセイ」の開発中止が決定(4gamer.net)

EA はしつこく UO を引っ張っていくのだろうか?

Linux萌え萌え大作戦 7/5 発売予定

同名サイトより。内容は X のウィンドウマネージャーやデスクトップ環境のカスタマイズ方法中心のようでちょっと薄味。Qt や Gtk2 で小物アプレットを作ろうみたいな本なら欲しかったんだけどね。

サムライチャンプルー #06 「赤毛異人」

うーん、この作品では既存のアニメでは味わえないスタイリッシュな映像美を期待していたのに、大食い、ヘンなガイジン、ホモネタ…。うわ〜っ、これじゃテレビのバラエティ番組(*1)じゃん。そういった意味じゃそれなりに面白いわけだけど、毎回律義に見なくてもいいような作品になってきた。ついでにアニメを見ながら食ったメシがマズかった。ごちそうさん。

脚本: 小原信治, 絵コンテ: 須永司, 演出: 吉村章

*1: あっちはホモよりオカマネタかな?

2004年7月2日(金)

KURAU Phantom Memory #02 「なにか、いい言葉」

†「私の妹なの。可愛いでしょ」
これってここ数年のアニメでよく目にするガールミートガールものなのかな?クリスマスと出会った事でハードな仕事を自暴自棄にこなしていたクラウは、彼女のために生活するようになり、クリスマスもそれに応えるように成長を見せる。

今ひとつパッとせず、隠喩も掴みにくい(*1)ミッションや、二人を取り囲む暗い将来の方はさておき、クリスマスがとにかく可愛い。絶対に可愛い。好き好き大好き。
サラサラした長い黒髪に子猫のように好奇心いっぱいのクリクリとした瞳、さらには究極に近い程の無垢なところなど、庇護欲刺激されっぱなし。丁寧な日常描写&キャラ描写によって、猫観察日記のごとく彼女の何気ない日常をだらだらと見守っているだけでも楽しい作品になりそうです。
前回はムッとした表情が多く嫌〜な女に感じられたクラウも、今回は笑顔も見られ、母親のような力強さが感じられてこれまた評価アップ。

しつこく描写される二つの写真立ては、クラウの思いの強さを示しているんだろうけど、両親と幼い頃のクラウが写された左の写真と並んだ右の写真は誰なんだろう?

脚本: 吉永亜矢, 絵コンテ: 入江泰浩, 演出: 阿保孝雄

天上天下 #14 「業火」

†「死んでも殺す。それがオレ流の死の覚悟ってやつだ…」
慎 vs 文七のバトル決着編。前回・今回ともに一方的な展開なので名勝負にはならなかったですが、文七の逆転勝利でカタルシスは味わえました。矢尾一樹もいいじゃん。

あとは慎と光臣の激突で過去編は決着がつくのかな…と思いきや、慎と真夜の愛の軌跡がやけに文学的な言い回しで長々と描写されるわ、光臣の中国人コーチが不穏な動きを見せ暗躍しそうな雰囲気で、まだまだ話が膨らんでいきそうな予感。家政婦は見た!の真魚の動きも注目だっ。

脚本: 犬飼和彦, 絵コンテ: そえたかずひろ, 演出: 有冨興二

Linux

Kernel-2.6.5 で、ufs2 が(リードオンリーながら)サポートされていたのか。-t ufs -o ufstype=ufs2 でマウントして読める事を確認。某リナクス記念と言うわけじゃないけど、最近の FreeBSD 5-Current は例によって不安定だし、5-Stable の登場する気配も感じられないので、メイン環境を Linux に移行するか思案中。
ただし Gentoo も Debian も膨大な FreeBSD-ports コレクションと比較するとわずかに物足りないんだよなぁ。

*1: あ、家族の勧めで嫌々結婚させられのを嫌がって爆弾を爆発させようとする新婦と、父親の勧めで嫌々研究につき合わされていた過去の自分が重なるのか。こんなことを言われるまで気付かなかった自分はアホか?

2004年7月3日(土)

美味しすぎて、みんなに教えたい料理のレシピ

エロチック街道より。
味吉陽一君もびっくりしそうな個性的なメニューは無かったですが、意外な組み合わせは読んでいるだけで唾液が出てくる。参考にしてみます。

劇場版 AIR 脚本担当中村誠氏のコメント

2003年11月、遂に表紙に決定稿の判が押されました。最初に企画の話を聞いてから実に一年の時間が経っていました。

何にせよあの作品を90分の劇場版アニメで展開するのは困難な仕事だし、熱狂的な Key ファンはゲームとの相違といった些細なツッコミネタを探そうと目をランランと輝かしているだろうし、純真な一般人が見に来るとは思えないし、なかなか評価されにくい仕事だよね。

マーメイドメロディー ぴちぴちピッチ ピュア #66「闇からの声」

るちあ&海斗の恋愛ネタは、この作品このキャラでやれる事は全てやったような感じなので、へー、お前らまだつき合ってんのか?みたいな、倦怠感を感じてしまう。ちょっと引っ張りすぎだよ。

