前話は、原作未見の自分が個人的に気に入ったのとは対称的に Web ではやたらと不評だったようで、漫画の間を再現できていないとか笑えないとか辛辣な意見が多かったです。ここらへん厳しい意見が多くなるのは人気のある原作もの特有の現象でしょうか。
今回の2話は前回以上に面白いです。深夜の寝不足の頭と言うこともありますけど、しばしほのぼのとした笑いに包まれました。数あるキャラのうち大阪にスポットを当てて描いた今回の放送。しっかりと彼女のキャラクターを掴む事がとが出来ました。
マイペースなところとか、石鹸を掴むところとか何気ないしぐさが実にいいです。
ところで本名は大阪なるだっけ?
脚本: 大河内一桜、絵コンテ: 錦織博
先週に続いて開始早々かなめの白い水着に魅せられるが本筋とは関係ない海水浴のシーン。ガウルン復活の報を受けて、ソースケは傭兵たちと生まれ育ったアフガンっぽい国に輸送機で出向く。そこで待っていたのはガウルンと彼が輸送する核ミサイルだった。
突然意味もなく挿入される水着を着たかなめの絵が不自然。後の物語で活躍する伏線だろうけど、もうちょっと自然で意味のある絵の見せ方をして欲しい。
ストーリー自体はまっとうでゲストキャラの描き分けもしっかりしていた。期待のラブコメパートにこれだけの力を入れて欲しかったのに。
ガウルンも最近では珍しくキャラの立ったアニメキャラなので、もう少しもったいぶった登場をして欲しかった。1クールの終盤に大活躍だったポニーテールの AS のあまり動かなかったのが残念だけど、もはやおなじみいの火鳥動画だからねぇ…。
脚本: 植田浩二、絵コンテ: 小倉陣利、演出: 高瀬節夫
唐突に風の能力に目覚めた主人公だけど、自由に使うことが出来ないのであれこれと特訓。ここらへんの日常生活で楽しませて欲しかったのだが、正直今ひとつ。能力を発揮できない事に苛立っていると、アンダーグラウンドより次なる能力者が出現。主人公の能力を試すために赤いリボンに金髪ツインテールのロリキャラ・雷使いのシエル(CV:大谷育江)との死闘が始まる。
例によってラジオドラマでも通用しそうな饒舌な説明セリフの多さとか、ゲーム世代も安心のキャラの見せる演出とか、1話や2話で気になった部分は同じ。
ストーリーはチープだし深みの無い世界観ともども安っぽい雰囲気をイメージづけている。とは言えなぜかお気に入りの作品になりつつあるのが不思議。腐女子が男ぞろぞろのスポーツものとかバトルものにあれこれとゆがんだ思いを抱きつつはまっているように、自分のこの作品の表層だけ取り出し、再構成してキャラを楽しんでいるからか?
チェルシーさんはラブひなのなるよりお気に入りだし、ルリは名雪、シエルは真琴に見えなくもない。(←無理ありすぎ)
脚本: 西岡悟、絵コンテ: 浦田保則
深夜に移行しても相変わらず低視聴率街道驀進中(*1)のラーゼフォン。
今回はまるまる功刀司令の話と言うマニアックな路線で、彼の家族についてやMU大戦時の出来事を交えて背景設定を描いている。
功刀司令の男の哀愁を感じる背中が素敵(はぁと)。
本筋に入る前にプレゼントについてとか青い小鳥を出して伏線を張って、ラストに綺麗にまとめると言うそこそこ上手い話だったけど印象の方はひたすら地味で、新規視聴者の目を引くようなものは感じられないのが残念。
「功刀とは旧知の仲らしい」と人物紹介で既にネタバレされていた、MU東京の防衛司令官・九鬼正義は、どうやらMU大戦時に功刀の上官だったらしい。もう少し登場シーンが多ければおおっと思えたネタだけど、今じゃいつ登場したのかすら覚えてなかったり。
とりあえず高い作画レベルは維持されているので一安心。
脚本: 桐生祐狩、絵コンテ・演出: 安藤真裕
主人公の周辺の舞台説明を兼ねたような話。予備校に行けば妙齢の女性講師が待っているし、バイトを探せば負とした偶然で居酒屋でバイトが決まりそこの店長の娘さんはEカップの巨乳女子高生と言う按配。
なぜか主人公の事を先輩と読んでくれるのはお約束。
下宿の大家さんとメイドロボに続いての少々ステレオタイプなキャラクター配置に安っぽい恋愛ゲームを彷彿としてしまう。
細々としたちぃの成長を確かめるような話で、ちょびっと盛り上がらないのが辛い。主人公の独り言が延々と続く脚本も一人ボケツッコミみたいで寒い時はひたすら寒く感じる。居心地のいい話よりもドラマ的にもう少しメリハリのある話の方を期待したいところ。
脚本: 大久保智原、絵コンテ: 八貝賢一、演出: 鎌仲史陽
3クール目突入でオープニングとエンディングが変更。今回の話は(多分)アニメオリジナルで、連載に追い付きそうになった時に挿入される番外編。主役たちのテニス以外の本編ではあまり描かれない日常生活を追いかけた内容で、アンソロジーコミックとかでよくある話。
