仮藻録 in November, 2004

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2004年11月16日(火)

電車男と著作権(もなみ9歳 1/14)

本は手に取っただけだけど、投稿文章を加工して小説化したのではなくスレッドそのままだったのには驚いた。本が売れなくなったと言われている時代に、こういった形式の本が20万部!も売れてしまう市場にはもっと驚いた。

現代リスクの基礎知識 第75回〜オレオレ詐欺(nikkibp.jp)

メモ。巧妙な手口がマニュアル化されてあっという間に広がっていくと言うのが現代的かな。

スクールランブル #07 「プールで清掃!プールで暴走!プールで戦争!」

キャラの紹介ネタが多いので、この話単体で評価すると今ひとつ笑えるところが少ないかな…。それでも一押しキャラが周防美琴の自分的には、彼女の活躍・セリフとも多めだったこともありけっこう満足の出来です。贅沢を言えば、ピンポイントでいいからもう少し作画が良ければ…。

今回の話はノリ的には少年マガジンと言うよりも80年代の少年サンデーなんだよね。何かとゲームで対決に持ち込む展開の多かった究極超人R(の後半)とか、うる星やつら(やっぱアニメの「原生動物の逆襲!プールサイドは大騒ぎ」でしょ)あたりを思い出すなぁ。

ちなみに漫画を読んでいた時は、花井や美琴のキャラが描かれた後に読み直したら意外と面白かった話です。この頃の花井は、名前を覚えるのも嫌なウザキャラで、いずれ消えるだろうと思っていたのに気が付くとレギュラー化。アニメだとウザさ 150% アップの花井に快男児を感じる時は来るのか。(^^;
(期待度: ★★★★, 満足度: ★★★, 作画全般: ★★)

脚本: 吉田玲子, 絵コンテ: 麦野アイス, 演出: 金崎貴臣 


2004年11月17日(水)

あの作品はこんな原題だった(猪鹿亭)

カトゆー家断絶より。
電撃作品の作品の応募時のタイトルなんかを紹介。電撃系以外だと、クビキリサイクルの「並んで歩く」とか、銀河英雄伝説の「銀河三国志」(編集者の案)なんかが有名でしょうか。

声優 - Wikipedia

独り言以外の何か(仮)より。
Wikipedia 日本語版にはタイトルだけのページが多い中で、そのスジのライターが書いたような、驚く程に密度が高いページがあって驚かされる。
似たような情報を求めて、アニメーターにも期待したけど、こっちは寂しい限り…。

これをやっちゃうとアクセス数激減?1クリック、4分の1の法則

かーずSPより。
ネタバレ防止のためには、Javascript でトグルボタンを設置して表示したり隠匿する方法がスマートに思えたんだけど、これをやると全文読んでくれる人がガタ落ちなのかな?

砂ぼうず #07 「師匠と、弟子」

珍しく砂ぼうずの住む街でのエピソード。
砂漠では川口三兄弟に助けられ、別のところでは以前狙撃男の弟子をしていた太湖に助けられたりと、関東最強の看板にヒビが入ってきた事もあり別の方法で評判を取り戻そうとする砂ぼうず。

「巨乳命!お子ちゃまはダメ!」と言う砂ぼうずのシュミもあって、太湖は懐かしい感じのするクソガキ風幼女キャラに仕上がって逆に新鮮だったり。(^^;
話自体はちょいありがちな気もしますが、絵コンテがこでら氏と言う事でテンポ良く話が進むし、普通の異世界ものに飽きた自分的には、関東大砂漠の世界観や欲望と打算で動く人間関係が今回もそれなりに面白かった。
(期待度: ★★★, 満足度: ★★★, ドジっ娘属性の太湖: ★★★)

脚本: 山口宏, 絵コンテ: こでらかつゆき,  演出: 山田弘和 

ライトノベル好きに「初めての○○」10の質問

1. 初めて読んだ角川スニーカー文庫作品は何ですか?
スニーカー文庫の創刊に合わせて? 途中から角川文庫からスニーカー文庫に無理矢理編入させられた「神々の血脈」(西谷史)あたりかな。
2. 初めて読んだ電撃文庫作品は何ですか?
「ブギーポップは笑わない」(上遠野浩平)でしょう。これがなければ今ごろライトノベルとは無縁だったかも。
3. 初めて読んだ富士見ファンタジア文庫作品は何ですか?
「鉄甲巨兵 SOME-LINE」(吉岡平)の熱さが印象に残ってますね。お約束いっぱいの巨大ロボットアニメのパロディものです。
4. 初めて読んだ富士見ミステリー文庫作品は何ですか?
なばかり探偵団シリーズ(雑破業)。面白いと思った時にはシリーズの打ちきりが決まってました。
5. 初めて読んだファミ通文庫(ログアウト文庫)作品は何ですか?
「出撃っ!猫耳戦車隊」(伊吹秀明)。軍オタも猫耳オタも大喜びの一冊。未だに三冊目の続編を希望してやまない。
6. 初めて読んだ集英社スーパーダッシュ文庫(集英社スーパーファンタジー文庫)作品は何ですか?
丘野ゆうじの四文字熟語タイトルの作品。なんとかバスター。内容は忘れた。
7. 初めて読んだMF文庫J作品は何ですか?
「嘘つきは妹にしておく」(清水マリコ)を忘れていた。
8. 初めて読んだコバルト文庫作品は何ですか?
多分「星へ行く船」新井素子だと思う。
9. 初めて読んだティーンズハートorホワイトハート文庫作品は何ですか?
十二国記シリーズ(小野不由美)くらいしか読んでないです。
10. 初めて読んだライトノベル作品(ヤングアダルト/少女小説)のレーベルは何ですか?
ハヤカワYAシリーズだと思う。

2004年11月18日(木)

スクールランブル〜オフィシャルファイル 2のフィギュア(Thrush's ニッキ 11/17)