一方で期待していた蘭花は、性感を刺激する(ようにしか見えない)怪しげな粉を散布する攻撃に、おおっと思ったのもつかの間、女子十二楽坊をイメージしたようなチビキャラの演奏シーンが長い、単調、可愛くない。おかげで新曲を味わう前に疲労困憊してしまい、今ひとつ印象に残らない歌だった。キャラ的には面白そうなので、転校生で再登場させて私生活にでもからんでくれないかな…。

脚本: 高橋ナツコ, 絵コンテ: 山口武志, 演出: 山口武志

ケロロ軍曹 #14 「五人集結! たぶん史上最大の作戦 であります」

萌えキャラが増えた分だけ個々のキャラの出番が少なくなってどこか物足りないし、パロディもただ列挙しているのでどうも面白くないなどと不満が多かったものの、予想していたオチが二転三転してようやく最後に出てきたのでなぜかほっとしました。

今回の作戦は、2ch園芸板の長寿スレ花ゲリラを思い出す。

脚本: 池田眞美子, 絵コンテ: 近藤信宏, 演出: 平池芳正

「ROOM NO.1301 おとなりさんはアーティスティック!?」 新井輝 [富士見ミステリー文庫]

ROOM NO.1301

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†「ムシャクシャしてやった」
このところどうもライトノベルとは相性が悪く、感受性の低下をひしひしと感じていたわけだけど久々のはまり本がこれ。高校一年生で彼女のいない主人公の前に次々と女の子が現れて好意を寄せてくる願望充足的な青春ラブコメだけど、早々と関係を結んでしまい富士見ミステリでここまでやっていいのか?と言うのが最初の驚き。 いきなり肉体関係から入って少しずつ精神的な結び付きを強めていく展開は、エロ漫画ならともかく、自分の親しんでいるゲームやらライトノベルではやたらと新鮮だった。

期待していたのはヒロインの綾。某所で「しゃべりかたのせいで ONE のみさき先輩とイメージが重なる」と紹介されていて、それだけで居ても立ってもいられず買ってしまった。
二つ年上で18歳になる天才デザイナーの彼女の喋りは見事な「だよだよ星人」ぶりで、スキだらけのガンガン迫って来るノーガード戦法は確かにみさき先輩を思い出さずにいられない。どこか癒し系の彼女と二人で会話する時のボケボケっとしたところがツボをつきまくる。何気ない日常空間を非日常に変えてしまう雰囲気を持ったこのキャラと出会えただけでも満足です。誰であろうとひたすら流されていく主人公万歳。


2004年7月4日(日)

「夢現」の第七回フリーゲーム大賞

かーずSPより。
「LADY PEARL」はコミック調のキャラの立ち絵がセンス&クオリティともにずば抜けた完成度の高さを感じました(ちなみに絵を見るためだけに1時間程プレイしただけ)。

パズル部門一位の「ぱるメロ!」は、2002年に発表されたやや古めの作品ながら自分的に一押し。音ゲーの苦手な自分がはまった数少ないゲーム)だったりします。

あの美麗イラストで有名な「トリニティ・ブラッド」がアニメ化

CAXの日記より。
「楽しい!!こんなに楽しいライトノベルは久し振りだ。貴様を分類A以上のパクリ作品と認識する」みたいな話題が、またしても蒸し返されそうな予感。スタッフは良くも悪くもバッチリだなぁ。

マリア様がみてる〜春〜 #01 「長き夜の」

1クールのブランクはあったものの、作りの方は清く正しい続編だった。例によって季節感皆無に加え時系列が飛んだり横文字専門用語ビシバシの初回視聴者には敷居の高い作りなのも相変わらず。

今回は第一回と言うことで全員集合のキャラ紹介がメイン。はじめてのお泊まりと言う萌えアニメ的に濃ゆいネタも見せ場は少なく…いや、いきなり和歌を詠い出したのにはぶったまげたけどね。
前作を見てせっかく覚えた本名とホーリーネームの対応が微妙に狂っていて、名前を思い出すのにタイムラグがあったりと、楽しむためにはもう少し時間がかかるか。もっとも次週はもっとも期待している割に前シリーズではやたらと影の薄かった黄薔薇の江利子さんメイン話らしいので気合いを入れて見なくては。(^^;

脚本: 吉村元希, 絵コンテ: 斉藤哲人, 演出: 平間智子

マシュマロ通信 #14 「ミス・マシュマロをさがせ!」

犯人…じゃなくて初代ミス・マシュマロが誰なのかすぐに分かってしまう見せ方なので、それを意図してやったにせよなかなか気付かないサンディたちにフラストレーションたまりっぱなし。初期の頃の捻りのある話に感動させられた自分としては、頭の悪い推理小説を読まされているような気分だった。

