全体的に美少女ゲームからアニメ化された作品は厳しい評価が多いようで、お気に入りの W Wish は、Φなると明暗が分かれたようで、思いっきり沈んでますなぁ。(^^;
ヤツは本当に墓の中なのか?
今回も砂ぼうずの出番は無くてがっかり…と言いたいところだけど雨蜘蛛@若本規夫が期待していた以上に大活躍。
プレデターみたいな光学迷彩を装備したロボット兵を相手に、いつもの逃げ足の早さに加えてトラップを使ってクレバーな作戦を展開し、漂うプロフェッショナリズム、頼れる男としての存在感を見せつけてくれた。スーツの下は SM 好きのオヤジのはずなのに、この作品の中ではもっとも好きなキャラだ。
物語の方も、アバンタイトルで、信用のおけない潤子がオアシス政府の人間と何やらあやしい密談をして裏切りの序曲。狙撃の名人の先生と呼ばれる謎の男が登場したり、ラストでは見慣れたような顔の男がちらっと登場したりと伏線もいっぱい。ラストに向かって面白くなってきました。
(★★★)
脚本: 山口宏, 絵コンテ: 板垣伸, 演出: 犬川犬夫
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†子曰、後生可畏也
戯言シリーズ+乙一+(初期の)恩田陸みたいな作風と言う分析を読んで、なんとなく分かったような気持ちのまま探すのをあきらめていたのが先週。NHK の宣伝効果か、ようやく地方の書店にも出回ってきたので買ってみました。
確かに文体や設定などに既存の作家の影響は感じるものの、21世紀に高校生活を送っている作家が描く作品は現実以上にリアルな感覚で、そこに漂う空気も新鮮なものだった。10代でしか表現できないような微妙な感覚が満ち満ちていて、高校生活の逼迫感や、根拠の無い自信と焦燥感の揺れ動き、そして終わりなき日常からの現実逃避と言った青春小説定番のテーマも時代にフィットする形で鋭く描かれてました。
「僕は非日常が嫌いなんだ。ちーちゃんがくだらないと思っている日常が、僕にとっては憧れなんだ。非日常は素晴らしくなんかない。とっても恐ろしいものなんだよ」
ちとネタバレっぽい気もしますが、全体的にはどこぞのサイトで紹介されていた「BAD END の ONE」と言う表現がぴったりで、後半のファンタジーの入った予測出来ない展開が面白い。萌え小説としては陸上部の先輩がいい感じで、イラストの一枚くらいは欲しいと思ったのは、このところライトノベルに溺れているからだろうか。(^^;
BRAINSTORM より。
多くの人が漠然と思っているような事を良くぞ書いてくれました。ただし自分的には、紐付きであろうと面白い文章は素直に楽しめるし、「筆者はもう予約しました!」も営業のサービストークみたいに軽く流しているのであんまり気にならなかったり。
日本だと「Wiki Way」を読んで思想的に引かれた!と言う人よりも、Pukiwiki みたいななんでもありの Wiki の便利さに引かれてと言う人が多そうなので、原理主義者は少なそうな気がする。2ch のまとめサイトなどではベターなツールだし、結論にあるように要は使い道だろう。
PC ゲームは趣旨に合わない気もするけど、「Civ3」「EU2」と言った歴史ゲームも、ヨーロッパ人風の歴史観を理解する上で役立つかも。
2年A組25番、長谷川千雨。学校では目立たないように生きるのが信条だが、その正体はスーパーハッカーにしてネットアイドル「ちう」。アクセスランキングでトップをひた走る彼女のサイトの前に意外なライバルが現れた。
†「異様に多すぎる留学生。ロボに誰も突っ込まないんだよ!」
世界は地獄を見た!前回放送から1週間。贅沢を言えばきりがないけど、このアニメのキャラクターデザインにすれば十分満足の作画レベル。赤松ファンじゃない自分的にはこのレベルをキープしてくれれば文句は無いです。
ネットアイドルの世界はよく分からないですが、ネットネタは風化が早いのに加えて、掲載誌が週間少年マガジンと言う事もあり内容もマイルド。まぁそれでも最近やたらと多いコミケやコスプレ喫茶などの秋葉原ネタに比べれば新鮮でした。
何と言っても魅力的なのは千雨…じゃなくて彼女の隣の席にして今回も地味に出番の多かった夕映。そういえば前の席は明日菜だったりと、何気に出番が多いのはそういう理由なのね。