にわかファン的には作品を押さえるために一通り目を通したくなる内容だけど、1,785円はコストパフォーマンス悪すぎだし、フィギュアにはみこちん登場と言うのにこの出来の悪さには涙。

双恋 #07 「真夏の宝石箱」

ゴージャスな「桜月家山荘」に招かれた主人公たちのささやかなバカンス。相変わらず地味な内容が淡々と続くわけだけど、お邪魔キャラの活躍が控えめだった事もありストレスなく見る事が出来ました。うみゅ、なんか義務感で見ているだけと言う気も…。

大富豪のお嬢様の考えがぶっとんでいるのは分かるけど、ラストの告白で「好きになってもいいですか?二人いっしょに」に二人からの同時告白にはびっくり。ここらへんに喜びを感じるのが双恋の楽しみ方なんでしょうか? 恋に恋する小学生みたいなメンタリティしか感じられず、両手に花を楽しむと言うより、これだけで終わりかよ!と言う思いの方が強かった。ぴっちでもキスしまくりなのに。
(期待度: ★★, 満足度: ★★, ぬるアニメ度: ★★★★)

脚本: 丸尾みほ, 絵コンテ: 富沢信雄, 演出: 辻泰永

リングにかけろ #07 「あした」

†「会ってみたくなったのさ、本物と言う奴に」
トーナメントの谷間と言う事で、準決勝を目の前にした四人それぞれのボクシングに対する思いが描かれていました。脚本は外国勢に思い入れのある黒田氏と言う事で、ヘルガ、スコルピオン、ナポレオンと言った人気キャラ(自分は「リンこけ」から入ったので少し偏っているかも)の出番が多く、彼らの一挙手一投足をみるだけでもそれなりに楽しかったり。(^^;

原作だとスコルピオンの傘下に、Jr.ナチス親衛隊と言う組織が描かれ、ドイツ軍高級将校を意識した服装に、赤地に黒のハーケンクロイツが描かれた旗を持った連中がウヨウヨと登場する、さながらナチスの党大会みたいなヤバげな雰囲気なんだけど、さすがにアニメだと(少しは)マトモになってますね。
(期待度: ★★★, 満足度: ★★★, 永田はスルー: ★)

脚本: 黒田洋介, 演出: 又野弘道

KURAU Phantom Memory #20 「窓を開いて」

クライマックスを前にダグも再登場。一方でクラウの体を目的に、はるばるやってきた双子のリナサピエンは、強引に許されざる悪役と化して、クラウに強い動機付けを与えるなど、相変わらずシナリオ展開が力技なんだよなぁ…。

それでも伏線が念入りに張られるのはこの作品の面白いところで、12月のカレンダーや、クリスマスと言う言葉の意味…今回は「みんなが幸せになれますようにってお願いするの」とクラウの叔母が説明してましたが、ここらへんがラストにつながって来るのかな。
あとは GPO 中途退職組のアヤカとダグがどこか心の奥底で通じ合っているかのような、いい雰囲気になっていて、大団円にて対にでもなるのかな?
(期待度: ★★, 満足度: ★★, 内容は派手なのに雰囲気は地味: ★★)

脚本: 吉永亜矢, 絵コンテ: 坂田純一, 演出: 阿保孝雄

「砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない」 桜庭一庭 [富士見ミステリー文庫]

amazon / bk1 / 旭屋 / 紀伊國屋 / 楽天

ちょっと感想を書きにくいので軽く雑感。
「推定少女」や「赤×ピンク」にズドンと魂を撃ち抜かれてしまったこともあり、苛酷な「今」の時代をを力強く生きていく少女の物語には大いに期待してました。
しかしビターな読後感に少々戸惑い気味。「渾身の暗黒青春ミステリー」とコピーの通りの重苦しい雰囲気に押し潰されそうです。

「推定少女」だと ボクっ娘にUFOやらアキハバラなどライトノベル的なオブラートで包んでいたのでサラリと読めたのに、こちらは一般小説の雰囲気でいちいち生々しく、藻屑のことが口の中に入った髪の毛ように未だ違和感となって糸を引く。この手の本は感受性豊かな10代の頃に読んでおきたかった。


2004年11月19日(金)

あの「サイバーユーキ」、「著作権超侵害」で逮捕(ITmedia)

SPAM なんかで似たような通販を目にしたけど、実際に、こんなページを看板にで堂々と商売するなんて勇者だよなぁ。

xdesktopwaves

X Window System 上で動く、ルートウィンドウに波紋を表示させるプログラム。常用するには辛い重さだけど、マウスカーソルを動かすと飛び石を投げたみたいに波紋が広がるなど多彩なエフェクトは見ていて飽きない。

舞-HiME- #08 「たいせつなもの」

†「カズくんたら、エッチなこと考えているでしょ」
風華学園の創立祭と言う事で、あわただしい雰囲気に加えて切り替わりの早いキャラ個別の描写で前半はやや散漫な雰囲気。このところキャラを出しすぎて物語が拡散しているのに不安を感じていたんですが、後半の構成はとにかく見事に尽きる。

二つの同じようなシーンを同時進行させて関連付けて、舞衣にも悲劇の可能性を暗示させるなど狙いもバッチリだし、「やっぱお前につき合っていると命がいくつあっても足りない気がする」と言う盾のセリフが憎い程に決まっていたのもいい。
さらにラストの華やかな花火があかねの悲劇を強調していたりと、久々にぐっと心を掴まれた話でした。

メインプロットだけではなく日常の遊びのシーンもあれこれネタふりが多く、見ていて飽きないんだよね。巧海と舞衣の姉弟がベッドで思わせぶりなシーンを繰り広げたり、激辛キムチラーメン、タコたたきをする詩帆のタコさんヘアな髪型とか、期待の遥は…やっぱり影が薄いなぁ…来週の海水浴回に期待!
(期待度: ★★★★, 満足度: ★★★★★, 岩男潤子さん名演技: ★★★★)