本来は、プラムの過去に感情移入するセンチメンタルな話なんだろうけど、キャラ的に敬遠してしまったので話の方はうろ覚え。やたらと美味しそうな苺ケーキに心を奪われて、実際に買うべきかどうか必死に考えていた。ダメじゃん。

脚本: 葉山陽一郎, 絵コンテ・演出: 森脇真琴

名探偵ポワロとマープル #01 「グランド・メトロポリタンの宝石盗難事件」

OP/ED と山下達郎づくしなのは(かっての)ファンとして驚いた。
ポワロよりもマープルよりも、ポワロの助手として登場するメイベルと言う美少女キャラが目立っていたのにはもっと驚いた。名作劇場のヒロインみたいな爽やかなキャラ造形に、セーラー服姿を見せてくれたりと萌え的に期待できそうな予感。

監督: 高橋ナオヒト, 制作: オー・エル・エム


2004年7月5日(月)

邪心謡_フィギャーで散る(Flash Movie)

ゼノサーガのコスモスネタ Flash。

2004年上半期の芥川賞に、舞城の『好き好き大好き超愛してる。』がノミネートされているらしい

モノグラフより。
町田康の作品を読んで抱腹絶倒。筒井康隆のドタバタをパワーアップさせたような内容は横隔膜が痛いくらい笑ったんだけど、この人が芥川賞作家なんて思いもしなかった。舞城王太郎もいずれ受賞するんじゃないでしょうか。

蒼穹のファフナー #01-02 「楽園」他

ポストガンダム SEED?
どうにもこうにも既視感にクラクラして、まともに見ていられない。既存の設定をお約束として流用するのはアニメ作品(特にロボットアニメ)では日常茶飯事なのだろうけど、オリジナリティの低さはごまかしようが無い。

猫が無事で良かったよ〜
まぁいいやどうせ萌えアニメとして見るんだから…とヒロインに目を向けると、友人タイプの活発系のキャラと、姫カットの猫好きおとなしい系の少女とツボを抑えた作りなので話の展開によっては期待できそう…と思えたのは前半だけ、ダブル主人公ものはヒロインの影が薄くなりがちだし、なんかこう男の上半身裸ばかり出て来て、もう萎え萎えっスよ、お兄さん。

ラーゼフォンは傑作だったと思えてくる今日この頃
そろそろガンダム SEED のブームも終わるので、SEED からアニメを見始めたような若いファンを囲い込もうと言う製作側の意志がミエミエなので、濃ゆいファンから酷評は避けられないだろうけど、売れれば全てが正当化されてしまうからねぇ…。
もっともXEBEC の誇る羽原信義監督(*1)に加え、文芸統括と言う役職に「マルドゥック・スクランブル」冲方丁氏が名を連ねていることで、これから化ける可能性を期待して見ていくことにします。謎の美少女も良さげ〜。でもやっぱりテレビ東京なんだろうなぁ。

(1)脚本: 山野辺一記, 絵コンテ: 羽原信義, 演出: 羽原信義・孫承希
(2)脚本: 山野辺一記, 絵コンテ・演出: 榎本明広,
監督: 羽原信義, シリーズ構成: 山野辺一記, 制作: XEBEC

「ROOM NO.1301 #2 同居人は×××ホリック?」 新井輝 [富士見ミステリー文庫]

ROOM NO.1301 #2

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登場人物の一覧表を見ると、一昔前の恋愛ゲームにはよくあった全キャラ攻略ルートを狙っているような節操の無さ。ここらへんの安っぽさが評価を分けそうだけど嫌味はなく、(主人公の)健一の恋の探求の物語と言うだけあって、奇蹟や感動で「恋」を押し売りする感動系の恋愛ゲームよりも、それを真面目に考えているところには好感が持てる。(単に羨ましいだけかも)

新キャラの冴子さんは、前巻のプロローグから引っ張ってきた割にはキャラ的に薄く、何度も萌えシチュエーションを見せてくれそうなキャラと言うより、健一の半面教師みたいな感じになっていくんだろうか…。表紙にもあとがきにも登場しないし、プロローグでは「もういない」なんて書かれていたりと、幸薄そうな人生を送りそうな予感。

一方で前巻で心を鷲掴みされた綾さんは今回もマイペースで、何気ない買物とか鍋パーティーと言った日常でのふわふわとした感じの会話が今回もいい味を出していて、居心地の良さは抜群。ここらへんが ROOM の魅力だろうね。次巻の発売は8月。再び姉のホタルさん話と言うことで期待は高まる。

*1: 自分的には、D.N.Angel が秀作だった

2004年7月6日(火)

GIRLSブラボー first season #01 「お風呂場からブラボー!」

五里霧中
典型的な萌えアニメに分類されるダメ人間モテモテのハーレム系ラブコメは、UHF、BS, CS と次第にお茶の間から遠ざかっているような世知辛い世の中に久々の登場したのがこの作品。ラッキー!萌えアニメだっ!と猫まっしぐらで飛びついたわけだけど、全く見所が無いままに、ううむと首を捻ること30分。
前半は説明セリフのオンパレード。双子幼女はともかく、女の子に追いかけられるドタバタは引っ張りすぎだし、お風呂のシーンは映像が無かった方がまだ興奮させられたと思う。