例によってテニスの試合自体よりもこの手の話の方が面白い罠。普通の学園アニメとしても十分通用しそうなくらいにキャラクターが立ってます。もっとも女性キャラは悲しいくらいに薄っぺらなので恋愛方面は望み薄なんだけど…。
猫描写も良さげで、猫好きにもニヤリとさせられる場面が多い。これからもこの手の話を多めに入れて欲しいなぁ。
やたらと姉持ちが多いのは、やっぱりファンに配慮して感情移入できるキャラを用意したのだろうか。(^^;
脚本: 吉村元希、絵コンテ・演出: よこた和
新婚生活体験アニメ。
全体的に作画のレベルは高く、日常生活の細やかな描写も必要十分。萌えアニメとしてはすこぶる完成度の高いこの作品。
悪くはない。決して悪くはないのだが、どうも至れり尽くせりの願望充足的な展開が微妙に自分の肌に合わない印象を受けてしまう。10代の頃に出会っていたのならばはまっていたのかも知れないけど、正直この手の即物的な萌えのエピソードは食傷気味、一方的に献身的すぎり葵には少々罪悪感を抱いてしまう程だ。
ここ最近のゲームキャラを見て、恋愛対象にするには気が狂いそうなキャラばかりだとなんだか愚痴を書いていたけど、どうやら気が付くとその手のキャラじゃないと物足りのかもしれない…。(^^;
そんなわけで過剰な思い入れ程には作品世界に没入できなかったと言うのが今の自分。まぁ普通に面白い作品だし、深夜アニメにふさわしいちょっとだけえっちぃ作品なのでそれなりに楽しみにしている。
願わくはこの作品の影響で、今以上に大和撫子系キャラが増えますように…。
脚本: 久保田雅史、絵コンテ: 島津奔
同監督のノワールの時もそうだったけど、オープニングはノリのいい音楽・思わせぶりな映像ともに回を重ねる毎に味が出て来るなぁ。
その一方で本編の方は、やや見る人に対して求心力が欠けたままにこのゲーム世界の設定と MMO RPG の概念的な説明が多くて今ひとつ盛り上がりに欠ける気はしないでもない。今回もスタイルや雰囲気重視で、内容があまりそれに伴わないと言うノワールのを見ていた時と同じ感想を抱いてしまう。
主人公もそれに付きまとう女剣士のミミルも、おじさんプレイヤー演じる教えたがり君のベアも、どうでもいいような事件にひたすらこだわっていると言うのが素直な印象。他にやる事はないのか?
謎解きとか言ってもほとんどの場合は運営者の手の平の上で踊っているようなものだからね。
キャラクター自体よりも、それを演じるプレイヤーの性格とか個性が所々キャラの表面に現れて、仮面の下にある人物の方が気になってしまう。そこら辺をこれから描くのか、描くとしたらどういう形になるのかが今後気になるところ。マルチメディア展開される他の作品を読まないと全体像は掴めないとか言うのは勘弁。
脚本: 伊藤和典、絵コンテ・演出: 川面真也
季節は移り、晩秋の北海道。前編からの続きの仲良し七人の繰り広げる湖畔ピクニックが毎度ながら素敵です。子供のちょっとしたしぐさとか感情を描くのが実に上手くて、童心に帰って見ることが出来ました。
まったりとした作品世界の中でさらにまったりとしたつばさと翔の関係。この二人の会話が今回の物語の中心だろう。
「私もヒカルちゃんみたいになんでも思ったようにやれたらいいのになぁ」
「私やる前から出来ないと思って…」
「私いつも思っている。ヒカルちゃんみたいになれたらいいのになって」
と自分の本心を翔に告げるつばさだが、
「僕もそう思うよ」
と、翔に返されて驚くつばさ。悩んでいるのは彼女だけではない。
今後の予定らしい気球大会とはまたまたマニアックな趣味の世界で期待が持てそう。もっとも次回は二人が再び戦いの渦に巻き込まれる話で、6体目のマギュアとの戦い同様に辛い戦いが待っていそうで、見る方も辛い。(^^;
先週は新番組ラッシュの中でやや色褪せた印象を受けたものの、やはり現在放送されているアニメ番組の中では、頭一つ飛び出した完成度を誇るだろう。月1度放送される1時間番組と言う本放送での条件も大きいと思うので、この手の作品がもう少し増えて欲しいものです。
目的のためには手段を選ばず、嘘を嘘で塗りかためながら歌手デビューの道を突き進む主人公・満月12歳。オーディション時の保護者になってもらった主治医の先生には、モデルのオーディションに合格したと嘘をついて、今回登場のタレント事務所のマネージャーさんには、自分は16歳満月(フルムーン)の妹だとごまかす。
いくら何でもあれは挙動不審すぎで、小学生レベルの嘘にしか見えないんだけど、そこらへんにいちいち突っ込んでいたらこの作品は楽しめない気がする。(^^;
今回は嘘を取り繕うために、めろこの変身づくしで、彼女の魅力にめろめろは私としては結構楽しめた。彼女が登場している限り追いかけていくつもり。
今回は作画も高めで、気になるのはせいぜい主人公の声質程度。劇中同様にボイストレーニングを経てうまくなっていくのだろうか?