脚本: 吉野弘幸, 絵コンテ: 水草一馬, 演出: 福本潔,

ローゼンメイデン #07 「夢」

†翠星石 Day!
「ですぅ」口調は銀嬢伝のユーリィなど90年代のアニメキャラと言う印象で、どこか古くさい感じだったのに、魅惑のオッドアイに加えて、淑やかな外見に反比例する強烈な毒舌と悪びれないところに惹かれてしまい、気が付くと今期の最萌えキャラになっていた…。

来週のサブタイが「蒼星石」と言う事もあり、今回は出番が少ないのかと思いきや起動不能に陥った真紅に代わって大活躍、名セリフのオンパレード。素晴らしい程の性悪人形ぶりにますますのめり込んでしまう。

翠星石のトゲトゲしいセリフ一つ一つがいいんだよね。

  • 「今日もまたチビ人間とうんざりの一日の始まりですぅ」
  • 「どいつもこいつも甘いですぅ。おととい来やがれですぅ」
  • 「やっぱりお前はダメなヤツですぅ」
  • 「ホントにムカつくチビですぅ」
  • 「そのミニミニサイズの脳味噌で考えるですぅ、この役立たず!」

彼女のキツいセリフがグサグサと突き刺さる痛痒い感触が何とも言えず、本当に見ていて飽きない。おちゃらけているようで、人形の「死」を語る彼女のシリアスな口調には切羽詰まった感じを感じたし、意外と博識なところも彼女のキャラの幅を広げていたと思う。次週も活躍してくれますように。

ジュンの引きこもりからの立ち直りプログラムの方はちびちびと進んでいるようで、今回は、ぬいぐるみをなくした姉に手作りのぬいぐるみを作ってやると言う彼の過去が描かれるなど、残り五話でキッチリとケリをつけてくれそう。

(期待度: ★★★★★, 満足度: ★★★★, やや作画ダウン: ★★)

脚本: 花田十輝, コンテ: 田村しゅうへい, 演出: 吉本毅

機動戦士Zガンダム #06 「地球圏へ」

ティターンズで人生勝ち組をつかみかけながら狂犬カミーユにからまれたばかりに、以後負け犬人生を歩み続けるジェリド中尉。負け続きでプライドもズタボロになり、ライラ中尉に「出戻りのジェリド中尉」とからかわれるが、打倒カミーユのその日までじっと我慢の子であった。

クワトロの小難しい言い回しやジェリドの「宇宙真空中に、己の気を発散させる…か」みたいな観念的なセリフなど、久しぶりに見るとやっぱり富野作品である事を強く印象付けられる。物語の方は、Zガンダムの設計の話が出てきたり、アムロ・レイが(初?)登場したりと本筋に向かって少しずつ進展中。

脚本: 鈴木裕美子 斧谷稔, ストーリーボード: 井上秀治, 演出: 関田修, 作監: 北爪宏幸


2004年11月20日(土)

歴代でもっとも期待はずれだった作品といえば(Ask John)

かーずSPより。
うげぇ、自分なんかより遥かに詳しいよなぁ…。
自分的にふと思い付いたものは

  • あの原作でこれはないでしょう…あの雰囲気は再現困難ってのもあるけどヘルシングかなぁ…。次点でエリア88のメカニック描写全般。
  • 第一話は凄かったのに以後期待外れ…MEZOが圧倒的。第一話は年間ベストクラスなのに…。
  • 背負うタイトルに押し潰された作品…未来少年コナン2タイガアドベンチャー。すでに忘却の彼方。

To Heart〜Remember my Memories #07 「一人の願い、二人の夢」

†イルカと猫とカニ挟み
ゲーム本編のシナリオはパッとしなかった割にキャラの方は人気が高かった琴音ちゃん。後日談では取って付けたような超能力ネタを掘り下げることを除けば何をやってもそこそこ面白いと思っていたけど、まさかまさか葵と百合展開に持っていくとは思っていなかった。(^^;
浩之をデートに誘って告白までしておきながら、単に自分の心を整理するためのもので、あとは葵とののろけ話を延々としてくる琴音ちゃんナイスだ。まさか葵が琴音の毒牙にかかってしまうとは…。

指摘を聞かされるのも飽きたと思うけど、クライマックスに OP を流すのは安直で、感動は程々にまたかよ!と言う思いの方が強いです。最後まで続くのかな?
(期待度: ★★★, 満足度: ★★★, 勘違いあかり: ★★★)

脚本: 叶希一, 絵コンテ: 吉田英樹, 演出: 秋田谷典昭

下級生2〜瞳の中の少女たち〜 #08 「…生きとし…生ける者…」

数年前の18禁ゲーム公式サイトには、ファンによる SS 投稿用の掲示板が用意されていたところがいくつもあって賑わいを見せていた。その時に嫌われるパターンの最たるものは、作中に傍観者にして最強キャラと言うオリジナルキャラが登場して、その作者の分身みたいなキャラが本編の主人公を脇に追いやってヒロインたちからモテモテと言う他人と世界を共有できない自己満足的なものだろう。

長々と書いてしまったけど、そのパターンをアニメ版でモロにやっているのがこの「下級生2」だろう。シュンの目を通してヒロインを見られればそれなりに楽しいような気もしますが、そもそも感情移入を拒絶するようなキャラだし、最近は唐突な急展開ばかり見せられるので、もはやついていくのも一苦労。このアニメはどこに行くんですか?