文句を言いつつも、冷静に過去を振り返ってみると萌えアニメの多くはスロースターターで、個性豊かなヒロインが次々と登場してメインヒロインの影が薄くなる頃から面白くなるパターンが多いことを思い出す。成恵の世界が最初から面白かったか? まぶらほが面白くなったのは凛のキャラが確立してからだろ、新生花右京メイド隊だって最初は戸惑いばかりだろ。「なのだ」幼女におっとり系の少女は魅力的だろ。希望は最後まで残しておくものだよ!
…などと楽観を装うのもつかの間。ED で流れた次回予告の映像に再び打ちのめされる。目をこらすと遠目にうっすらと「トラブルチョコレート」や「まもって守護月天」が見え隠れしてくるよ…。

原作者の趣味かなぜか花がリアルだ。ちなみに今回はハイビスカス。

脚本:渡辺陽, 絵コンテ: あおきえい, 演出: 信田ユウ
監督: あおきえい, シリーズ構成: 渡辺陽, 制作: AICスピリッツ

陸奥圓明流外伝 修羅の刻 #14 「化物」

シリーズ第二のクライマックスたる十兵衛 vs 天斗の戦いがようやく始まった…と思ったらもう終わりかよ。総合格闘技で秒殺と言う言葉が流行っていた頃を思わせる淡白な試合展開は、十兵衛の活躍に期待していた自分からすると正直物足りない。

古くから「剣道三倍段」と言われ、剣を持つ相手に柔道なり空手なりで挑む場合は、相手の段位の三倍の段数を無いと互角に戦えないと言う話がありますが、そこらへんのハンディも含めて、もう少し活躍させて欲しかった。

脚本: 武上純希, 絵コンテ・演出: 湖山禎崇


2004年7月7日(水)

ラジオげんしけん

ネット配信があるのを今ごろになって気が付いた。

月は東に日は西に #01 「空から舞い降りた少女」

ヒロインは眼鏡っ子で口ぐせが「はにはにだよ〜」と言う作品(*1)ではなかった。

この手の18禁の学園恋愛ものは萌えアニメに負けず劣らず閉塞感に満ちているようで、かっては眩しかった幼なじみが毎日起こしに来てくれたり、義理の妹が同居したり、記憶喪失だったり、空から美少女が落ちてくると言ったインパクトのある設定(*2)の数々が、ありがちな予定調和に感じてしまい心に響いてこなくなった。

それでもヒット作だけあってヒロインの造形は他の作品よりも頭一つ飛び抜けていて、自分的にはちびっこの担任教師や、おとなしい系の園芸少女にはついつい心を引かれてしまうのは確か。メインストーリーを放り出しても会話イベントを見たくなるよね。ね。ね。

脚本: 金子ツトム, 絵コンテ: 陣野翔成, 演出: 陣野翔成
監督: 陣野翔成, シリーズ構成・総監修: 東郷光宏, 制作: RADIX

Wind -a breath of heart- #01 「再会のメロディ」

原作ゲームは未プレイなんだけど、逆光を多用したり、モデリングで作られた背景 CG がぐりぐりと動いたりと新海誠氏が担当したOP の作風をそのまま15分アニメに仕上げたような上品な雰囲気を感じました。ただしクオリティ的にはそこそこ。

ただでさえ恋愛ゲームは登場人物が多いのに、はにはにと同じく登場ヒロインを一通り紹介するような脚本だったことが災いしてキャラの名前がさっぱり覚えられないのは自分だけか…。そんな中で黒髪眼鏡っ子の分度器娘がツボだったのでこっちは彼女を一押し。

総監督・シリーズ構成: 東郷光宏, 制作: RADIX

忘却の旋律 #14 「出口という名の入り口」

次々と真相が明らかになっていくことで面白さも新たなる謎も増してくる好循環に突入。セリフ回しとか謎の散りばめ方が毎回絶妙だし、毎回恒例の間接的なエロスも今回は特に良かった。(^^;

迷宮の中に迷宮のある二重構造。バスの中で表現されるミノタウロスの迷宮の中の迷宮は、生贄として食べられた少年少女が繰り返される無限の時間に閉じ込められて、ずっと子供のままに拘束される世界。

この過去と未来の入り乱れたミノタウロスの迷宮も彼が作り上げたものではなく、ホルは「この風景はいつ見ても滅入るな、この広大な世界が私一人のためだけに作られたのかと思うと吐き気がする」自嘲気味につぶやく。そして無限に続く黒船との戦いの中で悟った「迷宮の外とは何なのかにね?教えてやろう。迷宮の外にあるもの。それは本物の迷宮」と言葉を吐いて退場。このセリフはサブタイトルの「出口と言う名の入り口」と対応しているわけで、ここらへんが作品のテーマとつながっていくのかな。例によって「現実の受容」みたいな手垢のついた話になりそうなのが数少ない不安材料。(^^;

あと迷ったのは、牛バスの中で出会った少年とソロが同一人物かどうか。髪の色と目の色は同じなので成長した姿なのかな…と思いつつも保留。黒船が一時的に迷宮から抜け出してボッカと出会ったのも、ボッカがこの迷宮に来て少年と出会ったのも、全ては仕組まれていた…なんて筋書きなんだろうか?