まだまだ状況説明レベル、今回登場のマネージャーさんは元アイドル。主治医の若王子先生は、元人気ロックバンドのキーボードを担当していたなどと将来の伏線になりそうな事実が明らかになるなど期待度アップ。早くどろどろとした展開にならないかな。
脚本: 田村竜: 演出: 古川政美、絵コンテ: 小寺勝之
前回に続いての新キャラ登場の話。3人目の東京ミュウミュウは、眼鏡っ子でいじめられっこのれたす。初登場にして、数少ない(と思える)れたすメインの話のはずなのに存在感はひたすら希薄。定番的な学校の怪談風のエピソードよりも彼女のキャラクターの魅力を描いて欲しかった。
どうやらレイアースやセンチなどと同様にヒロインの制服はそれぞれ違っていて、戦闘コスチューム、メイド服の他にもバリエーション豊かな制服を楽しめるようになっているらしい。
みんなからこき使われる主人公のいちご。流されやすい性格なのね。一方でいちごの決めセリフにいちいちツッコミを入れるミントが良さげ。先週は萌えないと書いたけど、実は一番気に入りそうなキャラの予感。
作画的に今ひとつパッとしない。また戦闘シーンは早くもバンクが多めで今ひとつだにゃん。猫なのに水を嫌がらないとか猫趣味的なネタも皆無で今ひとつ。
脚本: 大和屋暁、絵コンテ: 松浦錠平、演出: 松浦錠平
大体前回の話でシリーズの雰囲気は掴めたと思う。1話の高度成長期のノスタルジー大阪、2話のファンタジーRPG世界に続いて今回は、SF映画・アニメの世界で、古今東西の往年の名作のパロディが満載。ネタ的に少々古い感じを受けるが、いい年した元SF者のオッサンなんかは大喜びと言った感じだ。
パロディはともかく、小便とか巨乳やらノーパンネタとか、かなり悪趣味なノリが炸裂。昔のオタ仲間と、酒のツマミで見たら盛り上がりそうな内容。
凄まじくデフォルメの効いた漫画チックなキャラ作画で、一話を見た時に感じた情緒感は微塵にも感じられなかった。あの手のパロディ漫画とかが80年代にはごろごろあった気がしたけどどうも思い出せない。宇宙英雄物語の頃からそうだけど、今じゃ古典SFはパロディの中でしか生きられないのね…。
朝比奈あるみを演じる松岡由貴は、おジャ魔女どれみの妹尾あいこ、あずまんが大王の春日歩(大阪)に続いて今回もベタな大阪弁キャラとして大活躍。以前大阪弁三大声優と言うネタで盛り上がった事があるけど、気が付けば彼女がその No.1 に位置している。
脚本: あかほりさとる、絵コンテ・演出・作画監督: 今石洋之
1994年の第一回電撃ゲーム大賞にて金賞受賞作品。スーパーコンピューターが実現した256人同時プレイが可能な体感型 RPG のゲーム世界を舞台に繰り広げられる物語。
.hack/SIGN の話題でこの手の作品では「クリス・クロス」が名作で…と言う話があったのでつい手に取ってみた次第。余談だがレーベルと「混沌の魔王」と言うサブタイトルのおかげでふつーのファンタジー作品かと思っていた。ついでにタイトルも「クロノ・クロス」と言うどこかの RPG と同じだと長い間信じていた。
描かれるゲーム世界は、なんとびっくり Wizardly 準拠で、ベニー松山氏の「隣り合わせの灰と青春」みたいな戦闘場面中心のゲーム世界の臨場感をリアルに描いた文章が延々と続くので少々うんざりしてしまう。発売当時に読めば少しは夢を見させてもらえたかも知れないけど、今となっては歴史的な意味しか感じられない。
もちろん Diablo, Ultima Online が1997年に登場するまでは、この本の刊行から3年を待たなければならなかった。
そういうわけでこの本もニーブン&バーンズの「ドリーム・パーク」同様に、早すぎた作品で、ネットゲームを描いた作品として見ると期待外れ。
オリジナルタイトルの「夢か現か幻か」から推測できるように、最終章は現実と仮想現実がクロスする内容。ただし結末が今ひとつで読後感を弱くしているのが残念。
小学部のリクリエーションで旧後者を使っての肝試し大会。。実行委員は小星はやる気満々で、湖太郎は嫌々ながら準備係として運営を手伝う。
中学部の美紗は、もちろん飛び入りで参加。
かなり重要な展開があって、不思議少女(CV: 野上ゆかな)は、悪魔である事が判明し、使い魔の黒猫から駄目悪魔と呼ばれている。一方で自称落ちこぼれ天使の美紗も、湖太郎を助けた時に羽で空を飛んでいるのをいつもの面々に目撃されて、ホンモノの天使である事が明らかになってしまった。
前回に続いて今回もキャラの顔を崩して描く場面が多すぎていて、キャラクターの可愛さがかなりスポイルされてしまった。背景もキャラの作画もアニメファンが喜びそうな絵はほとんどなくて、普通の子供向けアニメとして考えた方がいいかも。
まぁそれでもキャラの魅力は感じるので、低レベルなりに面白い。決して他のコゲどんキャラのアニメと作画を比較したり、こんな女現実にいたらキモいよなぁなどと思ってはいけない。
見所は美紗のお部屋訪問。思っていた程あやしい部屋じゃないと思えたのは、自分自身ダメな証拠か。(^^;