(期待度: ★, 満足度: ★, 独自展開: ★★★★★)

脚本・絵コンテ: 影山楙倫, 演出: 剛他隼人


2004年11月21日(日)

アフェリエイトで月間10万円

ARTIFACT@ハテナ系より。
実践的な How to を紹介。自分的にはやる気も能力もなかったりするんだけど、そのうちに欲が出て来る事もあるのでチェック。

全米で「犬夜叉」DVD の売上が 100万枚突破(Ultimo Spalpeen 11/21)

日本だとガンダム SEED の DVD が、130万枚の売上(2004/4月発表)と言う事なので、これにちょっと劣るくらいの人気なのかな? ちょっと意外な数値だった。

Φなる・あぷろーち #08 「大熱発!! 愛と追憶の“あ〜ん”」

濃ゆいキャラが回りにいるおかげでやたらと影の薄い妹の明鐘がやっとメインで登場。しかし回想がメインの地味な展開で、シリーズ当初の小気味のいいドタバタラブコメはどこへやら…。西守歌も突出したところが見られなくなってしまった。
(期待度: ★★, 満足度: ★★, 人物関係進展無し: ★★)

脚本: 水越保・長谷川勝己, 絵コンテ: 大原実, 演出: 三原武憲

W〜ウィッシュ〜 #08 「思い出のアルバム」

†「新しいアルバムを買って私とお兄ちゃんの思い出でいっぱいにしよう」
本筋に戻って、いよいよ記憶喪失の兄に付きまとう二人の妹の真相をめぐる物語に突入。昔のアルバムや亡くなった父親が発掘した文字盤など伏線をはりながら、どんどん黒くなっていく泉奈が素晴らしい。こんな黒い妹はダ・カーポの音夢以来だ。修羅場は来るのか? 個人的に、泉奈の正体は昔助けたゴキブリが冥土の世界からやってきた説に一票。

†「こんにちは〜なのです」
あとは、脳天直撃!眠気退散!な金月ボイスはやっぱり凶悪で、頭にガンガンと響いて来る。本筋に入る前にもう少しお助けクラブネタをやって欲しかった。
(期待度: ★★★★, 満足度: ★★★★, 泉奈の水着写真: ★★★)

脚本: 長谷川勝己, 絵コンテ: 小波広, 演出: 下田久人

魔法少女リリカルなのは #08 「それは大いなる危機なの!」

†「最初からフェレットだったよー」
前回からガラリと雰囲気の変わってしまったこの作品。なのはとフェイトの対決を描く事でここまで話を引っ張ってきたのに、クロノが登場した事により、どこか逼迫感がなくなってしまった…。さらに魔法少女ものというより、どこか古めかしい SF ファンタジーな世界観も今ひとつで、すずかやアリサとのほのぼのとした日常はどこへ…。

サディスティックな母親に代わってフェイトを心から心配するアルフが魅力的なキャラになってきたものの、作品に対する興味は半減してしまったなぁ。
(期待度: ★★★★, 満足度: ★★★, アルフが素敵: ★★★)

脚本: 都築真紀, 絵コンテ: 田所修, 演出: 西山明樹彦

うた∽かた #08 「散華の情動」

†「何があっても私は一夏を裏切りません」
サスペンスからサイコホラーから…。一夏の運命は逃れようにない悲劇に向かって加速していく…。

一夏にとってこの夏がここ(鎌倉?日本?それとも現世?)で過ごせる最後の夏であると言う事を前もって知っていた両親は、自らの非力さを悟ってか運命にあらがわず、同じく前もって知らされていた真夏に思いを託す。

真夏と沙耶の関係がさっぱり見えてこない。真夏は沙耶が一夏のことをストーキングしているのを知っているようだし、沙耶が真夏の現れた鏡を手に入れたのは彼女の黒幕と真夏との何らかの関係を暗示させるが果たして?

印象に残ったのは、夢として登場した月をバックにした夜の海での真夏と一夏の対峙の場面。第一話の冒頭でも登場して、その時はクライマックスの一場面だろうと思っていたのに、まさか何度も見せられる夢だったとは。
「私はあなた。あなたは私。でも私はあなたを…」で終わるセリフの続きも聞かされて、「私はあなたを殺してしまう」と互いに首を締めあう。結果は、実際にこのシーンが登場するまでのお楽しみ。
(期待度: ★★★★, 満足度: ★★★★, 一夏のバーサクモード: ★★★)

脚本: きむらひでふみ, 絵コンテ: 佐藤順一, 演出: 山名隆史


2004年11月22日(月)

げんしけん #07 「対人関係における行動選択の特徴」

幻視研はリアルさよりもモラトリアムのための居心地の言い空間と言うイメージが強かっただけに、オタ系のサークルとしてよりらしくよりリアルな味付けをされると見ていて辛くなってくる。
一方的な思い込みもあるんだけど、ここらへんの微妙なバランスは、原作でも崩壊気味…と言う気がしないでもないです。新刊の5巻はまだ買ってない。
(期待度: ★★, 満足度: ★★, ますます作画が悲惨に: ★)

脚本: 横手美智子, 絵コンテ・演出: 平向智子

蒼穹のファフナー #20 「燈火〜ともしび〜」

お盆には亡くなった人の精霊が帰ってくると言われてますが、盆踊りの賑やかさに誘われて一人ぼっちの甲洋もカプセルから抜け出して島を徘徊。竜宮島は死霊の盆踊りになってしまうんでしょーか?