(追記)掲示板で指摘があって、二人は別人でバスに乗っていた少年はケイとのこと。ちゃんと見なきゃ。

脚本: 榎戸洋司, 絵コンテ: 増井壮一, 演出: 小川浩司

Other Animation

お伽草子 #01 は、プロダクションIG 制作らしいハイクオリティアニメ。センスを磨くならともかく、この手の高い作画クオリティに慣れると萌えアニメが素面で楽しめなくなるのが辛いところで、はにはに / Wind と時間的に重なるのをいいことにパス。

ふしぎの海のナディア #14 「ディニクチスの谷」は、ジュール・ベルヌ原作の海洋秘境探検ものみたいな展開。後に明らかになる人物関係を知っていると楽しみもアップと言ったところでしょうか。

*1: って、それは黒田先生痛恨の一作、鋼鉄天使くるみ2式
*2: To Heart のあかりとの会話は本当に面白かったなぁ

2004年7月8日(木)

GA第4期OP「エンジェル☆ろっけんろー」ダジャレ解析懐石Ver0.5(ToBePop!)

かーずSPより
他にも「見下げ果てた日々の企て」のギャラクシーエンジェル第4期OPダジャレ解析などどちらもいい仕事っぷり。
ただし駄洒落自体はストレートなものが多く、マンモすまいる〜♪が耳にこびりついて離れなかった 2期の OP に比べると捻り方が甘くなったような気も…。

ギャラクシーエンジェル #01 「非凡平凡チョコボンボン」他

†「奴らは死んでも生きている」(C)ながいけん
どこから見てもギャラクシーエンジェルで、2期、3期と見てきたファンの目を裏切らないのは確かだと思う。ただし自分的には、2期でスゲースゲー言っていた反動もありますが、3期では何が起こっても驚かなくなり、何が起きても「まぁ GA だからね」とどこか冷笑的に見てしまいあまり楽しめなかった。

そんなわがままな視聴者を考慮してか、4期ではアニメでは初登場となる烏丸ちとせを投入して萌え方面のテコ入れをしていたのは正解でしょう。少なくとも自分にしてみれば、彼女を見るためだけに、しばらくは見続けようと思ったくらいです。(^^; GA隊に対抗しようとして作品内外で袋叩きにあったちびっ子もいたような気もしますが、腹黒い美少女と言うメリットを生かして暗躍してくれると嬉しい。

不満と言えば姐さんのコスチュームが着ぐるみみたいデザインだと言うことくらい。これはテレビ東京で放送している限り逃れられない制約か…。

監督: 高柳滋仁, シリーズ構成: 井上敏樹, 制作: マッドハウス


2004年7月9日(金)

覆面芥川賞作家に?候補の舞城さん(朝日新聞)

自分が好きなのはノベルス作家の舞城王太郎であって奈津川家血族物語だったりするわけだけど、好きな作家と言うこともありついつい期待してしまう。
マスコミの話題的には覆面作家と言うことで舞城王太郎の名前を目にしますが、文学賞メッタ斬り!の予想をはじめ、前評判ではモブ・ノリオ氏がリードなのかな?

Web Newtypeが移転

トップページのホスト名まで変わってしまい、過去のニュース記事はことごとく 404に…。Usability.gr.jp のリンク切れとの戦いを思い出してしまった。もっとも web-newtype.com のドメインを調べると日本ベリサイン名義になっていた(webnt.jp は角川書店)ので、ビジネス上の理由なんだろうね…。

アメリカにおける今年の第二四半期のマンガTOP50アニメTOP10(Ultimo Spalpeen)

DAILY WAFFLE 7/9にて。
業界向けのランキングと言うことで期待度みたいのも含まれているようですが、ついこの間目にした米国の漫画ショップの売上でネギまやツバサが上位を占めていたのもなんとなく納得…。

KURAU Phantom Memory #03 「追う者たち」

夏スタートの番組が相次いで顔を覗かせている中で、今期は地味な近未来 SF アクションながらもアニメ本流たるこの作品が一押しかな。クラウがランデブーして貨物船に乗り込むシーンはやたらと迫力があったし、クリスマスの凶悪な程の可愛さは今回も相変わらずでした。

この作品のテーマの一つを予感させる「家族を思いやる心」と言うのが随所に描かれていて、クラウを監視する金髪の男は離婚して息子とは別居中。つかの間の出会いを楽しむところが描かれたり、貨物船に取り残された父親を強く思う家族一同、さらには「ここは俺の船だから見捨てるわけにはいかないさ」と貨物船を最後まであきらめなかったパイロット。ここらへんの心情が、前回少々唐突気味描かれたクラウの心変わりを納得できるものに見せていました。