脚本: 面出明美、絵コンテ: 佐藤雄三、演出: 山田雄三
友紀に女臭いのは嫌いなんだよと言われたリゼル。彼のために男臭さを会得しようとパパたちの力を借りて頑張る話。
ぶっ飛んだ見せ場が何度かあった先週と比べると薄味。
漫画的なオチの多い普通のお笑い+ロリキャラの色気を魅せる作品。その点では良く作り込んでいると思うのだが、自分的にはキャラが萌えのストライクゾーンから外れているので、好きなシチュエーションである男物のシャツを着込む場面もどうでも良くて、露出度高めの入浴シーンともども不発だった。
脚本: 荒川稔久、絵コンテ: 林有紀、演出: 中島豊秋
今回は、チトセにとりついた不幸神を払うためにママになった「私見えるんです…霊が」の三千院やよい先生(CV:井上喜久子)の話。
井上喜久子さんつながりでみずほ先生と言うよりも、学校で男子生徒からやたら人気の保険医と言うことで、うる星やつらのさくら先生を思い出す。もちろん一方的に好意を持たれる関係は逆なんだけど。
ぴたテン同様にこの作品もキャラクターのデフォルメの度合は激しく、次回予告を見た時は作画の崩壊を心配させたものの、シリアスなシーンでは高いレベルの作画なので普通の萌えアニメとして必要十分。AパートとBパートの間のアイキャッチも力が入っている。
やよいママに不幸でない場面を見せようとして他のママや委員長などと幸せそうに不幸を味わう場面などエピソード的には面白い。緩急のついた脚本などヒロインの見せ方も上手でこちらもいい仕事をしている。
その割に昨年同じく UHF 系で放送された「こみパ」と比較しても今ひとつ話題になっていないのは、バリエーション豊かなキャラクターとは裏腹にママ属性と言う絞り込みの強過ぎが原因か?
脚本: 吉岡たかを、絵コンテ: 中村憲由
将軍レベル(下から2番目)でようやく恒星間宇宙船の打ち上げに成功して勝利する。鉄にはじまり、硝石なし、石炭なし、石油もないと言う無い無いづくしの貧しい国土で、他国に媚びへつらいながらかろうじて戦略資源を確保して、強国に囲まれた近代〜現代をかろうじて乗り切る事に成功した。
人間に比べればまだまだだけど、この手のマルチゲームにしては、コンピューターの思考ルーチンが洗練されているのがこのゲームの特徴だろう。多数の戦闘ユニットを集中投入してくるので負ける時には木端微塵にされる。
(ロケット打ち上げの)エンディングは、しっかりとムービーで締めくくられて満足感も高かった。
前にプレイした Civilization 亜流の Call to Power では、勝利条件が「宇宙人のクローン作成」と言うとても国家総力を挙げて取り掛かりたくないようなもので、しかも滅茶苦茶に時間がかかる。その一方でエンディングのムービーは15秒程のつまらないものが流れるだけでおまけ程度。
その一方で Civ3 では、1分程の気合いの入った長めのムービーが作られていて、カウントダウン時には、思わず目頭が熱くなるほどにいい演出だった。もっとも移民先で再び Civilization の歴史が再び繰り返される事を思うと頭が痛くなる。(^^;
これでようやく、なかなか終わらせる事の出来ないこのゲームを封印できそう。封印って先週も書いた気もするけど気のせいか?
ロックマンのゲームの CM を見て、女の子キャラの描き方などでやたらと気合いが入っているなぁと思ったので久しぶりに録画しているテープをチェック。
例によって話自体は正統派の子供向け作品なんだけど、所々でいいシーンが散見。ロールちゃんの体のラインが未発育の中学生の体のラインみたいに妙に艶めかしかったり、ロボットなのに頬を赤らめたりととその筋の人には受けそうな場面が多かった。
パーマを失敗したメールちゃんのコメットさんみたいな蛸ヘアも必見。
このノリで続くなら隠れた人気番組になりそうなんだけど、次回予告を見る限り期待薄。今回は1クールに1度あるかないかのお気に入りの話だった。
脚本: あみやまさはる、絵コンテ・演出: 阿部雅司、作画監督:石原満
次第にキャラも増えてきて、女の子(女性)の日常観察・萌えアニメとしていい感じになってきた。
前回が春日歩づくしだったのに対して今回は谷崎
ゆかり先生(CV:平松晶子)中心のエピソードが続く。デンマーク製の枕の話なんかは良かったものの、基本的にゆかり先生のキャラが、ミサトさん直系のがさつでずぼらな OL と言うステレオタイプなキャラなので、キャラの面白さは今ひとつ。ゆかり先生の暴走や人格破綻者っぷりも、木彫りの熊の話あたりは痛すぎて笑えなかった。
一方でゆかり先生の相方(?)をつとめる、にゃもこと黒沢みなも先生(CV:久川綾)が良さげ。大阪に続いてあずまんが大王で二人目のお気に入りキャラ。さっぱりとした清潔感と世話好きなところなんかポイント高し。
単独の話で見せられると大阪のキャラって唐突で変な娘としか思えなかったり。(^^;
なまこチームのギャグは自分には意味不明。