短いカットで見せられるキャラ個別のショートエピソードが少しずつキャラの厚みをつけているようで、以前と比べるとどのキャラも人間味を増してきたようだ。自称陶芸家でヘンな壷を売る真壁父がいい味を出していた。

最近は三人の女性キャラ…遠見真矢、要咲良、カノン・メンフィスのウェイトが大きいのもいいよね。
カノンは男性向けの萌えキャラとして立たせようと、美味しい役どころで活躍してますが、オーバーオールじゃいま一つ弾け方が足りないんだよね。やはり前の海水浴でお下がりのサイズが合わないスク水で登場させて欲しかった。
ゴルゴ化した真矢のおかげで、島の防衛が一騎におんぶだっこしていた状況が変わったのも物語を面白くしている。前半は一騎のマークエルフ大活躍のヒーローロボットものにしか見えなかったからね。
あとは、剣司と衛に助けられて、しおらしいところをみせた要がいい感じ。突如彼女への思いを口にした剣司もいい伏線になっていて、サブタイにもなっている次週はドラマチックな展開を期待したいところ。

新シリーズになって多少安っぽくなったような気もする。終盤見せつけられた「願いが強ければ奇蹟はおこる!」みたいな展開は、どこか一昔前のアニメのテイストで、査問会に続いてのぬるさ。ただし最後の最後でギリギリバランスはとれていたのでほっとした。
(期待度: ★★★★, 満足度: ★★★★, ED にしんみり: ★★★★)

脚本: 冲方丁, 絵コンテ: 羽原久美子, 演出: 孫承希


2004年11月23日(火)

ゲーム的ファンタジーの功罪(Sankei Web)

カトゆー家断絶より
いろいろとツッコミがいのあるコラム、
現実と虚構をごっちゃにするのはどうか…。読書の達人でどれだけ複雑な人間関係が描かれた作品を読みこなす人間でも、それが現実で応用出来るものとは思えん。
また70年代までのファンタジーは今と内容が異なるそうだけど、ハワードやバローズの冒険ものなんかは今以上に荒唐無稽で、今あるのは歳月に耐える名作がしぶとく生き残ってきただけ。
とは言え自分にガキがいれば、今のファンタジーよりもゲド戦記やナルニア物語、指輪、さらにはアーサーランサムの冒険ものなんかを読ませたいのが親心。

スクールランブル #08 「はじめてのお買い物!はじめてのお弁当!はじめての失恋!えっ?」

†「あなた肉じゃがとカレーどっちが好き?」
原作では播磨の勘違いとお馬鹿な脳内補完で進展するジェットコースターストーリーがぐいぐいと展開して、このあたりから加速的に面白くなったのを思い出しながら、播磨のさ迷える魂の物語をじっくりと鑑賞。

余計な追加要素はほとんど無い脚本には特に不満は無いんだけど、途中で♭の話(カレー弁当を交換に八雲が 2-C に来る)を入れたり、愛理の話で挿入歌をかぶせたりしたおかげで全体的にテンポが悪くなっているのが気になった。まぁ一気読み出来る単行本じゃないんで、ここらへんは仕方ないところか。
(期待度: ★★★, 満足度: ★★★, 作画回復せず: ★★)

脚本: 江夏由結, 絵コンテ: 高柳哲司, 演出: 江島泰男


2004年11月24日(水)

関東版 月詠 OP比較 まとめ(師匠の不定期日記)

カトゆー家断絶より
けっこう変わってきているんだな。最近積んどく状態なのであとで確認しておこう。

米国の「子供に遊ばせたくないゲーム」ワースト10(Hot Wired)

バイオハザードの米国での商品名は Resident Evil って言うのか。それでも米国市場を席捲していた日本製ゲームと言うのは昔のことのようで、あとはピクミン(2)が子供向けお勧めゲームの2位にランクされているくらいで寂しい。

砂ぼうず #08 「犬女と岩」

1,000年以上の昔から動かそうとする者に呪いをもたらした犬女岩の祟りに立ち向かう砂ぼうず。
話的には単純なこともあり15分でまとめて欲しかったわけだけど、若本規夫 CV の雨蜘蛛が久々登場した事もあり、彼の存在感のある喋りだけで十分楽しめた話でした。レギュラー化希望。
(期待度: ★★★, 満足度: ★★, 友達じゃねぇ: ★★★★)

脚本: 山口宏, 絵コンテ: 小寺勝之, 演出: 佐々木真哉

ふしぎの海のナディア #34 「いとしのナディア」

ミュージッククリップ風に綴った寄せ集め総集編。スタッフ名からしてどーもやる気なさげで、出来れば見なかった事にしてと言う気がしないでもないですが、ピックアップしたカットに露出度の低めのものが多かったのでそれなりに目の保養になったり。(^^;
いよいよ次週から本筋に復帰するので気合いを入れてみるとしますか。

脚本: 大川久男・梅野かおる, 絵コンテ: いぬまくら 演出: 宇田忠順・岡本悲八

「世界が終わる場所へ君をつれていく」 葛西伸哉著 [MF文庫J]

amazon / bk1 / 旭屋 / 紀伊國屋 / 楽天

目的地は「銀の木」。
それは世界樹なのかエイリアンクラフトなのかはたまたプラズマ現象なのか?銀の樹を求めて年上の女性との自転車による二人旅は、少年から大人への旅立ちだった。

この手の作品は、スタンドバイミーの死体探索旅行とかアニメだと Wolf's Rain の楽園への旅などいろいろありますが、青春ものが好きな自分的にはやっぱり好きなジャンルなんだよね。中三の主人公から見ると十分すぎる程大人の女性である高校一年生のヒロインに、手取り足取り説教されたり愚痴られたりしながら旅する二人が微笑ましい。

ただし面白かったのは前半まで。エロゲじゃないんでそんな都合のいい展開が待っているわけじゃないし、秋山瑞人作品みたいに凝縮された密度の高い描写で圧倒的な文圧を感じるような場面とも出会えないままだらだらとクライマックスを迎えて、これと言って感慨を受けずに読了。ちょっぴり薄味。


2004年11月25日(木)

FirefoxのAboutをFirefox娘たんに(煤 - Note)

エロチック街道より。
userChrome.css を書き換えるんでけっこう手間がかかりますが、絵柄が良かったのでスクリーンショットを撮る時でもやってみます。

「学校で習ったこと」で見える世代と生まれる軋轢(おけぐわの日記)