†ノトウィルス感染拡大
のどか優先モードは相変わらずで、一人ラブコメモード。
千雨によると、このクラスの変人さんは、明日菜、楓、茶々丸、古菲、風香、のどか、夕映の七人だそうだけど、どこが変人なんだろう。(^^;
(★★★★)
脚本: 大河内一楼, 絵コンテ: えんどうてつや, 演出: 浦田保則
†「バカねっ」
戦いに負けて心を閉ざしたままのモンスリーが、コナンから信頼される事で徐々に心を開いていき笑顔を取り戻していく仮定が実に見事。
(★★★★)
脚本: 吉川惣司, 絵コンテ: 高畑勲, 演出: 宮崎駿・早川啓二
どーして山下アクションや板野ミサイルが出てくるんだ〜。粒ぞろいの良作を送り出してきた ufotable 制作で、春から独立 UHF 系で放送開始予定らしいので期待大。
三人姉妹の泥棒他、30代のアニメスタッフが楽しんで作りましたと言わんばかりの、懐かしいテイストのアニメ・パロディネタが満載。
もっとも内容はまたしても福山タ〜イムと言った感じの、主役は誰?と激しく疑問に思う作りだし、不意打ちをつかれたようなエロ描写満載の1話、せめて2話くらいの露出度をもう一度見たいと思っているお色気シーンを期待している自分にとっては相変わらず不満の残るぬるい話だった。リサの出番も少ないよ〜。
(★★)
脚本: ラスプーチン矢野, 絵コンテ・演出: 小林孝嗣
悪魔のマーラー登場。激しく突っ込んでくれと言わんばかりの CD の使い方や、対戦格闘ゲームが全盛のゲーセンなど時代設定のあいまいさがどうも気になってしまう。中盤の変身ドタバタも今ひとつで、なぜか深夜の酒場で愚痴る沙夜子さんを見て安心してしまった。
(★★)
脚本: 日暮茶坊, 絵コンテ・演出: 浅井義之
†粗筋
連邦軍のアポロ作戦は、戦艦ドゴス・ギアで指揮を取る天才シロッコの華々しい活躍により連邦の勝利に終わる。
さすがに天才のたてた作戦だけ会って、今ひとつ経過やら状況が分からないままに終了。それでも各々のキャラ描写は少ないながらも印象的で、生真面目なサラや、空回り気味のファ、半人前にすら扱われないカツ、若者の足を引っ張るオールドタイプの象徴みたいなジャマイカン少佐など、人それぞれこの世界で必死に生きている感覚を共有できるところがこの作品のいいところ。
ちなみに我らがジェリドは「「時代は変わったんだ。オールドタイプは失せろ」とかっこいい台詞を口にしながら相変わらずのやられ役。もっとも彼がダメな分だけ、面倒見のいい姉みたいな、戦うおねーさんキャラのマウアー中尉が輝いて見える。
あとはベッドの小物入れに仏壇をセットしたりと、カミーユがおかしいのはこの頃からだったのね。
(★★★★)
脚本: 鈴木裕美子・斧谷稔, ストーリーボード・演出: 杉島邦久
> (PC は)毎年2〜3台作っているから,20台くらい作ったんじゃないでしょうか。
議員と言うとパソコン音痴みたいな偏見があったので意外だった。Linux に対しても過度に期待しているわけではなくバランスの取れた見方をしている。
収束したと思ったのに、またしても Winny が一次感染で広がるデスクトップ晒しウィルスが猛威を振るっているそうなのでメモ。
久々に慣れない Windows 環境に乗り換えたので注意しなければ…。
今回のベータ版は予想以上に完成度が高く、日本語ファイルも SJIS はもちろん、EUC でも大丈夫だった。ブラウザ(IE or Firefox)の、キャッシュの検索では、サムネイルでサイトのイメージが表示されるのも見やすい。
欠点としては全文検索ではないので漏れはあること。 テキストファイルは一部の拡張子しか見ていないので、ソースコードなんかを検索の対象に加えるにはプラグインが必要なこと。あとは最初のインデックス作成に結構時間がかかり、気軽に試すには忍耐がいる。例によって経過時間のパーセント表示が適当で、自分の場合だと 0-99% までは1時間半程だったのに、99-100% までに4時間もかかってしまった。マシンはアイドル状態だったのに…。
†「今日からずっとこの姿で、ちはやちゃんのそばにいることに決めたんだ」
残り三話。ラストをきっちりまとめてくれたら今クール最高クラスの OP ともども記憶に残る作品になるのではと期待していたのに、ちはやを中心とした、父親のベルガモット、"友人"のナツキ、親友のさやか、ライバルの絵美と言った人間関係を描いてきたのに、どうにも盛り上がらないままに終了と言う残念なパターン(*1)になりそう。