ちなみに枕は、+++これ(http://www.google.com/search?q=%83e%83%93%83s%83%85%81%5B%83%8B%83s%83%8D%81%5B&hl=ja&btnG=Google+%8C%9F%8D%F5&lr=lang_ja)らしい。
脚本: 大河内一桜、絵コンテ: 長尾粛・錦織博
ルリのジャンパースカートとか、チェルシーの肩をはだけた黒いボディコンスーツとか地底世界からの居候にしては妙に金回りが良さそう。(^^;
絵の方もまぁまぁ合格点で、わざわざ背景に季節外れになりつつある桜(ギャグにも使われたけど)を配置するなどキャラ立てに気を使っているのをうかがえる。
前半4人で繰り広げる深夜の学校での授業ごっこはエロゲーみたいでいい感じ。ルリ世界の生活が分からないので盛り上がりに欠けるのは否めないが、この手の日常生活のシーンが多くなるとこの作品も楽しくなりそう。ちょっとひねくれた感じのチェルシーさんが相変わらずいい感じです。
後半の戦闘シーンは相変わらず今ひとつで、凡庸な印象を受ける。新キャラが二人投入されたものの、どこかで見たような雰囲気のオンパレードで魅力に欠ける。まだ顔見せ程度でしかない炎使いとかピカチュウ娘をもう少し使ってくれた方が良かったかも。
戦闘シーンでやたらと説明くさいセリフの多いのは相変わらず。解説役に第三者の眼鏡を使うようになったのは進歩か。(^^;
脚本: 横手美智子、絵コンテ・演出: 佐藤昌文
唐突に戦闘の場面から始まる。ドーレムの精神攻撃を受けて生死の境をさ迷う綾人だが、果たして元に戻る事は出来るのだろうか?
えっと特定のアニメと言うよりも、ヒーローもののアニメなんかで見るパターンで、策士タイプの敵が使う"夢"の世界に籠絡して戦闘意欲を無くしてしまおうとする話ですね。
何らかのきっかけ(伏線とか外部からの間接的な刺激)で、今の自分がいる世界が偽物であることを見破って脱出するというプロットは、おなじみのもの。
もっとも、自分の望むままの仮想現実に浸るよりも、嫌な部分も多々ある現実に目を向けろと言うメッセージ色が濃厚な部分は、アニメとか逃避性の強い創作作品のファンには嫌味だし、ただでさえアレなのでもう少し抑えて欲しかった。
都会の群衆の描写とか、所々の場面はさすが小中氏と言った感じでらしい仕事ぶり。贅沢を言えば、胡蝶の夢を持ち出すのならば、"夢"ものの作品としてもう少し凝った話にして欲しかった。
印象に残った場面は、フィストファック(嘘)はもちろん、遥さんに馬乗りになって胸をわし掴みにするあたりは作画も気合い入っていてやる気満々。一方で久遠の下着姿はこの作品としては今ひとつ低調。何だかんだ言って見所はそんなところなのね…。(^^;
この虚構空間で、遥さんと玲香が天使と悪魔みたいに対称的な役割を演じていたけど、やっぱりこの二人は関連があるのだろうか?
脚本: 小中千昭、絵コンテ・演出: 京田知己
すもものナビゲーションを受けつつ、メイドロボが街中で「パンツ」を連呼しながら下着売場にパンツを買いに出かける話。
1話がそうであったように、この作品は視聴者の度肝を抜きながら作らないと願望充足的な安っぽさが嫌味になってしまうので、今回の脚本も仕方ないか…。もっとも個人的にはちょっとついていけない世界。
と言いつつも、管理人さんと裕美を目当てに見続けると思う。
脚本: 玉井☆豪、絵コンテ: 坂田純一、演出: 鈴木薫
ジェットコースター恋愛アニメ。
バナナの皮を見ると条件反射的に滑べってしまうように、「お背中、流しましょうか?」と言われれば必ず着衣でやってくるし、女性を巻き込んで倒れる時は、必ず押し倒すようにして倒れ思わず胸をもんでいると言うお約束の展開からスタート。
しかしいい雰囲気も瞬間だけで、突如葵の世話役の神楽崎雅が乱入して一転して修羅場に突入。ここらへんから回想モード&状況説明。宇宙人も魔法の世界も出て来ない、名家やその許嫁と言う設定は、12人妹やペットの転生、さらにはママ先生や幼なロリロボ妻と言った疲れ気味の設定に覆い尽くされたアニメ界の中では逆に新鮮。
実質主人公とヒロインだけで語られるシンプルな話も丁寧に描かれていたので好感が持てました。さすがに1話に比べれば作画は落ちてますけど、背景ともども相変わらず高いレベルを保ってます。
ヒロインの葵ちゃんはかなり思い詰めた精神状態なので、そのままさっくり望みがかなう事を希望。寸止めラブコメの場合だと、彼女の存在は危険すぎ。一転して黒いオーラをまとった嫌味なキャラになりそうな予感。
葵ちゃんに萌えると言う作品とは違うと思う。10代の頃ならともかく少なくとも今の自分にとってはそうだ。大和撫子つーよりも。古色蒼然たる男性の願望の生み出したキャラクターで、電波と言うよりも、変な教育を受けて視野が狭くなったような印象を抱いてしまう。田嶋陽子センセの感想が聞きたいなぁ。
脚本: 玉井☆豪、絵コンテ: 絵コンテ: 小滝礼、演出: 熨斗谷充孝
謎解きものとしては久しぶりに面白…そうなアニメ。