見せ場は何て言ってもクラウが自宅に戻ってきた時のシーンで、「ただいまー」「おかえりなさいー」とクリスマスをぎゅっと抱擁するシーンは何度見ても心洗われる。

脚本: 吉永亜矢, 絵コンテ: 入江泰浩, 演出: 太田雅彦

天上天下 #15 「陰陽」

どいつもこいつも、もの分かりがいいと言うか、スラスラと真情吐露してくれたおかげで、謎だったキャラの行動が明らかになってい。ひょっとして今回の解散式で過去編は終了なの? せめて慎 vs 光臣の戦いはこの目で見ておきたかった。

真魚が、最初は慎の彼女&監視役を嫌々やらされていたのに次第に彼に夢中になり、更には慎と妹との秘密を知ってしまったことで、慎に幸せになってもらわんがために、真夜に惚れていた光臣に手を出した…と言う屈折した愛情表現は驚いた。恋風の同僚なんて、妹と脈があるのを知っただけで、キモいとか気持ち悪いとか人間扱いしてくれなかったからね。(^^;

それ程までの心配りをして、真魚は彼の光を満ちた学園生活を見守っていたはずなのに、全て真夜にぶち壊されたことに激怒。自分の役目も終わったのでこれ幸いと真夜を問い詰めるが、自分よりも遥かに慎の本質を理解していた真夜に敗北宣言。ここらへんの理由がちょっと観念的すぎて、今ひとつ分かりにくかった。

ラストを飾るのは KATANA の解散式となる、慎と光臣たった二人のラストラン。古くは軽シンでロマンチックに語られた暴走族の解散式あたりから、どうもこの手のシチュエーションには弱く、しみじみと感動させられる。
内に眠る怪物を抱えていたのは、光臣、真夜、そして慎も同じで、龍眼を持つがゆえにより強く悲劇的な末路を予感していた慎にとって、せめてもの救いは光臣に倒されること…。なんだろうけど、もう少し理由付けが欲しいところ。このまま過去編が終わってしまうのは惜しいよ〜。

脚本: 犬飼和彦, 絵コンテ: 平塚佳雄, 演出: 鹿島典夫


2004年7月10日(土)

ニニンがシノブ伝 #01 「見習い忍者、忍見参の巻」

早くも傑作の予感
ちょっとエッチな忍者コメディ。スタッフは制作を担当するユーフォーテーブル以下、制作プロデューサーに近藤光氏、監督にまついひとゆき氏、シリーズ構成に金月龍之介氏と「住めば都のコスモス荘 すっとこ大戦ドッコイダー」と同じようなスタッフを集めた事で、作品のカラーは変わってもどこか雰囲気は共通している。OP〜本編〜EDと丁寧に作られた作品世界、早送り気味のセリフ回しでアブない事をさらりと言ったり、さりげなく使われるマニアックな小ネタ、少年漫画的されど刺激的なお色気などなど、同じように期待できそう。

太めのヒロイン、マンセー
単に巨乳とかダイナマイトボディじゃなくて頬や太股がぽよぽよしたような、ぽっちゃり体型のヒロインは、自分が見た範囲だと、マジカルメイドこよりちゃん、七人のナナの鈴木ナナ以来か? 個人的にモロに好きなんだよねー。麗しの黒髪ポニーに加え、黒タイツからちらっと太股が見えるところとか、頬染めがデフォなあたりもうスキスキー。
楓とのボケツッコミのコンビも早くからサマになっていて、ここらへんはキャストの良さもあるのかな?一気に作品世界に引き込まれました。
「お前の裸を想像しながら、待つって言ってたゾイ」原作ネタと思いますがネームもいいです。原作も買わなくちゃ。

脚本: 金月龍之介, 絵コンテ・演出: 寺東克己
監督: まついひとゆき, シリーズ構成: 金月龍之介, 制作: ユーフォーテーブル

ケロロ軍曹 #15 「桃華 裏桃華 降臨 であります」

ここしばらくカエルがメインの話が続いて、女の子たちの影が薄くなっていたのが気になっていたわけだけど、久しぶりに桃華中心の話を見せてくれて久々に興味深く見ることが出来ました。しかも次回はモアがメインと、萌え強化週間は続くようだ。

ギャグ的にもツボで、地球破壊爆弾にはじまって、シンクロナイズドスイミングで分裂した二人を元に戻す馬鹿馬鹿しい展開、更にはケロロの人徳に冬眠ネタと今回はとことん面白かった。

脚本: 西園悟, 絵コンテ・演出: 河本昇悟


2004年7月11日(日)

電撃オンラインの STRIKERS 1945 特設ページ

カトゆー家断絶より。
比較的地味な弾幕系の縦スクロールシューティングゲーム。PS の SuperLight 1500 シリーズで再発売された II がコストパフォーマンスが良くて、かなりはまったゲームです。機体ではライトニングが好き。