†「ベルガモットは死ぬ気よ」
謎の魔法少女・絵美の正体は、カレンデュラが自分と同属と感じたりとあれこれとほのめかされていたものの、謎のまま先送り。ようやく見せてくれた制服からの変身シーンはわずかに1カットと、残念ながら絵の方も少々寂しかった。
(★★★)
脚本: 山田光洋, 絵コンテ: 葵刀鏡介, 演出: 古川政美
桃乃恵の魅力炸裂。手元にある原作1巻ではどうも地味な印象なのに、アニメだとスタイル抜群のボディに加えて、ハキハキした喋りと、つやつやした塗りが好印象です。
†「ちょっとつきあってもらってもいいかな?」
放送開始当初は、鳴滝荘の住人設定が某めぞんと似ていると言う意見をよく見ましたが、今回の話はこの街だけ時間が止まったかのように、懐かしくも心地よい80年代の少年漫画のラブコメ風シチュエーションが満載で、ベタに徹しているところが安心して見られることに繋がっているように思う。
(★★★★)
脚本: あみやまさはる, 絵コンテ・演出: 伊藤真朱
タマヒメβ版より。
完成度の高い萌えペーパークラフト。そういえば「北へ D.D.D」のペーパークラフトはどうなったんだろうか?
流行りもの。
保守・リベラル度 -2.5
右・左度 -1.33
あなたの分類はリベラル左派です。
保守は伝統や公共の福祉を重視し、リベラルは個人の自由を重視する価値観です。
右派は小さな政府、左派は大きな政府を志向する価値観です。
学生の頃の自分は、アメリカ共和党の伝統的な経済政策(市場主義、小さな政府)の信奉者だったのに、自分の能力に見切りがついたここ数年は、少しずつ針が反対の方に振れてきた気がする。
モノグラフより。
前に本の雑誌のティーンズ文庫編集者匿名座談会でコメントされていた、「10年前に売れていた作家が、今何をやっているかと言うと10歳年をくった読者が相手になって、一発当てても同じ年齢層相手に長く続かない」と言う話を思い出す。
アニメなんかと同様に、一つのジャンルが成熟するにつれてファンが細分化していき、見た目は大きい市場でも、メガヒットが生まれにくい状況はライトノベルの世界も同じなのね。
疾走と言うか迷走と言うか、相変わらず予想のナナメ30度上くらいの、ぶっとんだ展開でひた走るこの作品も残りわずか。
以前の戦隊もののパロディみたいに、作品から離れた世界のパロディ程スタッフの気合が入っているようで、冒頭の漁船編の北斗の拳のような濃ゆい絵柄と力のこもった大漁節の OP には参った。
原宿デート…じゃなくて買い物をする空気を読めないコンビの天満と播磨。正直見ていて疲れるんだけど、この二人の天然具合が見られるのがあと一話と言うのは残念。
唐突に出てきた銀河鉄道 999 のパロディ。この SF チックな展開が、どうやら烏丸の話に繋がっているようで、天満の恋物語は、アニメオリジナルとして決着に向かうらしい。自分的には、八雲と愛理の三角関係を見てみたいところなんだけど、このあたりはアニメが終了したら再び原作漫画に手を出してみるとします。
(★★★★)
脚本: 吉田玲子, 絵コンテ: 高柳哲司, 演出: 西村大樹
決勝前のひと時。このアニメは黒柳のリアクションがあってなんぼの作品なんで、今ひとつ消化不良。
まぁそれでも三位決定戦で、再び諏訪原の戦いぶりを見られそうなので期待度もアップ。準決勝での雑魚っぽい負け方に続いて、河内にまで敗れたら、もうどうでもいいや。
あとは、雪乃さん。第一印象は三姉妹の長女と言うことで、某千鶴さんみたいな翳のある女性を想像していたのに、こっちもどうでもいいや。(^^;
(★★)
シナリオ: 大和屋暁, 絵コンテ: 増田敏彦, 演出: 小山田桂子
週末にデパートなんかに足を運ぶと、砂糖水の餌に引かれてカブトムシが集まるように子供たちが筐体を囲んでいる姿を未だに目にする。どうやらけっこうな大プロジェクトのようで、あの筐体が無償で全て店に無償で提供されていると言うのは知らなかった。
LOST/PLUS ONE のスケジュール予定表に掲載されていて、第2期アニメシリーズの製作発表と言う内容が書かれていたそうですが今は消えている。フライングだったのかな?