「善意の第三者」にはじまって「こんにちは」をめぐるちょっとした世代ギャップ。法律の「善意」は大学の基礎教養でかじった商法か民法で覚えたのでなぜか覚えていた。

それよりも今日放送の未来少年コナン #04 「バラクーダ号」で、体罰とか児童虐待みたいな描写に目くじらを立てている感想に世代ギャップを感じたなぁ。ちょい昔は体罰の禁止なんて建前みたいなもので、生徒指導とか体育教師はサディスティックな血がたぎっていたのに…。

双恋 #08 「白いスケッチブック」

これまでの一心同体タイプの双子キャラとは違う、互いの性格に嫉妬しあったり入れ替わりデートなんかのイベントが待っているギャルゲーなんかで登場する普通の双子キャラが登場したことで次第に面白くなってきた。
一条姉妹の二人に挟まれて揺れ動く心から始まって、桜月姉妹の二人から告白されてさらに揺れは大きくなり、さらに今回登場の白鐘妹から寄せられる熱い好意が加わって、モテる男は辛いよ的なハーレム空間は完成の域に…。

†「思い出を残しておきたいんです」
作画的に安心してみていられる事もあり、ぬるく居心地のいい作品として高いレベルだと思う。疑う事を知らない。寿司屋のボケっぷりは壮快だし、お邪魔キャラは白鐘沙羅だけなので、からまれるような場面でもそれはそれで楽しい。
(期待度: ★★, 満足度: ★★★, ようやく萌え作画: ★★★★)

脚本: 丸尾みほ, 絵コンテ: 眉月裕, 演出: 小山田桂子・辻泰永

リングにかけろ #08 「男の意地」

準決勝第一試合は、石松 vs 河井。河井が相変わらず嫌味な安っぽい悪役キャラで、記憶とイメージが大きく違っているんだけど、石松の方は珍しく試合前に菊姉ちゃんに弱音を吐くところが良かったかな…。

派手なフィニッシュブローの飛び出さない泥臭い試合はともかく、自分とは関係ない試合でちゃっかり自己アピールする志那虎萌え。あんた中学生なのに貫禄ありすぎるよ。
(期待度: ★★★, 満足度: ★★, グルグルパンチ: ★★)

脚本: 木村暢, 演出: 佐々木憲世

KURAU Phantom Memory #21 「凍り付いた河」

冒頭の回想シーンはなんと現 GPO 長官の若かりし姿。現場から叩き上げの警官で法と秩序を守る職務に並々ならぬ熱意が感じられるなど、単なるラスボスではなさそう。一方で悪の科学者市瀬もクラウ父の手を借りて復活したようで、まだまだかかわってきそう。

シリーズ終盤だと言うのに物語の方は相変わらずクラウたちの受け身のまま話が進展するので、明確な目標が無い分だけ話に集中しにくい。毎回いいところで次回に引っ張る展開で緊張感は持続しているものの、ここらへんも話のまとまりを悪くしている原因かな?

それでも実感できるのはクリスマスの成長ぶりで、このところ万能感も薄れて押され気味の描写の多いクラウに代わってひたひたをアップさせている。ちょい戦闘描写が地味なので、彼女くらいはリナクスで光の剣(@超人ロック)を見せて欲しいなぁ。
(期待度: ★★, 満足度: ★★, リナクス走り: ★★★★)

脚本: 鈴木やすゆき, 絵コンテ: 須永司, 演出: 森邦宏


2004年11月26日(金)

「10万円の受信機でパソコンからの漏洩電磁波を“盗聴”できる」(ITPro)

これは恐い。高性能測定装置は1億円と今のところ一般人には手の届かないモノだけど、隣のアパートの PC 画面が見放題って状況はコワいものがある。別にヤマしいことはしてないけどねー♪

舞-HiME- #09 「海とオトメとなつきのヒミツ♪」

ちょっと山場に欠けていたものの情報量は今回もただごとではない。魅力的なキャラクターを大鍋でごった煮しているような感じで、Kanon とか ToHeart とかガンパレードマーチみたいに二次創作の材料としてあれこれと遊べそうなところがこの作品の面白いところ。

前回主役だった日暮みどりは、どうやら一番地によってひっそりと処理されたようで、駆け落ちしたという噂が流されてフェイドアウト。もう一度岩男潤子さんの熱演が聞ける日は来るのか?

†「目指せ玉の輿、この夏が勝負だ!」
前半は舞衣をメインに神崎と楯との三角関係で悩む微妙な心情を描いて、このあたりも腹黒そうな神崎の本心とか爆弾娘の詩帆との関係とかラブコメ的に面白い。一方で前回の予告を見て期待大だったビーチでの一時は、ダイナマイトバディの遥の活躍が見られず…いや寒いキャラとして存在感を強めていたけど、それだけかよ…。

†「私にはやらなければならない事があるんだ」
後半はなつきの独壇場ですね。クールな振舞いと、エロス&ヨゴレ担当としての強烈な落差に今回もメロメロですよ。
アバンタイトルからすると、今回は彼女が一番地との戦いと言う修羅の道を選んだ動機がメインのはずで、彼女の幼い頃の回想にしんみりさせられるはずなのに、ラストが強烈すぎて全部持っていかれてしまった。
(期待度: ★★★★, 満足度: ★★★★, キャラ立ち: ★★★★)

脚本: 吉野弘幸, 絵コンテ・演出: 鎌倉由実

ローゼンメイデン #08 「蒼星石」

ここからが本当のオリジナル展開。前回に続いての蒼星石への愛を感じる話で、翠星石一押しの自分的には、いつも何も考えていないように見えて、実は双子の妹の事を心から心配していた彼女の強い思いを垣間見る事が出来て、ますます翠星石への思いが強くなる話でした。