DearS #01 「甘噛みたいの」

Girlsブラボー、はにはに、Wind、そして「DearS」と、設定は微妙に違えど、同じような萌え法則で作られた学園恋愛ものを続けざまに見せられるのは、作り手にとっても見る人にとっても不幸な気がする。

第一話は設定とキャラ紹介が中心。いちいちこの手の作品のお約束に突っ込むのは大人げないし、物語が回り始めれば面白くなるかもしれない…と言うことで4話目くらいまで評価は保留。ヒラメ顔はどうも苦手なので正直先行きは不安。

あざとく計算された媚び媚びの世界観の中で、寧々子の存在が気持ち良かった。目覚し幼なじみに同伴登校とパターンを踏襲しつつも、キツ目の性格とどこか不満げな表情と言う部分が逆に刺激的でした。パステルカラーで派手派手なディアーズ娘に混じって、地味な彼女が活躍することを期待します。

脚本: 吉岡たかを, 絵コンテ: 鈴木行, 演出: 江島泰男
監督: 鈴木行, シリーズ構成: 吉岡たかを, 制作: 童夢

マリア様がみてる〜春〜 #02 「黄薔薇まっしぐら」

†人呼んで、スッポンの江利子っ!
バンダナ娘は好きなんで応援したいところなんだけど、痛んだ歯を抑えれば妊娠騒動が勃発し、男と街を歩けば援交疑惑が飛び交うなど、江利子様の薔薇様としての人徳がうかがえますなぁー。
それにしても彼女がらみの話は、日常を離れた大味なエピソードばかりで、ひたすら萌えにくい…と言うかいきなり三十路前の男に好きです、愛してます、結婚して下さいだなんて!不潔ですわっお姉様っ。
まぁそれでも、後半の怒涛の展開は面白かったので良しとしておこう。

脚本: 真部千晶, 絵コンテ: 福田道生, 演出: 筑紫大介


2004年7月12日(月)

「ライトノベル完全読本」が 7/24 日経BP社より発行予定

カトゆー家断絶より。
読みたいのに面白い本が見つからないと言う状態が長く続いているので、買ってみるとしますか。濃ゆい記事を希望。

マシュマロ通信 #15 「悪魔のアンジェリカ」

久々に最後まで面白かった。サンディのアパートにやって来たアンジェリカは、なぜかサンディの過去をよく知っていて何かと突っかかってくる。果たして彼女の深意は? 二人に何があったのか?

勝気で赤毛のアンジェリカは、ゲストにしておくには惜しいくらいキャラ造形が良かった。長々とムスっとした表情を見せていた事もあり、ラストの笑顔がなんとも眩しい天使の笑顔。
一方、中盤で長々と描かれた、サンディ vs アンジェリカによるギスギスした女同士の戦いは、さすが横手美智子脚本で妙な迫力とリアリティがありました。恐っ。

脚本: 横手美智子, 絵コンテ: 前島健一, 演出: 清水明


2004年7月13日(火)

花が歌う究極の「花スピーカーアンプ」

花が踊るフラワーロックみたいなものかと思ったらさすが21世紀。本物の花が歌う。
そのうちにマニアを魅了するラフネシアの重低音とか、宿根アサガオ1000花でビルの壁一面からの大音響なんてのも出てきたりなんかして。個人的にはエンジェルズトランペットで音を出してみたい。

GIRLSブラボー first season #02 「学校でブラボー!」

†outlilne
ひたすら食い物を食い散らかすヒロインが、カレーパンを食べに学校に向かうも、白学ランの金髪男に拉致されて校内を引き回される。ブラボー!イエー!イエー!

リドリー・スコット監督作品のごとくスモークを多用して、光と闇の幻想的な浴室世界を見せてくれた第一話に引き続いて今回もお風呂では頭と手を除いて真っ白。更衣室までスモークが立ち込めるなど、見せたいんだか見せたくないんだか首尾一貫しない作り。まぁラブひなのバスタオルのごとく作品のカラーになっているので良しとしますか。(^^;

ギャルゲー風のヒロイン列挙型作品ではなくて、古来より伝わるうる星フォーマットに近い作品のようで、女性恐怖症や男性恐怖症と言う設定は毎度のドタバタを予感させる。
食べ物でヒロインのキャラ立てをする手法(*1)は多用されすぎているので、またかと言う印象。ミハルは影の薄い主人公よりもイメージが残らなかったです。コアラヘアの見晴も悪くはないけど、ミハルと言えばわんこの美春だよね〜。Wind でも出てくるし。

†「私、雪成のいいところいっぱい知っているんだもん」
幼なじみの桐絵は、日頃は主人公をドツキ回しているのに、実は好意を寄せていると言うおなじみの設定が出てきた事で好感度はアップ。作画も良かった。普通に三角関係ラブコメを描いてくれると自分好みの作品になりそうなんだけどねー。

