沢近と八雲は磨けば光ると言うか、登場させてエピソードを重ねる事にキャラの新しい一面を見る事が出来て見る度に新鮮。この作品の売りである?勘違いギャグの方は、播磨と花井の対決が早くも三度目でちと息切れしているような気もするので、新しい展開が欲しいところ。とは言え気が付くと残りは6話か。
編集者に漫画を見せた時の、「友達にでも見てもらうといいよ」は、ストーリーにつながっているとは言え、「チラシの裏にでも書いてろ」の婉曲表現みたいで痛いなぁ…。
(★★★)
脚本: 高橋ナツコ, 絵コンテ: 高柳哲司, 演出: 西村大樹
砂ぼうずと新型スーツを来た傭兵の追跡者三人の対決は盛り上がらずに終わってしまい、後半は作品が変わったかのようなシリアス展開。上と下の世界と言う、テクノライズを思い出すような設定が出てきて、砂ぼうずたちは、関東大砂漠では命の次に重要な契約書を踏みにじられたりとひどい扱いを受ける。この上の世界のオアシス政府の人間たちと戦っていくのが終盤の展開なんだろうか?
冒頭では、寝袋を共にして太湖の人肌温めで介抱と言う美味しそうなシーンがあったのに、あっさりとギャグで流してしまうとはもったいない。
(★★★)
脚本: 中村浩二郎, 絵コンテ: こでらかつゆき, 演出: 山田弘和
CAX の日記から。
「このライトノベルがすごい2005」の座談会ではドクロちゃんが、(いい意味でも悪い意味でも)ライトノベルのもっともコアな部分にあり初心者には辛い作品みたいに書かれていたけど、自分もまた初心者にこそドクロちゃんだと思った。
多少マンネリでも、このネーミングセンスはただ者ではないと何度感じた事か。
ニンジャガールとロボ少女と言う一昔前のギャルゲー定番みたいなイロモノキャラの紹介。
茶々丸は、ロボ少女と言うジャンル自体が退潮気味なのに加えて、弱者にやさしく人間以上に人間らしい感情を持っている設定もありきたりでどこかで見たようなキャラになっているのが残念。
一方で甲賀忍者の長瀬楓の方は、ドラムカン風呂に入ったまま背面座位で攻められてノックアウト。ストーリー的には扱いにくそうなキャラだけどもう少し出番が欲しいところ。それにしても母性本能をくすぐる中学生って一体…。
(★★★)
脚本: 大河内一楼, 絵コンテ・演出: えんどうてつや
ハイハーバー編前編は地味なシャカイ系な話が続くんで今ひとつ感想が書きにくかったわけだけど、ここらへんから俄然緊張感が高まる。
冒頭の予知夢で終盤の急展開に向けて伏線を入れる構成は小技が効いていて、続く中盤にコナンとジムシーの成長を描き幸福な日々を見せつけておきながら、終盤になってラナの悪い予感と現実のオーロの焼き打ちさらにはハイハーバー軍の侵攻が重なって一気に突き落とされるあたりはちょっとしたカタルシスを感じた。
キャラ的にはダイス船長の使い方が毎度の事ながらいい味を出している。「子供の遊びは終わりだ」「さらば平和の日々よ」など、一つ一つのセリフが非常に重く、物語を締めている。
(★★★★)
脚本: 吉川惣司, 絵コンテ: 宮崎駿, 演出: 宮崎駿・早川啓二
今ひとつラインナップが弱いなぁ。著作権的にクリアできれば、マーブルマッドネス、ガントレット、ペーパーボーイ、ハードドライビン、ランパートのテンゲンパックとか、鮫!鮫!鮫!、大旋風、達人、究極 TIGER、ゼロウィングを集めた東亜プランパックあたりを作ってくれれば絶対に買うのに。その前にセガのマイケルジャクソンま〜だ〜?
†「私、どうしても螢一さんを喜ばせたいんです」
妹は献身的に応援してくれるし、ラブホテルに連れ込まれても全然危機感が無かったり、キスをしようとして予期せぬアクシデントに邪魔されるところまで予定調和の展開で、今回もまったりと安心して鑑賞。
とは言えもう少し刺激が欲しいのも事実で、今回の見せ場に「にゃ」も今ひとつ物足りず、今なら猫耳帽子標準装備くらいやって欲しいものだ。
次回は運命の三姉妹揃い踏みなので期待していいのかな?