関東大砂漠最大のクレーター「地獄の底なし沼」にひっそりと隠された秘密研究所を舞台にシリーズを締めくくる最終決戦。
例によって正義や悪と言った単純な価値観がぐるりとひっくり返り、政府の圧制からの解放と言う大義名分でレジスタンスを率いてきた貝塚老人の真意が少しずつ明かされる。個人的には最後なんだからもう一ひねりくらい欲しいところかな。
ホバー戦車の「コング」が、番人たちを蹂躙しまくるあたりは、AFV(戦車)オタにはたまらない。反重力もレーザーも出てこないけど SF3D のナッツロッカーを思い出した。←古すぎ。
それにしても「萌えアニメに宣戦布告」と言うコピーはどうにかして欲しいなぁ。この作品的には、闇討ち、不意打ち、だまし討ちと言った卑怯とか卑劣な価値観の方が合っているような気がする。
(★★★)
脚本: 山口宏, 絵コンテ: 板垣伸, 演出: 唐戸光博
ARTIFACT@ハテナ系より。
読みがいのある楽しいテキストです。
そういえば PC-Engine での発売は1994年と、もう10年以上が経過しているのね。自分がときメモをプレイしたのは、To Heart でどっぷりと学園もののエロゲーにはまった直後の 1997年頃で、しかも PC 版だった。
シナリオは無いし、エロも無し、おまけにあのキャラ絵なのにどっぷりとはまってしまったのは今から考えると本当に謎で、遅ればせながらグッズに手を出したり、イラスト集にまで手を出していたんだよなぁ。
青春の過ちと言うか、これも一つの愛の軌跡?(^^;
唯一見られるトップ絵からは、作品に対する意気込みが伝わってこないなぁ。OVA4話に残りは新作と言う変則構成もあって、原作から大きく離れながらも青春モラトリアムものとしてけっこう好きだった前作に比べて不安は大きめ。
†「勉強すれば?」「やだ」
つい先々週、原作を読んで気に入った図書館島の話。予想通り原作にあった中途半端なエロカットはことごとくマイルドになってますが、作画がここにきてようやく安定してきたので満足できる内容でした。
線の少ない絵ながらも、のどかの熱い想いは能登ボイスに載ってひたひたと伝わってくるし、、いつもやる気なさげな夕映が珍しくやる気を見せるところなんかが印象に残る。夕映を演じる桑谷夏子さんの声質もいい感じで、ちょっと前まで、「お兄ちゃん、大好き」なんてやってた人とはとても思えんなぁ。
(★★★★)
脚本: 大河内一楼, 絵コンテ: 小阪春女, 演出: 山本天志
ずっと前にも引用したけど、宮崎駿監督の言葉に、魅力的な悪役を生み出す事が出来たらエンターテイメント作品として成功(うろおぼえ)と言うのがあったのを思い出す。カリオストロ伯爵、やムスカたちと同様にレプカもいい感じに悪役を演じていて、怪我をしたモンスリーを踏みつけて問い詰めるあたりは悪の美学。(^^;
包帯萌えなんて、こんな頃からあったのね。
(★★★)
脚本: 吉川惣司, 絵コンテ: とみの喜幸, 演出: 宮崎駿・早川啓二
カトゆー家断絶より。
自分にとってネギま!は、図書館探検部の三人(のうちの二人)が全てなので、GBA ともども買い!…と思ったけど、カードバトルを使った RPG 風の作品なのか。はぁ。
「例え自分が更新したとしても他の誰かが似たような記事を書いているよなぁ」と言うのは、アニメ感想みたいなタイムリーな話題を扱っていると避けられない不安で、かといってオリジナリティを出そうとして妄想を膨らませると、単純な勘違いや事実誤認の多いたわごとで終わってしまい突っ込まれまくるんだよね。(^^;
†「お馬鹿さんの相手はあなたじゃないとつとまらないわ」
えと、原作は単行本で5〜6巻まで読んだのかな。でも長い月日に記憶も風化してしまったようで、アニメを見て新たな発見がちらほら。