脚本: 渡辺陽, 絵コンテ: 石平信司, 演出: 花井信也

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修羅の刻は、新章突入と言うのにいきなり録画をミスしてしょんぼり。
一方で先週録画を忘れた MADLAX は、今週しっかりと見ることが出来た。不満はいろいろとありますが、エリノアの制服姿が良かった。微妙な年齢でブレザーを着るちょっと恥ずかしいところがいいんですよ。

忘却の旋律は1時間遅れでオンエアらしいが詳細は不明。各自チェックすべし。

*1: エロゲーだと1998〜2000年頃に流行った

2004年7月14日(水)

月は東に日は西に #02 「楽しい学園生活の予感」

†「こうしてみんなと一緒にいるっていいよね」
若い美人の保健医と甘い一時を過ごしたり、女の子たちに囲まれて和気あいあいと天体観測をしたりと居心地のいい時間と空間を見せてくれました。だらだらと日常イベントが続くところが、何気に理想化されたノスタルジーを刺激してくれる。

園芸部に入部したちひろは、部員が自分一人だけと言う寂しさ。エロゲー伝統の一人部活は未だに健在なのね。(^^;

脚本: 佐藤和治, 絵コンテ: 陣野翔成, 演出: 陣野翔成・中山敦史

Wind -a breath of heart- #02 「思い出の約束」

†「想いは、遠く離れてても届くんだよ」
前半の屋上でのシーンは、ゲームの OP でも紹介されていた感動の再会シーンみたいな感じだったのに、自分には思いが届かなかった。回想シーンの使い方が説明的すぎて萎えた。萎えたと言えば、この世界の住人は、風を起こしたり高くジャンプしたりと不思議な力を持っていると言う設定も微妙なところ。例によって主人公の力が未発現なのは、クライマックスで起こる奇蹟を発動させる伏線のようにしか見えないんだよね。

とまぁ不満めいたところはともかく、今回は妹のひなたが素晴らしかった。仔犬チックヒロインらしく、元気いっぱいなところを見せてくれて、カフェテリアでみなもと抱き合ったり、彼女の家のリビングで背中合わせで兄妹仲睦まじくくつろぐところが萌え。足をバタバタするところがやたら可愛くて、妹キャラ的には今期ベスト。

忘却の旋律 #15 「幸運河」

水門塔を舞台に、モンスターエージェント二人とメロスの戦士数人、更にはアイバーマシンまでもが入り乱れての大激戦が勃発しそうな予感。

「世界で一番特別な男に生まれた」と自称する「ラッキーサラブレッド」は、ド・ゴール帽をかぶった伊達男で、モンスター様に絶対服従していた他のモンスターエージェントとは違って、要地のここ水門塔を勝手に支配下に置いたり、独自の判断で生贄を集めたりと野心をさらけだす。
もう一人のモンスターエージェント「フライングバニー」は、サーフボードに乗ったバニーガールと言うのはお約束か?

今回のメインはボッカと小夜子の関係。二人の心が結ばれたような前回の話を受けて、恋人同士みたいな甘い関係になるかと思いきや、積極的にアプローチする小夜子に対して、やたらと冷やかなボッカという構図が何度も描かれる。普通の人には見えないものが見えてしまうボッカの悲劇か?

脚本: 榎戸洋司, コンテ: 福田道生, 演出: 高島大輔

ふしぎの海のナディア #15 「ノーチラス最大の危機」

リアルタイムで見ていた時にもっとも印象に残った話。今見直すと物語の構成の上手さに舌を巻く。前半でノーチラスの万能感、科学万歳と言った空気を見せておきながら、甘っちょろい先入観を垂直落下式に木端微塵に打ち砕くラストシーン。

ヒロイックな展開にならず、センチメンタルなお涙頂戴な展開にもならず、こういった話が一つあるだけでも、ガラリと作品が引き締まるんだよね。

脚本: 大川久男, 演出・絵コンテ: 増尾昭一

どっと疲れた

火曜日深夜〜水曜日にかけてアニメ多すぎ。面倒になって録画しないでおきながら、評判を聞いて後悔するのが毎週みたいに続いてます。爆裂天使をチェックしておけば良かったのかなぁ?

気分転換に最近見た18禁ゲームの OP Movie の中ではお気に入りが二つ。

まずはねこねこソフトの「ラムネ」───これは昨日公開されたんだっけ?───で描かれる夏のイメージが直球ストレートに自分の中のノスタルジーを刺激して無性に遊んでみたくなる。70〜80年代風の曲も魅力的で、OP は山下達郎の夏ソングを思い出した。ちまちまと動くチビキャラたちも可愛い。

電波ソングで有名な「さくらんぼキッス」みたいな感じに女の子の喋りで合いの手が入る千世の「六ツ星きらり」も耳に残る。星の瞳のシルエット以来「天文部」に弱い自分的には、「和風天文ステキ部活ドタバタ合宿ハッピー青春ラブラブラブラブラブコメディ」と言うクソ長いジャンル名を見ただけで期待感(と不安感も)が高まっていく。



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