一方で蒼星石の方は、姉妹の癒しの力のおかげでハートフルな展開を期待していたのに、あれこれと水銀燈が暗躍したおかげでホラーな展開。おじいさん目が恐すぎだよ。

ここしばらく真紅の活躍が少ないのが不満なんだけど、ジュンが小脇の抱きかかえられている1カットがなんともラブリー。
(期待度: ★★★★★, 満足度: ★★★★, か〜ず〜き〜: ★★)

脚本: 岡田麿里, コンテ: 松尾衡, 演出: 水本葉月

機動戦士Zガンダム #07 「サイド1の脱出」

歴史は繰り返すのは現実も虚構の中の世界も似たようなもので、「ジオンの残党狩り」を存在理由であったはずのティターンズも、住民虐殺と言うジオンと同じ轍を踏み、心ある人間を離反させる。

†「これがオールドタイプと言うことなのか」
今回もガルバルディβを駆るライラ大尉がかっこいいです。富野アニメでは芯の強そうな女性戦士を良く見ますが、美人薄命と言うべきか、いい女程早死にするんだよね。レイラはジェリドの戦いの師匠として恋人としてもいい感じのキャラになるのでは…と思いきや早々と退場。オールドタイプは辛いよ…。

脚本: 丸尾みほ 斧谷稔, ストーリーボード: 知吹愛弓, 演出: 横山広行


2004年11月27日(土)

月姫 1/1 アルクェイド

BRAINSTORM より
最近は興味を失っているけど、幼女バージョンはファンの総意か?自分は大人バージョンの方が気に入っているのに…。
価格もかな〜り高めで、自分には全然手が出ないよ。

下級生2〜瞳の中の少女たち〜 #08 「…生きとし…生ける者…」

†「注意。本作品は美少女アニメです」
前回程じゃないけどやっぱり孤高の美少女アニメ。
女声に加えて人間味のない性格とどうにもシュンだけは苦手で、今回もまた過去の記憶を交えたヒロインとシュンのかかわりと言う内容でいい加減にしてくれ〜。
ちなみに今回のヒロインの沢村香月は頼津学園に来ている教育実習生で、大学四年なのに身長147cm、B76 のロリィなボディ。最近流行りの大人なのにちびっ子と言うキャラを見せてくれればそれなりに楽しめたのに、過去のどうでもいいエピソードを長々とやらなくてもいいのに…。

シュンの影に隠れて目立たない浪馬とたまきの関係も密かに進展中。しかし相変わらず謎の恋人の正体が不明など、シュンん話と比べるとどうもこっちはやる気がなさそう。
(期待度: ★, 満足度: ★★, 作画低迷: ★)

脚本: 影山楙倫, 絵コンテ: 今千秋, 演出: ふくもとかん

To Heart〜Remember my Memories #08 「ロボットの夢」

「ロボットに感情はあるのか?」と言う本作品のテーマに触れたようなどっしりと重い内容だった。ただしこれを語るには脚本的にも時間的にも物足りず、フィールが感情を吐露する場面は唐突すぎるし 長瀬の説得にはじまりラストまで思い入れも感情移入も出来ないままに感動的な場面が過ぎさってしまったような感じ。泣きゲーと言う言葉は賤称的に使われてますが、実際に読者や視聴者を泣かせるのは本当に難しい。

あとはスタッフのシュミか、ToHeart2 の新キャラや「雫」のキャラが登場したり、「アストラルバスターズ」なんて懐かしい単語が聞けたのは、毀誉褒貶ありそうだけど自分的には今ひとつ切れ味の悪い本編よりも面白かった。あとはせめてレミィの扱いが良ければ…。
(期待度: ★★★, 満足度: ★★★, 黒いあかり: ★★★)

脚本: 叶希一, 絵コンテ: 川島宏, 演出: 福本潔

「このライトノベルがすごい 2005」 このミステリーがすごい!編集部・編 [宝島社]

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結局「完全読本」を買わなかったくらいこの手のガイド本には興味がなかったんだけど、手に取ってみたら面白くてつい買ってしまった。メインのジャンル別ガイドの100文字程度の軽い解説が、ライトノベルに実に似合っていて、気が向いた時に寝転びながら読むのにちょうど良さそう。

ライトノベルはもっと文壇で評価されるべきだ!と言う発言や、「空の境界の」笠井氏による文芸批評みたいな解説みたいな重い記事は皆無。このスジでは有名なタニグチリウイチさん、極楽トンボさん、いちせさんと言った方々のコラムも読めて、ぼんやりとライトノベルの「今」を知るにはちょうどいい、バラエティにとんだ一冊でした。


2004年11月28日(日)

W〜ウィッシュ〜 #09 「隠された過去」

†「俺の捨てちまった過去に何があった?教えてくれ春陽!」
失われた過去の記憶と言う物語の真相に向かって話が進んだ事で面白くなってきた。ただし春陽も知っているようだし、智までも過去をほのめかして、知らなかったのは自分だけと言う疎外感におそわれないか?主人公。
これで残りは3話。ありがちな展開だけど、キャラにはまるとけっこう期待できる。

脚本: 長谷川勝己, 絵コンテ・演出: 所俊克
(期待度: ★★★★, 満足度: ★★★★, 15分番組だと話が小出し: ★★)

Φなる・あぷろーち #09 「大決戦!! 愛と銃撃の彼方」

†「ちょっとド派手に参りますわよ〜」
このところの重苦しい展開から解放されて、久しぶりに初期の頃の馬鹿っぽいノリとメチャクチャなアクション。無茶苦茶大味だけどこれがいいんだよなぁ。やっぱり西守歌はこうでなくちゃ。
しかし萌えアニメでメイクを濃くすると、綺麗と言うよりケバケバしくなるの法則は相変わらず。
(期待度: ★★, 満足度: ★★★, 白ビキニ: ★★★★)

脚本: 長谷川勝己, 絵コンテ, 大原実, 演出: 辻大輔

魔法少女リリカルなのは #09 「決戦は海の上でなの」

これはと言う展開なのに、思い入れが強過ぎるのか、未だ新しい舞台に違和感を感じるのか今回も気分はうわの空だった。基本的にキャラが多すぎるのかな? フェイトと二人、きったはったの真剣勝負、時にはあ〜んなことやこ〜んな事を繰り広げながら友情を高め合えばいいのに、人間ユーノ君とクロノ君の存在も大きくて焦点が定まらないのは自分だけ?