まずはマーラーが女だったと言うこと。中性っぽいのは悪魔だからかと思っていたのに、これは意外だった。
続いては沙夜子が思いの他に魅力的なキャラとして描かれていること。ベルダンディーがどこか色褪せてしまい、螢一との関係も仲の良い老夫婦みたいなどこか停滞感があってこのところさっぱり面白くないんだけど、沙夜子の微妙なところで揺れ動く女心にやたらと惹かれてしまった。能登効果もありますが、クールな高飛車系のキャラが、むきになって対抗意識を燃やしたり、ちょっと繊細なところを見せられるとそれだけで参ってしまう。(^^;
(★★★)
脚本: 渡辺陽, 絵コンテ: ユキヒロマツシタ, 演出: 岩田義彦
†粗筋
シロッコから月の中心都市フォン・ブラウン市の支配権を譲り受けてもらったジャマイカン少佐だが、連邦軍の散発的な反撃の前にあっさりと支配権を奪還されて、すごすごと逃げ帰ることに。
一方で地球では、エゥーゴの指導者ブレックス准将が暗殺され、連邦軍内部でのの勢力争いはティターンズの全面的な勝利に終わる。
まるでファーストを見ているかのように作画・演出の悪い捨て回で、今更ながら香港シティでの街中の描写の良さを思い出す。
まぁそれでも、駄目な高級軍人として出鱈目な采配を続けるジャマイカンと、上昇志向は強いものの相変わらず人間的に成長しないジェリドくん、さらにはようやく参戦した野獣ヤザン中尉の顔見せと、ヒロインの出番は少ないのがせめてもの救い。
内助の功みたいにジェリドを支えるマウアー中尉が健気だっ。
(★★)
脚本: 遠藤明吾, ストーリーボード: 横山広行, 演出: 関田修
♪桃栗三年、柿八年〜
最後に大逆転が待っているのかと思っていたら、いきなり3ヶ月もぶっとばしてジゴローは忘却の彼方。クラス替えに学校行事のキャンプとあわただしく話が進む中で、内容の方もキス、トイレでシメられ、キス、犬からキス、キスと朝っぱらから熱いところを見せられる。
次第にとーじから岡安に惹かれつつあるももの女心を丁寧に描いているのは好印象。しっかしこの作品は、天国から地獄へといきなりな展開が多いので期待するのはやめておこう。
(★★)
脚本: 丸尾みほ, 絵コンテ: えがみきよし, 演出: 横田和善
ラス前と言うことで前半は絵美さんによる今回の事件の解説、後半は二人で協力バトルとお約束の展開とは言え、最後まで散漫とした感じで、凝縮したドラマは見られなかった。「私をその名前で呼ばないで!」と絵美さん改め魔法戦士セプティムの正体は最後までわからずじまいだったり、父親を思うちはやのの心情、ちはやに恋愛感情を抱くナツキの気持ちと言った描写の積み重ねが欠けていたので、スケールの大きい話でも中身はスカスカ。
カーマインはさすがにエロゲーの主人公らしく、触手にからまれたり、変な液体で服が溶けたり、種を植えられて覚醒したりとサービスシーンが多かったけど、後半は作画も崩れ気味で脳内補完も限界オーバー。DVD の CM が別作品に見えるほどまぶしい。
10話で OP が完成したのを見て、最後は余裕のスケジュールだろうと言う読みが完全に外れてしまいました。すまん。
(★★)
脚本: 山田光洋, 絵コンテ: 川島宏, 演出: 白石道太
いよいよラスト。なんじゃこりゃ〜と呆然の展開に、まともな楽しみ方は見出せず、期待はどれだけ強引なリセットがかかるでファンとしては自虐ムード。
次元が違う両親から生まれた子供には、歪が生じ恐ろしい力の持ち主になるそーで、これを知っていたようなんだから、素直に理事長が子作りすればいいんじゃないのかとか、突っ込みどころありすぎだし、あれで死傷者ゼロですか?
†絵美は青い花なのか小鳥なのか?