オンラインでもオフラインでも司に対する包囲網は狭まっていく。紅衣の騎士団の昴は知り合いのサーバ管理者に通報してログを調査しアクセス制限まで実施、ミミルは好意を装って司に接近しあれこれと聞き出し、ベアのおっさんは実世界での力(?)を利用して、病院で司と言う名前の女の子が寝たきりになっているのを発見。
しかし話の方は相変わらず進展せず、彼/彼女に出会って話しても司が男か女かと言う基本的な事すらよく分からないままだった。
ちなみに司は男を自称。自分も先週のベアを倒そうとしたガーディアンに戸惑った司が「あっ、だめっ」と女性を思わせるつぶやきがあったので女性かと思っていたのだが、今週の母親の葬式の場面では半ズボンを履いていたので正直不明。ムキになって否定するあたりは女性と言うのもアリだけど…。
ベアの見かけた司は、眠り続けるアウラと言う可能性も否定できない。
あと、司に永遠の世界を約束する姿を見せない神のような存在は、司の亡くなった母親なんだろうか? あれこれと楽しい疑問が湧いてくる。
今週の鉄アレイモンスターの制御不能になった場面は、UO の中級テーマーがもらったドラゴンを暴走させてしまう場面を思い起こしてしまった。賞金首は(昔の) UO ではおなじみのシステム。
脚本: 伊藤和典、絵コンテ・演出: 有江勇樹
短い秋も終わり北海道は早くも冬の訪れを感じつつある。
そんな中でマギュアとの戦いは相変わらず熱気を帯びたもので激しい肉弾戦が繰り広げられる。
戦闘場面が中心なので今週は今ひとつ。日常生活の部分は次回に持ち越し。もっとも少ない場面ながら、今回も日常のこだわりが感じられる演出が素敵です。パンを焼く場面とか、吐く息で白くなる電車の窓の曇り具合がいい感じでした。
これからの戦いでフィギュア17に変身するつばさとヒカルが必要だとつくづく実感するオルディナ。しかし彼女の二人に対する理解は、戦いの道具として必要不可欠だと言うことであり、将来訪れるであろう戦いから開放された平穏な日々はつばさとヒカルの二人にとって永遠の別れとなると言うこの世界の大人の論理が再び繰り返される。
戦闘シミュレーションでこき使われる日々。ヒカルはパンを焼いてつばさを励まそうとするのだが、つばさはヒカルにも黙って翔とデートとやる事はしっかりとやっている。
目的地は前回話に出て来た気球大会。何度も描かれた彼の"翔ぶ"事へのこだわりが感じられる。楽しくなるのはこれから…と言う時に無情にも前半は終了。来週に期待。
翔が何回も見たと言う「空を飛ぶ夢」は、一般的には「自由になりたい願望」、ユング的には「幼児性」などを指していると言うらしいが、例によってフロイト的には「性的な欲求不満」を表すと言う。つばさは無事に帰って来れるんでしょうか?
脚本: 米村正二、絵コンテ: 辻初樹、演出: 村田和也、深沢幸司
どーもシュミじゃなかったり…。戦記ものでも後に小説家が資料を集めて書いたものよりも、実際に戦場を見てきた人の手記の方が面白いと感じてしまう(もちろん例外も多いけど)のもあるのかな。
古書店に大量に在庫があるので、将来読むものがなくなったら手を出してみようかと。
この手の話としては、以前見つけた2ch軍事板の+++架空架空戦記(http://mentai.2ch.net/army/kako/963/963993951.html)が面白かった。
【 amazon / bk1 / 旭屋 / 紀伊國屋 / 楽天 】
仏像マニアのみうらじゅんとその相方をつとめるいとうせいこうの二人が、奈良・京都・東北・九州と有名な大仏を見る旅をするルポもの。
何度か雑誌で紹介されていたり、テレビでも登場した事で以前から読んでみたかった一冊。ゴールデンウィークに鎌倉方面に出かけるので、何か役に立つかと思い購入。
仏像を見る視点が専門的な知識や教養に頼らない素人っぽいものなのでそこらへんに引かれる部分がある。専門用語で書かれた美術書の批評やら仏教関係の歴史なんどの本で繰り返されるカビ臭い解説では味わえない楽しみ方を見い出す事が出来た。
仏像への愛着が伝わってくるのがいい。
インド〜中国経由で入ってくる仏像に、洋楽のミュージシャンを重ねてしまう感覚は自分より1つ世代が上だからだろうか。このあたりは今ひとつピンとこないのだが、仏像のボディラインにエロを見たり、秘仏に恋してみたりするあたり、こっちの世界の人間の萌えとかの感情と共通するものがあるかも知れない。
実社会なんて甘いものだねアニメ。
満月は総合プロデューサーに呼び出されてデビューコンセプトを伝えられる。
クールロリータ&ダイナマイトラブと言う路線で衣装も振付けも思いっきりセクシーにと言う話に反発してデビュー曲の歌詞にもケチをつける始末。
それなら自分で書けと言う言葉を真に受けて、満月は乏しい知識と12歳の頭脳で奮戦するのだが…。
相変わらず登場人物は足を引っ張る人と支えてくれる人しか登場しないので非常に分かりやすい展開。一方で悲劇とそこからの救済のための手段が見え見えなので今ひとつカタルシスを感じられないんだけど、まぁ子供が朝から見るような作品としてはこんなものか?