沙夜子のファッションはバブル前期に流行ったトラッドファッションでいいのかな?工業大学じゃまず見かけないと思うけど。(^^;
(★★)
脚本: 花田十輝, 絵コンテ: こでらかつゆき, 演出: 仁昌寺義人
初代のアムロとララァの遅すぎた出会いを彷彿させるように、互いに引かれ合うカミーユとフォウとの心のやりとりが描かれる。ビルの上で恋人同士みたいに過ごすシーンは、何とも古めかしいムード音楽が使われていてちょっと萎え。
一方で作画の方はとにかく密度が濃くて、この話に賭ける意気込みが伝わってくる。
†「みんな、燃えてしまえ!」
悲劇的なヒロインのフォウだけど、記憶を奪われて心にぽっかりと穴が空いた状態なのはいいとして、、戦闘中に高揚したりと、強化人間特有の不安定な精神状態が見ていて痛々しい。一時でも平穏を取り戻せるのだろうか?
(★★★★)
脚本: 遠藤明吾, ストーリーボード: 甚目喜一, 演出: 平林淳
う〜ん、何か前作が面白い作品だったかのように思えてきた。福山以外に男のウザキャラはいらないだろ。
(★)
モノグラフより。
ここにあるものだと「LASTKISS」「猫の地球儀」あたりが涙腺を刺激したけど、全盛期の泣きゲーと比べるとまだまだと言う感じかな。
着信が 110番からだったらさすがにびっくりするよな。
岡安の絶妙なフォローもあって見事結ばれたももととーじは、クラス公認の馬鹿ップルみたいな、初々しいところを見せつける。赤面ものの好みのシチュエーションが続くわけだけど、やっぱキャラに感情移入できないと楽しさも半減。水泳同好会の面々も一昔前のコギャルみたいで萎えっ。
一方で見せてくれたのがさえだった。前回の話で信用と人望を最低ランクにまで落とされた事で、暗くなってしまわないか心配していたのに、存在感の薄さを、トムとジェリーなんかで潰されてペラペラになったような懐かしいアニメの表現でヘタれ感を表現していて、これがなんとも愛らしい。一種の萌えキャラ化なんだろーか。(^^;
なんて思っていたら、愛らしい二次元キャラにズキューンとハートを撃ち抜かれたのが、人気モデルの犬路吾郎だった…と言う事で新展開がスタート。個人的にはずっとあのままの方が良かったりするんだけど。
(★★★★)
脚本: 丸尾みほ, 絵コンテ・演出: 渕上
話的には相変わらずこじんまりとしているし、クローン種が登場した事で停滞感を感じてしまうなぁ。それでも今回は、ちはやのロリィなセミヌードと、セルリアンブルーの登場と言うこの作品に期待していたものがあったのでとりあえず満足。
あっさりと正体が露見したセルリアンブルーと家庭教師。魔法戦士になると抑圧されていた自分の理想の性格が出て高飛車になるあたりは、ひねりもなくプリサミの天野美紗緒そのままなんだけど、友情ネタなりでもう少し掘り下げて欲しかったなぁ。
エンジェルキッスを訪ねてきた緑髪の女性は眼鏡で変装しても正体がばればれだったり。セルリアンブルーは高笑いを使い過ぎでどこかキャラの魅力に欠けるので、地上にもホイホイ出て来るこっちのお姉様キャラに期待するとしよう。
(★★★)
脚本: 山田光洋, 絵コンテ: 大畑晁一, 演出: 白石道太
癒し系アニメというべきか、ムチャクチャなごむ作品で、このアニメを見ている時の顔は他人に見せられないなぁ。
話的には、鳴滝荘を舞台にしたかくれんぼがただひたすら続くだけの単調な内容なのに、キャラの動きや何気ないしぐさが面白かった。「男の子に見られるのは恥ずかしい…なぁ」…と顔を赤らめて媚び媚びモードの恵さん、「うふふふ〜」と癒し系毒舌キャラの珠実さん、真打ちは沙夜子さんで、頭の上に盆栽を載せてふらふら動いている姿が実にラブリー。