まぁそれでも都築シナリオの本領発揮とも言っていい、孤独な魂が仲間を見つける事で癒されていく展開はいい感じだったので、ちょっとした風の変化で突然傑作に変わるかも…。(^^;

あと作画は悪くないのに、所々で枚数が足りなくて動かせないようなシーンが出て来て、ここらへんも集中力を阻害する要因になっていたような気がする。
(期待度: ★★★★, 満足度: ★★★, 学校は長期休暇かよ: ★★)

脚本: 都築真紀, 絵コンテ: こでらかつゆき, 演出: 上坪亮樹 


2004年11月29日(月)

ジェネオン、パイオニアLDC時代のアニメDVDを低価格で再販(impress AV Watch)

天地無用あたりで再燃した90年代の OVA ブームを支えていた作品がずらりと並んでいるものの、最近の作品と比べてみるとプリミティブと言うか地味だなぁ。
洋画の名作シリーズみたいな、さらに思い切った廉価版が欲しいところ。

うた∽かた #09 「恋愛の痛痒」

相変わらずカタルシス皆無。沙耶とセイの思わせぶりなところにストレスを感じるわけだけど、思いっきり煽情的な過去ネタの数々や、綺麗な作画で見せる微エロにより興味は落ちない。どうやら来週は待望のネタバラシ回らしいので心して見よう。

†「子供って一方的に大人に引っかき回されてさー。辛いよね」
他のアニメだとうっかり見落としてしまいそうな何気ないカットや伏線が、しっかりと意味を持ってくるところがこの作品の面白いところ。今回はカレンダーの 8/31 や、引越しで別れてしまう子供カップルあたりがどうかかわってくるのか?
皐月の蛍子のエピソードは傷をなめあう道化芝居になった今回の話でひとまず終了か? 逆にメインキャラなのにこれと言った見せ場のなかった未知留が物語にどうかかわってくるのか期待したいところ。全てに意味がある。単に妹の瑠唯を出すためと言うわけじゃないよね。
(期待度: ★★★★, 満足度: ★★★★, コスチュームデザイン吉崎観音: ★★★★)

脚本・絵コンテ: きむらひでふみ 演出: 酒井和男

蒼穹のファフナー #21 「咲良〜みらい〜」

決戦を前に日常を舞台にしての群衆劇。大胆にも戦闘シーンを大幅にカットしてキャラの内面やら人物関係の整理が中心と言う展開は、思うに脚本家主導なのかね?

露天風呂こそないものの、海水浴にお祭り、更に今回は強化合宿に銭湯と日本の文化保存のためと言う名目で、萌えアニメ定番イベントのオンパレードは続く。人前で裸になるのが嫌で、洗面器をピラミッド型に積み重ねて体を洗うカノンに少々そそるものの、露骨な美少女アニメっぽさがないのはちと不満。まぁそういうのをテレビ東京で見たけりゃ、舞-HiME 見ればいいんだけどさ…。

でもって島の方は、ローソクが消える前に激しく燃え盛るように生命の息吹が島中を多い尽く短い夏を謳歌。キャラもせつなく甘い恋愛イベントを挟んで次々と死亡フラグがセットされて、一人能天気だったゴーバイン小楯衛までもが悲壮感を漂わす。
これだけ用意周到だと逆に感動的なシーンが予定調和みたいに感じられて今ひとつ不発と言うような気もしないでもないですが、アニメーターや声優の力に期待して、壮絶な死亡祭りが見られる事を!
(期待度: ★★★★, 満足度: ★★★★, 少々あわただしい: ★★★)

脚本: 冲方丁, 絵コンテ: 大森英敏, 演出: 菱川直樹


2004年11月30日(火)

「変わる書籍の流通・消費」 新刊書店員5人に聞(SankeiWeb)

自分の場合一昨年あたりから Amazonの通販でよく買うようになったものの、未だに半分以上は実際に手に取って確認してからじゃないと買う気になれない。そんなわけで地方にも個性的な本屋さん希望。

スクールランブル #09 「マンガで不幸!姉さんで不幸!かっぱさんで大不幸!」

二人仲良く昼食を食べるようになった天満と烏丸をよそに、傷心の播磨は何処へ行くのか、どこまで落ちて行くのか? 自分的にスクランにはまるきっかけとなった放浪編がスタート!

ただしネタを知っていた事もあってアニメだと今ひとつ。アバンタイトルで挿入された「播磨の拳」は、本編では北斗の拳をパクったような素人っぽと、漫画内漫画と言う位置付けが良かったのに、アニメではちょっと長すぎだし雰囲気的にもあまり面白いものではなかった。
あとはビールを飲むとこ(果実酒しかも見た目はジュース)やら連日のパチンコ通い(釣り堀かよ)を曖昧にはぐらかしたりと涙ぐましい修正もどこか悲しくなってくる。

播磨メインの話だって言うのに、自分的に面白かったのは天満が八雲のヘルプでカレーを作るストーリーとはあまり関係ないシーンで、ドタバタする天満と対称的に冷静沈着な八雲がやっぱり萌えますなぁ。
(期待度: ★★★, 満足度: ★★★, テンポ悪し: ★★)

脚本: ときたひろこ, 絵コンテ: 高柳哲司, 演出: 濁川淳



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