荒削りでご都合主義的なシナリオはあまり褒められたものじゃない。ただし満月の言動がいつも危なっかしいので、見ている方としてはそれなりにハラハラさせられる。
本筋以上に気になるめろこの存在。今回活躍する場面は少なかったものの、めろこのうさ耳が一瞬ピクリと動いた場面が好き。あれをもう少し感情にリンクさせて動かしてくれれば萌えポイントも高そう。
気が付けば居候状態のタクトとめろこ。なぜ布団で寝る? しかみうさ耳装備で。
担当医の若王子先生は患者とデートとやりたい放題。やはり小児科意志は男のロマンか? センチメンタルジャーニーの真奈美の話に登場した若先生の時もそう思った。(^^;
何かと英知君の事に思いを寄せる満月に嫉妬するタクト。こいつもロリ?
最後に満月の芸名(フルムーン)の由来が説明されて今回の話は終わり。
この作品の内容を聞いた限りでは、少女の芸能界サクセスストーリーものと言う古典的かつ地味な物語に見えたのに蓋を開けてみると予想以上に楽しめる作品だった。
脚本: 中瀬理香: 絵コンテ・演出: 山口美浩
前回、謎の少年のキッシュに不意打ちキスが頭から離れず、憧れの青山くんにも顔向けできずデートの誘いすらも断ってしまう。落ち込むいちごだがふとした縁で動物園に足を運びばったりと青山くんと出会う。
二人でデートを楽しむいちごだが、またしてもキッシュが登場しデートをほっぽり出しての戦闘モード。
しかしそんないちごに愛想を尽かさずに、笑顔でまた一緒に行こうねと青山君は指切りで約束してくれるのだった。
可もなく不可もなくと言う感じで、ヘンなコスチュームやヘンなセリフの言い回しに慣れるとこれと行った見所が無くなってしまう。
学校では青山君、バイト先では白金、赤坂と二人の先輩系キャラ、戦いになると美形悪役キャラにキスしてもらったり構ってもらったりと、女の子向けハーレムの路線でいくのだろうか?
同じ監督と言うことで学校(今回はじゃないけど)の怪談風のシーンが前回に続いて登場。出来はともかく、あっちの作品の方がキャラ萌えがあったのに…と思ってしまう。(^^;
とりあえずキッシュくん、ヘソ出しはともかくパンツずり下げはやめてくれ…。
脚本: 高橋ナツコ、絵コンテ・演出: 中島 弘明
今回のサッシとあるみが活躍する場所は、香港カンフー映画と日本の格闘系アニメの混ざった世界。例によってその手のパロディ満載だったりする。
ただし評判の前回は、脚本・絵コンテが趣味丸出しのノリノリで作っていたようにうかがえたのに対して、今回は仕事でやってますと言う感じの有名作品の表面をなぞっただけのパロディが目立ったような気がする。
もちろん自分自身の香港映画に対する造詣が薄いことで、パロディ自体が分からなかったと言う可能性もあるのだが…。
脚本: 花田十輝、絵コンテ: 大畑清隆、演出: 恵比寿士郎
町内会の福引きで一等賞の温泉旅行が当たり、湖太郎の父親引率の元、いつもの四人で電車に乗って温泉に向かう。不幸のどん底に突き落とそうと、紫亜とにゃーも追従。
相変わらず暑苦しく湖太郎にべったりの美紗。季節的にそろそろ暑苦しくなりそう。
相部屋になった小星と美紗のコミュニケーションがいい感じ。お互いに好きなものを挙げるシーンでは、お嬢様的な趣味の小星に対して「私は風が好きっス」と浮き世じみたことを言い出すのはさすがに天使。それを見てハッとした表情をする小星ともどもこのシーンは好き。
「命の洗濯」と言う表現は、いつもの苦労から解放され気ままに楽しむことを指す日本の古い諺。なんだけど、最近はストレートなギャグな方がよく使われているなぁ。
美紗の取り出した謎の人形に湖太郎の魂を転移させてドタバタギャグ。結果的に天使が人を不幸に突き落とし、悪魔が助けると言うような部分を笑いに結びつけているのだろうか? 幅広い年齢層にアピールする作り方が自分には少々物足りなかったりするのだが、このあたりはついつい前番組の「ギャラクシーエンジェル」と比べてしまうんだろう。
不安の多かった作画は今回はまぁまぁの出来。もっとも温泉の入り方は「正しい」じゃなくて「楽しい」なので、ラブひな風のバスタオルの使い方だったりする。
紫亜は美紗と同居を始め物語は次回に続く。
脚本: 小林靖子、絵コンテ: 中村賢太郎、演出: 磨積良亜澄
主人公ちとせを兄のように慕う、厨学生の六祭みなづき(CV:水樹奈々)と姉のような存在でミュージシャンの八桜はづき(CV:そのざきみえ)が登場。三人は以前施設で兄姉妹のように育ったらしい。
みなづきは生粋のエロゲー風"義妹キャラ"で、ポニーテールに猫耳風リボン、もちろん胸はつるぺたでミニスカにニーソックス、さらには袖長セーラー服装備と、完璧なデザイン完璧なしぐさを見せる。例によって性格はブラコンでお兄ちゃん大好きっ。