青春モラトリアムものと言うには、幼児退行しすぎなんだけど、この手の作品に弱い自分としては、ヤバいくらいに作品世界に引き込まれてしまった。
(★★★★★)
脚本: 新宅純一, 絵コンテ: 転房圭二, 演出: 鈴木洋平
萌えアニメ定番イベントシリーズなのか、前回は海水浴、今回は修学旅行、そして次回は露天風呂と節操無い話が続く。
作画的にちょっとパワーダウンしつつも、地上波エロアニメぎりぎりの下ネタやらエロネタはしつこい程に詰まっているので、それなりに見られる作品になってました。(^^;
やっぱり絵になるのは白絹だよね。
(★★)
脚本: 浦畑達彦 絵コンテ・演出: 畠山茂樹
狐の王国2/22より。
この手のリストの中では膨大なもので、西尾維新の小説に登場してもおかしくないような珍名がごろごろ。穴痕打(あなこんだ・女)は、18禁ゲームの穴座悪奴(Another World)を思い出してしまったよ。凄すぎ。
体育祭に向けての新キャラ紹介と因縁対決を盛り上げるネタふりが中心。
恋愛要素はぐぐっと減ってしまい、少し前のラブコメ展開でこの作品にはまった自分としては、寂しい展開が続きそうだ。
そんな中で何気なく登場した谷先生の中学時代の回想シーンがヒット。純情な方言中学生にはどうも弱い。
(★★★)
脚本: 吉田玲子, 絵コンテ・演出: 濁川敦
修行&バトルモードのストーリーは置いといて、たまに見ると猫耳づくしの内容にそれだけで楽しくなってしまう。ほんとシリアスな話なのか?
運良く作画も上々で、いつも以上に強調されたアイラインが特徴的だった。つり目でおかっぱ、しかも体操服みたいな私服を着ている御堂光が実にラブリー。セットを意識した演出はますます強化されていて、さらにRFコンバーターで接続したファミコンみたいな無駄に細かいディテールも面白かった。
(★★★)
脚本: 北嶋博明, 絵コンテ: 鈴木利正, 演出: 大沼心, 作監: 糸島雅彦
†「ちっぽけなもんだぜ俺達は」
西オアシス政府と言う巨大な力の前に、さすがに砂ぼうずも無力感にさいなまれるが、気が付くと西オアシス政府 vs 反政府軍の戦いと言うスケールの大きい抗争に巻き込まれていた砂ぼうずたち一行。
自分的には裏切り裏切られながらちまちまと個人の依頼をこなす話が好きなんだけど、これからクライマックスに向かう一大イベントなのだから、これから展開される物語に期待しておこう。
このところ純子にやたらと対抗意識を燃やす太湖がやたらと邪険になって魅力が感じられない一方で、再登場の夏子さん…と言うか皆口裕子さんの声質はやっぱりいいなぁ。
(★★★)
脚本: 竹田裕一郎, 絵コンテ: 根室大, 演出: 粟井重紀
†「私やっぱりご主人様のことが好きです〜」
冷えた体を人肌温めとか、温泉で全員スク水の水泳の授業とか、萌えシチュエーションは満載なのに、どうもなおざりな作りでさっぱり気分が乗らない。
幼女つむぎが良かったのがせめてもの救い。子供なら可愛げあるのに、今の妄想全開のつむぎは引きまくり。ちょっと恐い。
脚本: 千倉冬, 絵コンテ: 工藤進, 演出: 園田雅裕
ネギ先生の父親との確執を交えての、エヴァンジェリンとネギ先生の魔法バトル。ヴァンパイアの年齢を気にするのは不毛な気もするけど、少女の外見を持ちながら中身の方は15年前からこの学園に封印された年齢不詳キャラの割には我がままいっぱいの駄々っ子のような描写が多く、どうもキャラがつかめん。
あとは最近だと舞-HiME-、少し前だとリリカルなのは(特に11話)の魔法バトル描写があまりに凄まじくて、まじかるカナンやネギま!は明かに見劣りしてしまうのも運が悪い。
その分図書館方面のキャラで補ってくれればいいのに、夕映ものどかも今回は出番無し。
作監三人体制に加えて、演出担当者まで原画にクレジットされているってのは、スケジュールが追い付かないんだろうな。