Wind とか はにはにとかでさんざん苦渋をなめさせられたように、世界の運命を左右するようなスケールの大きい作品は1クールじゃ唐突過ぎるよ。
キャラクター的にツボをつかれた作品なだけに消化不良のまま終わってしまった感が強いです。なんとなくノベライズに手を出したらあまりのつまらなさにますます渇望感が出てくる始末。かと言ってリニューアルされたゲームは相変わらず横田絵だったし、倉嶋丈康キャラデザの OVA もどこか自分の気に入った作品世界(=アニメのOP)とは違うんだね。TV 版の続編を激しく希望。
(★★)
脚本: 山田光洋, 絵コンテ・演出: 阿部雅司
まぁ、程度問題と言う気もしますが、イギリスの SF 作家の言っていた、「十分に発達した技術は魔術と区別できない」と言っていたように、ありふれた散文でも魔法として通用するような文章は多いと思う。(^^;
S.キングの「シャイニング」を読んだときは、細かいディテールから目の前で組み立てられていく作品世界に、本当の幻影魔法と言うものを感じた。最近では新譜発売前と言うことで2年ぶりくらいにはまっている、Sound Horizon の曲を聴いていて、タナトスやlost の歌詞や繰り返されるフレーズの数々に魔法のような煌きを感じてしまう。
…などとさりげなく布教活動。
†あらすじ
ある夏の日、鳴滝荘の一同で海水浴に向かい、夏のひと時を過ごす。
いいですね〜、作画はやや落ち気味だし、内容的にもありがちだったりするわけだけど、キャラクターに勢いがあるとたわいのない話でも実に面白い。この居心地の良さは替えがたいものがあります。ゲストキャラもちまちまと増えてきて、この作品独特の世界観も固まってきたようで2クール目も楽しみにしてます。
恵によるすいか割りの英語解説は、Moonlight Fantasia のスイカ割りは不思議だを考慮したネタか…などと思ったけど考えすぎでした。原作にも出ていたらしい。
梢の白いワンピースも、恵さんの派手なビキニも良かったですが、今回なぜか印象的だったのは、原作では自作願望らしく、陰鬱な思いに駆られていそうな沙夜子さんが、ツーシーターのオープンカーで娘と海に行く夢を見るところです。娘を幸せにしたい母親らしいところと、まだまだ前向きな人生にほっと一安心。(^^;
(★★★★)
脚本: 佐藤勝一, 絵コンテ・演出: 又野弘道
自分的に大胆な解釈の三国志と言えば、ドライな性格から呂布を西洋人として描いた天地を喰らうかな。去年陳舜臣の「秘本三国志」や「曹操」を読んだら忘れられた情熱がよみがえってきたようで、三国志世界の奥深さを実感してます。
ゲーム(Air とか)のサントラや DVD は売れている一方では、アニメのサントラの売り上げが落ち込んでいると言う話。
思えば最近は「シスプリ」くらいしか買ってないし、そもそもサントラを買う気になるような作品が少なかったりします。次から次へと新番組が押し寄せてくるので、気に入った作品でも余韻を味わう暇がないと言うのが正直なところ。
そういえば量販店に並ぶカートリッジ回収用のリサイクル箱は、この手の業者が準備していると言う話を最近になって知った。自分は hp 好きなんだけど、交換カートリッジの高さが最大のネックなので何とかして欲しいよ。
key キャラを使ったサイト。PR 対象を絞りすぎと言う気もしないでもないですが、この手の広告は好きなので、三鷹市水道局に続いてがんばって下さい。
「騙された〜!」
純真な自分的には、今回何度そう叫び、心地よく騙されたことか。(^^;
シリーズを振り返っても、毎回何かあるとプロデューサーがほのめかしていたように、型破りなネタが続出。マンネリ気味の学園ラブコメに一風を吹きこんだ作品を見せてくれました。
漫画の♭パートみたいな小奇麗なエピソードも、星空の下での天満と烏丸の会話で見せてくれていい感じにまとめていたと思う
…などとホッとしたのもつかの間、最後の最後まで楽しめる作品でした。本当にやってくれるぜ。
(★★★★)
脚本: ときたひろこ, 絵コンテ・演出: 高松信司
今ひとつ真剣に見られなかったシリアスパートに比べると、某番組のセットを意識したマルミ堂でのコメディは心から安心して見られます。
出来不出来の差が大きい作画もさすがに
ヒロイン勢ぞろいに加えて、最終回と言うこともあり作画も上々。キャラ萌え的にはスキのない作りを感じます。葉月もアルトもいいけれど、第一印象でいまいちだった御堂薫がぐいぐいと魅力的なキャラになってきたのは自分だけか?