萌えアニメとして見ても良好な作画は当然の事お約束のお風呂シーンはしっかりと完備と至れり尽くせり。
イベントの方も、屋上でお弁当、別れる時はなでなで、お兄ちゃんのお泊まり、朝は新婚さんごっことその筋の者に訴えるに十分すぎる内容でした。
もっとも後半に入るといつものハピレス節前回のドタバタに戻って、どちらで暮らすかどうか賭けてのお兄ちゃん争奪戦をはづき vs ママ連合軍で繰り広げると言う展開に。
ママたちにも互角の濃ゆい個性を発揮するはづき姉だが、萌えキャラベクトルはほとんど無いので個人的には今ひとつ。(^^;;;
どこで読んだか忘れたけど、監督の鈴木行氏は、うる星やつらの中盤〜後半の演出を手がけた人で、ウェブで調べると、彼の手がけた話に、懐かしいサブタイトルをいくつも発見した。
個人的にスラップスティックなドタバタが面白いと思うのはそういう理由からだろう。もっとも今回は前半に見せた恋愛ゲーム風展開の方が好きだったりするけど。
脚本: 吉岡たかを、絵コンテ: 中西伸彰
友紀にお前が学校に来ると迷惑なんだよと言われて落ち込むリゼルだが、自分が行かなければいいんだよと思い付き、変装して学校に出かける。
(個人的に)萌え対象のキャラではないので、普通の話が続くと今ひとつインパクトが弱い。今回はようやく学校に舞台を移して新キャラ登場…なんだけど、面堂終太郎互換と思えた鳳凰院龍之介は可もなく不可もないレベルでちょっとしたスパイス程度みたい。
毎度の思わせぶりなタイトルもうんざり気味。逆に「ポア」と言うタイトルがすっかり定着した感のある「くるみ Pure」の方が面白く思えてきたのはあの世界の凄まじい毒気に慣れてしまったからだろうか?
りぜるまいんと同じくヒロインのちょっとしたコスプレ大会があって、こちらはなかなか盛り上がっていた。くるみ役の人の演技も硬さが取れノリもいい感じに。
さらに次週はサキが登場と期待度もアップ。
脚本: 荒川稔久、絵コンテ: 林有紀、演出: 中島豊秋
大盛りスクール水着満喫アニメ
ひっそりと神楽が登場したのとは対称的に今回目立ったのは、古典の木村先生。「どうして先生になったんですか?」と言う智の質問に「女子高生とか好きだから〜」と絶叫で即答する漢だ。
この冒頭部分とラストのエピソードを除いて今回は終始水着大会。しかもクラシックなスクール水着三昧の画面構成で目を楽しませてくれた。これも作画が悪ければ台無しになるんだけど、全般的に高い作画レベル。スクール水着を通して胸とか腰回りの体付きが必要以上に丁寧に描かれていてこれは褒めるしかないです。アップ、ロング、そしてモブシーンと隙がなかった。(^^;
あとCGのエフェクトを使ったと思われる水のゆらぎが地味な表現ながら新鮮。おかげで水の中に入っても体のラインとかを堪能できました。
一人猫萌えの榊さん、毎度天然の大阪、それと頼れるしっかりした感じのにゃも先生が今回もお気に入り。一方で赤いセパレートの水着で関係の無い授業に首を突っ込むゆかり先生は、今週も見ていて痛々しい。このキャラの行動に慣れる事はあるのか…。
絵コンテを担当した舛成孝二氏は、「ココロ図書館」の監督や、ますなりこうじと言う名前でオープニングやエンディングで活躍。
今春スタートの番組では、「満月をさがして」のオープニングで登場する満月ダンスが実にいい仕事ぶりで、萌えキャラのキャラ立てを熟知しているんだなと実感。
脚本: 大河内一桜、絵コンテ: 舛成孝二(ますなりこうじ)
今期スタートの作品の中でなぜかチェルシーさん(*1)がお気に入りの自分としては、当然毎度期待の作品。なんだけどね…。
今週は先週の続きで地底世界からの二人との対決。ルミナは何とか水使いのテイルに痛み分けしたものの、チェルシーさんはオールバックにスカーフェイスの白竜にズタボロ。結局ルリを地底世界に連れ戻されてしまった。
チェルシーさんの口から地底世界のアンダーグラウンドが生まれた理由が説明される。ルリを救い出すために決意を固める…と言うには今ひとつ動機が弱いような気が…。
前半は例によって戦闘シーンづくしなんだけど、キャラ絵が安定していない、ズームとアップの多用、戦闘時に長セリフの応酬と見るところは少なかったです。セリフの方も、「俺の前で女の子を泣かすんじゃないよ!」「僕の体に傷を…」と言う毎度おなじみの陳腐なものばかり。
更にルリやチェルシーとの絆を感じさせるための萌えイベントが、確か作品内では描かれなかったのに回想シーンで思い出として唐突に登場と言う構成の悪さ。この手のエピソードが本編で描かれる事を首を長くして待っていると言うのに。
来週はさらにつまらなそうな展開で、この先チェルシーさん大活躍(いろいろな意味で)の話はあるんでしょうか?