(★★)
脚本: 大河内一楼, 絵コンテ: いわもとやすお, 演出: 羽原信義
宮崎アニメは地味な兵器の存在感や細かいディテールに昔から愛着を感じる。ナウシカのトルメキア軍突撃砲、カリ城の対戦車ライフル、コナンだとファルコやガンボートがそうで、人間臭さを感じてしまう。
モンスリーもようやく再登場。今回は見せ場が少なかったけど、次第に彼女の出番が増えてくるので期待しておこう。
(★★★★)
脚本: 吉川惣司, 絵コンテ: 宮崎駿・鈴木孝義, 演出: 宮崎駿・早川啓二
やたらと胸元が涼しそうな服装で女神ウルドさん初登場。
これでがらっと雰囲気が変わったのは確かだけど、奥手同士の妹カップルを応援するために姉が背中を後押しするとか、エロいお姉さんが女性について手取り足取り指導をしてくれると言うありきたりの展開に終始していて、萌え作品の進歩性の無さをまざまざと見せつけられた気分。
「姉は、目的のために手段を選ばず、その手段のために目的を忘れてしまう」は、地味だけど名セリフ。内輪限定で結構流行ったのを思い出す。
(★★★)
脚本: 日暮茶坊, 絵コンテ: こでらかつゆき, 演出: 高階邪道
†「トモはコドモじゃないのだ」
幼女キャラのトモカと福山の異色コンビの話。雪成とミハルがいなくとも GIRLS ブラボーとしてそれなりに成立してしまうわけだけど、翌週には綺麗さっぱり忘れてしまう程に内容が薄いし、見所が福山の妄想エロ頼みと言うのは寂しい…。
感心したのは、浴室の鏡の使い方と、セクシーな福山の歩き方くらい。(^^;
(★★)
脚本: 日暮茶坊, 絵コンテ: 友田政晴, 演出: 小林孝嗣
中盤のクライマックスとなるフォウ編最終章。とは言え作画的には前回がピークだったし、内容的にも唐突すぎて分かりにくい内容だった。打つ手が無くなるとすぐに特攻とか、戦闘中にコクピットから身を乗り出して身の上話をして説得とか、良くも悪くも富野アニメ。スードリの特攻とか宇宙に戻るカミーユはもう少し説得力のある意味付けが欲しいところ。
それにしてもフォウの島津冴子さんは本当に上手いねぇ。アニメで感情のこもった演技を久しぶりに聞いた気分。
(★★★)
脚本: 遠藤明吾, ストーリーボード・演出: 関田修
予定調和みたいな流れで順調に進展するももの話よりも、満たされない思いに振り回されながら幸せになりたい症候群みたいなさえの話の方が面白い。
あの手この手を使って欲望全開で突き進むさえがいい味をだしてる
(★★★)
脚本=丸尾みほ, 絵コンテ・演出: 渕上真
地味ながらいい仕事のデータ集。
強者どもが夢の跡。リストを一通り見ると墓参りをした気分。(^^;
†粗筋
黒いマントに身を包んだフェンネルと鞭使いのねーちゃんカレンデュラが悪巧み。ターゲットとしてあげたのは、ちはやと思えるベルガモットの娘。そのために理事会主催の銘鳳学園美少女アイドルコンテストを開催して誘き出そうとする。
†「ボクって子供っぽいのかなぁ?」
ぐちぐち文句を言いながら見ているこの作品だけど、今回は面白かった。何と言ってもコンテスト応募写真の撮影で、胸をゆさゆさ揺らして登場する絵美に心を鷲掴み。普段は身持ちの堅そうなクール系美少女が、いきなり大胆な水着姿を披露と言う事もありインパクトは大きい。「私は何も好き好んで…」と嫌そうなところを見せるのもポイント高いです。
ただし作画的には「もっと頑張りましょう」と言うレベルで、せっかくのファッションショーを見せてくれたのに不満が残る。マズいと突っ込んでたのは、ちはやの園児コスプレよりも、C.C.さくら風コスプレの方だったりして。
(★★★★)
脚本: 山田光洋, 画コンテ: 葵刀鏡介, 演出: 横田和善