でもってこれまたラストには大爆笑。これでフィナーレに♪ババンババンバンバンの「いい湯だな」をもってこられれば完璧だったのに。(^^;
(★★★)
脚本: 金巻兼一, 絵コンテ・演出: 尾石達也
世知辛い世の中になってきた今日この頃。これって書籍の出版だけじゃなくて攻略サイトなんかにも影響するんじゃないだろうか?
かーずSPより。
コメディのセンスなんか輸出向きじゃないし、シリアスパートは肩透かしと言う印象が強かった。それにしてもアニメ版「ヘルシング」が米国で人気だと言うのは、自分的にはなぜか負けたと思いに駆られた。(^^;
†「貝塚さん、あんた死んでもらうわ…」
熾烈な環境の関東大砂漠にたくましく生きる人間たちを描いたこの作品、最終回はその象徴かのように太湖の自立していく姿をドラマチックに見せてくれて予想していた以上に奇麗に終了。低予算の UHF アニメと言うよりも、劇場版アニメみたいに凝ったレイアウトと高い作画密度を見せてくれて、放送エリアが狭いことが返す返すもったいない。萌え要素は皆無だし、一般受けしそうに無い作品だけど隠れた秀作だと思う。
最終回と言うことで、しっかりと各キャラの見せ場が用意されていた中で、特に雨蜘蛛の出番は多く、ここらへんはファンサービスだろうか? さすがに音速丸は超えられなかったと思うけど、本作でも殺伐とした人間が闊歩する中に独特の存在感を見せつけてくれたのも嬉しいところ。
(★★★★)
脚本: 山口宏, 絵コンテ・演出: 稲垣隆行
後半は脚本に御大自らが筆をとったようなあかほりイズム満載で、往年のあかほり作品が走馬灯のように駆け抜けました。(^^;
女の子たちに囲まれて、皆から好きだと言うのをせがまれたり、大勢に追いかけられたりするヌルいハーレム展開は10年前にタイムスリップしたかのようだけど、久しぶりだったということもあって新鮮に感じたのも確か。
(★★)
脚本: 大和紅, 絵コンテ: 冨永恒雄, 演出: 中村賢太朗,
今更ツッコムことじゃないだろうけど、ここにきて完全に手段と目的が逆になってしまったかのようで、料理勝負が審査員にリアクションを見せるための前座になっているのが不満だ。自分自身が貧しい食生活を送っているのもあり、出来上がったパンの味がさっぱり想像できないし、食欲もわいてこない。なぜか焼き鳥が食いてーと思ってしまった。
(★★)
脚本: 川瀬敏文, 絵コンテ: まついひとゆき, 演出: 佐藤照雄
詳細は、今日発売の MEGAMI Magazine にて。
自分の契約しているケーブルテレビに BS デジタル局が加わると言う話はどこにいってしまったようで、秋までに自力でアンテナを立てる必要がありそう。
†図書館島後編。
原作ファンの不満をよそに1〜9話まではそれなりに面白いと思いながら見ていたわけだけど、一通り読んでしまった今となってはこの程度の出来では確かに文句しか出てこない。中途半端な改変で原作以上に適当な話になってしまったようだ。
良いとこ探しをしてみても、のどかや夕映の魅力は声優さんの魅力そのものだし、夕映の出番の多い話だと言うのに、前回良かった作画は元のレベルに戻ってしまうし、螺旋階段でコケるエピソードまでカットと言うのは悲しかった。
(★★)
脚本: 大河内一楼, 絵コンテ・演出: まつもとよしひさ
†インダストリアにてプロレタリア革命勃発!
今回から最終回まで5話連続の宮崎絵コンテ回。よくもまぁこれだけ詰め込んだと思うくらいに名場面の連続で、充実のボリュームに圧倒される。
コナンの無茶苦茶なアクションもいいけれど、トロッコを持ち上げて水中行進する三人がなんともいい味を出している。
あとはレプカの嫌がらせに耐える気丈なラナもいいけれど、このところはモンスリーのさりげない魅力にやられっぱなし。「バカね」は何度聞いてもいいね〜。
(★★★★)
脚本: 吉川惣司, 絵コンテ: 宮崎駿, 演出: 宮崎駿・早川啓二